Swiss army欧州の一部の国でスイス製兵器の購入を控える動きが出てきていると報じられている。理由はスイスの中立性だ。ロシア・ウクライナ戦争でも、その中立的な立場から、ウクライナへの支援が滞るなど、弊害が出た。 スイスメディアのスイスインフォは欧州諸国はスイスの中立性に関連した武器制限に憤慨し、スイスからの武器購入を回避したり停止したりする動きが強まっていると報じた。スイス製兵器の最大の買い手の一つであるドイツは、ウクライナへ兵器の移転が禁止された経緯もあり、今後の兵器調達でスイス製兵器の除外を決定したと報じられている。隣国であるドイツとスイスは政治的、経済的に緊密な関係にあり、おおむね同じ価値観を共有。両国は互いの武器、弾薬、その他の軍用品の最大の買い手でもある。しかし、ドイツのスイスに対する信頼はある事で崩れていた。 ゲパルト自走砲の砲弾の再輸出禁止mod ukraineドイツは2

スイス・ジュネーブで公共の場所で顔を完全に覆う服装の禁止を問う国民投票を前に、禁止賛成を訴え破られているポスター(2021年3月1日撮影)。(c)Fabrice COFFRINI / AFP 【3月8日 AFP】スイスで7日、公共の場所で顔を完全に覆い隠す服装の禁止の是非を問う国民投票が行われ、僅差で賛成が反対を上回った。賛成派は急進的イスラム主義に対抗する動きとして歓迎したが、反対派は性差別や人種差別と批判している。 公式な投票結果によると、全投票者の51.21%が禁止に賛成票を投じ、大半の州で賛成が反対を上回った。今回の投票はイスラム教徒の女性が着用するベール「ブルカ」や「ニカブ」を禁じる「反ブルカ」投票と呼ばれ、同国ではこれらを着用している人がほとんど見られないものの長年議論されてきた。ブルカをめぐっては、欧州の他の国や国民の過半数をイスラム教徒が占める国の中にも、同様の禁止措置を導

こんにちは、ほそいです。 皆さん、ちゃんと朝ごはん食べてますか。私はつい抜いてしまいます。 同じく朝はバタバタしていてご飯どころじゃないという方は、こんなお店にいってみてはいかがでしょう。 世界各国の朝ご飯を、朝から晩まで食べられるお店、その名も「ワールドブレックファストオールデイ」で、午後の朝ごはんを楽しんできました。 「ワールドブレックファストオールデイ」は外苑前にあるこぢんまりとしたお店です。間口にスイスの国旗が掲げられていますね。 今(2017年5~6月)はスイスの朝ごはんが食べられるようです。 長テーブルにアーコールの椅子。お店の雰囲気だけでも気分が上がります!映画「かもめ食堂」を思わせる厨房でスタッフさんたちが忙しそうに朝ごはんを作っています。 2013年のオープンから4年。24カ国の朝ごはんを提供してきました。 好奇心に吸い寄せられてお客さんもいれば、祖国が懐かしくて立ち寄

2013年9月22日のことだった。「永世中立国」とも言われることがある軍事大国スイスが、徴兵制をこのまま存続させるのか、やめるのか、ということで国民投票を実施した。結果は、存続と決まった。しかも多数で決まった。なぜなのだろうか、少し考えてみたい。なお、スイスを軍事大国としたのは、人口の約1.9%もの軍隊を持つからで、日本の人口で比率を見ると250万人ほどになる。 まず報道から事実を確認をしておこう。共同「スイス、徴兵制廃止を否決 国民投票、伝統を支持」(参照)より。 スイスで22日、男性への徴兵制を廃止すべきかどうかを問う国民投票が行われ、地元メディアによると、廃止は反対多数で否決されることが確実となった。 国民皆兵制の武装中立を維持するスイスでは近年、「他国から現実の脅威にさらされているわけではなく金の無駄遣いだ」として徴兵制の廃止を求める声が出ているが、国民の多くが伝統的な制度を支持し
使用するサービスをnoteに移行しました。noteアカウント(https://note.com/takeuchi_kazuto)をフォローして頂くようにお願い申し上げます。 ヨーロッパの永世中立国として、スイスには国民皆兵の思想を実践し、また歴史に残る優れた武器を開発した歴史と伝統があります。 その軍事力は大国といえども決して侮ることができるものではなく、永世中立を維持するために他国との軍事同盟に頼ることができませんが、それだけの自主防衛の能力を整備しています。 しかし、その軍事力が実証的にどの程度の水準であったのかはそれほど知られていないのが実情です。 今回は、冷戦末期のヨーロッパ情勢を踏まえて東側陣営の攻撃に対するスイスの防衛力を分析した研究を紹介したいと思います。 文献情報 HERO. 1980. Potential Warsaw Pact Invasion of Switzerla
将軍アンリ・ギザン―意志決定を貫く戦略 posted with ヨメレバ 植村 英一 原書房 1985-07Amazon図書館本書はスイスの将軍アンリ・ギザンの人生を描いた本です。ギザン将軍は第二次世界大戦ととき、スイス軍の総司令官を務めた人です。そのため本書の内容も「スイスから見た第二次世界大戦史」というべき内容になっています。ドイツがポーランドを攻めた、フランスを下した、連合国がイタリアに上陸した…といったよく知られた大戦中の出来事も、大国ならざるスイスから見ると、また違った印象をもって受け止められます。 あれ、スイスって第二次世界大戦に参戦してないよね? 永世中立国だし…。と思うところです。確かにスイスは参戦こそしていませんが、徹底した戦時体制をとっていました。戦わないために、戦いの準備をしていたのです。戦争準備 国家緊急権の発動 戦うスイスの民主主義 将軍選出と総動員 な

