今日は仕事が忙しく昼飯をとることができなかった。 いつの間にか終業時間になっていて、鈍い空腹を感じていた。 イーガンの『ゼンデギ』を持って、はま寿司に行った。 『白熱光』も面白かったけれど『ゼンデギ』も面白い。いよいよ物語が佳境に入ったあたりを読み進める。 はま寿司のジャンクな創作寿司たちを、SF小説を読みながら堪能する。 満腹に近づく。最後と思って「サーモンアボカド」を注文する。 この「サーモナボカド」は、シャリ+サーモン+アボカド+玉ねぎ+マヨネーズで構成され、サーモンの上に香ばしいアボカドが乗っているのが特徴のジャンク寿司の一種だ。 ところが、食べようとすると2つひと組のサーモンアボカドの片方にアボカドが乗っていないことに気がついた。 はま寿司はネタがシャリから崩落することは日常茶飯事だが、ネタの重要構成要素が1欠片足りないのは初めての経験だった。 片方にアボカドが乗っていないのであ

あらかじめ古臭いSFアニメガッチャマンクラウズを一言でいえば「『新しい』とは何かを勘違いしたSFごっこアニメ」だ。 スタッフは新しめのガジェットを詰め込めば「新しいアニメ」になると勘違いしている。SFとは未来のプロトタイプであり、現状追認でしかないクラウズは「SFごっこ」でしかない。 新しいようでいて既に古臭いガッチャマンクラウズ。その理由を三つ挙げよう。 ガジェットが古臭いガッチャマンクラウズの世界ではGALAXというSNSが浸透しているが、 その画面は一言で言えば、ポストペット、あるいはセカンドライフだ。 架空の部屋に架空のキャラクターを置き、会話をしている。 この画面を見るたびに、私は恥ずかしくなる。いったい何年前のインターネッツだ。 バーチャルリアリティもアバターもすでに終わった。誰も使っちゃいない。LINEを見ればわかる。高速に意思疎通ができればいいのだ。架空の部屋も、人形も

2013年8月18日、米SF映画「パシフィック・リム」の中国での興業成績が、本国を超えて世界トップに躍り出た。今年に公開された海外映画の中では最大の成功を収めている。新浪網が伝えた。 米「パシフィック・リム」は、中国で先月31日に封切られた。発表されたデータによると、公開から18日目の興業成績は6億1800万元(約99億円)を突破。米国ではこれまでの興業成績が9767万ドル(約95億円)となるため、中国が米国を抜いて各国トップに躍り出たことになる。興業成績の国別シェアを見ても、中国の29.3%に対し、米国はやや低い28.3%。米映画業界紙ハリウッド・レポーターによると、同作のの興業成績が4億ドル(約390億円)の大台に乗るかどうかは、中国市場にかかっているという。 しかし、好調な興業成績とは別に関心を集めるのが、お粗末かつ奇妙きわまる中国語字幕だ。「population(人口)」を「pol
グレッグ・ベア「鏖戦」 80年代SF傑作選〈下〉 (ハヤカワ文庫SF) 作者: 小川隆,山岸真出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1992/10メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 26回この商品を含むブログ (15件) を見る 直接のネタ元と言ってもおかしくなさそうな傑作中編。 今読んでも古さはほとんど感じない。酒井昭伸の翻訳も秀逸。 デイヴィッド・ブリン「知性化シリーズ」 スタータイド・ライジング (上) (ハヤカワ文庫SF (636)) 作者: デイヴィッド・ブリン,酒井昭伸出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1985/10メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 10回この商品を含むブログ (23件) を見る 知性化戦争〈上〉 (ハヤカワ文庫SF) 作者: デイヴィッド・ブリン,酒井昭伸出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1990/06メディア: 文庫購入: 4人 クリ

