タグ検索の該当結果が少ないため、タイトル検索結果を表示しています。
成人発達理論というジャンルがある。ここ半年くらいハマって調べていた。ここ数年の自分の変遷にピタリと当てはまっていてずいぶんと面白かった。 この「発達段階」というものがいわゆる「視座」にかなり近い概念なのではないかと思い、今日は紹介してみる。スライドも作ったのでスライドが好きな人はコチラもどうぞ 視野・視座・視点ずっといまいち意味がわからなかったのだが、成人発達理論を学んだ結果、「視座」という単語の意味が自然と理解できるようになった。 学んだ結果として得られた言葉の意味は「自身の価値観から離れ、より広い対象を主語にして見る俯瞰的な観点」という非常にメタなものであった。視座が上がるとは ✕ : 「見えるものが広がる」というシンプルな変化 ◯: 不可逆な思考パラダイムの遷移 であり、「前の自分を失う」ような要素を含むのではないかと思う。抽象的すぎるので詳しく見ていこう。 成人発達理論とは簡単にい
AI Coding Agentが活況だ。巷ではClineだRoo Codeだと盛り上がり、MCPを実装したことを自慢し、驕れる平家のごとくだが(平家と違ってもう少し長生きするだろうが)、かくいう私もそうである。 とはいえ、テトリスやブロック崩しが一瞬で作れたところで我々が失職するはずもなく、最初から作るものが決まっていて定型的でいくらでもエントロピーを増やして散らかしても良い一回ポッキリのブロック崩しと、イテレーティブな開発を行うことが前提で、非定型であり、エントロピーの無秩序な拡大を抑止しながら開発しなければならない†現実†の開発とでは月とすっぽんであり、今のところAI Coding Agentは月兎にあらず、地面を頑張って跳躍しているふつうの兎だ。 ClineやRoo CodeにはOrchestration modeといって大きなタスクをサブタスクに分割してやっていくという補助機能があ
俺の連載「文化史ぜんぶ読む」の価値は何か。 それは読者が新たな視座を獲得する機会を提供することにある。 文化史本を読んで世界の見方を変えろ。 無事に第2回も掲載されたわけだが 週プレの連載2回目が無事No.39&40号に掲載された。取り上げた本は『歯痛の文化史』である。最近、親知らずを抜くために歯医者に何度も行ったので*1、歯科医療の昔と今の比較を自らの体験も交えながら書いた。 週プレNo.39&40 10/2号 [雑誌] 集英社Amazon 歯痛の文化史 古代エジプトからハリウッドまで 作者:ジェイムズ・ウィンブラント朝日新聞出版Amazon 連載告知は前回の本しゃぶりでがっつり書いた。 だが、後で一つ大事なことが抜けていたことに気がつく。それは連載テーマである『〇〇の文化史』(文化史本) をなぜ読むのか、だ。 前回も書いたように、この連載企画は俺が考えたものではなく、向こうから提案され
※この記事は、2022 Speee Advent Calendar18日目の記事です。 昨日の記事はこちら tech.speee.jp はじめまして、Housii(ハウシー)という完全会員制の家探しマッチングプラットフォームの開発チームで、テックリードとして働いている八木です。 Housiiの開発チームには約1年半前から携わらせていただいています。 前職では、3年半ほど保守をメインに担当していました。発生したトラブルと向き合っていく日々だったのですが、トラブルを最小限に抑え、価値を作ることにエンジニアが楽しく向き合っていくためにはどうしていくべきかを追求していきたかったので、プロダクトの初期フェーズから安全に価値を作っていく方法を模索しながら作っていくことにチャレンジすることができる環境を求めている中でSpeeeに約1年半前にJOINしました! 転職して1年半ほど経ち、私自身はテックリード
「上司にもっと視座を高くしなさいと言われた」 「リーダーになりたいなら視座を高めることが大切だ、とビジネス書で読んだ。でも、どうすれば視座を高められるのだろう……」 視座を高める必要性はなんとなくわかっていても、実際に何をしたらいいのかわからない人は多いのではないでしょうか。 本記事で、そもそも視座が高いとはどういうことなのかを確認し、視座の高い人の特徴について知りましょう。視座を高める習慣の取り入れ方も、筆者の実践を交えながら紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。 「視座を高める」とは? 視座が高い人の特徴 視座を高めるトレーニングをしてみた 「俯瞰」と「ズーム」の視座 「売り手」と「買い手」の視座 「視座を高める」とは? そもそも、視座とはなんでしょうか? 小学館のデジタル大辞泉では、「物事を見る姿勢や立場」と説明されています。(カギカッコ内引用元:コトバンク|視座(しざ)とは?
