スウェーデン南西部のリングハルス原子力発電所(2012年6月21日撮影、資料写真)。(c)BJORN LARSSONROSVALL / SCANPIX-SWEDEN / AFP 【9月14日 AFP】スウェーデンの送電系統運用者「系統運用局(Svenska Kraftnat)」は13日、損傷した原子炉の修理が予定より長引いていることを受け、この冬に電力不足と停電が起きる可能性が高まっていると警告した。 スウェーデン電力大手バッテンフォール(Vattenfall)は12日、国内の原子炉6基のうち1基について、修理が予定より2か月遅れており、再稼働は来年1月31日になると発表していた。 系統運用局は、南西部にあるリングハルス(Ringhals)原子力発電所4号機の復旧の遅れについて、電力不足の「現実化するリスク」が高まっており、「この冬に電力の供給を停止せざるを得なくなるかもしれない」と述べ

バルト海に浮かぶスウェーデン最大の島、ゴットランド島。 中世の町並みが残り世界遺産にも登録されているこの島は、ロシアの飛び地カリーニングラードからわずか300キロに位置し、19世紀には帝政ロシアによって一時、占領された歴史もあります。 そして今、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を受け、スウェーデンがNATOへの加盟申請を行う中、対ロシアの最前線となった島で何が起きているのか。 現地を取材しました。 (ロンドン支局長 向井麻里) ゴットランド島って? ゴットランド島は、スウェーデンの首都ストックホルムの南、バルト海に浮かぶスウェーデン最大の島です。人口およそ6万の島には交易で栄えた中世の美しい町並みが残り、1995年には中心都市のビスビーがユネスコの世界遺産に登録されました。 宮崎駿監督のアニメ映画「魔女の宅急便」はこの島の景観を参考にしていて、日本からも多くの観光客が訪れます。取材で訪れ

スウェーデン軍の装甲車と戦闘機。スウェーデン・ゴトランド島の基地にて(2020年8月25日提供、資料写真)。(c)AFP PHOTO / SWEDISH ARMED FORCES / Bezhav Mahmoud 【10月16日 AFP】スウェーデンは15日、欧州での緊張の高まりを受けて防衛力を強化する必要が生じたとして、2021~2025年の防衛費を40%引き上げると発表した。 ペーテル・フルトクビスト(Peter Hultqvist)国防相は記者会見で、2021~2025年の防衛予算を270億クローナ(約3200億円)増やすと発表した。 スウェーデン政府は、「ロシアによるジョージアとウクライナへの軍事侵攻」に言及し、欧州での緊張の高まりを受けて防衛力を強化する必要が生じたと発表。フルトクビスト氏は、「スウェーデンへの武力攻撃はあり得る」と述べた。 スウェーデンの防衛費は2014~202

みなさん、こんにちは。今日はタイトルにある通り、何があったのかお話しさせて頂きます。 昨日、急遽日本に帰って来ました。日本に帰ると決心し四日後の事でした。 やっと掴んだ夢、明るい未来、抱負を描き移住したばかりの私達に何が起こったのかと言いますと。。。 コロナに対し特に何の対策もしないまま放置し続けるスウェーデン政府。自己責任に訴えかけるやり方です。でも、それでは国民人1人1人の認識が余りにも違いすぎるので、統制が取れるわけもなく、ただただ爆発的に感染者と死者が増え続け、普段からパンク気味の医療体制が、更にパンクしています。 そして、私の職場の教会。同じ地区内の教会をいくつか管理していて、私も指定された場所へ仕事へ行くと言う流れで働いていました。 しかし、政府が何も言わないので、前回のブログの記事でも触れたよう、ミサや結婚式、洗礼式、葬式を中止する事なく、いつも通り開催していました。 政府は