読んでないとヤバイ(?)ってレベルの名作SF小説10選 - デマこい!を発端に口火を切った戦線は、読んでいてもたいして良いことはないSF名作私選十作 - 脳髄にアイスピックやおすすめSF小説15選 - ここにいないのはへと拡大し、お前らわざわざ無理してSFなんて読もうとするんじゃねえよという6冊 - 万来堂日記3rd(仮)を生み落とすに至ったのだった! というわけで、なんだかSF小説を紹介する気運とのことで昨夜の内に10作選んだはいいのだけれど、休日の業か午前中には本流が流れ切ってしまって時期を逸した感が半端ないのですが、それでも図々しく好きなSF小説をおすすめしてみようと思います。 いわゆるオールタイム・ベストというSFファンがよくやる自分の好きな小説を列挙する業の深い遊びです。これを手札にSFファンは水面下で異能バトルを繰り広げ温故知新盛者必衰のSF者の街道をひた走るのであります。あが

昨日のエントリのブクマを見ているとなんかニーズがありそうなのでw ただ、読んでたらヤバイというSFなどそれほどない上に僕がそこまでアレなものを読み込んでいないので書き始めの今の時点で10選できるか実に微妙。読んだら人間性を疑われるとかそういう方面を期待している人はごめん。 1.「虎よ、虎よ!」アルフレッド・ベスター 虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫SF ヘ 1-2) 作者: アルフレッド・ベスター,寺田克也,中田耕治出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2008/02/22メディア: 文庫購入: 21人 クリック: 197回この商品を含むブログ (195件) を見るまあ、これだ 以前書いたように、ラノベ酷いのネタにされてしまったこれだけど、まじめに没入するとこの視覚効果は結構ヤバイ。理不尽なまでの主人公の怒りに呼応してバッド・トリップしてしまうかも… 2.「ヴァリス」フィリップ・K・ディック

こんな記事が話題になっていた: 読んでないとヤバイ(?)ってレベルの名作SF小説10選 http://d.hatena.ne.jp/Rootport/20130511/1368241656 「読んでないとヤバイ(?)」とかいかにも釣りっぽいタイトルをつけたあげくに、載っけている内容は有名な作家の有名な作品オンリーという、このクソつまらなさ。これだからNAVERまとめはどうしようもないって俺は言ったんだよ!…………あ、これNAVERまとめじゃないの。一人の人間が書いたの。本当に? 人工無脳か何かに書かせたとかそういうオチだったりしないの? いや、だってさ、だってですよ、チミ。別に名作を上から順番に選んだらこういうラインナップになるのはある意味仕方ないかもしれないよ。けどさ、だったらそれなりに紹介の仕方ってもんもあるだろうよ。もう明らかに適当に鼻くそほじくりながら書いたようなのばっかじゃん。

日本で累計1500万部以上が売れたというSF大河小説『銀河英雄伝説』(田中芳樹著)の中国語版がこの秋、中国でも出版されることになった。これまでもネットでの無断転載や海賊版などで読むことはできたが、正規版の出版は大陸中国では初めて。この作品は中国の若者の間で「宇宙版三国志」と称される圧倒的な支持を受けており、都市生活者や学生たちの間ですっかり定着した「村上春樹現象」と並んで、日本発の小説の人気ぶりを表している。 『銀河英雄伝説』(略称・銀英伝)は広大な銀河系を舞台にしたスペースオペラ。「銀河帝国」と「自由惑星同盟」両陣営の攻防を軸に、若き2人の英雄ラインハルト・フォン・ローエングラムとヤン・ウェンリーの生涯を中心に描く。 ジャンル的にはSF小説だが、「科学技術的な描写は重んじず、対立する陣営のイデオロギー、人物像、権謀術数、歴史の流れを正面に出し、『後世の歴史家』の観点から叙述することで、さ