2021年3月29日、King & Princeの脱退とジャニーズ事務所の退所を発表した岩橋玄樹。ジャニーズではSMAP解散以降、グループの解散や脱退が後を絶たない。そこに残されたファンは、悲しみややり場のない虚脱感からどうやって抜け出せばいいのか。僧侶であり、文筆家の稲田ズイキ氏にアイドルの永遠性について説法をお願いした。 デビュー曲「シンデレラガール」の歌詞にも仏教的なメッセージが読み取れる メールボックスに、知らない人から一通のメールが届いていた。 件名:悲しみにくれるアイドルオタクを仏教で解きほぐす記事執筆のご相談 見過ごすことができない件名だった。僧侶でありながらアイドルオタクの端くれである、自分としてはなおさらのこと。どうやら送り主は、サイゾーというメディアの編集者らしい。本文には、こう書かれてあった。 「私事になるのですが、King & Princeのファンでして、先日発表さ
Visionalグループ株式会社ビズリーチでは、2022年4月新卒入社のエンジニア職、デザイナー職(あわせてプロダクト職と呼んでいます)を対象とした新卒研修を、約2か月半の間実施しました。 今回のプロダクト職への新卒研修は「品質」に重きを置いて行われました。 本記事では、その新卒研修で大切にしていることや、それを通して得た学びと変化について、受講した新卒社員がお伝えします。 「モノづくり」において大切にしていること Visionalは、HR Tech領域を中心に複数の領域で事業を展開しております。 それらの多くは企業様の業務に密接に関係しており、また個人の生活や人生に関わるものです。 つまり、品質が保たれているものを継続的にデリバリーし、お客様のご期待に応えることが求められています。 モノづくりを行う上で大切なことは多くあります。 その中でも品質はモノづくりと切っても切り離せない関係です。
限定的な課題解決になる受身のデザインデザイナーは良くも悪くも、来た依頼に対して最大限の努力をする方が多いと思います。「〇〇の見た目を良くしてほしい」「△△を使いやすくしてほしい」といった課題を解決するには高いスキルと経験が必要ですから、専門家としての価値は出せるはずです。最初は来た依頼に対して解決策を提供する活動でも十分ですが、やることが決まった段階から始めるデザインは制約が多いだけでなく、限定的な解決にしかならない場合があります。 例えば、記事に紐づけるコメントリストをスレッド式に変えたいという要望が来たとします。やるコトが決まった状態からデザイナーが入ると、どうしても「見やすいスレッド」「返信しやすい UI」を考えて作ることが目的になります。 依頼に答えるデザイン活動も重要ですが、これを続けているとデザイナーの仕事が次第に限定的になり、付加価値を提供するという受身の立場になりがちです。
多くの人との議論は大事 人と話したり、本やネットで情報を得たりすると『思考を変えるような気付き』に出会います 今までの自分の身につけた思考とは違う考え方に出会うと「視野が広がった」と感じます 社会に出たての新入社員の研修の主な柱は『知識・やり方・考え方』ですが、考え方を教えることは非常に大切だということは、どこの企業でもわかっています 「どこ⇒なぜ⇒どう(する)の順番で考えること」 「どこ⇒なぜで思考を止めて『どうするか』を考えないと、組織が悪い・周りが悪い・社会が悪いという原因他人論タイプになってしまい、害な人間になってしまう」 などが教え込まれているか否かで長い人生では大きな差が生じてしまいます ある程度のキャリアを積んでしまい「あなたは原因他人論ですね!原因自分論に変えた方がいいですよ!」などといわれると反発をおぼえるようになります やっぱり真っ新な新入社員だからこそ吸収できる教育で
今日もこのブログを訪問して下さりありがとうございます! 昨日は、疲れもあって、 酔った勢いで、すぐに寝てしまった。 そして、若干酒が残った状態で5時台に目覚めてしまった。 二度寝できない僕は、 年取ったせいかなぁ… 若い頃は、大げさ言ったら、 際限なく寝られたのに、 って、いつまでも、寝られた時代を懐かしむ。 そんな僕の立ち位置は、 「今ここ」にはいない。 そんなことから、 自分の「立ち位置」について考えてみたい。 今更「天動説」を信じる人もいないのだろうが、自分中心の世界から見れば、そう見えるのも不思議ではない。 自分の視座は固定していて、 周りが動いているのだ、と考えれば、 その人の経験の中では、確かにそう言える。 僕は最近、 当たり前の日常の中で、ハッとしたことがある。 ただ、道を歩いていたのだ。 普段は意識するでもなく、 自分自体が前に進んでいると思っている。 それが当たり前すぎて
