株式会社ラクーンホールディングスのエンジニア/デザイナーから技術情報をはじめ、世の中のためになることや社内のことなどを発信してます。 bashパフォーマンスMySQLInnoDBDB設計インデックス こんにちは、羽山です。 今回はMySQL のプライマリキーにUUID を採用する場合に起きるパフォーマンスの問題を仕組みから解説します。MySQL(InnoDB) &UUID のパフォーマンスについては各所でさんざん議論・検証されていますが、論理的に解説した記事が少なかったり一部には誤解を招くようなものもあるため、しっかりと理由から理解するための情報として役立つことができればと思っています。UUID と比較される古き良き昇順/降順のプライマリキーはというと、MySQL の InnoDB において良いパフォーマンスを出すために縁の下の力持ちのような働きをしてくれているケースが実は少な
![MySQLでプライマリキーをUUIDにする前に知っておいて欲しいこと | Raccoon Tech Blog [株式会社ラクーンホールディングス 技術戦略部ブログ]](/image.pl?url=https%3a%2f%2fcdn-ak-scissors.b.st-hatena.com%2fimage%2fsquare%2f5e9d48c3c6f38c2d5f71897d98efcb251289d1f9%2fheight%3d288%3bversion%3d1%3bwidth%3d512%2fhttps%253A%252F%252Ftechblog.raccoon.ne.jp%252Fwp-content%252Fuploads%252F2021%252F07%252Fboard-755792_800.jpg&f=jpg&w=240)
2007/ 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 2006/ 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 2005/ 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 2004/ 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 2003/ 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 2002/ 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 2001/ 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 2000/ 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 1999/ 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 1998/ 01 02 03 04 05 06 07 0
与えられたキーワードに合致するデータをデータベースから取得することを考えた時、完全一致であれば「=」で検索を行うと思います。 では与えられたキーワードを「含む」検索、つまり部分一致を行いたいのであればどうするか。最も簡単なのは「search_column like '%キーワード%'」といった形で、「like」を使いキーワードの前後にワイルドカードを与える方法でしょう。 ですがこれを何の気無しに使うのはちょっと危険。 上記のようなlike検索ではインデックスが利用されないため(※)、全レコードをスキャンします。 かつキーワードを部分一致で探したいようなカラムは、文章等の比較的大きなサイズであると考えられます。 そのため検索コストは大きく、数千〜数万行であればまだ良いかもしれませんが、数十万ともなると利用には耐えられないでしょう。(実体験) ※ただし前方一致検索であれば、最初のワイルドカード

4月にMySQL 8.0のUnicodeと日本語対応についてManyi Luさんとディスカッションする会があって、かなりいろいろ話してとてもよい会だった。その後いろいろ考えて感じてる懸念を端的に書き記しておく。 デフォルトのcollationがutf8mb4_0900_ai_ciになった これに関して僕は強い懸念を持っている。MySQL 8.0以前において、ふつうのWebアプリケーションなどで日本語を扱う場合、実用上デフォルトのutf8mb4_general_ciかutf8mb4_binの2択であったと思う。デフォルトがutf8mb4_general_ciなので新しく作られるアプリケーションは通常は濁点半濁点が区別される状態で世に出てくることになる。けどMySQL 8.0.1のデフォルトのutf8mb4_0900_ai_ciは濁点半濁点を区別しないので、将来ユーザー名を登録するところでバイ
MySQL をUTF-8 で使おうと思ってハマりがちなのは charset utf8 を指定してしまうことです。MySQL のUTF-8 には歴史的事情により utf8 と utf8mb4 の二つあります。UTF-8 は1バイト〜4バイトで1文字が構成される文字コードですが、MySQL の utf8 は4バイト文字を扱うことができません。ハマりたくなければ utf8mb4 を使いましょう。 utf8 を使ってしまった場合に4バイト文字がどのように扱われるか、自分でもうろ覚えだったのでメモしておきます。 登録 接続が utf8mb4 でカラムが utf8mb4 あたりまえですが、そのまま登録されます。mysql> insert into utf8mb4 (c) values ('美味しい🍣と🍺');mysql> select * from utf8mb4; +--------
いやー、知らないって怖いね。 なんだこのキモいSQLは、って思ってしまったけど、調べているウチに、これちゃんとSQL構文に則ってる!こちらが間違ってた!って事がわかっていきました。 あえて、知らなかった所から勢いで書いていたのを、そのままにしてみました。 キモいSQLコードを偶然見つけたSQLにおけるORDER BYって、その後にカラム(およびそのエイリアス)を並べてソート順として使用するわけですが、MySQL案件のお仕事の中で偶然こんなものを見つけて、絵に描いたような二度見リアクションしました。 SELECT * FROM tbl ORDER BY id = 23; -- (1) SELECT * FROM tbl ORDER BY FIELD( id, 23, 234, 543, 23 ); -- (2)こうした、「ORDER BYに、あたかもWHERE句で絞り込む条件指定のような使