スティーム・パンクというのは、本来はSFの用語だ。SFの源流は(定義にもよるが)19世紀に遡る。ジュール・ヴェルヌはフランスで1864年に「地底世界」、1865年「月世界旅行」、1870年「海底二万マイル」、1871年「洋上都市」など「空想科学小説」を次々に発表、機械技術がもたらす新たな社会の姿が空想逞しく描かれ始めた。 それから100年あまり、1980年前後に「サイバーパンク」をもじったジャンル名称として提唱されたのがスティームパンクである。 これは要するに、初期SFの作風に影響を受けて現代の作家が描いた「レトロフューチャー」だ。 ヴェルヌが描いたのは当時の知見に基づく「来たるべき未来の姿」である。対して、スティームパンクが描いているのは「来なかった未来」だ。蒸気機関が内燃機関にとって代わられ、電気技術が電子技術へと発展した現代社会ではなく、たとえば蒸気機関が主力のまま成長を遂げた社会
古来、まだオタクという言葉がない時代のオタク的存在といえばSFマニアのことを指していたはずでした。 ゴジラを嚆矢とする怪獣映画にはじまり、ウルトラマンなど特撮といえばSFの代名詞でしたし 黎明期の国産アニメも鉄腕アトム、鉄人28号、サイボーグ009とSFが主流でした。 少年雑誌を開けば、未来の町や兵器が小松崎茂のカラーイラストで好評を博していた時代もありました。 また原作なしのオリジナルアニメに限っていえば、まだSFは根強いし、なによりガンダムがあります。 ところが翻ってライトノベルというジャンルに限っていうと、どうもファンタジーか日常系が主流です。 多少のSF要素、藤子F先生の提唱していたSF(少し不思議)は散見でしますが本格的なSF作品やスペースオペラ的なものというのは希少種とさえいえます。 たしかに『ロードス島戦記』から始まるライトノベルではファンタジーが本流といえるでしょうが そ
ゼーガペイン単語 ニコニコ動画でゼーガペインの動画を見に行く ゼーガペイン 4.5千文字の記事 23 0pt ほめる掲示板へ 記事編集 あらすじ 概要主な登場人物主題歌関連動画関連リンク関連項目掲示板 「 消されるな、この想い 忘れるな、我が痛み 」 ゼーガペインとは、メディアミックスプロジェクト・“プロジェクトゼーガ”として制作された作品群の総称、または作中に登場するロボットの機体名である。 通称「ゼーガ」「是我痛」。 アニメ サンライズ制作のTVアニメ。ゲーム バンダイナムコゲームスより発売されたXbox 360専用ソフト。 「ゼーガペイン XOR」「ゼーガペイン NOT」の2タイトルが存在する。 上記作品及び関連商品は、基本的に世界観を共有している。本項では主にアニメについて記述する。 あらすじ 舞台は近未来の千葉県舞浜市。舞浜南高校1年生のキョウは廃部寸前の水泳部を存続
![ゼーガペインとは [単語記事] - ニコニコ大百科](/image.pl?url=https%3a%2f%2fcdn-ak-scissors.b.st-hatena.com%2fimage%2fsquare%2f252a11a5273459076774f059e02c76e277e5e02d%2fheight%3d288%3bversion%3d1%3bwidth%3d512%2fhttps%253A%252F%252Fdic.nicovideo.jp%252Fimg%252Fog_b.webp&f=jpg&w=240)
かちょー嘉一 @sleek00 『宇宙の戦士』と『機動戦士ガンダム』について、時系列関係をきちんと把握してる方がいらっしゃったら教えて頂きたいのですが、『宇宙の戦士』の文庫は1979年9月、『ガンダム』の放送開始が1979年4月。これだと「文庫の挿絵を参考にした」と云うのが成立しないんですが、これは何故なのか。 2012-03-08 22:54:38 かちょー嘉一 @sleek00 「『ガンダム』が『宇宙の戦士』を参考に」と云う記述の中に「『SFマガジン』に掲載されたスタジオぬえによるパワードスーツのイラスト」と云う表現があった様に記憶しているのですが、文庫が出る前にSFマガジンにそうしたイラストが掲載された事があったんでしょうか。 2012-03-08 22:56:45

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