濱口竜介の監督作『悪は存在しない』は、『ドライブ・マイ・カー』(2021年)で意気投合した音楽家・石橋英子とのコラボレーションによってつくられた。石橋から受けた映像制作のオファーをきっかけに、石橋のライブ用サイレント映像作品『GIFT』とともに生まれた長編映画だ。 長野の自然豊かな町に持ち上がった、グランピング場の建設計画をめぐって展開される物語は、地方と都市、自然と都会という単純な二項対立では割り切れないさまざまな問いを観る者に投げかける。「現実は、我々が思ってるほどはっきりと分かれているわけではない」と語る濱口。むしろその割り切れなさこそが本作の核にあったようだ。作家の鈴木みのりが話を聞いた。 予告編でも初めに使われている、『悪は存在しない』のファーストショットに、わたしはとても困惑した。この映画の舞台となる長野県・水挽町(架空の町)にある、山中の林を下から捉えながら進んでいくショット
■論壇時評 政治学者・宇野重規 「現代思想」で「無知学(アグノトロジー)」という興味深い特集が組まれている。これまでの学問が、「わたしたちは何を知っているか」を問題にしたとすれば、「わたしたちは何を知…
関東大震災から100年を迎えるのを前に、数字の100を作って追悼するイベントが開かれた築地本願寺=東京都中央区で2023年8月31日、宮武祐希撮影 1923年9月1日の関東大震災からちょうど100年になりました。 毎年、関東大震災記念日の前後には大きな話題になりますが、このコラムが掲載される10月になれば全くと言っていいほど話題にのぼらなくなります。 関東大震災から100年間、首都直下型の大震災はなかった、という事実は、これから先も当分起こらないだろうと楽観する根拠にはなりません。 東京の湾岸エリアに建つ高額な高層マンションが飛ぶように売れ、都心のオフィスビルが高さを競って林立する様からは、とりあえず、売れるモノを売ってしまえばあとは知らないという不動産業界の無責任と、目の前の利権に群がって国の将来などが一顧だにしない政治家の強欲が透けて見えます。 松沢病院における関東大震災 関東大震災で
フィクトセクシュアルやフィクトロマンティックという言葉は、いわゆるLGBTと比べるとあまり知られていません。それもあって、カミングアウトしている著名人もあまり多くはありませんが、最近ではオープンにしている著名人もすこしずつ出てきています。そうした人々の記事や投稿を見ながら、フィクトセクシュアルに対する差別や抑圧についても考えてみたいと思います。 村田沙耶香(小説家) 小野田紀美(政治家) 考えるべきこと 村田沙耶香(小説家) 村田は1979年生まれの小説家で、芥川賞受賞作『コンビニ人間』などで有名です。村田は2025年に、アメリカの雑誌「The New Yorker」の取材のなかで、「わたしにはフィクトセクシュアル(架空のキャラクターに惹かれる性的指向)の傾向がかなり強くあるんです」*1と語っています。また、記事のなかでは、学生時代には現実の人間との性愛を「逃れられない」ものと感じていた経
自分以外の意見に対して、違和感を理由にして攻撃的になってしまう。違った意見を柔軟に受け止める、心のあり方を磨きたい。 そんな悩みを解決します。 本記事の内容 批判することに終始しない考え方 本記事の信頼性 この記事を書いている私は、現在ブログ歴10か月ほどです。 人生論を綴るブログ記事を300本ほど書いてきました。 今回は、批判することに終始しない考え方をご紹介します。 自身の感覚だけに確信を抱けば、それ以外の意見に気づけなくなります。 一方的に批判して拒絶することは簡単であり、思考停止状態でも選べます。 人それぞれの考え方がある以上、価値観の相違を避けることはできません。 この記事を読むことで、批判することに終始しない考え方を知ることができます。 それでは、早速ご紹介していきます。 あわせて読みたいnote 現状維持は錆びる 可能性に着目する 理由の背景を考える 表面に気をとられない 深
