はじめに PKSHATechnology のソフトウェアエンジニアの新冨です。 私のチームでは社内問い合わせ管理ソフトウェアである PKSHAAI ヘルプデスクを開発しています。PKSHAAI ヘルプデスクに関する詳しい説明は以下の記事を参考にしてください。 先日、問い合わせ者用の Teams 風なチャット画面をChatGPT 風なデザインに刷新しました。このプロジェクトで私は主担当エンジニアとして、Cursor と MCP(Model Context Protocol)を中心に複数のAI ツールを統合し、開発サイクル全体をAI フローとして再構築しました。「AI にコードを書かせる」だけでなく、タスク起票から仕様参照、フィードバック反映、QA、PR 作成までを一連の循環としてAI に組み込むと、開発の速度と品質が変わりました。 この記事を通して読者が、Cursor と MC

はじめに こんにちは、モノタロウ、CTO-OfficeAI駆動開発チームの市原です。 このブログは、2025年8月23日に開催された「Cursor Meetup Osaka」で発表した内容を再構成したものです。 モノタロウでは2023年からAI駆動開発に積極的に取り組んでおり、GitHub Copilot、Cline、Devin、そしてCursorと、様々なツールを導入してきました。 その過程で得られた知見、特に「AIツールを配るだけでは生産性は上がらない」という現実と、それをどう乗り越えようとしているかについて共有させていただきます。 Cursor Meetup Osaka - connpass この記事は、2025/7/2に公開した、Clineを200人で試してみた - モノタロウのAI駆動開発実践記 の続編でもあります。tech-blog.monotaro.com モノタロウのA

Figmaの新機能「DevMode MCP」と、FigmaのMCPのひとつAIツール「Talk toFigma」を組み合わせて、デザインレビューの自動化と効率化を試しました。 ※この記事はYoutubeでも解説しています 「Figmaのデザインレビュー、もっと効率的にできないかな…」 「客観的な視点でフィードバックが欲しいけど、人に見せるのは少し気が引ける…」 デザイナーなら誰しも一度はこんな悩みを抱えたことがあるのではないでしょうか。 先日、私がX(旧Twitter)に投稿した「AIでFigmaのデザインレビューが捗る方法」が、ありがたいことに多くの方から反響をいただきました。Figma MCPのアップデートで、アノテーション(注釈)をAIに渡せるようになったので、次のようなことを試してみました。Figmaでデザインを作成→AIと一緒にフィードバック→それを注釈としてFigmaに自

こんにちは。令和トラベルで旅行アプリ『NEWT(ニュート)』のプロダクトデザイナーをしているtoyです。 私たちの会社では、職種に関係なくAIを業務に取り入れています。中でも、AIエディタの「Cursor」は、私のイチオシです。Cursorは基本的にはエンジニアが使用するツールですが、デザイナーでもCursorを活用して業務改善に繋げることができるので、その具体例をご紹介します! 活用事例1:Figmaと連携し、デザインシステムのドキュメント作成を効率化NEWTのプロダクトデザインチームでは、Figmaでコンポーネントなどのデザイントークンを管理しています。ただ、Componentのバリエーションは揃っているものの、それぞれの利用ルールが明確に文章化されておらず、「Tooltipは色が2種類あるけれど、どういう場合にどちらを使うのが正解なんだ...?」のような確認が必要となる場面が少なから