スイス空軍出動せず=「業務時間外」で−エチオピア機乗っ取り 【ジュネーブ時事】エチオピア航空機が17日、副操縦士に乗っ取られ、ジュネーブ国際空港に緊急着陸した事件で、スイス紙トリビューン・ド・ジュネーブ(電子版)は同日、スイス空軍機は「業務時間外」を理由に出動せず、同機の誘導飛行をしなかったと報じた。 エチオピアの首都アディスアベバからローマに向かっていた同機は、乗っ取られた後にシチリア島上空でイタリア軍のユーロファイター戦闘機2機に誘導されて北上。その後、フランス軍ミラージュ戦闘機2機が引き継ぎ、ジュネーブ空港まで乗っ取り機を誘導したが、スイス軍機は出動しなかった。 スイス軍は同紙に対し、人員や費用の制約から空軍の活動は午前8時〜正午、午後1時半〜同5時に限られていると説明。事件発生が早朝だったため、協定に基づきイタリア、フランス両国の軍機が緊急発進(スクランブル)し、誘導任務に当た
スイスで9日、EU=ヨーロッパ連合の加盟国などからスイスに来る移民の数を制限するべきかどうかを問う国民投票が僅かの差で 可決され、スイスとEUとの間の自由な労働力の移動に一定の制限がかけられることになりそうです。 スイスはEUには加盟していませんが、EUとの間で労働力の自由な移動を認める協定を結んでいるため、好調なスイスの雇用状況を背景にここ数年、毎年およそ5万人がスイスに移住しています。 これに対し移民の規制を求めるスイスの極右政党の呼びかけで、移民の数を制限するべきかどうかを問う国民投票が9日、行われました。 開票の結果、規制に賛成が50.3%と僅かに反対を上回って可決されました。 可決された背景には、失業率が高いEU各国からの移民が急増したことで、不動産価格が上がったり各地で交通渋滞が増えたりしたため移民に対するスイス国民の不満が高まっていることが指摘されています。 一方で、スイス経
永世中立の小国スイスは、人口800万人にもかかわらず、15万人という大規模な軍隊を持つ。19〜34歳の男性全員に兵役を課す国民皆兵制を国防の基盤としてきたためだ。 だが他国の脅威にさらされているわけでもないのに、莫大なコストが掛かる徴兵制を続けるのは時代遅れだとの批判が噴出。先週、徴兵制の是非を問う国民投票が実施された。 結果は有権者の73%という圧倒的多数が徴兵制の廃止に反対し、26州すべてで廃止反対派が勝利。今後も一部の職業軍人ではなく、国民全体で国防を担うとの意思が示された。 国防能力が損なわれるとして徴兵制撤廃に反対していた政府も胸をなで下ろしている。マウラー国防相は「軍隊と安全保障の強化に対する信任だ」と語り、来年予定されているスウェーデン製戦闘機グリペン22機購入の国民投票に意欲を見せた。 国民投票を呼び掛けた平和団体「軍隊なきスイスを目指す会」も、この結果を予想していたようだ
1957年のスプートニク1号打ち上げ以来、無数の人工衛星やスペースシャトルが打ち上げられた結果、地球の周囲には50万個以上のスペースデブリ(宇宙ごみ)が浮遊しています。ゴミといっても大きさはいろいろで、国際宇宙ステーションに損害を与えたり、船外活動を行う宇宙飛行士に危害が及ぶ可能性があるため、放置しておくわけにはいきません。 これをなんとかするために、スイスの科学者とエンジニアが知恵を絞って、デブリ掃除を行うための衛星「CleanSpace One」を打ち上げる計画を立てています。 Cleaning up Earth's orbit: A Swiss satellite to tackle space debris 「CleanSpace One」がどのようなものなのか、以下のムービーを見るとわかります。 CleanSpace One - a Swiss satellite to tack

(文/長坂 道子) 世界中にチェーン展開するファーストフードの隆盛への危機感の中からスローフードの動きが正式にスタートしてから早20年余り。 もともとはイタリアの片田舎へマクドナルドが出店をすることに対する反対運動という形に端を発したスローフードは、草の根的なムーブメントの形態を維持しつつも、今では世界中に支部を持つ規模に成長し、次第にその認知度も増してきている。 スローフード運動は、伝統的な食材や料理、良質の食品を守ること、消費者への啓蒙活動に励むこと、そして優良な生産者を守ることをその理念としているが、考えてみれば、スイスという国は、スローフードという「世界的潮流」とは別のところで、とっくの昔から、ごく自然な形でスローフード的なライフスタイルが根付いている国でもある。 近隣諸国に比べ、大型スーパーはその数も規模も比べ物にならないほど控えめだし、食材の生産地表記はスーパーでもレストランで

スイスにある防空壕は、緊急事態にスイスに住むすべての人を収容することができる。このような施設は世界中どこをとっても見当たらない。 「なぜこんなに重厚なドアが地下室にあるの?」と外国からのゲストは質問する。なぜなら、重装備のドアの奥に、ワインや古本が保管されているのを不可解に思うからだ。それは、スイスの家で実際に目にする防空壕の入り口のことである。これは、原子爆弾攻撃といった最悪の事態に住民を守る。重厚な鉄筋コンクリートのドアの横には、換気装置とガスフィルターが設置されている。 スイス人のメンタリティー かつては防空壕と呼ばれた、地下にある核シェルターは、スイスのどこにでも常設されているが、これは、スイス人のメンタリティーに基づいている。スイス人は何よりもまず身を守ること考え、すべての起こりうる危険に対して保険をかける傾向にあり、支出の2割を保険に充てる家庭もあるほどだ。もっとも、核シェルタ

1リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く