node-tarで発見された任意のファイルの書き込み・上書きの脆弱性(CVE-2021-32804)について調査を行いました。 node-tar 3.2.2, 4.4.14, 5.0.6, 6.1.1以前のバージョンを利用している場合、この脆弱性の影響を受けることがあります。 加えて、node-tarを間接的に利用している場合にも影響を受けることがあります。具体的には、npmもtarファイルを扱う処理にnode-tarを使っているため、脆弱なバージョンのnpmを使って、信頼できないtarファイルを処理することで影響を受ける場合があります。 今回は、CVE-2021-32804の修正コミットを確認してどのような脆弱性だったのか確認し、実際に脆弱性が再現できるのかDockerで環境を用意して検証を行いました。 また、npmにも影響があるかの検証も行い、こちらもDockerの環境にて確認を行いま