序章:推し活という「現代宗教」2020年代の日本社会を象徴する風景、それは「推し活」という名の祝祭である。 駅の巨大広告、書店の特設コーナー、SNSのタイムライン。特定の対象、例えばアイドル、キャラクター、俳優、あるいはスポーツ選手を熱烈に応援し、そこに情熱と金銭を注ぎ込む行為は、もはや一部のサブカルチャー愛好者による奇行ではない。それは市民権を得たライフスタイルであり、現代人の精神を支えるインフラストラクチャーとして定着した。 株式会社インテージの調査[1]によれば、15歳から79歳の3人に1人が推し活を行っているという。しかし、この熱狂的な祝祭の光が強くなればなるほど、その影もまた色濃くなる。推しを持つことを社会全体が推奨し、推しがいない人生をあたかも「彩りのない余生」であるかのように語る風潮に対し、静かな、しかし確固たる違和感を抱く層が存在する。 それが本稿で焦点を当てる「推し活をし
日本人の「推し活」と宗教との類似性,そこに潜む課題とは。「消費社会の宗教:ファンダム・カルチャー」聴講レポート[CEDEC 2024] ライター:柳 雄大 2024年8月21日,ゲーム開発者向け会議「CEDEC 2024」にて,関西学院大学神学部・准教授の柳澤田実(やなぎさわ たみ)氏による「消費社会の宗教:ファンダム・カルチャー」と題したセッションが行われた。 これは,「推し活」に代表される日本のファンダム(熱狂的ファンが形成するコミュニティ)カルチャーと宗教との類似性,そこに顕在化する問題点と共に,“ファンダムが「善い」宗教である”ために何が重要であるかを解説するという内容だ。講演者の柳澤氏は1973年生まれで,哲学・キリスト教思想を専門に長年の研究を続け,近年では宗教学の観点から「推し活」と宗教の類似性を指摘した評論が知られている。 一見,ゲーム開発とは直接結びつきにくそうな題材だが
MAEDA Takahiro @maesan NHKで歌舞伎町のメンズコンカフェを取り上げていたが、怖かった。風営法に引っかからないため、未成年でも入店可能に。で、中学生や高校生が推し目当てで通って、1万とか2万とか使う。LINEで「今月ランクが落ちそう」と連絡が来ると「求められている!」と感じて店に行く。金がない子はパパ活へ。 2022-09-17 11:46:11 MAEDA Takahiro @maesan 10代でちょっと道を外れるのはよくあることだけど、リカバリー可能なものであってほしい。コンカフェは明らかに「カタにはめられてる」感じがあった。人生経験の少ない10代、しかも居場所がなくて寂しい子だから、「カタにはめる」のはホストのそれよりも容易なのだろう。 2022-09-17 11:50:26
40代地方在住独身。ぱっとしない生活が一変した話をどこかに吐き出したくて書く。 ひょんなことから数ヶ月前は考えられない毎日を送っている。 いわゆるロスジェネ世代なので就職は苦労したが、都会で働いてからUターンして、ちょっとした専門分野で奮闘してなんとか生き延びている。裕福ではないがまあ生活に困ることはない。 田舎暮らしは嫌いでもないが、若い頃から文化的な面が乏しいのには辟易していた。その反動で都会にいた頃はライブやイベント、美術館などにもよく通ったが、地元に戻ってからは同世代と話題が合わないことにやっぱり困った。もう諦めたけど。 周囲はギャンブル(パチンコ)とか、女性のいる店の話ばかりの人が多い。そういうのが趣味じゃないので、仕事以外はせいぜい家で映画見るかゲームしてるか、くらいの日々だった。 漫画はもともと少し読む習慣があった。といっても最近はアプリで無料作品を中心に物色するくらい。 勧
