岩屋毅外相(右から2人目)に要望書を渡す超党派「人道外交議員連盟」の阿部知子事務局長(同3人目)=外務省で2025年9月11日午後1時半、田所柳子撮影 超党派「人道外交議員連盟」の阿部知子事務局長(立憲民主党)は11日、岩屋毅外相と外務省で面会し、政府にパレスチナを国家として承認するよう求める与野党206人の国会議員が署名した要望書を手渡した。議連側は22日にフランスとサウジアラビアが米ニューヨークで主催するパレスチナに関する首脳級会合で、日本が英仏カナダなどと同様に、パレスチナを国家承認するよう求めた。 政府は承認の時期を検討している。岩屋氏は「206人の署名は非常に重たいし、ガザの現状は看過できない」と懸念を表明。承認には、「国際社会の動きにイスラエルが態度を硬化させる問題もあり、(パレスチナとイスラエルが平和的に共存する)2国家解決にどうすればつながるかを真剣に考える」と述べた。 阿

イスラエル人の人質の遺体を引き渡すため集結したハマス戦闘員=2月20日、ガザ・ハンユニス/Eyad Baba/AFP via Getty Images (CNN) 中東のカタール、サウジアラビア、エジプトなどアラブ諸国やイスラム諸国が、パレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマスに対して武装解除とガザ支配放棄を求める共同宣言を初めて発表した。 アラブ連盟(22カ国が加盟)と欧州連合(EU)の全加盟国ほか17カ国が支持する宣言は29日、サウジアラビアとフランスが共催した国連会議で署名された。 今回の会議は「パレスチナ問題の平和的解決と2国家解決の実現」を目指して開催。宣言には次に講じるべき措置を盛り込んだ。 宣言では「パレスチナ全土における統治、法執行、安全保障は、しかるべき国際社会の支援を得て、パレスチナ自治政府のみが担わなければならない」と明記。「ガザの戦闘を終結させるため、ハマスは独立

【7月29日 AFP】イスラエル人入植者がパレスチナ自治区ヨルダン川西岸にあるキリスト教徒の村タイベを夜間に襲撃し、車に放火したり、脅迫的な落書きをしたりした。目撃者とパレスチナ自治政府(PA)が28日、明らかにした。 タイベに住むパレスチナ・テレビのジャーナリスト、ジェリーズ・アザール氏はAFPに対し、この夜襲で自宅と車が標的にされたと語った。 「外を見ると車が燃えており、彼ら(入植者たち)は車と家に向けて何かを投げていた」とアザール氏は語った。 パレスチナ自治政府は声明を発表し、タイベ襲撃は「イスラエルの植民地入植者」のしわざだと非難した。 イスラエルの警察と軍は共同声明で、タイベに派遣した部隊から、「パレスチナ人の車両2台が燃やされ、落書きがされていた」との報告があったと述べた。 容疑者は捕まっていないが、イスラエル警察が捜査を開始した。 パレスチナ当局がソーシャルメディアで共有した

ヨルダン川西岸のタイベで、放火された教会を視察する米国のハッカビー駐イスラエル大使(右)=19日(共同) 【タイベ共同】米国のハッカビー駐イスラエル大使は19日、イスラエルが占領するパレスチナ自治区ヨルダン川西岸のキリスト教の村タイベを訪問した。タイベでは最近、ユダヤ人入植者による教会放火などの暴挙が相次いだ。ハッカビー氏は強硬なイスラエル支持者として知られるが「聖なる場所への冒涜行為は許されない」と非難した。 2023年10月のパレスチナ自治区ガザでの戦闘開始以降、ヨルダン川西岸では過激な入植者による襲撃が急増。今月11日にはパレスチナ系米国人が撲殺される事件も起きた。西岸のパレスチナ人によると、イスラエル当局が措置を講じることはなく、入植者の処罰もほぼないという。

フランスのマクロン大統領は24日、フランスは9月の国連総会でパレスチナを国家承認すると表明した。ドイツ・ベルリンで23日撮影(2025年 ロイター/Lisi Niesner) [パリ 24日 ロイター] - フランスのマクロン大統領は24日、9月の国連総会でパレスチナ国家を承認する意向を表明した。地域の平和につながるとして、他国に同調を働きかける方針を示したが、イスラエルと米国は激しく反発した。

