Web制作会社で働いているのだが、 最近、本当に悩ましいことが増えた。 クライアントとの打ち合わせで、毎回のように飛び出してくる。 「AIで作れば安くできるんですよね?」 というフレーズだ。 今年に入ってから、この種の問い合わせが明らかに増えた。ChatGPTが話題になったあたりから、みんなAIさえ使えばなんでも簡単にできると勘違いしているように見える。 つい先週も新規のお客さんから「ホームページをAIで作ってほしい」と言われた。予算を尋ねると「AIなら10万円でいけるでしょ?」と返される。普通なら100万円はくだらないボリュームの案件なのにだ。 そこで説明する。「AIは便利な道具ではあるけれど、デザインの方向性を決めたり、業界や商品ごとの細かなニュアンスを理解したり、調整したりするのは結局人間の仕事なんです」と。 だけど相手は納得しない。「YouTubeで、AIが全部やってくれるって見ま

うちの会社の開発チームに典型的なコミュ障プログラマーが一人いる。 ここでは仮にAさんとしておこう。 彼、Aさんのコードの腕はまあ悪くない。関数の切り方とか綺麗だし、セキュリティ周りにも詳しい。でも人と会話ができない。これが本当に致命的。 この前、総務の人たちが使ってるタスク管理システムを直すことになった。総務部から「検索窓が小さくて入力しづらい」や「ボタンが見つけにくい」といった要望が来てたんだけど、Aさんは仕様通りですからの一点張り。いや、そういうことじゃないでしょ。仕様通りかどうかじゃなくて、使いにくいから直してくれって話なんだよ。 仕方ないから私が総務の人に直接会って、目の前で操作してもらった。案の定、検索窓を見つけられずに画面を行ったり来たり。誤って別のボタンを押してあれ、どこいった?と焦ってる様子。私は横で「あー、やっぱりな」と思いながら見てたんだけど、隣にいたAさんが無表情で一

経済産業省は情報処理安全確保支援士(登録セキスペ、以降「支援士」と記載)を2030年までに現在の倍となる登録者数5万人に増やすと掲げた。同省が2025年5月14日に公表した「サイバーセキュリティ人材の育成促進に向けた検討会最終取りまとめ」に明記した。最終取りまとめは、セキュリティー人材の裾野を拡大するため、同省が有識者を集めて2024年7月から開催してきた検討会の結果をまとめたものだ。 経産省は達成のため、いくつかの策も打ち出している。「2030年に5万人」は達成できる数値なのか、そして同省はどんな策を打つのかを解説する。 達成には純増ペースを「7.8倍」にする必要 そもそもなぜ5万人か。経産省の商務情報政策局サイバーセキュリティ課は「(5万人は)精緻な予測に基づいた目標ではない」とし、「国内でセキュリティー人材が11万人不足しているという民間調査の結果もあり、需要が高まっている。そうした

はじめに こんにちは、イノベーションセンターテクノロジー部門の小倉 (@Mahito) です。 普段は EngineerEmpowerment Project のリーダーとして、エンジニアのはたらく環境を良くする取り組みやNTTTech Conference や勉強会などのエンジニアが楽しく働くための取り組みをしています。 今回は社内で行ったTechNight というイベントで発表したYAML の文法についての話を記事にしたものです。 もともとの発表は、YAML の記法について調べてるうちに「YAML こんなこと出来るのか」となったのでまとめたものでした。YAML とは 公式サイト (The officialYAML Web Site) ではこう書かれています。YAML is a human friendly data serialization standard for
「マンションか何かの建物が建つとは思っていたが、まさかデータセンター(DC)だとは思わなかった」 東京駅から東に約5キロ、江戸時代の埋め立てで生まれた水運都市に起源を持つ東京都江東区の千石。今も残るいくつもの河川に囲まれた下町に、数多くの集合住宅が立地する。その一角で浮上した大規模なDC整備計画をめぐり、摩擦が起きている。 DCの建設予定地は、計9500平方メートルに上る広大な土地だ。現在は主に大型の駐車場として使われている。約600戸を擁する高層マンションが隣接し、住民から住環境への悪影響を懸念する声が上がっているのだ。 建設予定地を真下に臨むマンションの一室に居住し、住民らでつくる「江東区千石のデータセンター建設を考える会」の事務局を務める男性(39)は、冒頭のように振り返る。 事業主は日本初進出のシンガポール企業 企業などがシステムを利用するのに必要なサーバーや、ICT設備を収納する

最近は欲しいアプリケーションがあると、人工知能(AI)による対話サービス「ChatGPT」につくってもらうことが増えた。自分で調べてつくると半日から1日はかかるようなアプリでも、ChatGPTを使えばあっという間に出来上がる。AIアプリも簡単に実現できる。先日AIの取材で、オープンソースの物体検出モデルである「YOLO(You Only Look Once)」を使ったデモを見た。これを自分のパソコンでも再現できないかと思い、Pythonによるアプリの作成をChatGPTに依頼してみた。 最初はアプリ内の画面表示がうまくいかなかったものの、数回のやり取りでトラブルは解決した。ChatGPTが生成したPythonコードを実行するとアプリが起動し、パソコンのカメラに写った複数の物体をリアルタイムに認識してそれぞれが何かを表示してくれる。こんなアプリがたった数分で出来上がるのだ。私はコードを1行

