Cline を使い始めて2ヶ月ぐらい経った。 自分の直感として、Cline は真のイノベーションの入口であり、そして開けてはいけないパンドラの箱でもあったと思う。 ここでいう Cline は Cline型コーディングエージェントであり、広義には Devin / Cursor や Copilot Agent 等を含む話。だが、後述するように Cline でしか見えない世界がある。 その先の未来に、プログラマとしての自分はフルベットする、という話をする。 私たちが知っているプログラミングの終焉 大事なことは次の記事に全部書いてある。まずこれを読んでほしい。 (Google翻訳) Steve Yegge 氏は、置き換えられるのはジュニアおよび中級レベルのプログラマーではなく、新しいプログラミング ツールやパラダイムを受け入れず過去に固執するプログラマーであると指摘しています。 <略> これはプロ


Join the O'Reilly online learning platform. Get a free trial today and find answers on the fly, or master something new and useful. Learn more Betty Jean Jennings and Frances Bilas (right) program the ENIAC in 1946. Via the Computer History Museum Eventually, interpreted languages, which are much easier to debug, became the norm. BASIC, one of the first of these to hit the big time, was at first s


_ 人が欲しいという話 https://twitter.com/shinh/status/1767570261937971560 のように、人増やした方が良い気がする理由を書いてみる。ぼく自身が最近やってることとして、やる気がある順に 質問に答える、会議や雑談やアジテーションをする コンパイラが賢くデータ配置をする コンパイラのエラーメッセージを良くする Matlantis というやつを MN-Core で動かすやつ 次チップの設計をながめてなんか考える LLM 関係のサムシング CI のログをながめて考える なんてことがある。5年前に比べると、スコープが狭くなった部分もあるんだけど(例えば torch に移行したことでpython から計算グラフを出す、とかを全部自前でやる必要は消えた)、色々と動いたり動かなかったりしていて、具体的かつ、割と重量のあるトピックがたくさんある、みたいな印

パルワールドのリリースに至るまで、様々な経験をした。 各ゲームで、それぞれ新しい事を学び、人の縁を作っていった。 どのゲームが欠けても、こうはならなかっただろう。 4. パルワールドという偶然の物語 リリースされなかった幻の1作目が無ければ、オーバーダンジョンは生まれなかった。 オーバーダンジョンが無ければ、クラフトピアは生まれなかった。 クラフトピアが無ければ、パルワールドは生まれなかった。 そして、どのゲームも、本当に大変な困難を伴いながらリリースされた。 幻の1作目も、本当に何度も作り直した。プロトタイプは下手したら20個ぐらい作ったかも知れない。喧嘩・・・というか、意見の相違の議論も、何百回もした。 どうしても解決困難な問題にも必死に取り組んだ。 そしてそれは、報われなかった。 オーバーダンジョンも苦労した。Steamへゲームを公開するのが初めてだったので、何から何まで分からなかっ


ゲーム業界のデータベース事情。大量のシャーディングで複雑化する負荷分散、メンテナンスで止めないとスケールアップ・ダウンができないなどの課題。解決方法は?[PR] 日常的に多数の同時アクセスが発生し、大量のデータが蓄積されるオンラインゲームのバックエンドは、データベースにとってもっとも過酷な環境の1つだといえます。 このバックエンドデータベースとしてよく使われているのがMySQLデータベースです。しかしその使われ方は一般的なMySQLとは異なり、データベースを細かく分割して多数のサーバに負荷を分散するシャーディングと呼ばれる仕組みを構築するなど、複雑なシステム構築と運用が行われているのが現実です。 そこで急速に注目度を高めているのが、MySQL互換でありつつ分散データベースの機能を備え、シンプルなクラスタ構成で高い負荷に耐える、いわゆる「NewSQL」と呼ばれる分野の代表的なデータベースの1
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X(旧Twitter)以上の文字数を使って文章を書こうとすると身構えてしまうため、たまにはあまり深く考えずに箇条書きで考えていることをあれこれ書いてみようと思う(とはいえ正直ちょっと時間がかかった) 所謂炎上状態にあるプロジェクトの火消しPMとしてアサインされることが多い コロナ禍でのリモートワーク状態だったりを経て、現時点の自分としては得るもののほうが多い が、精神的な消耗というのはやはり避けられない 自分が直面したほとんどの問題は「5W1Hが曖昧」というポイントさえ解消してしまえばなんとかなった 「それでどうにかなるものばかりだった」というのはあるかもしれない が、なぜここまで人は問題を放置したまま前に進めるのかという疑問と常に戦っている チームのルールに近いものになるので先に決めておいたほうが良い、と思っているゲームづくりについて 作った結果面白くなければ改善する必要があるし、ほぼ

