noteが全く更新できないぐらいに忙しく、精神的にも追い詰められた時期を送っておりましたが、ようやく先日ちょっと楽になり、久しぶりに更新いたします。 今日、読売テレビ「ジグザグ」で、「ヨーロッパは日中の諸問題をどうみているのか」についてコメントさせていただき、OAでは私のコメントが、お話しした内容の1割弱ぐらい(笑)使っていただけたようですので、ちょっともったいなくなって補足しておきます(笑)。 Q1. ヨーロッパは現在の日中関係をどのように見ていますか?今回の日中間のトラブルに関心は持っていますか? →非常に関心を持っています。高市政権はhawkish (タカ派)だという評価はそこそこヨーロッパでは広まっているように感じますが、ヨーロッパ諸国の高市政権に対する評価は今のところ低くありません。今の日本とヨーロッパとのあいだでなにか特別問題があるわけではないことも大きいのではないでしょうか。

中国軍の空母「遼寧」の編隊が6日の訓練中、艦載機が自衛隊機にレーダー照射した問題で、中国国営中央テレビ系メディアの「玉淵譚天」は9日、遼寧の編隊が訓練直前に現場付近にいた自衛艦に訓練実施を無線で伝えていたと報じた。当時の無線記録とされる音声の一部も公開した。 報道によると、6日の訓練は沖縄県沖の公海上で午後3時から実施。遼寧の編隊は同2時10分、「我々の編隊は計画に基づき艦載機の飛行を実施する」と無線で周辺に通報。さらに同2時28分、「我々の編隊は艦載機の飛行訓練を行う。午後3時ごろに開始し、約6時間継続する予定。空母以南を主要な区域とする」と2度目の無線通報をした。 2度の通報とも、現場付近にいた海上自衛隊の護衛艦「てるづき」から受信したとの連絡があったと「玉淵譚天」は報道。訓練開始後、自衛隊機と中国の艦載機は最短で50キロ未満の距離になったとしている。 また、この記事は、中国側も自衛隊

山東省萊州市出身。天安門事件当時、人民解放軍大将を務めた徐海東は父親であると噂されたが、実際は農家出身である。1950年に朝鮮戦争の志願兵に入隊を試みたが年齢を理由に拒否されたものの、血判書を書いてようやく入隊が認められる。1984年には華北軍事大演習の指揮者の1人となった。1987年から第38集団軍の軍長(司令官)。中将。 1989年5月19日、北京市内に戒厳令が布告されると、入院していた彼に中央軍事委員会から北京市内に進軍するよう命令が下ったが、「人民に武器を向ける事は出来ない」と署名を拒否して軍長を解任され、軟禁状態に置かれた。天安門事件の後に党籍を剥奪され、軍事裁判で禁固5年の刑を受け、秦城監獄に収監された[1][2]。 その後処刑説、病死説などがあったが、2011年2月、香港のリンゴ日報の取材で当時の行動を後悔していないことを語った[2]。副軍(副司令官)級の年金が支給されており
今回の記事では11月29日に発生した、日本人アーティストの公演が中止となったニュースについて、中国側の反応を掘り下げて解説します。 日本側では中国の強硬な措置ばかりが注目されがちですが、私にとって今回の出来事は、中国社会の変容を垣間見る意外な機会でもありました。 この様子を捉えたショート動画が中国の交流サイト(SNS)で拡散され、「非常に乱暴なやり方だ」「歌手に対して失礼だ」「やり方に批判が集まるのでは」などの反応がありました。これに対し、高市首相の発言を引き合いに「日本に教訓を与える必要がある」といった声もありました。 大槻マキさんの上海公演中断、中国人はどう思っている?(毎日新聞)これらのコメントのうち、「日本に教訓を与える必要がある」といった意見は、いわゆる保守・愛国系アカウントであり、その反日的な立場を踏まえればごく自然な反応です。そのため、本稿では詳細に取り上げません。 ここで焦

高市総理の国会答弁を発端として、日中関係が大変なことになっている。 それらの出来事自体について僕からは言うべきことは特にない。それらについての言説があまりにも溢れているし、僕も文化研究者としては基本的に専門家から学ぶべき立場にいるからだ。 ただ僕にも色々思うところがあるため、文化研究者としての雑感を述べてみたい。どこまで真剣に捉えるかはお任せする。中国の社会、政治、経済についての言説は、一般、専門を問わず飽和している。特に政治に関しては、誰もが何か言うべきことを持っているかのように積極的に語り、対立する見方を取る人に議論をふっかける。 私が違和感が持ってしまうのもこの点に対してである。中国に関する言説は、社会や経済に関するものも含めて、すべて政治的なものに還元されてしまうのだ。しかも、その際「政治的」とされるのはもっぱら政治的な制度の話のみになる。 きわめて限定された権力者にのみに政治的

1ヶ月経ってしまったが、四中全会の欠席者についてまとめた。2022年10月に選出された中央委員は205人だった。2024年7月の三中全会で李尚福、李玉超、孙金明の3人が党籍を剥奪され、候補委員だった丁向群、于立军、于吉红の3人が中央委員昇格した。 三中全会では外交部部長だった秦刚が辞表を提出しており、4人減ったのに対して、補充されたのは3人なので、三中全会終了時点の中央委員は204人ということになる。 今年10月の四中全会では何卫东、苗华、唐仁健、金湘军、何宏军、王秀斌、林向阳、秦树桐、袁华智と一挙9人が党籍を剥奪された。彼らは四中全会までに中央委員を解任されている。 候補委員からの繰り上げは于会文、马汉成、王健、王曦、王永红、王庭凯、王新伟、韦韬、邓亦武、邓修明、卢红の11人となった。 四中全会時点での委員は204人のはず。対して出席者は168人なので、36人が欠席した計算になる。この