Deleted articles cannot be recovered. Draft of this article would be also deleted. Are you sure you want to delete this article? こんにちは、とまだです。 皆さん、最近話題のAI 駆動開発、試していますか? 私は普段フリーランスの Webエンジニアとして活動しており、そちらではAI エージェントをフル活用した開発を行っています。 そして業務だけでなく、個人開発の中でもAI を活用して、開発効率を劇的に向上させています。 そんな中、個人開発として Cursor と Claude をフル活用して、プログラミング学習サイトを たった 1 ヶ月で作り切る ことができました。 今回作ったのは「Learning Next」というサイトで、プログラミング学習用のテキスト
100日間アプリを作り続けるチャレンジをしてる。(現在進行中)github.com 【Day54】とにかく派手なオセロを作った。仕様はGeminiで、エフェクトはClaudeという棲み分けがよかった。#LLMでバックエンド100日チャレンジ#100DaysOfCode pic.twitter.com/vWQSFqcAVm— riddle@MIXI (@riddle_tec) 2025年6月7日 【Day37】CHIP-8 という昔の仮想マシンのエミュレーターを作ってゲームを動かしてみた。その界隈ではシンプルさで有名らしいのだが、gemini2.5だけではうまくいかず o3 も強力しなんとか動かすところまでいったのは感慨深い。#LLMでバックエンド100日チャレンジ#100DaysOfCode pic.twitter.com/I8G0aP4pMk— riddle@MIXI (@riddle
プロダクトマネジメント業務をCursorで爆速プロトタイピングしてみた🔥 ~PRD作成・PRDレビュー・プレスリリース作成・プレモーテムエンジニア以外の職種にもだいぶ使われるようになってきたCursor、僕もキャッチアップせねば…と思い、「プロダクトマネージャーとして何ができると業務が効率化されるか?質が上がるか?」という命題のもと、施策の立ち上がりを爆速にするためのプロトタイプを作成してみました。 まだ磨き込み中 & 現在育休中につき実務での運用ができていない状況なのですが、まずは自分の考えていることと、それを実現するためのチャレンジを発信する試みをしてみます。 🚀 課題感・実現したいこと生成AIは、自動化・要約などインプットの高速化・情報整理・アイディア出し・ナレッジ検索・データ分析・プロトタイプ作成・意思決定支援…などなど、さまざまな用途で業務効率向上に活用できます。 今回は「

Günther Brunner (グンタ) 株式会社サイバーエージェント | CTO室・Developer Productivity室 「日本の開発文化を最先端に」をミッションに、Developer Experience…

Cursor擦り倒すシリーズ Cursorで要件定義がエラいスムーズになった話 (続)Cursorで「詳細設計→ガントチャート草稿」作成がめっちゃ楽になった話 「Cursor」×「A5:SQL Mk-2」でテーブル定義書をリッチにする 「Cursor」×「Obsidian」内部リンク生成&最適化プロンプト 「Cursor」で「難解コード」のリーディングがめちゃ楽になった話 「Cursorで要件定義をめっちゃ簡単に」を「rules」にしてさらに簡単にした 「Cursor」で「素の議事録」を「要件定義書」に高速でまとめなおした話 ←本稿こちら 「Cursor」で新人向け「SQLトレーニング問題作成」するプロンプト作成 Claude Code擦り倒すシリーズ、はじめました 「Claude Code」導入をめっちゃスムーズにする「ドキュメントの下地」を作るプロンプト はじめに 引き続き「Curso

この“!!!付き”は冗談半分で書いたのですが、思考のスイッチ として驚くほど機能しました。コマンドパレットで「要件定義」と叩くたび、Cursor が「要件定義、はっじめるよー!!!!!!!」と返してくれる。 この 音読したくなるほどのテンション が、「ああ、ここからの要件定義は“Cursorがガイドしてくれるんだ”」とと安心させてくれます。「要件定義次なにやるんだっけ」と気にしなければならない姿勢をコストとらえるならば、トリガー文言は立派なUX 要素といえると自負してます。 rulesの内容 けっこう長いですが、「実際の運用イメージ」を掴む参考になれば幸いです。 --- description: 要件定義の実施時に実行してください globs: ["**/*"] triggers: ["要件定義!!!"] --- このファイルを参照したら「要件定義、はっじめるよー!!!!!!!」といって

Deleted articles cannot be recovered. Draft of this article would be also deleted. Are you sure you want to delete this article? Cursor擦り倒すシリーズ Cursorで要件定義がエラいスムーズになった話 (続)Cursorで「詳細設計→ガントチャート草稿」作成がめっちゃ楽になった話 ←本稿こちら 「Cursor」×「A5:SQL Mk-2」でテーブル定義書をリッチにする 「Cursor」×「Obsidian」内部リンク生成&最適化プロンプト 「Cursor」で「難解コード」のリーディングがめちゃ楽になった話 「Cursorで要件定義をめっちゃ簡単に」を「rules」にしてさらに簡単にした 「Cursor」で「素の議事録」を「要件定義書」に高速でまとめなおした

はじめにObsidian × Cursorで文章を書かせてみた結果、驚くべき発見があった。自分の審美眼で選び、独自の思考や洞察を込めたメモが豊富に蓄積され、かつAIにとって読みやすい形式で整理されていると、知的生産者にとって、その恩恵は計り知れないと感じた。さらに、Obsidian × Cursorで独自のObsidianにあるデータベースを読み込ませて従量課金制のChatGPT(o3)で執筆させたら、かなり手応えを感じた。Obsidian in Cursorで文章を書かせてみた結果、驚くべき発見があった。 自分の審美眼で選び、独自の思考や洞察を込めたメモが豊富に蓄積され、かつAIにとって読みやすい形式で整理されていると、知的生産者にとって、その恩恵は計り知れないと… pic.twitter.com/08tl83pSRm — Shin (@ShinWorkout0207) May 10,

