今、投資の世界において、日本のゲーム業界が急激に存在感を増していることをご存じだろうか。 かつては「投資するには規模が小さい」と見なされていた業界が、今や「自動車産業」と同じ規模の市場になっている。その結果、世界中の投資家から熱い注目を集めだしているというのだ。 そう語るのは、国内で唯一「ゲーム&アニメ株」に関するETF(上場投資信託)を取り扱うETF専門資産運用会社のGlobal X Japan(グローバルエックスジャパン)に所属する杉山氏と宮本氏だ。 宮本氏(左)と杉山氏(右)。今回の取材で彼らに話を聞いてつくづく感じた。我々ゲーマーは「ゲームがおもしろいかどうか」でメーカーを評価(というと偉そうであるが)するが、投資家はまったく別の物差しを持っている。投資のプロから見ると、たとえば、カプコンやコナミは「デジタル化とグローバル展開の成功」で高く評価される一方、任天堂は高い評価はありつ

高市早苗首相の台湾有事を巡る答弁から約1ヵ月。中国の経済的・軍事的威圧が現在も続くなか、今求められている対中外交とはどんなものか。『日中外交秘録 垂秀夫駐中国大使の闘い』の著者で、「中国が最も恐れる男」と言われた前駐中国大使・垂秀夫に話を聞いた。 “物語”に踊らされる日本 ──現在の日中関係の悪化に対し、最も有効な反応の仕方はなんでしょうか? 今回のことで、特別に中国側に媚びたり威圧的になったり、「落としどころを探ろう」 「外交チャンネルの構築を」などと右往左往する必要はありません。ワーッと騒いでいる人と同じ土俵に立ってしまうと、こちらまで悪影響を受けます。中国共産党をよく知る僕にとっては、「またはじまった」と感じるだけです。こういう国なのだと、冷静に対応していくしかありません。 ──あなたは、中国共産党だけでなく中華圏で影響力を持つ財界人、市井の人々とも接点をお持ちです。今回の件について

夜の合コンがスタートしたのは、2012年のこと。富山のミラージュランドで始めたところ、いきなり500人が集まった。関係者の想定を上回ったこともあって、その後も毎年のように開催(コロナ禍を除く)。地元の人からは「ミラコン」と呼ばれるほどメジャーなイベントに成長し、地域で根づいた存在に。そして10年ほどたって、2023年に全国へと進出したのだ。 2025年は、大阪のひらかたパークや愛知の日本モンキーパークなどで、前年比1.6倍となる21回のイベントが開催された。さらに、埼玉の西武園ゆうえんちや山梨の富士急ハイランドでは、参加者が4000人を超えるほどの盛況ぶり(チケットは女性1人4000円、男性7000円、グループ割あり)。他の遊園地でもチケットの完売が続き、参加者は累計5万人を超えているのだ。 というわけで、夜の合コンに参加する若者が増えているわけだが、その中でも個人的に気になっているのは、

ターゲットを「広げた」結果、能動的な理由からXperia 10 VIIを選ぶ人も ―― ターゲット層について教えてください。 湯原氏 明確に今回はターゲットを広げています。今までの10シリーズは、いわゆるベーシックな「性能のバランス」と「安心感(バッテリー持ちなど)」を求めるお客さまが中心でした。もちろんそこもしっかりターゲットにしつつ、さらに「広げよう」ということで、先ほどの撮影体験やディスプレイ、フロントスピーカーの進化で、コンテンツを視聴する体験において、もう一歩「オーディオビジュアルや撮影を楽しむ」価値を感じていただける方をターゲットに含めました。 実際に(数字としての)変化は見えています。これまでの10シリーズは、もともと10シリーズを使っていた方や、過去のXperia Aceシリーズを使っていた方がボリュームゾーンでした。しかし今回は、これまで5シリーズやXperia XZなど

NEW! 2025.11.29 働き方 フルリモートまつもとゆきひろ 世界的なビッグテックでの出社回帰の流れを受け、日本でもLINEヤフーなど、出社頻度を増やす企業が出てきた。 「自然な会話や雑談の中から、新しいアイデアが生まれる」「顔を合わせることでチームワークが高まる」そんな言葉とともに、多くのエンジニアが再びオフィスへと呼び戻されている。 だが、この潮流を「ソフトウエア開発企業にとっては、明確な後退でしかない」と一刀両断するのが、プログラミング言語「Ruby」の生みの親・まつもとゆきひろさんだ。 なぜエンジニアにとって、オフィスは「非効率な場所」になり得るのか。まつもとさんに、話を聞いた。Rubyアソシエーション理事長Ruby開発者 まつもと ゆきひろさん(@yukihiro_matz) プログラミング言語Rubyの生みの親であり、一般財団法人Rubyアソシエーション理事長。株式