河野太郎デジタル相は14日の閣議後の記者会見で、撤廃を進めてきた「アナログ規制」のうち、法令などでフロッピーディスクの提出を求めていた行政手続きが6月中に全廃されると明らかにした。 フロッピーディスクをはじめとするアナログの行政手続きは、河野氏が2022年8月のデジタル相就任直後から問題視し、撤廃に着手。英BB…

アイ・オー・データ機器は、無線LANルーターの新製品として「WN-7T94XR」を発表。5月上旬より発売する。Wi-Fi 7に対応した無線LANルーターのプレミアムモデル。無線通信の速度は、6GHz帯で最大5765Mbps(規格値)、5GHz帯で最大2882Mbps(規格値)、2.4GHz帯で最大688Mbps(規格値)になっている。 また、有線ポートでは、インターネット接続(WAN)ポートが10Gbpsに対応。LANポートは2.5Gbpsに対応しており、3基のポートを備える。 さらに、6基のアンテナ(2.4GHz送受信用×2、5GHz送受信用×2。6GHz送受信専用×2)を内蔵する。 このほか、本体サイズは180(幅)×247(高さ)×65(奥行)mm(ゴム足含む)。重量は約1.4kg(本体のみ)。 直販価格は30,580円。

大阪市教育委員会は、学校現場などで使われているネットワークシステムの運用などを委託していた会社に、正式な契約変更などの手続きを行わずに、2年間でおよそ7億円分の業務を行わせていたことを明らかにしました。大阪市教育委員会の事務局は平成31年にNECと77億円の契約を結んで、学校現場などで使う「大阪市教育情報ネットワーク」を構築し、おととし(令和4年)3月から運用しています。 事務局によりますと、当初の契約では会社が保守・運用の対象とする端末数をおよそ5万台としていましたが、その後、児童・生徒に1人1台のタブレット端末などを整備する「GIGAスクール構想」によって端末数がおよそ18万台に増えても、契約変更などの手続きを行わなかったということです。 会社から複数回にわたって追加契約の締結や経費の支払いを求められていたものの、トラブル対応などを優先したため、2年間で6億8000万円余りの業務を会

ドイツのシュレースヴィヒ=ホルシュタイン州のデジタル担当大臣であるディルク・シュレーダー氏が、州政府のシステムをオープンソースのソフトウェアへと切り替えることを発表しました。これにより、約3万人の職員が使うOSがWindowsからLinuxへと変わり、Microsoft OfficeがLibreOfficeへと切り替えられる予定です。 schleswig-holstein.de - Der Ministerpräsident - Staatskanzlei undBundesangelegenheiten - Einstieg in den Umstieg: Schleswig-Holstein setzt auf einen digital souveränenIT-Arbeitsplatz in der Landesverwaltung https://www.schleswig-

愛知県に本社があるスギ薬局グループの全国の店舗で、「うるう日」が原因とみられるシステム障害が発生し、一時、処方箋の登録や会計ができなくなりました。会社によりますと、システムは午後1時ごろまでに復旧したということです。 スギ薬局グループによりますと、29日朝、全国の店舗から「処方箋のシステムが使えない」という問い合わせを受け、システム障害の発生が確認されました。 愛知県のほか関東や関西など、全国におよそ1300ある調剤ができる店舗で、処方箋を登録したり会計をしたりするパソコンのシステムが一時、使えない状態になり、各店舗の薬剤師が緊急性があるものについては、薬を出したうえで後日、会計してもらうよう対応したということです。 会社によりますと、原因調査を行ったうえ、システムの改修プログラムを各店舗に送り、システムは午後1時ごろまでに復旧したということです。 今回、障害が起きたシステムは3年ほど前に

高校などに配備された「1人1台」のタブレット端末の故障が多発している問題で、徳島県教委の榊浩一教育長が26日、記者会見し、「生徒の学びの場に不自由をおかけしており深くおわびする」と謝罪した。故障機は…

アメリカの起業家、イーロン・マスク氏は1日、ソーシャルメディア大手ツイッターについて、アカウントの種類に応じて一時的に閲覧回数の制限を設けていると自身のツイートで明らかにしました。 インターネット上の不正な操作の急増に対応するためだとしてますが、制限の期間などを明らかにしておらず、混乱が広がっています。マスク氏によりますと、1日あたりの投稿の閲覧は ▽認証済みアカウントは6000件、 ▽認証されていないアカウントは600件、 ▽作成されたばかりの認証されていないアカウントは300件までとしています。 その後、マスク氏は制限を一部緩和したことを明らかにし、日本時間の2日午前7時前にはそれぞれ、 ▽認証済みアカウントは1万件、 ▽認証されていないアカウントは1000件、 ▽作成されたばかりの認証されていないアカウントは500件までだとしています。マスク氏は制限の理由について、インターネット

2023年5月16日、富士通Japanから全国の自治体の首長に対し、1通の依頼文が届いた。表題は「当社コンビニ交付システムのサービス停止について(お願い)」。デジタル庁の要請に基づき、自治体のコンビニ交付サービスを一時停止してシステムを点検させてほしいという趣旨だ。そこには次のような記述があった。 「2023年5月16日にデジタル大臣より、弊社からの依頼が首長様に届いていないという強い叱責を受けています。つきましては、改めて直接お願いさせて頂くものです」 世田谷区の住民記録・戸籍課の担当者は「唐突に依頼文が区長宛てに届いた。『叱責を受けた』など背景の説明もなく、これはさすがに受け取れないと、最初は受け取りを拒否した」と明かす。

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