おまけ話として、mdbmはLinear Hashingと呼ばれるハッシュアルゴリズムの影響を強く受けています。Linear Hashingの詳細はwikipediaをご覧ください。 http://en.wikipedia.org/wiki/Linear_hashing このアルゴリズムによりmdbmは、扱うデータサイズが大きくなれば、動的にHashTableを拡大することができる非常に便利な特性を持っています。 しかし、冷静になって考えてみてみましょう。このLinear Hasingの管理用のテーブルを走査する計算コストは可能なら避けるべきです。 mdbmをはじめ、多くのKVSでは最終的なデータのサイズの予想がつくのであれば、あらかじめ大きめのサイズでデータベースファイルを作成する方が好ましいでしょう。 この辺の話に興味がありましたら、コードの「hashval_to_pagenum()」

エンジニアなら詳細が気になるもの。というわけで、個人ブログのほうで yrmcds 1.0.0 リリース記事の技術的な補足をしておきます。 keepalived 使うの、split brain になるんじゃないの? さてはプロの方ですね。困りますな、そういう突っ込みは! 気になる人は split brain 起こさない heartbeat をご利用ください。 用途次第でまあどうでもいっかなーという人は keepalived の方が手軽かと思います。 サーバーサイドロックとレプリケーション ロック状態はレプリケーションされません。非同期レプリケーションなのでしても無駄というか。 するとロックした後、フェイルオーバーするとオブジェクトがロックされない状態になるわけです。危険です。 対策として導入したのが、バイナリプロトコルの RaU (Replace and Unlock) です。 このコマンド
@ymmt2005 こと山本泰宇です。去る 7 月に yrmcds という memcached 互換な KVS を公開したことをご案内しました。それから 5 ヶ月経ちましたが、今回は安定版となるバージョン 1.0.0 をリリースをご案内します。 ダウンロードはこちらからどうぞ: https://github.com/cybozu/yrmcds/releases/tag/v1.0.0 0.9.0 からの変更点を短くまとめるとバグがなくなって、memcached より多分高速になっています。ちょっと長めの記事ですが、末尾にいいことが書いてありますので、是非ご一読ください。 yrmcds の特長 レプリケーション サーバーサイドロック No slabs その他 memcached との差異 運用実績と性能 クライアント 0.9.0 からの変更一覧 バグ報告を募集します! yrmcds の特長 y
High Performance RocksDB uses alog structureddatabase engine, written entirely inC++, for maximum performance. Keys and values arejust arbitrarily-sized byte streams. Optimized for Fast Storage RocksDB is optimized for fast, low latency storage such as flash drives and high-speed disk drives. RocksDB exploits the full potential of high read/write rates offered by flash or RAM. Adaptable RocksD

@ymmt2005 こと山本泰宇です。 公式発表とは別に、こちらでは yrmcds のもう一つの使い方を紹介します。それと、私の気持ちなどを。 yrmcds は実際のところ、作ることをかなりためらいました。工数という観点でみれば Apache が Redis を扱えるようにするとか、レプリケーションの仕組みを頑張るといったほうが小さい気がしたからです。C++11 の実践課題という動機は個人に寄っているので、会社に十分なメリットがないことには・・・と。 そこで会社へのメリットとして、以下の価値を加えることにしました。 後進の開発者が設計やプログラミング技法を学ぶ教材として使える英語圏では無名のサイボウズの知名度の足しになるようにオープンソース化して宣伝を頑張る 教材として yrmcds が提供しているものは以下です。 簡潔なコード 以下の cloc レポートが示すように、ほとんどのファイル
@ymmt2005 こと山本泰宇です。 今回は memcached 互換で冗長構成を簡単に組める自社製 KVS である yrmcds のリリースをご案内します。 ... この Redis 全盛なご時世になんで?とか、repcached や Kyoto Tycoon があるじゃない、といったツッコミの嵐が聞えてきそうです。わかってます、わかってますから物を投げないで! 順を追って説明しますので、批判はそれからにしてください! 何が欲しいのか 私は日頃 cybozu.com のインフラで動作するソフトウェアを開発しています。リリース後もうすぐ2年になりますが、お蔭様で 4,000 社以上にご利用いただくまでになりました。商売繁盛で嬉しいのですが、運用側は日々増えるデータとアクセスを捌くべく奮闘しています。 ここのところ問題になっていたのが、MySQL に保存しているセッション情報でした。アプリ
yrmcds memcached compatible KVS with master/slave replication View onGitHub Download .zip Download .tar.gz yrmcds is a memory object caching system with master/slave replication. Currently, yrmcds supports two protocols: the first is an enhanced memcached, and another is a protocol to implement distributed resource counters. Since the memcached protocol is perfectly compatible with the original i
There are two ways to think ofSSDs in system design. One is to think ofSSD as an extension of disk, whereit plays the role of making disks fast and the other is to think of them as an extension of memory, whereit plays the role of making memory fat. The latter makes sense when persistence (non-volatility) is unnecessary and data is accessed over thenetwork. Even though memory is thousand time
首藤 一幸 Last-updated: January 5, 2010 注: このページの文章は Software Design 誌 2010年 2月号に掲載された以下の記事の元原稿です。 Software Design 誌編集部の了承の元に、本ウェブページに掲載しております。 首藤一幸: "key-valueストアの基礎知識", Software Design 2010年 2月号, p.14-21, (株)技術評論社, 2010年 1月 18日 クラウド、特にPaaS向けのソフトウェア開発が現実のものとなり、 そこではリレーショナルデータベースとは違ったデータベースが 勢いを増しています。 その代表であるkey-valueストアを解説します。 もくじ key-valueストアとは なぜkey-valueストアか key-valueストアの使いどころ key-valueストアとNoSQLの
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