「洋書に出てくる英語表現」の第191回は、英語学習や英会話に役立つ【おすすめ英語フレーズ編】の第171回として「spill the beans」を取りあげます。 Spill the beansの意味と由来 直訳すると、「豆をこぼす」となります。 この表現の由来についてはいくつか説があるのですが、最も有力なのは古代ギリシャで採用されていた投票方式に由来するという説です。その投票では、賛成票を投じる人は白色の豆を、反対票を投じる人は黒色の豆を容器に入れていきます。最終的に容器の中に入っている豆の数を集計して投票結果を公表するのは投票委員の仕事なのですが、時に投票者が豆を入れる際に誤って容器を倒してしまって、中に入っている豆をこぼしてしまうことがありました。 そのように豆をこぼしてしまうと投票結果が先に分かってしまうことから、「spill the beans」は「秘密を漏らす」を意味するフレーズ

「洋書に出てくる英語表現」の第180回は、英語学習や英会話に役立つ【おすすめ英語フレーズ編】の第160回として「chip off the oldblock」を取りあげます。 Chip off the oldblockの意味と由来 直訳すると、「古い木の塊から切り出された木片」となります。 この表現は、古い木の塊とそこから切り出された小さな木片との関係を父親と子供の関係にたとえた比喩表現で、古い木の塊(oldblock)は父親を表し、小さな木片(chip)は子供を表しています。 木の塊から切り出された小さな木片は元の木の塊と色や木目、質感の点でとてもよく似ていることから、「chip off the oldblock」は「父親によく似た子供」を意味するフレーズとして古くから使用されてきました。 日本語では「父親ゆずり」、「父親にそっくり」、「うり二つ」、「生き写し」などと訳されます。


yosho-no-eigo.net 私は「はてなブログ」でブログを書いているので、基本的には「はてなブログ」内の英語関連のブログを、「はてなグループ」等を使ってたまにお散歩して、気に入ったものを見つければ読者登録して、定期的に読ませて頂いています。 一方、冒頭の「洋書の英語」は、おそらくはてなブログではないのでどうやって見つけたかちょっと覚えておらず(にほんブログ村のリンクとかかな)、また読者登録はできなかったのですが、英語表現を学ぶのにすごく良いと思いましたので、新たに当ブログのサイドバーに「英語関連ブログ」コーナーをつくって、リンクを置かせて頂きました(ブラウザのお気に入りをするだけだと、忘れちゃうので…)。 何が良いかというと、 洋書でよく出てくる英語表現を、記憶に残りそうなグラフィックと、意味や由来付きで紹介。 翻訳のプロの方が筆者のようで、解説も適切。 当該英語表現について、10
「洋書に出てくる英語表現」の第160回は、英語学習や英会話に役立つ【おすすめ英語フレーズ編】の第140回として「a babe in the woods」を取りあげます。 A babe in the woodsの意味と由来 直訳すると、「森の中の赤ん坊」となります。 この表現は、1595年に匿名で出版された「The Children in the Wood」というイギリス童話に由来します。 この童話は、金持ちの親に先立たれて孤児となった幼い2人の兄妹を描いたもので、この兄妹は叔父に引き取られることになります。その叔父がすごく悪い人で2人が受け継いだ財産を奪い取ろうと殺し屋を2人雇うのですが、その内の1人が兄妹を不憫に思って殺すことができず、代わりにもう1人の殺し屋を殺害し、2人の孤児を森の奥深くに逃がしてやります。しかし、幼い2人の孤児は結局森の中で餓死してしまうという、どことなく白雪姫を連


「洋書に出てくる英語表現」の第157回は、英語学習や英会話に役立つ【おすすめ英語フレーズ編】の第137回として「locked and loaded」を取りあげます。 Locked and loadedの意味と由来 直訳すると「ロックされて装填されて」となります。 この表現は、ライフル銃に弾丸が装填された状態に由来するもので、「locked」はライフル銃が暴発しないように安全装置がかけられていること、「loaded」はライフル銃に弾丸が装填されていることを表します。 このようにライフル銃に弾が込められていて、すぐに発射可能である様子から、「locked and loaded」は「銃に弾丸が装填済みである」という文字通りの意味で使用されるほか、「準備が完了している」という比喩的な意味でも使用されます。 日本語ではこのほか、「準備万端である」、「臨戦態勢にある」、「発射準備が完了している」などと


