今年7月に行われたイギリスの総選挙では労働党が勝利をおさめ、14年ぶりの政権交代がおこりました。この出来事はどのように理解されるのでしょうか。また日本の選挙を考えるうえで、ここからどのような洞察が得られるのでしょうか。若干の検討を行ったのでその結果をまとめました。 獲得議席数 まずは全体の議席がどれほど動いたのかを振り返るとともに、登場する主要な政党を確認してみましょう。図1に前回の選挙(2019年イギリス総選挙)の議席数を、図2に今回の選挙(2024年イギリス総選挙)の議席数をそれぞれ示しました。 図1. イギリス総選挙(2019年)獲得議席数 図2. イギリス総選挙(2024年)獲得議席数 なお、議長のリンジー・ホイル氏を労働党に数える場合、労働党の議席は1つ多くなります。イギリス下院では議長は無所属となるのが慣例で、ホイル氏はそのため2019年に労働党を離れました。この図では「その他

来月に行われるイギリスの総選挙をめぐり、地元メディアは、19日、最大野党の労働党が半数を大きく上回り、党として史上最多の議席を獲得する見通しだと報じました。一方、与党・保守党は、スナク首相が現職の首相として初めて自身の議席を失うと予想されるなど、大敗する見通しです。 イギリスの「テレグラフ」紙は、19日、調査会社との共同の世論調査を発表し、最大野党の労働党が半数を大きく上回り、党として史上最多の議席を獲得する見通しだと報じました。労働党が、下院650議席のうち、516議席を獲得するとしています。 一方、与党・保守党は、スナク首相が現職の首相として初めて自身の議席を失うのを筆頭に、内閣のおよそ4分の3の大臣らが選挙区で敗北するなど、現有の365議席からわずか53議席の獲得にとどまると予想されていて、大敗する見通しです。 調査会社は、「およそ100議席は接戦のため、保守党が獲得する可能性もある

イギリスのトラス首相の後任を選ぶ与党・保守党の党首選挙に再登板を目指し立候補するかが注目されていたジョンソン前首相が23日夜、声明を出し「残念ながらいまはその時ではない」と述べ立候補しない意向を明らかにしました。 今月20日に辞任を表明したイギリスのトラス首相の後任を選ぶ保守党の党首選挙は、立候補が24日の午後2時、日本時間の24日午後10時に締め切られます。 これまでにスナク元財務相とモーダント下院院内総務が立候補する意向を表明していて、相次ぐ不祥事で辞任して2か月足らずのジョンソン前首相が再登板を目指し立候補するかが最大の焦点となっていました。 こうした中、ジョンソン氏は23日夜、日本時間の24日の朝早く、声明を発表し、立候補しない意向を明らかにしました。 この中でジョンソン氏は「今回の党首選挙に勝利し、首相官邸に戻る可能性はかなり高かった」と強調しました。 そのうえで「党の結束がなけ

中途半端な英語使いが英国からのニュースを東京で読み、あちこちふらふらうろうろ。時々嘘。 はてブ = http://b.hatena.ne.jp/nofrillsTwitter = http://twitter.com/nofrillsTwitterのログ = http://twilog.org/nofrills ◆「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月) ◆「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月) ◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください

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