なんつーか別にいい人でいたいわけでもないし、そもそも「いい人」なんて言葉が自分からかけ離れてるのわかってるし、だからこそ全然人の目気にせず言わせてもらっちゃうんですけど、最近世の中が推し推しうるさくない? いや、全然いいんだけど(いいんか)いいんだけど、流行語みたいに「推し活」っていうのに違和感があるっていうか、わかる?これ絶対初期装備でオタクゲノムを持った先天性オタク気質の人にはわかってもらえると思うんだけど、「推し活」って言葉が独り歩きしすぎてない?こちとら「推し活」を特別なことだとも思ってないし、逆を取れば毎日が「推し活」 なわけ。推し活しよ~とかじゃないのよ。朝起きて夜寝るまでが推し活なわけ。 推しがいないところで推し活なんてするわけないから、オタク同士集まってキャッキャすることはただの女子会であって推し活ではないと思ってるわけよ。 何が正解、誰がえらい、とか、そんなのは誰にも決め
*はじめに、今回書く内容は個人の感想、見解です。これを読みどう感じるかは人それぞれだと思いますがこの記事を元に特定の方に誹謗中傷などを行うことを固く禁じさせていただきます。ご理解のほどよろしくお願いします。 1.始まり私にはかつて心の底から愛していた一人のVtuberがいました。どんなに苦しくてもどんなに辛くてもその娘がいれば頑張れる。いわゆる「推し」という存在がいました。デビュー時からその娘を応援し、収益化が通ればなんとか金を捻出しスーパーチャットを送り、グッズがあればなんとか金を捻出して買い、ライブがあればなんとか金を捻出してチケットを取りました。 しかし、2022年2月10日事件は起こります。その Vtuber が不祥事を起こしたのです。もうここまで言えばその娘が誰だかVtuberを知ってなくても分かると思います。 そう、潤〇るしあです。 元ホロライブ3期生 潤羽るしあ氏彼女が起こし
誰か(何か)を「推す」って感覚がまったくわからない。 ネット百科事典や記事とかで改めて調べてみると「好き」や「ファン」に「応援」や「他人に勧めたい」という感情が加わったもののようだ。 その対象はアイドルでもVtuberでもスポーツチームでも、現実の知り合いでもなんなら無機物だっていいみたいだ。 う~~ん、わからん。 前に流行った「萌え」や「俺の嫁」ならなんとなくわかる。要は「自分はこれに好意を抱いています、以上」ってことでしょ。わかりやすい。 「推し」の含むニュアンスのなかでも特に「他人に勧めたい」っていう気持ちがわからない。自分の感情を表すのになぜ他人が出てくる?他人が何を好きでも嫌いでも関係なくない? だいたい「応援」もわからない。自分が応援してるチームが勝つと嬉しいと思うのが理解できない。ぜんぜん関係ない人たちなのになぜ? そもそも誰かのファンになったり、偉人や有名人をリスペクトをし
私、元うたのおねえさんのガチ勢! 初めに多くの人の疑問を解決してから本題に入りたいと思う。 そんな質問もあろうかと、あらかじめ2021年に行われた全ての会場でコンサートを鑑賞しておいた。 めっちゃ楽しい〜! 家族がコンサートに当選しちゃって、行かなきゃいけなくなっちゃったけど乗り気じゃない人が検索して辿り着いた時のために、大人がおかあさんといっしょ ファミリーコンサート(以下:おかいつのファミコン)を楽しむコツを伝えておきたい。 この2点に尽きる。 ひとつめは、ファミコンは参加型の演出が多い。軽いもので言うと手拍子や挙手など。 重いもので言うと、一緒に踊ったり、動物になったり、たいそうをしたりする。 ここで真剣に参加するかしないかで、血で血を洗うチケット戦争に勝ち抜いたプレミアムチケットを紙にするのか、体験にするのかが決まる。 例えばステージのおにいさんに、「大人がキツツキになっておともだ
2000年代初期、ハワイのショッピングモールでアバクロ詣でするのが楽しみでした。私にとってアバクロは、「アメリカ」のかっこいいイメージがぎゅっと詰まったようなブランド。棚に並ぶ商品にこれでもかというほど吹きかけられたコロンの香り漂う薄暗い店内に、大音量でかかるBGM。入り口には気怠そうな半裸のイケメン店員が踊ったりおしゃべりしながら立っていて、特に接客するわけでもなく、たまに香水をプシュプシュ振り撒いているだけ。そんな不思議な店、アバクロことアバクロンビー&フィッチは当時、イケてる男女のアイコン的ブランドとして君臨していました。 それが、日本第一号店の銀座店がオープンした2009年以降は徐々に人気が下火になり、2015年には何と、全米で最も嫌われるブランドにまで名声は失落。その盛衰を描いたドキュメンタリー作品が、Netflixで配信スタートになりました。タイトルもそのままずばり、『ホワイト