これまでと同じ情報を見ていたとしても あなたのバックグラウンドとなるものが変われば そこで解釈も変わっていくこともあります。 あなたと同じ現実と向き合っている人でも 自分と相手との間では、必ずしも同じ見解にならないのは お互いのバックグラウンドの違いにある、とも言えます。 最初にあなたが現実に対して、どんな解釈を加えるのか、によって そこから何を学んで、感じるのか、も変わり出していきます。 あなたが普段からどんな情報源からソースを得ているのか、によっても 情報感度が変わってくるのも、その1つですね(^^) 例えば、全体の半数が、良いと言っている。というデータがあったときにも その”全体”の定義によって、認識も大きく変わります。 それが地域の中といった限定的な話かもしれないし、国全体の話かもしれない。 みんなが良いと言っている、というのも どの母集団での話なのか?と疑問を向けてみることで 違
近年で断トツの強い衝撃を、本書「フォン・ノイマンの哲学」(高橋昌一郎)から受けました。 この一文にノイマンの哲学は八割方詰め込まれている、と言えるフレーズが、裏表紙(カバー裏)にでかでかと記されています。 「科学的に可能だとわかっていることは、やり遂げなければならない。それがどんなに恐ろしいことだとしてもだ」 ノイマンの考え「科学優先主義」を端的に表すこの言葉を目にしたとき、過去に経験したいくつかのことがバチバチッと収斂して1本の線にまとまった感覚があり、「そういうことか!!」と衝撃が走ったのでした。 科学の進歩を止めても他に出し抜かれるだけ経験したことの1つは、2007年の出来事でした。Googleマップで「ストリートビュー」が始まり、当初は通行人の顔やら車のナンバープレートやらもそのまま映り、日本版が始まったら塀よりも高いカメラで民家の庭まで丸見え、といった状況で、こんなサービスはEv
「滝山病院事件は、単なる精神科病院の患者虐待事件ではなく、医療・福祉行政が絡んだ構造的な問題がある」と指摘し、「私自身も、同病院がなくなっては困る医療・福祉システムの片棒を担いでいる」と吐露する斎藤正彦さん=沢田石洋史撮影 精神科病院のスキャンダル 日本放送協会(NHK)の「NHKニュース7」は2月15日、東京都八王子市にある精神科病院「滝山病院」で、患者への暴力の疑いにより複数の看護師が警視庁の捜索を受け、そのうち1人が逮捕されたと報じました。 続いて同月25日にNHK教育テレビジョン(Eテレ)で放送されたのが、ETV特集「ルポ 死亡退院~精神医療・闇の実態」です。このドキュメンタリーには、滝山病院の看護師が患者さんを罵倒したり威嚇したりする様子や、患者さんの人権をないがしろにした院長や看護部長の会話を記録した動画が含まれていました。 映像を見る限り、逮捕された一看護師の非行とは思えず、
松沢病院にある拘束具。今はほとんど使うことがないという=東京都世田谷区の都立松沢病院で2019年11月5日、上東麻子撮影 2016年、石川県の精神科病院に入院していた40歳の統合失調症の男性が、6日間にわたる身体拘束を受け、解除直後に急性肺塞栓(そくせん)症(エコノミークラス症候群)で死亡するという事件がありました。 両親が病院を相手に損害賠償を求めて提訴しましたが、1審の金沢地裁は、医師の主張を認めて原告敗訴。しかし、2審の名古屋高裁金沢支部は一転、精神保健福祉法(正式名称「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律」)の規定に基づいて示されている身体拘束に関する要件を満たさないとして約3500万円の支払いを言い渡します。病院は上告しましたが、21年、最高裁判所が上告を棄却して判決が確定しました。 17年には、27歳のニュージーランド人男性が、神奈川県の精神科病院で10日間に及ぶ身体拘束後に
(以下は、2023年末に投稿した内容をNoteにまとめたものである。連投という形でXには投稿したが、やはり文章としてまとまっていたほうが読みやすいので、こちらに投稿。) 今回は、インドを見る視座として、次の三つの中から、②印僑とインド民に関する章の投稿である。 ① 国ではなく「地域」として捉えるインド ②印僑とインド民 ③インドとの選択的関係性 インドを見る視座の二つ目は、実際に接するインドの人々をどのように見て、対応していけばよいのか、という問いに関係するものである。世界にはインド国内外に、インドに血統的なルーツがあり、我々日本人から見れば、インド人とみなされる身体的特徴を持つ人々が住んでいる。外国に定住していれば、彼らは印僑と呼ばれる。それとは対照的に一度もインドから出たことがなく、インドの物理的、文化的コンテキストの中で生まれ育ち、今も暮らしているネイティブインド人、「インド民」がお
