半世紀以上続いたアサド政権が崩壊してから3か月となったシリアでは、暫定政権側の部隊と旧アサド政権を支持する勢力が衝突するなどして、200人以上が死亡しました。このほかに多数の民間人が巻き込まれているという情報もあり、シリアが安定に向かうかは依然として不透明な状況です。 現地の情報を集める「シリア人権監視団」によりますと、6日から北西部のラタキア近郊などで、暫定政権側の部隊と旧アサド政権を支持する勢力との間で激しい戦闘になるなどし、これまでに200人以上が死亡したということです。 また、このほかに多数の民間人が巻き込まれて死亡したという情報があり、確認が進められています。 さらに監視団によりますと、中部のハマ郊外でもアサド前大統領を支えてきたイスラム教の少数派の人たち31人が殺害され、死者には子どもも含まれているということです。 シャラア暫定大統領は7日、「シリアを守る人々を殺害し罪のない人

(CNN) シリアの反体制派武装勢力は29日、突如攻勢に出てからわずか3日で北部アレッポに進入した。反体制派がシリア第2の都市アレッポに足を踏み入れるのは、政府軍が同市を奪還した2016年以来となる。 反体制派は今週に入って奇襲を仕掛け、アレッポ郊外の複数の村を制圧。ここ数年おおむね膠着(こうちゃく)状態が続いていた紛争が再燃した。 CNNが位置情報を確認した動画では、反体制派の戦闘員1人が市内西部の人けのない道路を車で走り、撮影を行う姿が映っている。車がアレッポ西部にあるモスク(イスラム教礼拝所)に近づくと、戦闘員が神を称賛する声も聞こえる。 シリア政府軍は「大規模攻撃」に直面していると述べ、「各地の戦線に沿った全ての場所を強化している」と主張。だが複数の住民は、政府軍はアレッポ西部の複数の地区から退却したと証言した。 27日に始まった今回の攻勢は、シリア反体制派と2000年からシリアを

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