Joomla!にコード実行脆弱性(CVE-2015-8562)があり、パッチ公開前から攻撃が観測されていたと話題になっています。 Joomlaに深刻な脆弱性、パッチ公開2日前から攻撃横行 「Joomla!」に再び深刻な脆弱性、3.4.6への速やかなアップデートを推奨 パッチ公開の前に攻撃が始まる状態を「ゼロデイ脆弱性」と言いますが、それでは、この脆弱性のメカニズムはどんなものだろうかと思い、調べてみました。 結論から言えば、この問題はJoomla!側に重大な脆弱性はなく、PHPの既知の脆弱性(CVE-2015-6835)が原因でしたので報告します。 exploitを調べてみる 既にこの問題のexploitは公開されていますが、悪い子が真似するといけないのでURL等は割愛します。以下のページでは攻撃の原理が説明されています。 Vulnerability Details: Joomla! Re
MySQL と Unicode Collation Algorithm (UCA) - かみぽわーる に関連するトピックで、MySQL には寿司ビール問題というのがある。 寿司ビール問題どっかで詳しくお話を聞くべきだよなぁ。。。— RKajiyama (@RKajiyama) March 18, 2015 これはどういう問題かというと、MySQL の Unicode では binary collation にしてコードポイントで比較しないと🍣と🍺に限らず絵文字が同値判定されるという問題です。 あれ?MySQL の utf8mb4 charset って、4バイト文字同士を比較すると同じ文字扱いされる? SELECT '🍣'='🍺' → 1MySQL的には寿司とビールは同じ扱い。— とみたまさひろ (@tmtms) December 22, 2014MySQLで select
外部キー便利!!!MackerelではPostgreSQLで外部キーあり そのレコードがあることが保証される 各テーブルのidにアプリケーションレベル(Mackerelの場合Scala)で型付けをするとなお便利 MemberID型、MonitorID型 → idで誤ったテーブルを引くとかがない本日のスキーマCREATE TABLE `member` ( `id` INTEGER unsigned NOT NULL auto_increment, `earned_item_count` INTEGER unsigned NOT NULL DEFAULT 0, `name` VARCHAR(191) NOT NULL, PRIMARY KEY (`id`) ) ENGINE=InnoDB DEFAULT CHARACTER SET utf8mb4;CREATE TABLE `item`
MySQLのバージョン インストールされたMySQLのバージョンは以下のようになります。 名前 バージョン ダウンロード元 my.cnfサンプル 以下のサンプルを参照して、my.cnfファイルを作成してください。 # このファイルはMySQL 5.6を基準として作られてあります。 # http://dev.mysql.com/doc/refman/5.6/en/server-system-variables.html を参照しました。 [mysqld] ##-------------------------------------------------------------------- #mysqldの基本設定 ##-------------------------------------------------------------------- # id は 1 から 2^

MySQLに限らないけど、「GPLは営利目的では使えない的な思い込み」は止めて欲しい。 先週、システム開発の提案で客先に行ってきた。 当方、30前半のSE。対応してくれた担当者は40代後半の情報システム部門の方。 提案したシステムの規模はそれほど大きくはなく、お客さんからもあまり予算はないと言われていたため、RDBMSに「MySQL」を使ったWebシステムを提案したところ、「それほど可用性は求めてないし、無料で使えるDBの方がいい」と言われた。 あぁ、商用ライセンスを購入すると勘違いしたんだな、と思ったので、「MySQLはGPLライセンスもあるので無料で使うことができますよ」と説明したところ、担当者の顔が険しくなった。 「GPLだとソースコードを公開しないといけないんだよ?たとえMySQLのソースコードを改変していなくても、MySQLを使ったソフトウェアであればソースコードを公開しないとい