父さんが事故で亡くなってから、明るかった母さんが廃人みたいになってしまって、最悪の事態にならないようにと家族やご近所さんたちでずっと見守ってた。 藤井聡太くんがプロ棋士になって連勝を重ねていったあたりから、テレビや雑誌を見るようになって、藤井くんすごいねーと久しぶりにまともな会話をするようになった。 そのうち、アベマの将棋チャンネルを観始めたり、辞めてた将棋教室にもまた通うようになったり、周りの人との交流も戻っていって、すっかり元気になってくれた。 その頃からずっと藤井聡太くんのことを応援していて、タイトルを取ったときも、昇段したときも、タイトルを防衛したときも、毎回ケーキやご馳走を作ってお祝いしているらしい。 父さんの死後、母さんはずっとソファにぼーっと座っていて、食事はたまに牛乳を飲んだりお菓子をかじったりするだけで、気づいたら仏壇の前で泣いていて、という毎日だったんだけど、最近は仏壇
自分の推しは既に退所済。 グループを抜けて事務所を辞める時、それはそれは他のジャニヲタに叩かれた。 「ジャニーズじゃない○○なんてもう価値ない」「あれほどアイドルの素質あるのにあのジャニーズ事務所を辞めるなんて馬鹿」 未だに言われ続けてる。 彼女らにとっては、顔や歌やダンスと言ったパーソナリティより、「ジャニーズ事務所に所属している事」が何より大事なんだ。 特に嵐が売れた以降のジャニヲタは「勝ち馬に乗りたい」という気持ちが強い。 まず安泰のジャニーズ所属であること、そしてできれば今後事務所内でいいポジションに行けるグループがいい。 推しが他のグループより、他のメンバーよりレギュラー番組が多く、CD売上枚数が多く、ドラマの視聴率が高い事が何よりの喜びなのだ。 SMAP解散以降狂ったようにジャニーズを叩き続ける地図ヲタにも呆れるが、それに対抗して「本人ですか?」と言いたくなるほど必死にジュリー
私も推しがいたときは脳内麻薬ドパドパでてきて人生がむちゃくちゃ楽しかった 腐女子なのではまるのが主に二次元の男だった 若い女性がホストやコンカフェ店員、地下アイドルにはまってわざわざ体を売って貢ぐ資金を調達してるけど 推しに貢ぐ金を得るために体を売るのはやりすぎだ 高い酒を飲むくらいなら二次元オタクのように同人誌を書いたりコスプレしたりしたほうが健全ではないかと思う 依存先がほしいなら二次元(フィクションのキャラクター)はぴったりだと思う だれかに独り占めされることもなく、スキャンダルを起こすこともない。Vチューバーのように投げ銭を求めてくることがない 推しがいると人生楽しいのはすごくわかる でも、どんどん高額なお金を要求してくるのは怖いし 承認欲求、自己顕示欲をコスプレや同人誌製作で解消するのってものすごく健全なんだよな
ここ数か月、色々な人と「推し」について意見交換する機会があり、そうしたなかで「そういえば、承認欲求の時代の限界や最果てとして『推し』ブームを捉えることもできるよね」みたいな考えが温まってきたので、今日はそれをまとめてみる。 前置き:実際は、「推し」ブームの背景はたくさんある どうして「推し」がブームが起こったかを考えると、ブームが到来した原因や要因はあれこれ思い浮かぶ。だから、これから述べる「承認欲求の時代の限界」だけが原因とは言えない。 たとえば「推し」という言葉の使い勝手の良さや、SNSをとおして「推し活」をリアルタイムにシェアできるようになったことや、20世紀末~00年代にかけてオタク界隈のコンテンツとみなされていたものが市民権を獲得してきたことetc……も、「推し」をブームたらしめた要因として挙げやすい。ほかにも色々あって、たとえばコロナ禍が流行してコンテンツやエンタメの需給関係が