2 月から、Mackerel チームの所属になった。 今日から異動してMackerel チームです。非正規ルートでの要望でもいい感じにやるので何でもください!— Takafumi ONAKA (@onk) February 1,2023 これを期に、せっかくなのでコードを読まないマネジメントスタイルを試してみようと思って、実践している。 今までは自分が一番プロダクトのコードベースに詳しい状態を作ってきていて、障害対応でも嬉々として先頭に立つようなテックリードスタイルだった。 この姿が天職と思っているが、今までの人生で、コードの細かい話が通じない (というか、共通言語や会話のレイヤーが違う) けれども非常に信頼できるマネージャーと仕事をしてきた経験はあるので、自分も彼らのようなムーブが可能なんだろうかとやってみたくなったのだ。知識欲が減衰した老害化現象ではないと思う。きっと、たぶん。 も
ディレクター ティナリ 皆さん、こんにちは!ディレクターのティナリです。 このブログ記事を読まれているなら、もうすでに本編をプレイした方も多いことでしょう。「実際に手に取ってプレイしてみると、想像してたより楽しかった!」そういったコメントもよく見かけます。PVなどの映像が各種公開されていますが、映像だけでは伝わらないこの “感覚” をもっと多くの人に知ってもらいたいです。まだプレイされていない方は、少しでも興味があればぜひ無料体験版を触ってみてください!! さて、このゲームを一言で表すと皆さんは何と言うでしょう?おそらく「絵本みたい」という言葉がすぐ頭に思い浮かぶのではないでしょうか。今回、まさしく本作のモチーフとなった「絵本」についてお話ししたいと思います。 開発の初期に僕が遊びのコアにある「同時操作」などを定義して、プロトタイプを作り始めました。しかし、遊びの検証が進んでいる時に何かが

メルカリでやっていたこと 自分がメルカリに入社したのは2017年12月で、SET(Software Engineer in Test)というポジションに応募して採用されました。 SETはその名の通りテストに対する課題を解決するための役割なのですが、当時のSETチームはテストの実装を行うわけではなく、開発環境や検証環境の運用やCI/CDツールの導入・サポートなどを主な役割としていました。 自分がSETとして応募したのは、前職までの経験で機能開発にやや飽きており、エンジニアとして品質の改善をテーマとして扱っていきたいと考えていたためでした。通常の機能開発ではプロジェクトの要件や期日に沿って開発することが求められますが、SETの業務には要件や期日はなく、何をいつどのように解決するかを自分で判断する必要がありました。チームメンバーやプロジェクトメンバーと話し合い、コードを見ながら現在の開発・運用状

2023 年 3 月時点で、自分の開発スタイルがどう変わったかを雑に書いておく。 どんなタイミングで何を聞いているか主にGo とTypeScript や W3C や IETF の仕様について聞く場合はほぼChatGPT Plus を利用している。間違いとかはどうせ公式ドキュメントを読めばいいので、正しさは求めておらず、きっかけを求めている。 最近ではCloudflare Workers 上で動く WebAuthn サーバーを実装しているが W3C の WebAuthn を開きつつも、ほぼChatGPT に相談しながら実装している。TypeScript でUint8Array から ArrayBuffer に変換する方法を聞いたり、証明書について聞いたりと色々。参考までにどんなことを聞いているかを紹介しておきたい。

早いもので筑波に来て 3 度目の春を迎えます。2 年前の春を憶えていますか。 筑波大学を便利にするサークルが爆誕 元々は大学の KdB と呼ばれる開設科目データベースがダウンし、その代替サイト「KdB もどき」を作成したことに端を発します*1。懐かしいですね。 ミラーを立ち上げただけと言えばそうなのですが、新入生が大学をディスりながらシステム開発!みたいな構図が予想以上にウケたっぽく、Twitter がバズったりメディアに取り上げられたりしている間にサークルを新設する流れになりました*2。togetter.com 筑波大には学生が開発した数多のサービスやアプリケーションが存在しますが、その多くは個人レベルで開発が行われているため、開発者が大学を離籍するとシステムが保守されなくなる傾向にあります*3。そこで、筑波大学の学生生活を便利にする各種サービスを総括的に管理・保守することで持続可能な