[記事編集履歴:2021年3月2日最終更新| 洋書多読をしたい英語学習者向けのシリーズであるCambridge English Readers(ケンブリッジ イングリッシュ リーダーズ)。 今日はこのシリーズから、『Not Above The Law』を読みました。 ・ ・ ・ 有名なシリーズではありますがあらためて。 Cambridge English Readersの特徴は以下! StarterからAdvancedまで、7つのレベルに分かれている 全てオリジナルストーリー ロマンスからスリラーまで、幅広いジャンルをカバー Audio版もあり 紙の本だと1200円位、キンドルだと700円弱程度(同様の英語学習者用のシリーズである、Oxford BookwormsやMacmillan Readersの電子版より、若干リーズナブル) 2020年11月現在で、シリーズ全94冊英語学習者にはう

多読、というからには”たくさん読む“ことが必要な英語多読ですが、一番の難問が費用の問題ではないでしょうか。特に最初は短い本をたくさん読みますのですべて購入していたら破産してしまいます(ちょっとオーバー)!図書館などの力をお借りしてその時期を乗り越えるわけですが、以前も一度書きましたように、図書館とともに私たちを助けてくれるのがProject Gutenbergです。多読をされている方は皆さんもうご存知かもしれませんが、やっぱりとっても役立ちますので改めてご紹介。。 www.gutenberg.org 日本の青空文庫のように著作権が切れた作品がアップされていますので、古典作品中心になりますから、本当の入り口段階ではちょっと難しく感じるかもしれませんが、絵本などもたくさんラインナップされていますので、少し慣れてきたら読みこなせる本がたくさんあります。尻込みせずにぜひのぞいてみてください! ホー

[記事編集履歴:2021年2月17日最終更新| 一昔前、たぶん20年以上前に流行った哲学を題材とした小説、「Sophie's World(ソフィーの世界)」を読み始めています。 洋書多読:Sophie's World(ソフィーの世界)/第1章 The Garden of Eden -英語で世界を広げたい!~英語学習&見聞録~ 第1章は、ノルウェイの片田舎に住む14歳の少女ソフィーのもとに、謎の封筒が届くところから始まりました。 第1章でソフィーに降りかかった謎は3つ。 1つ目は、誰が白い封筒を郵便受けに入れたのか。 2つ目は、白い封筒に書いてあった難しい問い(Who are you? Where does the world come from?)。 3つ目は、Hilde Moller Knagとは誰で、なぜソフィーのところにHilde宛のバースデーカードが送られてきたのか。 ・ ・ ・

[記事編集履歴:2020年12月22日最終更新] 第11章。 Saito ConstructionのCEO、Takeshi Saitoから、Keiko探しの成果が出ていないことを責められ、早く成果を出さないと悪い結果になると脅された主人公Willieは落ち込んでいる。Cosmos社での仕事からの帰り道、二人の不審な男に声をかけられる。逃げようと足早に歩くWillieにバイクで助けに入ったのがHiroshiだった。 WillieはHiroshiに事情を話し、Hiroshiは協力を約束。Willieはいったん自宅に帰り、インターネットでTanakaについての情報を調べはじめる。 ・・・ ずっとSaito Corporationと思って読んでいたが、よくみるとSaito Constructionだった。思い込みってこわい。 Willieは、不審な二人組を寄こしたのがCEOかTanakaかと思って

[記事編集履歴:2020年12月15日最終更新] 第11章に入った。 Saito CorporationのCEO、Takeshi Saitoから、Keiko探しの成果が出ていないことを責められ、早く成果を出さないと悪い結果になると脅された主人公Willieは落ち込んでいる。Cosmos社での仕事からの帰り道、二人の不審な男に声をかけられる。逃げようと足早に歩くWillieにバイクで助けに入ったのがHiroshiだった。 ・・・ Willie、意外に繊細。なんか急にアクション映画っぽい展開になってきたぞ。 <語彙力UPクイズ> 【脚注に答えがあります】 Molotov cocktail*1 piddling*2 quivering*3 leave somebody in the lurch*4 venomous*5 ・・・ <復習クイズ>英語の勉強は復習も大事。 今日は過去の語彙力UPクイ