あまりにも処理に時間がかかるようなSQLを実行してしまい、MySQLがうんともすんとも言わなくなってしまうような状況、よくありますよね。っていうか、まぁそんな状況あってはならないんですが、時たまあります。そんな時、問題となっているクエリの処理を止めたいわけです。 特定のクエリを止める方法MySQLで実行中のクエリ一覧を見て、SQLを強制終了する方法 こちらを見てもらえればやり方は分かります。単純にMySQLに入って、show processlist;で問題のあるクエリを発見し、プロセスIDを kill するだけ。とても簡単。 複数のクエリを一括で止める方法 今回は問題のあるクエリが100個あったらどうする…?的なのを解決するエントリーです。まぁ、問題あるクエリ100個ある状況は、アプリ的に問題あるんじゃね?っていうレベルですが。 1個ずつプロセスIDをコピペして…なんてやってられないです

サービス終了のお知らせ NAVERまとめは2020年9月30日をもちましてサービス終了いたしました。 約11年間、NAVERまとめをご利用・ご愛顧いただき誠にありがとうございました。
MySQL 5.5 のホストキャッシュに関するメモ。 詳細は以下ドキュメントに全て書いてある。(英文)MySQL ::MySQL 5.5 Reference Manual :: 8.12.5.2DNS Lookup Optimization and the Host Cache シーケンス 新しいクライアントから接続があると、サーバはそのIPアドレスからホスト名がホストキャッシュにあるかチェックする。 無ければ、サーバはホスト名を解決することを試みる。 まず、IPアドレスからホスト名をチェックし、そしてホスト名からIPアドレスをチェックする。で、その結果をオリジナルのIPアドレスと比較し、同じであることを確認した後、ホストキャッシュに格納する。 キャッシュが一杯の場合は、最も長い時間使われていないエントリが破棄される。 名前解決 OSがサポートしている場合、スレッドセーフな geth

もう寒の入りを過ぎましたね。DBAのたなかです。 GAからもうすぐ1年、社内ではもう相当カジュアルにMySQL 5.6をインストールしています。今までは新規サービス(や、新規機能)での導入がほとんどだった5.6を、このたびトラフィックガンガンのサービスにアップグレードで導入しました(と、偉そうに言っていますが私でない別のDBA氏が主担当のサービスです) 主な理由はInnoDB Compressedを使っていたのでその性能アップに期待…というところだったんですが、弊社DBAが神代の時代より試行錯誤を重ねたどり着いた究極のmy.cnf(?)、いわゆる秘伝のタレが 残 念 な が ら 腐 っ て お り 夜を徹してアップグレード作業をしていた担当DBA氏が青い顔(推定。チャットだった)で ス ロ ー ク エ リ ー が 1 0 倍 く ら い に な っ た ん だ け ど … と訴え、彼はその
■■序論 徳丸さんのスライド「いまさら聞けないパスワードの取り扱い方」に見られるように、昨今、ウェブアプリケーションの設計要件として、サーバ内に侵入された場合でもユーザーのパスワードをできるだけ保護すべきという論調が見受けられるようになってきました。 上掲のスライドでは、その手法としてソルトつきハッシュ化を勧めています。しかしながらスライドに書かれているとおり、ソルトつきハッシュには、複雑なパスワードの解読は困難になるものの、単純なパスワードを設定してしまっているユーザーのパスワードについては十分な保護を提供できないという問題があります。そして、多くのユーザーは適切なパスワード運用ができない、というのが悲しい現実です。 ソルトつきハッシュを使った手法でこのような問題が残るのは、ウェブアプリケーションサーバに侵入した攻撃者がユーザーの認証情報をダウンロードして、認証情報をオフライン攻撃するこ
MySQL PerformanceBlogの翻訳。Perconaのサポートエンジニアである筆者が、InnoDBのパフォーマンスチューニングの基礎について、ハードウェアやOSの選定からパラメータの推奨値まで解説する。 最近、2007年にPeter Zaitevが書いた「InnoDBパフォーマンス最適化の基礎」という記事を見つけた。これは素晴らしい記事で、読んでいると、MySQLとPercona Serversそして今日利用可能な全ての基盤技術に関して、6年近くの間に何が変わってきたのかを見直してみたいと思わせるものだ。本当にたくさんのことが変わったものだ!この記事では、InnoDBの使用に効果的なパラメータの多くに、特にパフォーマンスの観点から焦点を当てる。私はサポートエンジニアで、Percona SupportではInnoDBパラメータの適切なサイズに関する質問がたくさん寄せられている
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く