今回の記事では2025年6月に京都で発生した、京都を観光中の中国人客が切り付けられた事件の解説を行います。 発表では、男は6月6日午後8時5分頃、下京区の路上で、観光ツアーに参加していた中国人男性(37)の胸付近をカッターナイフの様な刃物で数回切りつけ、殺害しようとした疑い。調べに対し、「今は何も話しません」と供述しているという ニュースより抜粋この事件の原因としては、いまの中国のデフレ不況と、それによって生まれているデフレ輸出型の違法労働の可能性があります。この記事では各国と日本の事例を紹介します。中国での噂この事件の動機はまだ明らかになっていませんが、中国ではある噂が出回っています。*この情報はあくまで噂であることを留意してください。 犯人の身元が判明:二重犯罪(*)のエリート 京都府警の調査で、この36歳の加害者は大阪のある旅行会社の社長であることが判明。関係者が暴露したことによる

中国出身でイタリア在住のインフルエンサーで「李老師不是你老師」(李先生はあなたの先生ではない)を運営する男性が、訪問先の日本で初めてインタビューに応じた。中国では報道されない出来事を、X(旧ツイッター)で24時間絶えず伝え続けてきた。今年6月、フォロワーは200万人を突破し、中国語で運営されている個人アカウントとしては世界最大級だ。同時に、嫌がらせも増え、在住しているイタリアでは5回も引っ越しをした。「二度と、中国には帰らない」と話し、これからも発信していく覚悟を語った。 「白紙運動」など中国国内の情報を収集・発信 量で圧倒2022年末、中国で起きた「白紙運動」を覚えているだろうか。 当時、中国では新型コロナウイルス対策として厳しい検閲や情報統制がしかれていた。反対する人々が街頭に繰り出し、白い紙を手に持って表現の自由を訴えた。抗議活動は全土に広まり、「検閲や言論統制に対する抗議」の総称

中国の富裕層が続々と日本へ逃避している。その真の目的とは?(写真はイメージです) Photo:PIXTA 日本に潜伏するジャック・マー氏の 華麗すぎる「失脚」ぶり アマゾンに匹敵する中国ECサイト「アリババ」を成功させたにもかかわらず、当局への断りなしに米トランプ大統領に会うなど、中国政府に不快感を与えていた馬雲(ジャック・マー)会長。2020年前後に中国政府を批判して激怒させアリババのトップの座から失脚、一時行方不明と噂されたが、時々その消息が報道される――。 私のような中国事情に疎い人間には、これが少し前までの知識でした。しかし、最近私の知人から、日本で馬氏に会ったという人物が複数現れ始めました。本物のアリババ創業者なのか、それとも彼の名を語る詐欺師なのか。あの国のことですから、わかりません。 そう思っていたら、馬氏の日本滞在の状況を詳細に公表した本が出版されました。『潤日(ルンリィー

2月1日、いま注目のジャーナリストである舛友雄大さんの最新刊『潤日(ルンリィー) 日本へ大脱出する中国人富裕層を追う』の刊行記念として企画されたトークイベント「Asian Talk 137中国新移民の台頭と日本」が開催された。 新進気鋭のジャーナリスト、舛友雄大さんの新刊の刊行記念として企画されたトークイベント「Asian Talk 137中国新移民の台頭と日本」 会場は以前このコラムでも紹介した銀座にある中国語ブックカフェ「単向街書店」で、筆者も聞き手として登壇した。 「満席で立ち見の人も出るほど、在日華人への関心の高さを実感した」とは当日来場した筆者の親しい新聞記者の言葉 舛友さんと知り合ったのは、昨年9月上旬に開催された毎日新聞主催の「中国<新移民>のインパクト~ガチ中華急増やタワマン特需の裏側」というオンライントーク番組だった。 彼とはずいぶん歳が離れているが、ここ数年、ガチ中

中国人が見出す日本の暮らしやすさ 日本の出入国在留管理庁によると、2023年時点の在日中国人総数は82万1838人。前年比で13%増えている。在留外国人を国別で見ると、中国人が最も多く、日本に暮らす外国人の4人に1人が中国人だ。 2019年にビザ取得の要件が緩和され、外国人が日本に在留しやすくなった背景には、日本の労働力不足がある。 カイシュエンはオーストラリアの大学の学位を持ち、キャリアもあったので、「高度人材」ビザを取得するのは簡単だった。そのようにビザを取得できない人は、語学学校に登録して学生ビザを取得し、日本語を勉強しながら仕事を探す。富裕層が取得する「経営・管理」ビザは、事業を起こすことが条件だ。中国人が移住先に日本を選ぶもう一つの理由は、漢字だ。これは日本文化が中国の影響を受けてきたことの表れでもある。 「日本語をしゃべれなくても、交通機関で行き先がわからなくなることはありま

中国東部の江蘇省にある職業教育を行う学校で16日、刃物を持った男に襲われて8人が死亡、17人がけがをしました。中国では公共の場所での殺傷事件などが後を絶たず、当局は社会に動揺が広がらないよう神経をとがらせています。 現地の警察の発表によりますと、江蘇省無錫にある職業教育を行う学校で現地時間の16日午後6時半ごろ、刃物を持った男に襲われて、8人が死亡、17人がけがをする事件が起きました。 警察は21歳の容疑者の男をその場で拘束したということです。 警察の初期段階の捜査によりますと、男はこの学校に通っていましたが、試験で不合格となり卒業証書を得られなかったことや、実習での報酬に対する不満をはらそうと犯行に及んだとみられるということです。 上海にある日本総領事館によりますと、被害者の中に日本人はいないということです。事件が起きた学校のホームページによりますと、この学校は陶磁器づくりを教える職業

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