[記事編集履歴:2020年12月11日最終更新] 第十章読了。 Hiroshiとの飲み会から帰ってきた主人公Willieは、予想通り、帰宅してすぐにTanakaからの電話を受ける。Tanakaは、収穫があまりないことに苛立っている様子。 その翌日、TanakaとWillieは、Saito CorporationのCEO、Takeshi Saitoの邸宅に呼ばれる。Takeshi Saitoは非常に居丈高な人物で、早く何か成果をもってこないと、悪い結果が起こる(Willieの仕事先の多くがSaito Corporationの関連会社なので、それを打ち切るということか)と脅す。 ・・・ 娘のKeikoがいなくなって苛立つのはわかるものの、ほんとに事件性あるなら、急遽雇ったフリー翻訳者を脅してプレッシャーかけるより、大企業の情報収集力を生かして専門の探偵雇うなり警察に失踪届出すなりしたほうがいい

[記事編集履歴:2020年12月9日最終更新] 第十章。 Hiroshiとの飲み会から帰ってきた主人公Willieは、予想通り、帰宅してすぐにTanakaからの電話を受ける。Tanakaは、収穫があまりないことに苛立っている様子。 その翌日、TanakaとWillieは、Saito CorporationのCEO、Takeshi Saitoの邸宅に呼ばれる。 ・・・ Keikoの父であるTakeshi Saitoがどんな人物か。もし映画にするとしたら、イメージ渡辺謙みたいな感じかなぁ。 <語彙力UPクイズ> 【脚注に答えがあります】 forbear*1 pacifier*2 privy to*3 foyer*4 musty*5 ・・・ <復習クイズ>英語の勉強は復習も大事。 今日は過去の語彙力UPクイズから以下出題です。 abscond absolve absorb abstain ab


[記事編集履歴:2020年12月6日最終更新] 第九章読了。 小石川植物園で散歩をしていた主人公Willieは、Keikoの捜索を依頼してきたSaito CorporationのTanakaが女性と二人で話しているところを見つける。 その後、Tanakaとの食事に臨む。不機嫌そうなTanakaから、Keikoについての情報収集の進捗を聞かれる。Tanakaは何か焦っている様子。 Cosmos社に戻ったWillieは少し仕事をした後、編集者の一人Hiroshiと神楽坂に飲みに行く。HiroshiはKeikoを高く評価しているようだ。Hiroshiによれば、TanakaはSaito CorporationCEOの個人的な秘書のような人物らしい。Hiroshiは他にもTanakaについて色々噂を知っているようだが、この場では聞き出せず。 ・・・ だんだん物語の謎に迫ってきた感があるなぁ。面白く

[記事編集履歴:2020年11月25日最終更新] 第九章続き。 小石川植物園で散歩をしていた主人公Willieは、Keikoの捜索を依頼してきたSaito CorporationのTanakaが女性と二人で話しているところを見つける。 その後、Tanakaとの食事に臨む。不機嫌そうなTanakaから、Keikoについての情報収集の進捗を聞かれる。Tanakaは何か焦っている様子。 Cosmos社に戻ったWillieは少し仕事をした後、編集者の一人Hiroshiと神楽坂に飲みに行く。HiroshiはKeikoを高く評価しているようだ。Hiroshiによれば、TanakaはSaito CorporationCEOの個人的な秘書のような人物らしい。 ・・・ 半沢直樹シーズン2の最終回を観ました。最後まで勢いよく駆け抜けていたなー。 最後の戦いに挑む半沢への花ちゃんのセリフが良かった。 生きてさ

[記事編集履歴:2020年11月2日最終更新] 第六章読了。 Cosmos社で編集者の仕事を教わりはじめた主人公Willieは、編集者の一人Jerryからランチに誘われる。JerryはKeikoの敵ではなく、むしろKeikoを慕っているようだ。WillieはJerryからみたCosmos社内の人間関係を聞き出す。 ・・・ ようやく3分の1を読み終えたところだけど、もう次は何の本を読もうか考え中。 手元には、いつ買ったのか覚えていない「ソフィーの世界」(一時期かなり流行った、哲学をテーマにした小説)の原書があって、これ日本語でも大昔に一度トライして結局読み終わらなかったのだけど、一度読んでみたかったので、これにしようかな。 でもこれめちゃ時間かかりそうなので悩ましい。 <語彙力UPクイズ> 【脚注に答えがあります】 spout off*1 have a thing*2 have a thin

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