一通りちゃんと実装したので、大抵はちゃんと動いてくれるはずです。動かなかったり、画面がおかしかったり、音がおかしかったりしたらバグなので、ご報告いただけるとうれしいです。 エミュレーションコアが2つになったので、せっかくなのでエミュレーションコアのインターフェースを抽象化して、マルチエミュレーターにしました。 リリースページ からコンパイル済みバイナリをダウンロードできます。 マルチエミュレーター エミュレーターを作るうえで割と面倒でバカにならないのがフロントエンドUIの作成です。GUIアプリを作るのはそもそも結構大変で、ましてや昨今のアプリケーションはPCだけでなくスマホやWebといったタイプの異なる複数のプラットフォームで動かしたいというモチベーションがあります。特定プラットフォームにべったりで何となく動くように書けばいいやというのと比べると、取れる選択肢も限られてかなり面倒になってき


はじめにこのエントリは、私 @ariaki が約16年間勤めた株式会社メディアドゥを退職するにあたって過去を振り返っている。あくまで私見に基づいて綴るため、会社を代表した発言ではないことを留意ください。 出会いメディアドゥとのはじめての出会いは2003年。ガラケー最盛期で、当時多くの中小零細企業がガラケーサイトでひとやま当てようとしのぎを削り、NTTドコモからは新たな通信網FOMAが急速に拡大の兆しを見せていたころ。メディアドゥもガラケー界隈の潮流に乗るべく「パケ割」というサービスを主力製品として展開していた。 メディアドゥから当時私が所属していた零細企業を外注先として「パケ割の代理店システムを作って欲しい」と発注いただき、開発を担当することになった。そこから足しげく通うことになった社内はいまの姿からは想像もつかないようなくたびれた雰囲気で、常にどんよりとした空気が漂っていた。喧々諤々とし


Deleted articles cannot be recovered. Draft of this article would be also deleted. Are you sure you want to delete this article? はじめに ソフトウェアプロジェクトには不思議な性質があります。現状のスケジュールに課題を感じて、短くするために人員を投下しても、なかなか思い通りに短くならない。それどころか悪化してしまうことがあります。場合によってはプロジェクト自体が破綻して失敗してしまうことすらあります。 今回は、このようなソフトウェアプロジェクトに潜む直感に反する性質を数理的なモデルを介して理解していく試みです。ある種の思考実験としてお楽しみください。 宣伝 Qiitaさんとコラボ企画でアドベントカレンダーをつくりました。DXをめちゃくちゃ改善した話を募集していま

何故メタバースの開発を行うかホロライブプロダクションのタレントをもっとたくさんの方に知っていただきたい、そして、世界中の方々と一緒に盛り上げていきたいという想いから、配信という枠を越えて活躍できる場所としてメタバースを開発していきたいと思います。 社長の谷郷のノートも参照いただければと思います。 「一体感」をテーマにしたバーチャルライブ昨年1月にホロライブの全体ライブ「ノンストップ・ストーリー」が豊洲PITにて開催されました。 私は会場にて、現地ならではの熱狂、一体感を肌に感じておりました。その「一体感」をオンラインでも再現できないかとバーチャルライブの開発を進めております。 弊社の配信では元々YouTubeのコメント、スーパーチャットなどと連動したコンテンツなどを提供してきましたが、もっとインタラクティブにできることを増やしていきたいと考えております。 過去に「臨場感」について記事を書き

KOBA789 です。 今年2月末に前職を退職してからここ半年ほど無職をしていたのですが、いよいよもって無職に飽きてきたので人工衛星を作ることにしました。 実は9月頭から働いています。 株式会社アークエッジ・スペース 次の職場は株式会社アークエッジ・スペースです。東大の研究室発のスタートアップで、衛星バス開発を得意としている会社です。 衛星バスというのは、言ってしまえば人工衛星の OS に相当するものです。 OS に喩えましたが、もちろんそれは単なるソフトウェアではなく物理的な実体を伴うハードウェアとその中で動作するソフトウェアの集合体です。 ちなみにユーザーランドに相当する部分はミッション機器と呼ばれます。 まだまだ人数の少ない会社ですが、業界の土地勘や人脈に富んだCEO や、人工衛星開発の経験があるエンジニアが揃っており、スタートアップとしては超実力派です。 ArkEdge Spac

先日、このようなツイートを書きました。 久しぶりのJavaScript クイズ。JavaScript において NaN === NaN の結果は次のうちどれになるでしょうか? — Takuo Kihira (@tkihira) September 7, 2021 答えは 4 の「状況によって上記以外もありうる」です。でも、2 や 3 を選んだ方も、もはや正解だといって差し支えないと思います。 解説が長くなったので、ブログ記事にまとめました。 そもそも NaN とは NaN は “Not a Number” を意味する数値です。数値なのに「Not a Number」というのは違和感があるかもしれませんが、数値表現することが出来ない状態を保持するために便宜的に用意された数値、というようなものです。 NaN は、浮動小数点演算において数値では表現出来ない計算をしようとすると登場します。例えば
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