(CNN) ロシアの脅威の高まりを受けて軍備を増強しているスウェーデンが、戦争に巻き込まれる事態を想定した備えを呼びかけるパンフレットを、この春にも470万世帯に配布する。 パンフレットは市民に対し、「平和時における危機や惨事だけでなく、社会とスウェーデンに対する別の種類の攻撃」にも備えるよう促す内容。「世界がひっくり返った」事態を想定し、自宅に十分な量の食料や水や毛布などを用意しておくよう国民に助言するとともに、自治体に対してはかつての冷戦時代の防空壕(ごう)を準備するよう求めている。 有事対応当局者は17日、CNNの取材に対し、パンフレット作成の背景として、バルト地域の治安情勢を挙げた。 スウェーデンは全土で軍備強化を図り、徴兵制を復活させるとともに、バルト海に面した戦略的な要衝となるゴットランド島に部隊を配備している。 徴兵制は2010年に廃止されたが、17年3月になって、徴兵制を1

スウェーデンのフルトクビスト国防相は2日、7年前に廃止した同国の徴兵制を2018年1月から復活させる方針を明らかにした。兵士に志願する若者が減るなか、近隣の軍事大国であるロシアの武力外交をにらみ軍事力を強化する。 国防相の報道官によると、従来から18歳以上の国民に提出が義務づけられてきたウェブ調査票の回答に基づき、1999年以降に生まれた18歳の男女の国民約10万人からまず1万3千人を選び、適性検査を経て当面は年4千人に9~11カ月間の兵役を課す。女性の徴兵は初めてとなる。志願制度時代と異なり、徴兵を拒むと罰則がある。4千人の中には18歳以上の志願兵も含まれるという。 同国の徴兵制は1901年から100年以上続いたが、2010年7月に廃止された。しかし、好景気を背景に賃金の低い兵士に志願する若者が減り、年4千人の要員のうち約2500人しか集められていなかった。 フルトクビスト氏はAFP通信

スウェーデン・ビスビュー港に配備されたスウェーデン軍部隊(2016年9月14日撮影、資料写真)。(c)AFP/TT NEWS AGENCY AND TT News Agency/SOREN ANDERSSON 【9月30日 AFP】スウェーデン政府は28日、徴兵制を2018年から復活させると発表した。 スウェーデンでは過去2世紀にわたって自国領内で武力衝突が起きておらず、現代の軍隊におけるニーズに徴兵制は不適切だとの判断に基づき2010年に徴兵制を廃止していた。 ペーテル・フルトクビスト(Peter Hultqvist)国防相は記者会見で、「より安定した堅固で機能的な新兵獲得方法に至る道を見いだしつつあると期待している」と述べた。 徴兵制復活後は、18歳の男女約4000人が毎年徴集される見通し。 「兵士の質・量ともに志願兵では供給が不十分な状況を数年間見てきたことを考えれば、賢明な提案だ」

突然だが「SAAB(サーブ)」という自動車ブランドをご存知だろうか? 実はこのSAAB、車の装備に欠かせないシートベルトや、最近多くの車で採用されるようになったヘッドライトウォッシャーなど、数々の技術を世界で最も早く標準装備したブランドなのだ。 過去には世界の先端を駆け抜けていたそのSAABが、なんと2017年に消滅することが決定したという。2012年に中国の「NEVS」に買収されたばかりだというこのSAAB。いったいなぜ消滅するに至ったのだろうか。 ・1947年に誕生 「SAAB」は1937年に航空機メーカーとして設立されたスウェーデンの自動車ブランドだ。自動車部門が誕生したのは、飛行機メーカー誕生の10年後にあたる1947年で、航空機のフォルムを応用したデザインや、先端技術を取り入れた個性的な自動車がたちまち話題となり、その名が世界中に知られることとなった。 ・「ゼネラルモータース」の

