これまでの遺伝子組み換え技術よりもはるかに正確に生物の遺伝子を操作できる「ゲノム編集」と呼ばれる技術を使って、ヒトの受精卵の遺伝子を改変したとする論文を中国の研究グループが発表しました。去年4月に中国の別のグループが発表したのに続き、世界で2例目になるとみられます。 論文によりますと、研究グループは異常があって成長できないヒトの受精卵でゲノム編集の技術を使い、エイズウイルスの感染に関係する遺伝子を改変したということです。 ゲノム編集を巡っては、去年4月、中国の別のグループが世界で初めてヒトの受精卵で行ったと発表し、倫理的に問題があると議論を呼びました。 ゲノム編集の問題に詳しい北海道大学の石井哲也教授は「今回の実験は受精卵の段階での感染予防が目的のようだが、本当に必要なものか疑問だ。受精卵のゲノム編集は私たちの生命の設計図を書き換えるもので、基礎的なものでも研究を行う意味があるのか、透明性

タバコの葉にインフルエンザのワクチンの成分を作り出す遺伝子を組み込み、収穫した葉からワクチンを製造する技術を日本の製薬会社が開発し、来年にもアメリカで最終の臨床試験が行われることになりました。製造期間が従来の3分の1以下に短縮可能で、専門家は新型のウイルスが出現した際に迅速に対応できる可能性があるとしています。 タバコの葉は1か月ほどで成長するため、製造期間を従来の3分の1以下に短縮できるほか、ウイルスの遺伝子に変異が起きることもないということです。 来年にも有効性などを確認する最終の臨床試験に入る見通しだということで、平成32年度までのアメリカでの実用化を目指すということです。 インフルエンザの問題に詳しい東北大学の押谷仁教授は、「臨床試験の結果を見なければならないが、製造過程が1か月程度というのは従来の方法に比べて早く、新型のウイルスが現れたときに迅速に対応できる可能性がある」と話して

それは、原因があるから結果があるのではなく、“結果”があるから“原因”が帰納されるということ。ここを間違えると、ナチスドイツの優生学みたいな無茶苦茶なことになる。 「キリンの首が長くなったのは、高いところの植物を食べる為」 ではなく 「キリンの首が長かったので、高いところの植物を食べることができたので生き延びることが出来た」 が正解。 このふたつは同じことを言っているようで、全く違う。 ここら辺の錯誤が(そしてどう錯誤していることを理解できてない人が多い)いくつかの悲しい悲劇を生んでいる。例えは努力教。 「努力は必ず報われる」 という命題に対して、 「最終的に結果を残せた行為のみを努力と呼ぶ」 というようなことが意識せずに行われていることが、とても多くある。 こういう、因果の考え方に対して、なんとか、こう、ならないかなあと思うけれども、どうにも分かってもらえない。 利己的な遺伝子 <増補新

統合失調症などの精神疾患に関係する遺伝子の一つを特定したと、大阪大大学院薬学研究科の中澤敬信准教授(神経科学)らのグループが発表した。新薬の開発などに役立つ可能性があるといい、国際的科学誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」の電子版に3日掲載された。 神経細胞内の物質輸送に関わるタンパク質の量が少ないと、統合失調症の発症リスクが増すといい、中澤氏は「タンパク質の量を増やしたり働きを改善したりできれば、創薬につながるかもしれない」と話した。 中澤氏らは、脳の神経細胞の内部でタンパク質を輸送する働きを持つ遺伝子「ARHギャップ33」に着目。この遺伝子の働きを抑えたマウスは、神経細胞同士をつなぐ「シナプス」がうまく作られず、記憶や学習の能力が低下する統合失調症の患者と似たような症状が出た。 また、このタンパク質を十分作れない遺伝子の型を持つ人と、そうでない人で、統合失調症の発症率を比較。すると、

なかなか痩せられない、痩せても直ぐリバウンドしてしまう。そんな体重の悩みを持っている人に朗報だ!ダイエットの最終兵器とも言える精密減量法が2020年までに実現する可能性が高いという。 これは個人の遺伝子構成を基に食事やエクササイズを決めるやり方だ。この研究を進めるアメリカ、テキサス大学オースティン校の遺伝学者モリー・ブレイ教授は、「5年以内に遺伝子と行動データなどを組み合わせて、人それぞれに合わせた体重管理プランを作れるようになるでしょう」と話す。 個人にぴったりのダイエット法がわかる ブレイ教授によれば、近い将来、自動センサーで唾液サンプルから遺伝子配列を分析して、個人の生活環境や食事、活動、ストレスレベルなどの情報を調べられるようになる。これをコンピューターアルゴリズムで分析すれば、その人にピッタリな方法があっという間に分かってしまうというのだ。すでにこのダイエット法の基礎研究を行う

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