「推し活」「二次創作」「霊感商法」…これらに共通する人間の「心の働き」認知科学の新概念「プロジェクション」とは? 「推す」とは何か。さまざまな人が語っているが、認知科学的には「プロジェクション」と呼ばれる行為そのものではないか――と論じたのが愛知淑徳大学心理学部教授の久保(川合)南海子による『「推し」の科学 プロジェクション・サイエンスとは何か (集英社新書)』だ。耳慣れない用語だが、説明を聞くと「なるほど、たしかにオタクはプロジェクションしまくってるな」と思うはずだ。久保氏に訊いた。 銀テ、聖地巡礼、腐女子……すべてプロジェクションで説明できる!?――プロジェクションとは、どういうものでしょうか。 久保 2015年に認知科学の鈴木宏昭先生によってはじめて提唱された概念です。新しく発見された概念ではありますが、今まで見逃されてきた、当たり前すぎると言っていい心の働きに名前が付いたものです。
ただの悪口。 推しとか推し活とか、概念がもうキモすぎる。 お前が推薦したからなんなんだよ。 誰だよてめーは。 俺と同じ名無しのゴミだろ? 三次元のアイドルだか二次元のキャラクターに、お前は関係もない人間じゃねーか。 「あなたと一緒にコンテンツを楽しみたい」とか言われたら、サブイボしか立たねえんだよ。 クラスや会社で面白かったバラエティー番組の話をしてる知力0のアホ共の風潮をインターネットにのさばらせるんじゃねえよ。 てかね、コミュニケーションのためにコンテンツ使うのやめろ。マジで。 コンテンツってのはコンテンツと消費者の双極的なもので、他人は入り込む余地ねーんだよ。 他人とコンテンツ楽しみたいなら格ゲーでもやってメイのイルカに轢殺されてろ。 いや何が言いたいかなんて1つだよ。 「自分をもて」。 自分がないアホって見ててイライラするんだよね。なんなん? コミュニティに属してないと死ぬの?お前
株式会社博報堂、博報堂DYグループの株式会社 SIGNING は、生活者発想で経営を考える研究開発・社会実装プロジェクト「HAKUHODO HUMANOMICS STUDIO」の活動の第二弾として「オシノミクス プロジェクト」を発足し、本日「オシノミクス レポート」を発表しましたのでお知らせいたします。 >レポートはこちら https://www.hakuhodo.co.jp/humanomics-studio/assets/pdf/OSHINOMICS_Report.pdf 「オシノミクス プロジェクト」では、近年拡大している「推し活」経済に着目し、単なるコンテンツ消費ではなく「人が能動的に熱中する」心理と行動を、「オシノミクス」という概念として提唱します。レポートではその実態を明らかにするとともに、人が「推す」行動の裏にある心理や社会的価値について考察し、組織運営やマーケティングなど、
ジャニーズとか宝塚とかをきっかけに「推し活」そのものにも批判的な目が向けられてる現状にちょっと言いたくて書く。 性犯罪とかパワハラとかが違法行為であって糾弾されるべきなのはそう。そこに異論はない。 ただ、歴戦のオタクとして、「推し活」そのもののあるべき姿みたいなのにはちょっと思うところがある。 具体的な年代は避けるけど、かつてオタクやってたときはまだ「推し」なんて言葉はなかったし、今よりずっと「オタク」もネガティブなイメージの言葉だった。 当時は某グループのオタク。バーチャル系ではなく実在のグループで、まあCD出したりグッズ売ったり、ライブやったりしてる感じ。まだ配信文化もなかった。 ツアーの全通(非オタク向け補足:ライブツアーなどに全公演参加すること)経験もある。チケ代交通費宿泊費グッズその他で数十万かかったけど、まあ楽しかった。 その後、主要メンバーの引退やら卒業やらで少しずつ離れてい