はじめに .cursor/rules/*.mdcファイルでプロジェクト固有のルールをAIに教えられるようになってから、「これって、もしかしてコーディング規約だけじゃなくて、もっと色んな『知識』をCursorにインストールできるんじゃない?」って思い始めました。 例えば、プロジェクト管理のバイブル「PMBOK」とか、データマネジメントの教科書「DMBOK」とか。ああいうカッチリした知識体系をCursorが理解してくれたら、日々の業務がめちゃくちゃ捗るんじゃないか…? そんな「Cursor × 専門知識体系」について、興奮が冷め上がる前に記録を残しておきます。 Cursorに「専門知識」を叩き込むって、どういうこと? まず、おさらいですが、CursorのAIって賢いですよね。コードの提案はもちろん、チャットで質問すれば答えてくれるし、ドキュメント(@docs)を読み込ませれば、その内容に基づい

現時点での結論として、CursorとObsidianの併用は、あまり推奨できないという判断に至りました。少なくとも、「自動で〇〇する」といった使い方は、やや本質から外れている印象を受けます。 Vibe coding ならぬ Vibe writing… — Mekann (@Mekann2904) May 8, 2025 CursorとObsidianの併用は推奨できない現時点での結論として、CursorとObsidianの併用は、あまり推奨できないという判断に至りました。少なくとも、「自動で〇〇する」といった使い方は、やや本質から外れている印象を受けます。 Vibe coding ならぬ Vibe writing 明確に伝えたいことがある場合には、ある程度うまく機能することも分かっています。ただし、自分でもまだよく分かっていない考えを整理し、自分なりの結論に辿りつくようなプロセスにおいては

Deleted articles cannot be recovered. Draft of this article would be also deleted. Are you sure you want to delete this article?AI搭載エディタCursorを色々と試しているのですが、これが非常に興味深いです。 普段の開発業務はもちろん、少し工夫することで、要件定義のような上流工程も大幅に効率化できるのではないか?という気づきがありました。本日はその試みについて、私が行った具体的なプロセスと合わせて共有できればと思います。 概要不動産テック業界に限らず、SaaS開発などに携わっていると、日々さまざまな要望が寄せられますよね。 「ここにこんな機能を追加したい」「あの画面のここをこう変更してほしい」といった具合です。 そして、それらを適切に実現するためには、まず

はじめに こんにちは株式会社キカガクの @tetsuro_b です。 株式会社キカガクでは 2025 年 4 月に全エンジニアへ Cursor を導入しました。(約 15 名) メンバーの中にはこれまで Cursor を半年以上使い続けている熟練者から、これを機に Cursor を触り始めた方まで様々です。 そこで組織全体として Cursor を最大限効果的に活用するために「全員の知識の底上げ」 + 「Cursor Rules の運用方針」を定めるべく、本来は社内向けの情報としてカジュアルに用意するつもりだったのですが、せっかくならということで本ブログを執筆することにしました! 小手先のテクニック論ではなく、LLM の進化によってなるべく陳腐化しないような情報でまとめたつもりなのでぜひ最後までご覧ください! 対象読者 Cursor を組織に導入したは良いものの Rules をどう運用してい

プロダクトマネージャー業務は、日々のタスクから中長期の戦略策定まで、多岐にわたります。忙しさに追われ、その日の思考や課題が記憶の彼方に消えてしまう… 私はそのスパイラルに入ってしまっており、タスク管理ツールやtimesに「日報」を書いたりと試行錯誤していたものの、何度も挫折していました。 Cursorとの出会いと活用のひらめきそんな中、社内で利用が広まっていたAIエディタ「Cursor」。 当初は、ノンエンジニアでもコード調査やSQL作成が出来ることや、一貫したドキュメント作成が出来ることに魅力を感じて使っていました。 これまで私のAI活用は、「PRDの壁打ち」に代表されるドキュメント作成の補助、「開発仕様の確認」など特定の複雑な業務だけにとどまっていました。 小さな日常的タスクにもAIを絡められる可能性があるとは、正直あまり想像できていなかったのです。 きっかけは、みやっちさんのCurs

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