この写真にはショッキングな表現、または18歳以上の年齢制限の対象となる内容が含まれます。 ご覧になる場合にはご了承の上、クリックしてください。 【7月23日 AFP】国連は22日、米国とイスラエルの支援を受けてパレスチナ自治区ガザ地区で人道支援物資の配給を行う「ガザ人道財団(GHF)」が活動を開始して以来、イスラエル軍がガザで食料を受けとろうとしたパレスチナ人1000人以上を殺害したと明らかにした。 公式には民間団体となっているGHFは、イスラエルがガザへの物資供給を2か月以上遮断し、大規模な飢饉(ききん)の警告が出された後、5月26日に活動を開始した。 GHFの活動は混乱を招き、配給を待つ人々にイスラエル軍が発砲したと毎日のように報じられている。イスラエル軍はガザで、イスラム組織ハマスの壊滅を目指して活動している。 国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)のタミーン・アルキータン報道官はA

ガザ人道財団(GHF)から配給された援助物資を運ぶ人々=6月8日撮影/Eyad Baba/AFP/Getty Images (CNN) パレスチナ自治区ガザ地区への食料援助をめぐり、西側25カ国の外相が21日、イスラエルを非難する声明を発表した。パレスチナ保健省によると、人道支援物資を受け取ろうとして死亡した住民は今年5月下旬以来で1000人を超えた。 国連によると、死傷者のほとんどは、イスラエルと米国を後ろ盾とする「ガザ人道財団(GHF)」運営の援助物資配給所へ向かう途中だった。同財団は5月27日から運営を開始している。 パレスチナ当局や目撃者によると、死傷者が出た事態の大部分にイスラエル軍が関与していた。 イスラエル軍は、一部については群衆に向かって警告射撃をしたことを確認。6月下旬には「住民との摩擦」を最小限に抑えるため、援助拠点に至るルートを「再編」したと述べていたが、その後も殺害

ロイター通信は17日、パレスチナ自治区の医療関係者の話として、イスラエル軍が同自治区ガザで食料を求めて集まった人々を戦車で攻撃し、少なくとも59人が死亡したと報じた。 ロイターが取材した目撃者の話に…

Published 2025/05/26 22:11 (JST) Updated 2025/05/27 10:20 (JST) 【ベルリン共同】ドイツのメルツ首相は26日、イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザへの攻撃について「何を目的としているのか、もはや理解できない」と批判した。ドイツメディアが報じた。ナチス・ドイツのホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)の加害責任から、ドイツはイスラエルを支持する立場を貫いており、首相の批判は異例。 メルツ氏は欧州政治を議論するイベントで、ガザで民間人や子どもの犠牲が増えていることに言及し「(イスラム組織)ハマスによるテロとの戦いとして、攻撃を正当化することはもはやできない」と非難した。 さらに、ドイツがイスラエルに助言する場合、他の国より慎重さが必要だとした上で「国際人道法が侵害されるのであれば、ドイツやドイツ首相は何かを言わなければならない」と強調した

【エルサレム共同】イスラエル軍は21日、ヨルダン川西岸ジェニンを視察中の外交団が不許可地域に立ち入ったため、警告射撃をしたと発表した。けが人はいない。地元メディアによると、日本や欧州連合(EU)などから多数の外交官が参加していた。
左からハムダン・バラル氏、ユバル・アブラハム氏、バーセル・アドラー氏の3人。アカデミー賞授賞式後のパーティーに参加したときの様子=2日/John Locher/Invision/AP (CNN) 米アカデミー賞を受賞した映画「ノー・アザー・ランド 故郷は他にない」の共同監督を務めたパレスチナ人のハムダン・バラル氏が、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸でイスラエル人入植者に殴打され、イスラエル軍兵士によって連れ去られた。同僚や目撃者が明らかにした。 バラル氏と共に映画を監督したバーセル・アドラー氏がCNNの取材に答えた。それによるとアドラー氏は24日、トラブルに遭ったとみられるバラル氏から電話を受け、西岸地区スシヤにある同氏の自宅に向かった。家に着いたところ、バラル氏と少なくとももう1人が連れ去られるのを見たという。 バラル氏の自宅外にはイスラエル人入植者のグループがおり、一部は石を投げていた。