【推しの子】 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) 作者:赤坂アカ,横槍メンゴ集英社Amazon 最近、いや数年前から「推し」という言葉をよく耳にする。10~25年以上前にオタク界隈で流行っていた「萌え」に比較すると、「推し」には公言しやすさがあり、あしざまに言われることは少なく、より広い範囲で用いられているようにみえる。そして不特定多数と一緒にキャラクターやタレントを応援すること、ひいては「推し」にお金や時間や情熱をつぎ込むことが良いことのように語られている。 いつの頃からか、時代の合言葉のようになった「推し」。 では人はなぜ「推す」のだろう? もちろん「推し」などと言わなくても、昔から芸能界のファンには「推し」とよく似たことをやっている人々が存在していた。さまざまなジャンルの愛好家にもいただろう。ではなぜ、今、「推し」が時代の寵児のように語られているのだろう? そのあたりも含
かのか @nya0808yy 推しのグッズをジャラジャラ付けたカバンで出かけるならマナーには人一倍気をつけた方がいいよ。 自分が推しの広告塔してると思って行動しな。 私は今貴方が割り込みしてくれたおかげで、貴方が身につけて推してるグループのこと嫌いになったよ。 ヘイトってこれくらい些細なことで貯まるんだよ。 2023-09-17 11:54:50 かのか @nya0808yy 怒りに任せてしたツイがジワ伸びしてて震えてる😂 きっとみんな同じようなこと思ってるってことよね 人の振り見て我が振り直せですなぁ 気をつけて生きていきたい 大人として、人として 2023-09-19 20:12:59
有名なヲタクコールに「私が生まれてきた理由」みたいな言葉が入ってたのを思い出した。 最初こそ馬鹿にしていた。私が生まれてきたのは私が生きる為だ。それを他人に委ねるなんて馬鹿じゃないのかって多少苛立ってもいた。 去年の2月、その人に出会った時。真っ先に「生まれてきた理由!」だと思った。漫画的表現で言えば桜が散っていたし集中線も引かれていたと思う。 その人の声を聞くだけで心臓が高鳴って、その人が笑うだけでなんだか嬉しくなりもした。 幸せだった。 その丁度1ヶ月後の事。 その人は歌を発表した。それもとんでもないクオリティで。 芯の通った力強い歌声のはずなのに、その芯は僅か1mmにも満たないんじゃないかってぐらい細くてその周りで霧を纏っているような歌声だった。 それでも確かにその芯は存在感を放っていて、でも掴もうとすればするほど前後不覚になった。 正直死にそうだった。 私が恋したこの人は、可愛いだ
・このアニメ・ゲームが好き → 推しキャラは?推しカプは? ・最近Youtube見始めたんだ → 推しYoutuberは? ・趣味は映画観賞です → 推し監督は?推し俳優は? なんなの? 誰か推さなきゃいけない掟でもあるの? いやさ、分かるよ。言いたいことは分かる。 好きなものの話になったら、とりあえず出す話題の1つだと思う。 オタクは好きなものを話せるだけで嬉しい生き物だから、有効な一手だろうさ。 でも辛いんよ。その空気。 俺なんかまさにそうだけど、別にアニメゲームが好きだからって推しがいるわけじゃないんだよ。 マリオは確かに好きだよ。でもペーパーマリオは方向性が違うから苦手だし、そもそも全部のマリオシリーズを揃えてもない。 VTuberも好きだよ。でも特定の誰かが好きなわけではなくて、切り抜きで面白そうな話題だったりシチュだったりがあったら見る程度。 これオタクの定義では「推し」ではな
近年は何かと「推し」「推し活」という言葉が使われる。かつてはオタク文化として「萌え」という語彙が用いられていたが、なぜ「推し」に変わったのか。文芸評論家の三宅香帆氏が、AKB48、YOASOBIの『アイドル』、「=LOVE(イコールラブ)」の『絶対アイドル辞めないで』などから、令和のアイドル像を読み解く。 ※本稿は、『Voice』(2024年12月号)の著者の連載「考察したい若者たち」より抜粋、編集したものです。 「推し」の時代、「萌え」の時代 令和最大のヒットとは何だろうか。2020年代前半に限って言えば、それはもう、これだ。 「推し」である。 思えば令和という時代とともに「推し」の時代はやってきた。それまでAKB48グループのファンに限られていた「推しメン」という語彙は、いつしか人口に膾炙し、「推し」という言葉にずらされていく。 2020年に、宇佐見りんの小説『推し、燃ゆ』(河出書房新