九段新報 犯罪学オタク、新橋九段によるブログです。 日常の出来事から世間を騒がすニュースまで犯罪学のフィルターを通してみていきます。 平素よりGame*Sparkをご愛読いただき誠にありがとうございます。 7月25日に掲載した「東京オリンピック開会式への怒りと絶望…ゲームへのリスペクトがない演出とそれをありがたがる人々が許しがたい【コラム】」について、多数のご意見をいただき、掲載意図をお伝えする記事も掲載いたしました。 編集部としては、当初2本目の記事をもってコラムに対する見解やコメントを出すことは終了しようとも考えましたが、編集部内外からもその後多数の意見・質問・批判などをいただき、それぞれのやりとりのなかで最後に改めて、今後の方針や体制についてまとめる必要があるだろうとの判断に至りました。 記事掲載後よりいくつかストップしてしまっている既存読者向けの連載企画もあり、Game*Spark
「もう少し高い視座で考えてみて」と言われて困惑した経験はありませんか? 全体のビジョンを見失っているという指摘を受けて、戸惑ったことはないでしょうか? こうした経験をお持ちの方は少なくないはずです。視座とは何か、どうすれば高められるのか。多くのビジネスパーソンが抱えるこの悩みに、本記事では実践的な解決策をご提案します。 視座を高めるための2つのフレームワーク、「なぜなぜ分析」と「バックキャスティング」をご紹介します。これらを活用することで、問題の本質を捉え、長期的な視点で戦略を立てる力が身につくでしょう。 短期的な対症療法から脱却し、根本的な問題解決や将来を見据えた意思決定ができるようになれば、あなたの仕事の質は大きく向上するはずです。ぜひ、この記事を通じて視座を高める方法を学び、キャリアの飛躍につなげてください。 視座とは? “なぜなぜ分析”で視座を高める “バックキャスティング”で視座
「概念はほっとくと現状を固定化する道具になってしまう」と指摘する精神科医の松本卓也さん=東京都千代田区で2025年8月26日、宮本明登撮影 「ケア」が注目される時代だ。 子育て、介護、家事――。誰もが誰かに支えられ、そして誰かを支えている。 必要不可欠でありながら軽視されてきたこの概念から、さまざまな事象を再考しようと、文芸誌や美術誌で特集が組まれ、関連書の刊行が相次ぐ。 精神科医、松本卓也さん(41)の新著『斜め論』(筑摩書房)は、“ブーム”を少し異なる角度から問い直す本だ。 松本さんは言う。 「概念は使われていくうちに摩耗し、ほっとくと現状を固定化する道具になってしまう」 例えば、ケアは広く浸透する中で単に「よきもの」と無批判に捉えられがちだがそれでよいのか。読み解くために、本書が提示するのが「斜め」の視座だ。ケア論を含め、当事者研究など「心」をめぐる議論がいかに積み重ねられてきたかを
昨日はPHPカンファレンス名古屋2025(#phpcon_nagoya)が開催されていた。私は参加していないのだが、Xのタイムラインで盛り上がりの様子を見ていた。その中でベストスピーカーに選ばれていたそーだいさん(@soudai1025)の「抽象化をするということ - 具体と抽象の往復を身につける」を読んですごくよかったので、自分も抽象と具体について考えてみた。 仕事をしていると、「具体と抽象を行き来する力が大事」 という話をよく聞く。 加えて、「どの視点で見るか?」という視座の高さも重要だったりする。 具体的な話ばかりしていると、目の前のタスクに追われるだけになりがち 抽象的な話ばかりしていると、実行のフェーズで手が止まる 視座が低いと、「自分の仕事」しか見えない 視座が高すぎると、ふわっとした話ばかりになり、実行に落とせない 結局、具体と抽象のバランス、そして視座の切り替えがうまくでき
フィクトセクシュアルという言葉はどのように広まったのか。そのなかでどのように意味やイメージが変わってきたのか。この記事では、「フィクトセクシュアル」という言葉の歴史を(現時点で分かった範囲で)紹介していきます。 広い意味での「アセクシュアル」 日本語圏への輸入 キャラクターとの「結婚」というイメージ 「結婚」「恋愛」というステレオタイプへの注意 関連記事 広い意味での「アセクシュアル」 「fictosexual」という言葉はアセクシュアルのコミュニティから広がったと考えられています。現時点で確認できるもっとも古い用例は、オンラインのアセクシュアル・コミュニティAVENの掲示板で、TeddyMillerという投稿者が2005年8月16日に投稿したものだとされています*1。この投稿者は、性的空想やマスターベーションはするが現実での性交渉はしないという人物で、そのことを表すためにフィクトセクシュ