中東などから移民や難民を大勢受け入れてきたスウェーデンでイスラム教のモスクを狙った襲撃事件が相次ぎ、警察は移民の排斥を訴える者による犯行の可能性があると見て捜査を進めています。 スウェーデンの都市ウプサラで1日、モスクに火炎瓶のようなものが投げ込まれたうえ、建物の壁に「帰れ」と落書きされる被害が出ました。 けが人は出ませんでしたが、スウェーデンでは去年の年末から各地で、モスクに火が放たれたり、窓ガラスが割られたりする事件が相次いでいます。 スウェーデンは、内戦が続くシリアからの難民5万人以上を受け入れるなど、中東などからの移民や難民の受け入れに寛容な政策をとってきましたが、国民の一部の間で移民排斥を訴える声が高まっています。 警察は、今回の一連の事件は移民排斥を訴える者による犯行の可能性があると見て捜査を進めています。 一方、首都ストックホルムでは2日、イスラム教徒への連帯を示す集会が行わ
ことし9月の議会選挙で政権交代したばかりの北欧のスウェーデンで新政権が提出した来年の予算案が否決され、ロベーン首相は与党が少数となっている状況を変える必要があるとして来年3月に再び議会選挙を行う方針を明らかにしました。 スウェーデンでは9月に議会選挙が行われ、野党の中道左派連合が与党の中道右派連合を上回る議席を獲得して8年ぶりに政権交代が実現し、10月にロベーン首相率いる新政権が誕生しました。 ただ、新政権が議会で保有する議席数は過半数に届いておらず、与党が少数という状況での政権運営となっていました。 こうしたなか、議会で3日、新政権が提出した来年の予算案の採決が行われ、野党となった中道右派連合に加えほかの政党も反対に回り、予算案は反対多数で否決されました。 これを受けて、ロベーン首相は記者会見で「今、スウェーデンは非常に深刻で難しい状況にある」と述べ、少数与党という政治の構造を変える必要
(英エコノミスト誌 2014年6月21日号)ロシアは北欧諸国の間でNATO加盟に関する新たな議論をかき立てている。 スウェーデンとフィンランドは何年も前に中立であることをやめた。両国とも北大西洋条約機構(NATO)の演習に参加し、NATOの緊急対応軍に部隊を派遣し、ボスニアとコソボで平和維持活動に参加し、アフガニスタンで戦闘に加わった。スウェーデンの場合は、2011年のリビアでの空中戦にも関わった。 これら2つの北欧国家はそれゆえ、いくつかの正式加盟国以上に熱心な大西洋同盟の参加国だということになる(ドイツはリビアに関わることを一切拒否した)。それでも両国はNATOの最大の恩恵を享受していない。意思決定のテーブルでの座席と、一国に対する攻撃をすべての国に対する攻撃と定義する北大西洋条約第5条が提供する保護である。ロシアが「パートナー」であり、中立性――それより非同盟と呼ぶべきか――が国

だが、車両約150台が放火され、数十人が逮捕され、警察署やスーパーなどの窓ガラスが割られ、ドアが破壊されるなどにより、ストックホルムでの被害額は1000万クローナ(約1億5000万円)に上った。この数字には、他県から派遣された応援隊のコストは含まれていない。 さらに、暴動は全国のあらゆる移民コミュニティに飛び火した。筆者の住む人口10万の市は、ストックホルムから470キロ離れた通常は静かな街だが、ここでも車両やタイヤへの放火、警察署の建物の窓ガラスが数十枚割られるなどの被害があった。 英国やオランダなどの各国外務省や在スウェーデンの米国大使館などが、自国民に注意を喚起している。 警官による移民射殺事件で溜まっていた怒りが爆発 暴動の発端は、ストックホルム郊外のヒュースビー地区に住む69歳のポーランド系移民の男性を、彼の自宅で、彼の妻の目前で警察官が射殺したことだ。ヒュースビーは住民の8割を