12月某日、都内の街頭ディスプレイに、十数台のスマートフォンが一斉に向けられた。数十秒の画像が流れる間、通行人は盛り上がる女性たちを避けながら通り過ぎていった。 これは「センイル(韓国語で誕生日)広告」の一場面だ。この日はK-POPアイドルの誕生日に合わせて、巨大な街頭ビジョンにお祝いの動画が放映された。広告枠を買って動画を流したのは、アイドルが所属する事務所ではなくファン。センイル広告が普及している韓国では、街頭ビジョンや地下鉄通路、バス停、ラッピングバス、コンビニエンスストアなど、あらゆる場所にファンが“推し”の広告を出している。 こうしたセンイル広告をファンが撮影してSNSで拡散していくことで、推しのお祝いムードは一段と高まる。数十人から資金を募ってK-POPアイドルのセンイル広告を出したことのあるファンダム(ファンたちのコミュニティ)のメンバーは「今年は韓国と日本でセンイル広告を出
12年推した。ガチ恋だった。 今もアニメは観るし、映画も何度も観るし、イベントにも行く。 でもそこに、ガチ恋という気持ちはない。 そして、グッズの収集癖も恋が醒めるとともになくなった。 恋が醒めた理由なんて、くだらないほど単純。 恋人ができた。 どれだけ愛しても、愛が返ってこない。 それどころか、最近は公式が彼の夫婦カップリングをやたら推すのでいちいち心が抉られた。 そんな日々の中、愛をくれる人に愛を向けてみたら、もっとたくさんの愛が返ってきて、それどころか、たまにそっぽを向いても変わらぬ愛がもたらされる経験をしてしまった。 所詮人間の熱など脆く儚くすぐ冷めるとどこか冷静に眺める自分がいたが、その予想に反して、もう長い間ずっと変わらぬ愛が注がれている? そうなると、決して愛が返ってこない幻よりも、目の前の人が魅力的に映る。 そんなわけで最近は、あくまでコンテンツとして楽しむのみで、熱は冷め
コンサートやライブに持っていく応援うちわ。公式グッズでも販売されていることがありますが、推しへの愛を表現するために手作りする人も多いのでは。ファンサ(ファンサービス)のもらいやすさを考えて作ることもありますよね。そんなうちわ作りですが、面倒なのが文字のカット! 爆速、かつきれいに文字をカットしてくれるカッティングマシンを紹介します。 #オタ活捗りガジェット 誰か・何かを応援していると、あれもこれも観たい・聴きたい・やりたいことがたくさん!! という状態に陥りませんか? 忙しいけどこだわりたい。そんなときは便利なガジェットに頼ると、あなたの推し活がますます捗(はかど)るかもしれません。 この連載では、ジャニヲタ見聞録管理人さんが便利なガジェットを紹介。気になったものを実際に使ってみてレビューします。 著者:ジャニヲタ見聞録管理人 ジャニヲタのためのライフハック(笑)ブログを不定期更新で運営し
※日経エンタテインメント! 2024年3月号より。詳しくは本誌参照 エンタテインメントを楽しむのに日常的となった“推し活”。あまねく広がった“推し活”のなかで、「本当に推されている」「これから推される」人や作品は何なのか。データ編で、今推されている人や作品をマッピングで俯瞰。続いて盛り上がるボーイズグループと“アラウンド25”男優にスポットを当てた。さらに話題の推せるアニメ作品と24年注目の推し動向も取り上げる。 エンタテインメントを楽しむのに日常的となった“推し活”という言葉。2021年「ユーキャン新語・流行語大賞」に「推し活」がノミネートされてから2年あまりがたつが、「推し」(=人に薦めたいと思うほど好感を持っている人や物)を応援する行為=“推し活”は、積極的に「情報発信」や「コミュニケーション」を行い、イベント参加やグッズ購入など様々な行動を生むことから、ポジティブなものとして広まっ