「Fate/Grand Order」にて開催中のハロウィン・カムバックに登場する概念礼装「デンジャラス・ビースト」のイラストを描かせて頂きました。ハロウィンですよ、先輩っ。よろしくお願い致します~ #FateGO https://t.co/YOnTW9pIoL pic.twitter.com/nt9Jel7x4O — ReDrop/おつまみ (@otmm) October 19, 2016 ──最初に目にしたときは度肝を抜かれました。 オーカーン氏: キャラクターもかわいいし、ドスケベな礼装もそうだが、そこは『Fate』がもともとはエロゲー出身というのも良いと思う。昔からアニメも観ていたのだが、エロゲーだった頃の時代も好きだな。 『Fate/stay night』のアニメも観たし、月刊コンプエースも含めて雑誌も読んでいた。 余はアニメが好きで、『Fate/Zero』や『Fate/EXTRA

「このオジサン、一体誰?」――。と思わず突っ込みたくなるカプセルトイがある。 商品名は「赤の他人の証明写真」(300円)。離婚式のプロデュースやアイデア商品などを手掛けている「たきびファクトリー」(東京都新宿区)が2023年に発売すると、あっという間に話題になり、1カ月で2000個ほど売れた。 「ふむふむ、そこそこ売れたのは分かったけれど、その後はどうなったの? 街中でカプセルトイのマシーンはよく目にするようになったけれど、競争は厳しそうだから、売り上げを伸ばすのは大変なのでは?」などと思われたかもしれない。 日本のカプセルトイ市場は、2024年度の規模が約1410億円で、わずか4年で約3倍に成長している。しかし競争は激しく、生き残るのは容易ではない。多くの企業が新しいアイテムを投入しているものの、人気商品になれるのはごくわずかである。 「月に1万個売れればヒット」と言われる中、証明写真シ

隠れ腐女子のOL・桃瀬(ももせ)成海(なるみ)は、転職先で幼なじみでありゲームオタクの二藤(にふじ)宏嵩(ひろたか)と再会する。2人は恋人関係になるが、これまでオタク友達だった2人に真面目な恋愛は難しくて……。オタクならではのコミカルなやりとり満載のラブコメディだ。 comic POOLで読む! 「2万部刷ります」で決まった書籍化 ──「ヲタ恋」はふじた先生個人のpixivへの投稿から書籍化、その後comic POOLでの連載へとつながっていきました。「ヲタ恋」と出会った頃のことって覚えていますか? 鈴木海斗 最初に読んだときは衝撃的でしたね。当時pixivやXって、ネタの瞬発力が高い作品を発表している個人の作家さんが多くなっていたんですが、商業出版でやろうと思ったら少しブラッシュアップしたほうがいいなと感じるものが多かった。でも、「ヲタ恋」はネタだけでなく画面にも華があって、最初から完成

「Suicaのペンギン」はSuicaのキャラクター“ではなかった”Suicaのペンギンの生みの親は、イラストレーターで絵本作家の坂崎千春さんです。SNSでは「SuicaのペンギンがSuicaのために生まれた」という前提で反応している人が多いのですが、実はそこに“勘違い”があります。 坂崎さんは、絵本作家として1998年からペンギンの絵本をリリースしています。その絵本を見れば分かるのですが、この絵本に出てくるペンギンこそが、Suicaのペンギンの元になっています。Suicaの商用サービスは2001年に始まりました。その際に、JR東日本が坂崎さんのペンギンをキャンペーンキャラクターとして起用しました。端的にいうと、Suicaのペンギンは“原作”があるキャラクターなのです。 他の交通系ICカードのマスコット(イメージ)キャラクターは、そのサービスに合わせて作られたものです。それに対して、Su

なぜ、Suicaは「チャージ上限2万円」なのか? コード決済導入でどう変わる? JR東日本に聞いた(1/2 ページ)JR東日本が、2026年秋をめどにモバイルSuicaへコード決済機能を導入すると発表した。これまで2万円が上限だったSuicaの決済額が、一気に数十万円規模へ引き上げられる方向だ。これは単なる機能追加にとどまらない。JR東日本が「Suicaルネサンス」と銘打つ、デジタル戦略の一手であり、Suicaを根本から変える可能性がある。Suicaが抱えてきた“2万円の壁”とは? 「Suicaは便利だが、上限2万円では足りない」──。SNS上では、こうした声が長年にわたり、半ば“ど定番の意見”のように呟かれ続けてきた。 オートチャージ非対応地域への滞在中、毎月何度も手動でチャージする必要があり、不便さを感じました。旅行の際にも上限額が十分とはいえず、Suica決済に対応したホテルで利

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