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Kubernetesを分散ストレージのプラットフォームにする「Rook」、成熟したソフトウェアに到達したとしてCNCFがインキュベーションからの卒業を発表 Kubernetesなどのソフトウェア開発をホストしている団体「Cloud Native Computing Foundation」(CNCF)は、Kubernetesを分散ストレージのプラットフォームにする「Rook」が、十分に成熟したソフトウェアに到達したとして、インキュベーション段階からの卒業を発表しました。 [NEWS] @CloudNativeFdn Announces @rook_io Graduation https://t.co/47DmD0LK2x pic.twitter.com/zsk7YQiQ57 — CNCF (@CloudNativeFdn) October 7, 2020 RookはKubernetesにさま
はじめに こんにちは、Necoプロジェクトのsatです。本記事では分散ストレージCephのオーケストレータであり、Kubernetes上で動作するRookに関するものです。このRookに存在していたデータ破壊バグを我々が検出、修正した体験談、およびそこから得られたことを読者のみなさんに共有します。本記事は以前Kubernetes Meetup Tokyo #36におけるLTで述べた問題のフォローアップという位置づけです。 speakerdeck.com "解決までの流れ(詳細)"の節以外はRookやCephについて知らなくても適宜用語を説明するなどして読めるように書きました。 Rook/Ceph固有の話にも興味があるかたは以下の記事/スライドも併せてごらんください。 blog.cybozu.io speakerdeck.com 用語 Rook/Cephについて知らないかた向けに、まずは本節
明けましておめでとうございます。 本年もどうぞよろしくお願い致します。 昨年UPしようと思っていた読書感想の下書きが、まだ少し残ってはいるのですが、年頭は、軽めの「びっくりした話」を2つほど… (コンサートでびっくりした話も、一昨年書きましたが。) ちょうど1年前にびっくりした話 私は1月生まれなのですが、恥を忍んで打ち明けてしまうと、1年前のその誕生日に、年齢を1歳間違えていたことに気づきました。 しかも、実際より1歳上だと勘違いしていて。 いつから勘違いしていたかというと、一昨年のある時からだと… 実際の年齢より1つ若かったことに気付いたので、得した気分でもありましたが、自分の年齢を間違えていたなんて、びっくりというよりかなりショックでした。 年齢など忘れたい歳ではあるにしても。 なので昨年は、笑い話的に「自分でも驚いちゃったよ~!」と、家族や友人にも話したのですが、バンド仲間にも「そ
こんにちは、GMOインターネットグループ株式会社の長谷川です。 今回は Kubernetes 環境での Rook Ceph ストレージ に関して語っていこうと思います。 Rook Ceph とは Rook Cephは、Kubernetes上(k8s上)に分散ストレージのCephをデプロイし、ストレージの運用を自動化するストレージオペレーターで、Cephは分散オブジェクトストレージ機能を提供する、オープンソースのストレージソフトウェアです。 https://rook.io/ Kubernetes 環境でデプロイし、ストレージクラスを用意することで、PersistentVolume(PV)を Dynamic Provisioning することが出来ます。 【STEP1】Kubernetes クラスタを用意する。 まず Rook Ceph をデプロイする Kubernetes クラスタを用意しま
あらゆるストレージとデータソースをコンテナ化して統合する「Rook」の魅力:Kubernetesストレージの基礎【後編】 Rookは、各種ストレージハードウェアやクラウドストレージ、SQLおよびNoSQLデータベースをまとめてソフトウェア定義ストレージ化する。Kubernetesユーザー注目のソリューションの魅力と課題を紹介する。 コンテナがIT業界を席巻している。その魅力は抽象化にある。つまり、コンテナを使えば実行基盤からアプリケーションを切り離すことができる。 当然、ソフトウェアにはハードウェアが必要だ。だがKubernetesなどのコンテナオーケストレーションツールを介してコンテナを使えば、オンプレミスでもクラウドでもアプリケーションを実行できる動的な環境を構築できる。コンテナとコンテナオーケストレーションツールには、自動化を活用して素早くアプリケーションを作成、管理、拡張、停止する
はじめに こんにちは、Necoプロジェクトのsatです。先週CNCFのgraduatedプロジェクトであるRookのメンテナに就任しました。本記事ではRookがどういうソフトウェアであるかについて軽く触れた後に、何をしてきたことによってメンテナになったのか、今後どうしていくのかについて述べます。 RookはKubernetes上で動作する様々なストレージソフトウェアのオーケストレータです。主なターゲットは分散ストレージCephであり、開発者はCephを使った製品を作っているベンダやサイボウズをはじめとしたCephのユーザが主です。 サイボウズは国内向けクラウドサービスcybozu.comの次期ストレージ基盤としてRook/Cephを使うことを決めています。詳細については以下の記事をごらんください。 blog.cybozu.io メンテナになるまでの道のり 我々はRook/Cephクラスタの
はじめに 本記事はRookと仲間たち、クラウドネイティブなストレージの Advent Calendar 2020 5日目の記事です。Rook/Cephのオブジェクトストレージのこれまでとこれから、とくにインタフェースについて述べます。まずはCephのオブジェクトストレージについて軽く触れた後に、Rookにおいてオブジェクトストレージをどのように使うのか、今後はどうなるのか、という順番で説明します。 Cephのオブジェクトストレージ CephはRadosGW(RGW)という機能名でオブジェクトストレージをサポートしています。インタフェースはS3互換のものとSwift互換のものの二つを提供しています。Cephの中心部にはRADOSという名前の独自形式のオブジェクトストレージシステムが存在していて、この機能はそれと一般によく使われている前述のインタフェースとのゲートウェイなので"Rados" "
※本記事は、はてなブログの下記記事の転載です。 新卒2年目で退職するエンジニアのAさんへ - キムチのきもち 以下、転載内容です。 5月から10月に入っていた現場に、新卒2年目のジュニアエンジニアAさんがいました。 しかし、PJTの終わりごろ、Aさんがその現場を最後に退職することを知りました。 彼にはたくさん質問に答えてもらいましたし、助けてもらった恩がありました。 だから、私はAさんに餞別として1本のドキュメントを作成しました。 この記事は、その内容を公開できる形へ改変したものです。 一万文字ぐらいありますが、若手のエンジニアの人に読んでもらえたら、とても嬉しく思います。 はじめに Aさん、C社様案件およびこれまでのB社でのお仕事、お疲れ様でした。もう半年も経ったんですね、あっという間でした。このプロジェクトで、Aさんにはたくさん助けていただき、計り知れないほどの恩義を感じています。 無
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