ジェーン・スーさんが2021年3月16日放送のTBSラジオ『ジェーンスー 生活は踊る』の悩み相談コーナーの中で35歳女性からの「6年間、推しているアイドルが停滞気味。今後、どのように応援していくべきか?」という悩みに回答をしていました。 (杉山真也)今日の相談は通算1839件目のお悩み、35歳女性からの相談です。「スーさん、杉山さん、こんにちは。去年、出産し現在は育休中です。いつも家事の合間に楽しく拝聴しています。相談は『推しているアイドルグループに売れる気配がない』ということです。私は6年ほど前からとある女性アイドルグループのファンをしています。メンバーのほとんどがアラサーの大人のグループなのでが、長年活動をしていても、なかなか知名度が上がらず、ライブの動員数も伸び悩んでいます。推しているグループは歌唱力とステージパフォーマンスに定評がありますが、テレビに出るほど有名ではなく、コアなアイ
ライブドアニュース @livedoornews 国内・海外のニュースや芸能情報、ネットで話題の小ネタまで、幅広いジャンルのニュースをいち早くお伝えします。また、Amazonや楽天などのおトクなお買い物情報も発信中です。 ■公式アプリonl.la/JHuxZ3v news.livedoor.com ライブドアニュース @livedoornews 【R&C調査】「推し活にかけるお金」アンケート結果、月平均は16605円 news.livedoor.com/article/detail… 分野別では「俳優(舞台)」が1位に。それ以外の分野は10000円台という結果だった。月平均の金額帯とその割合では、全分野で1~5,000円がボリュームゾーンとなっている。 pic.twitter.com/sebdUq2OCt 2023-06-04 12:52:57 リンク ライブドアニュース 推し活のお金事情に
僕には「推し」が分からない。「推し」というからには誰かに推薦するのだろうが一体なぜ、誰に推薦するのか分からない。アイドルは映画やガジェットではない。ましてや神でもない。誰かにオススメできる気持ちが分からない。 アイドルのブログを読み、アイドルの出演番組を見て、アイドルのイベントに行き、アイドルについて一日中考え、アイドルが好き過ぎて悶絶しながら酒ばかり飲んでいた僕は、他人から見ればアイドルを「推し」ているように、あるいは「応援」しているように見えたかもしれない。そんな気は毛頭なかった。僕にとってそれは単に「恋」だった。 昨年の秋、アイドルから女優になった彼女が久々にファンクラブバースデーイベントを開催した。僕は当然それに行った。特に理由はない。当然だからだ。そこで彼女がステージの上で歌って踊っておしゃべりするのを見て、僕は考え込んでしまった。そこで湧き上がって来た感情をまだ「恋」と呼んでい
雅博@8/19(火)LIVE labo YOYOGI ももふれ🍑 @masahiro_muzik 遊びながら生きている、いや生きてるからこそ遊ぶ。Mont'er mon Fraise @MmF__official でギター、Bubble Rosé @BubbleRose_BR というユニットでアコギ弾いてるうるさいピンクのおじさんです。弾き語りソロは減らしてます、歌うの好きじゃないので💦カホンは叩きたい!誰か! 雅博@5/3(金)小田原 5/5(月)西荻ばぶろぜ! 5/4(日)沼袋 ももふれ! @masahiro_muzik 解像度高いなあ、すごい。そして怖いよね。この先に何が待つのか、よーく考えながら推さなきゃね。でもそれが見えない頃なんだよね。止めるのは大人の仕事だと思うけど、当の大人が金出しちゃうんだもんなあ。 x.com/usamarus2001/s… 2025-01-10 1
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