(2021.1.26 追記)本稿の続きを書きました。 時系列で見る:WordPressを運用中のサーバが丸ごとPHPマルウェアに感染する流れ https://qiita.com/Ayutanalects/items/e7919afadc7d8394820f 制作会社から「自社で管理中のサイトがおかしい」との連絡を受けて、 中をのぞいたら、PHP製の複数種類のマルウェアに感染していたので対応をメモ。 以下の内容は、あくまでも自分の対応時のものです。 攻撃者がスクリプトを変更すれば同じ方法では検出できなくなるのでご注意ください。 初期状態 症状 自社管理中のWordPressサイトにアクセスすると、全く知らないサイトにリダイレクトされる 今回は allc〇〇ling.shop というEC風サイト。Kasperskyを使っていると、「警察機関指定の危険サイト」の警告あり https://sup

この記事はWordPress Advent Calendar 2015の7日目の記事です。 今年初めてWordCamp Tokyoにて講演の機会をいただき、WordPressのセキュリティについて話しました(スライド)。そこでもお話ししましたが、WordPressに限らず、Webサイトへの侵入経路は2種類しかありません。それは以下の2つです。 ソフトウェアの脆弱性を悪用される 認証を突破される したがって、侵入対策としては以下が重要になります。 全てのソフトウェア(OS、Apache等、PHP、WordPress本体、プラグイン、テーマ等)を最新の状態に保つ パスワードを強固なものにする 以上! と叫びたい気分ですが、それではシンプル過ぎると思いますので、以下、WordCampでお話した内容とリンクしながら、もう少し細く説明したいと思います。 全てのソフトウェアを最新の状態に保つ Word
Krebsが自分のサイト(KrebsOnSecurity)に対して41,000超のWebサイトからDoSを受けていると報告しています。 このDoSはWoredpressのpingbackを悪用したものらしく、先日、Sucuriもpingback機能を悪用したDoSについて報告していました。 More Than 162,000WordPress Sites Used for Distributed Denial of Service AttackWordPressの16万サイトが大規模攻撃の踏み台に、「Pingback」機能悪用 -ITmedia エンタープライズ pingbackを悪用したDoS方法 pingbackはハイパーリンクを設置したことを通知する仕組みですが、リモート投稿(XMLRPC)の機能(WordPressのxmlrpc.php)に対して次のPOSTを送信するとそのW

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