この記事の3つのポイント 「ChatGPT」の活用などには「問いの設定力」がカギを握る 頭に浮かぶ直感的な問いは抜けや漏れがある どこにどんな問いを設定するかのフレームワークがある 「ChatGPT」が広がる中、その活用には「何を尋ねるか」がカギを握る。すぐに頭に浮かぶ直感的な問いには抜けや漏れがあり、課題を見渡し、どこにどんな問いを設定するかを考えるべきだ。そのためのヒントを『AIが答えを出せない 問いの設定力』を出版したグロービス(東京・千代田)でマネジング・ディレクターの鳥潟幸志氏に聞いた。 人工知能(AI)はビジネスパーソンの働き方を実際、どのくらい変えているでしょうか。 鳥潟幸志氏(以下、鳥潟氏):企業、職場によってAIの普及度合いには違いがあります。全社的な音頭を取ってルールやセキュリティーポリシーを決めて使う会社もありますが、まだ使っていないところもあり、さまざまです。 企業
>>Kindle unlimited、2カ月99円で読み放題キャンペーン中! 『とにかく仕組み化 ── 人の上に立ち続けるための思考法』(安藤広大 著、ダイヤモンド社)の著者は、「識学」というマネジメント法を通じ、多くの組織の問題を解決してきた人物。「識学」においては、組織内の誤解や錯覚がどのように発生し、どうすれば解決できるか、その方法を明らかにしているのだそうです。 本書は、そんな識学のメソッドをもとにしながら、「人の上に立つべき人」に向け、仕事の型になる「仕組み化」の考え方を伝えているわけです。ただしそれはビジネスモデルの話ではなく、あくまで「人」をどう動かすかという本質的な問題。 どんなビジネスモデルであっても、最終的に重要になってくるのは「人」。「ひとりひとりがなにに集中するのか」「どういう改善に取り組むのか」ということについての考え方の差が積み重なることで、ビジネスはうまくいく
格差・差別・気候変動。不安定な社会の中で、世界中で重大な課題として可視化されてきた「メンタルヘルス」。こころの病気は誰であっても罹患する可能性があり、周囲と社会による支援が必要不可欠である。なかでも、「Z世代(Generation Z)」には、彼らのメンタルヘルスを脅かす大きな不安がのしかかっている。 ※「そもそもZ世代とは?」という疑問を持たれる人もいるだろう。以下に簡単な説明をつけておく。(既に知っている人は読み飛ばしてください) 「Z世代」に厳密な定義はないものの、主に90年代後半からゼロ年代前半までに生まれた世代を指す。年齢で言えば、現在の15歳~23歳前後。もう少し上の世代は「ミレニアル世代(Gen Y)」と呼ばれ、同じ若者層でも区別されることが多い。特に米国では人口の20%を占めるいわゆる「次世代」であり、多大かつ特徴的な経済的影響力も持つことから、その動向が注目されている。
記事:明石書店 『無意識のバイアス――人はなぜ人種差別をするのか』(明石書店) 書籍情報はこちら アメリカの人種問題についての理解 本書の原書が出版され、そして日本語の翻訳書も出版されようとしている二〇二〇年は、世界にとって激動の年であった。年初に中国・武漢で流行した新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は瞬く間に勢力圏を拡大し、一〇〇年に一度のパンデミックと呼ばれるに至った。特にアメリカは、トランプ大統領と共和党の感染症対策への消極的な姿勢(というよりときに積極的な妨害ですらあった)もあり、本稿を執筆している一一月に至るまで、膨大な数の感染者と死者を記録し続けている。 こうした中で、五月にミネソタ州ミネアポリスにおいて、白人警官が黒人男性を違法な拘束により殺害する事件が起きた。これにより、二〇一三年より用いられてきた「ブラック・ライヴズ・マター」(BLM)をスローガンとする抗議運動が
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く