後に夫となるスウェーデン人男性と出会ったのは、ロンドンでジャーナリズムの学校に行っている時だ。2人で日本に行ったりした後、スウェーデンに住むことにし、南端のマルメにアパートを借りた。マルメ・コミューンはスウェーデン国内でも一番外国人が多い地域で、住民の3分の1は外国で生まれており、10%は両親の少なくとも一方が外国出自だ。 アパートの部屋を探している時、不動産の担当者が「ローゼンゴードがいいのじゃない?」「ローゼンゴードにぴったりの部屋があるわよ」と執拗に勧めてきた。 スウェーデンであってスウェーデンでない「パラレルワールド」 マルメ内でもローゼンゴードは特に外国人の居住者が多い地域。「子供がちゃんとしたスウェーデン語が話せなくなる」といった理由でそこから逃げ出すスウェーデン人も多く、その地はスウェーデンであってスウェーデンではない一種の別世界――「パラレルワールド」になっていた。 夫はス

スウェーデンの首都ストックホルム(Stockholm)郊外の移民が多く住むヒュースビー(Husby)地区で19日夜に始まった暴動は、周辺地区にも拡大し、5日目に突入した。地元の警察・消防によると、23日夜には少なくとも9台の車が放火され、2つの学校と警察署でも火事が発生した。 暴動の発端は、住民の8割を移民が占めるヒュースビー地区で前週、なたを手にした地元住民の男性(69)を警察官が射殺したことだとみられている。警察は自宅に逃げ込んだこの男性を「説得しようとした」末に射殺し、正当防衛を主張。地元活動家によるとこれを受けて、これまで警察の残虐な対応にさらされてきた若者たちを中心に怒りが爆発したという。 スウェーデン政府は難民を積極的に受け入れており、さまざまな教育プログラムも提供している。しかし、大多数の移民にとってスウェーデン語の習得や就職は壁となっており、今回の暴動は移民がスウェーデン社

ジャガイモは細切りにし、ロースト用の天板に重ねて並べる。その間にスプラットと刻んだ玉ねぎを交互に挟む。各層に塩と胡椒を振りかけ、全体がほぼ浸るまでクリームを加える。最後に200℃(392°F)のオーブンで約1時間焼く。 この料理に使用される魚の種類は、本来スプラットであるべきところをアンチョビと誤訳されることが多い。これは、砂糖・塩・香辛料で漬けたスプラット(Sprattus sprattus)が19世紀半ばからスウェーデンでアンチョビ(ansjovis)として知られている一方、真のアンチョビ(Engraulis encrasicolus)はスウェーデンではサルデッレ(sardeller)として販売されているためである。スプラットの代わりに小型ニシン(Clupea harengus)を使用することもある。
By makototakeuchi スウェーデンにあるヴィクトル・リュードベリ記念学校で「マインクラフト(Minecraft)」を必修科目にする動きがあるそうです。 Swedish school makesMinecraft a must - The Local http://www.thelocal.se/45514/20130109/ ヴィクトル・リュードベリ記念学校はスウェーデンの哲学者・作家ヴィクトル・リュードベリにちなんで1994年に開校した高等学校・中学校で、Djursholm、Jarlaplan、Odenplanという3校で構成されています。学生の数は全体で1600人ほど。 by Bengt Nyman マインクラフトを必修にしようとしているのは、この学校の中学1年生相当(13歳)クラス。教師のモニカ・エクマンさんによると、子どもたちは自分の世界であるマインクラフトで楽しみ

2004年から06年に、スウェーデンの財務大臣を務めたペール・ヌーデル氏の特別寄稿の第2回を掲載する。政治・経済とも閉塞感の強い日本に対し、高い成長と充実した社会福祉を実現している国の一つが、北欧のスウェーデンである。スウェーデンは、1990年代にバブルの崩壊で、日本をも上回る金融危機を経験した。日本との違いは、その90年代に税制、財政、福祉、年金制度について、「世紀の大改革」と呼ばれる構造改革を敢行したことだ。もちろん、社会保障も含めた国民負担率は65%と日本の39%を大きく上回るが、国民はこのスウェーデン・モデルを支持している。いまや同国は高福祉・高負担の停滞した国ではない。 前回(2010年12月17日掲載)は、時代認識、改革の狙いと成果を中心に述べたが、今回はスウェーデン・モデルのどこに競争優位性があるのかについて語る。(※本寄稿は昨年11月中旬に日本総合研究所主催で行われたシン

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