ビルト2彗星に接近し、ガスやちりを集めている無人探査機スターダストの想像図=NASAジェット推進研究所提供 【ワシントン=勝田敏彦】米航空宇宙局(NASA)は17日、無人探査機スターダストが彗星(すいせい)の近くで採取して地球に持ち帰った試料から、アミノ酸の一種「グリシン」が見つかったと発表した。グリシンは生命に不可欠なたんぱく質をつくる物質で、地球外でも生命が広く存在する可能性を示しているとしている。 スターダストは04年1月、地球から約4億キロ離れたところにあったビルト2彗星に接近。彗星の核から噴き出したガスやちりを採取し、06年1月に地球に持ち帰った。 NASAのチームがこの試料を分析したところ、グリシンが見つかった。グリシンが含む炭素原子の質量の特徴から、チームは「彗星由来と考えられる」と結論づけた。 ウイルスを除く地球の生命は、グリシンを含む20種のアミノ酸の組み合わせで
08年7月、モンゴル上空約300キロを飛ぶ国際宇宙ステーションから撮影された夜光雲=NASA提供ツングースカ大爆発でなぎ倒された木々=レオニード・クーリック探検隊撮影、NASAのウェブサイトから 【ワシントン=勝田敏彦】シベリアで101年前にあった「ツングースカ大爆発」は、乾いた隕石(いんせき)や小惑星ではなく氷の核を持つ彗星(すいせい)が起こしたらしいとする論文を米コーネル大のチームが発表した。謎解きの手がかりを与えたのは米航空宇宙局(NASA)のスペースシャトルだった。米地球物理学連合の専門誌(電子版)に掲載された。 ツングースカ大爆発は1908年6月30日、シベリア上空で起きた。この数日後、約5千キロ離れた英国などで夜空が異常に明るくなる現象が観測された。コーネル大のマイケル・ケリー教授らは、夜間、非常に明るく見える夜光雲と呼ばれる現象だった可能性が高いと結論づけている。 夜光
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