イスラエル軍は18日、ガザ地区で大規模な空爆を行い、地元の保健当局はこれまでに404人が死亡したと発表しました。イスラエル側がイスラム組織ハマスに対し、新たに軍事的な圧力をかけて人質の解放を迫る一方、ハマスは「停戦合意を破るものだ」と強く反発していて、ガザ地区の停戦は崩壊しかねない事態となっています。 ことし1月から停戦が続くパレスチナのガザ地区で、イスラエル軍は18日未明、ハマスの拠点に大規模な空爆を行っていると発表し、ネタニヤフ首相は声明で「より強い軍事力でハマスに対して行動する」と強調しました。 この空爆で、ガザ地区の保健当局によりますとこれまでに404人が死亡したほか、多くの人ががれきの下に取り残されていると発表しました。 地元の当局は、犠牲者の多くは女性や子どもなどだとしています。中東のメディアはハマス幹部の話として、空爆で人質1人が死亡したと伝えています。 停戦の継続をめぐる協

その後の共同記者会見で、トランプ大統領は、パレスチナのガザ地区について「アメリカはガザ地区を引き継ぎ、われわれが仕事をする。ガザ地区を所有する。雇用と住居を無制限に供給する経済開発を行う」と述べました。 そして、所有は長期間になるとの考えを示した上で「私は世界の人々がそこに住むことを思い描いている。国際的で信じられないような場所になる。ガザ地区の可能性は信じられないほど大きい」と述べて、パレスチナの人々を含めて世界中から人が集まる場所にすると説明しました。 また、記者団から治安維持のためにアメリカ軍をガザ地区に派遣する可能性があるのか問われたのに対しては「必要であれば派遣する」と答えました。 一方、ガザ地区の住民の今後についてトランプ大統領は「ガザ地区は何十年もの間、死と破壊の象徴であり、その近くに住む人々にとって最悪だった。ガザ地区に住む180万のパレスチナ人が最終的に住むことになるさま

この写真にはショッキングな表現、または18歳以上の年齢制限の対象となる内容が含まれます。 ご覧になる場合にはご了承の上、クリックしてください。 【12月5日 AFP】イスラエルが占領するパレスチナ自治区ヨルダン川西岸で4日、イスラエル人入植者が二つの町村を襲撃し、複数の建物に放火してパレスチナ人1人を負傷させた。イスラエル軍が、政府の許可なく建設された「アウトポスト」と呼ばれる入植地で強制排除を実施したのがきっかけだという。 イスラエル軍は、ヨルダン川西岸ナブルスの東にある村ベイトフリクに「イスラエル国民が侵入」し、「建物に放火して投石した」と発表した。 現地当局がAFPに明らかにしたところによると、事件が起きたのは4日未明だという。 イスラエル軍によれば、ベイトフリクに隣接するアウトポストに対し、同軍が3日夜に強制排除を実施したことへの反発だという。入植者はこの時も当局と衝突。投石で警察

イスラエル軍とヒズボラの間では、去年10月からの戦闘でレバノン側の死者が3800人以上にのぼり、イスラエル側でもおよそ6万人が避難を余儀なくされる事態となっていて、アメリカが停戦に向けて働きかけていました。 これについて、イスラエルのネタニヤフ首相は26日、テレビ演説し、ヒズボラとの停戦案について、閣議承認の手続きを行うことを明らかにしました。 停戦に応じる理由について、ネタニヤフ首相はイランの脅威に備えて軍の態勢を立て直すとともに、ガザ地区のイスラム組織ハマスを孤立させるためだとしました。アメリカのバイデン大統領は日本時間の27日午前5時半ごろ、イスラエルとヒズボラの戦闘をめぐり、イスラエル・レバノン両政府がアメリカの停戦案を受け入れたと発表しました。停戦は現地時間の27日午前4時、日本時間の27日午前11時から始まるとしています。バイデン大統領は今後60日間でレバノンの正規軍がイス

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