www.huffingtonpost.jp この記事を読んだときに、最初に抱いた感想を正直に言うと 「そんなことで傷つかれてたら何にも表現できなくなるわ」 でした。 ただ、何度も読んでいくと、 「まあ確かに当事者には傷つく人も居るかもしれないな」とも、思うようになりました。 ですが、「誰かが傷つく」ということと、「そういう表現をしちゃいけない」ということは、また別問題なわけです。 問題は、「誰かが傷つく」という事実を、正面から受け止められるかどうかなのです。 この記事で専門家として発言を紹介されている松岡氏は、次のように論じることで、アイドルがエイプリルフールに同性婚をしたと嘘をつくことが、差別や抑圧に加担すると主張します。 松岡さんは、「『嘘』でより多くの注目を集めるためには、『あり得ないこと』が冗談としてネタに利用されやすく、差別意識や偏見が顕在化しやすい」と指摘する。 「同性愛をエイ
「2ちゃんねる」創設者の西村博之(ひろゆき)氏(44)が11日、インターネット放送のABEMA「ABEMA Prime」(月~金曜後9・00)にリモート出演し「電話不要論」を唱える場面があった。ひろゆき氏は「立場が強くて、無能な人ほど使いたがるんですよね。文章にまとめるのって、頭の中でまとめる能力を使って、説明文を書いたりしないといけないので。それすらできない頭の悪い人が、相手に電話をかけて口頭で思いついた順に伝えるんです」とバッサリ。「結果として、どこかに記録が残った方が仕事としてはうまく進むんですよ。でも、そういうのに気が回らない無能で立場の上の人が使いたがるので、若い人が嫌がるのは当然のことだと思いますけどね」と持論を展開した。 また、「予約して電話する分には全然いいんですけど、勝手に鳴るわけじゃないですか。電話がかかってくるのを待って物を売る人以外って、基本的に仕事中にかかってく

「7つの習慣」とは、スティーブン・R・コヴィー博士によって書かれた人生を本当の幸福へと導く成功哲学です。成功哲学、自己啓発、ビジネス書の代表的な一冊です。 おっと、怪しいと思うことなかれ。私も「怪しい」「胡散臭い」「堅そう」という先入観から25歳まで本書を敬遠していましたが、読み始めてすぐにこの先入観は間違っていることに気がつきました。 実際のところ本書は40か国以上の言語に翻訳され、全世界で2,000万部を越えるベストセラーであり、「ミッションステートメント」「第二領域」「Win-Win」「シナジー」など、本書で謳われている様々な概念がビジネスの場に留まらずあらゆる場所で当たり前に使われています。7つの習慣は「人生のOSである」と評されることすらあるほどです。 我が思考の根底には本書の内容が深く刻み込まれていますし、何度も何度も読み返しました。 僭越ではありますが、もしあなたがまだ「7つ

ヤバい思想、と言われると皆さんが思い浮かべるのはなんでしょうか。ファシズムや全体主義?差別主義?優性思想?それとも宗教的原理主義? この世に数多ある危険思想のなかで、ユダヤ人哲学者・思想家のハンナ・アーレントが最も重大視したのは「無思想」でした。 無思想、ノンポリ、無宗教…という「無属性」なステータスを自認していることは私たちの国では取り立てて珍しいものではありません。実際、多くの人は自分は「偏った考え方」に染まっておらず、「普通の感覚を持った/普通の日本人」であるというふうに考えています。よく異文化から揶揄されるように私たちは、「他の人と違う」ことに漠然とした恐怖を持っており、「普通であること」、そして「特定の立場や意見を主張しないこと」によって他の人たちとの温かい連帯関係の中に存在できます。 しかし実のところ、この「自分は普通の感覚を持っている」という自認こそが危険な状態だ、というのが

◆正田の近刊『行動承認―組織の能力を最大化する「認める力」』◆ 各ネット書店でも大好評発売中です! http://books.rakuten.co.jp/rb/12987941/?acd=812 https://honto.jp/netstore/pd-book_26427191.html ◆上司の承認力と部下の幸せな躍動…「承認研修」宿題を一挙28例公開!!あったかい気持ちになってください (印刷の場合はA3ヨコ4pです。無断転載不可) http://www.c-c-a.jp/pdf/20150205.pdf 「断言する人は信用しないほうがいい」 ―たとえそれが名の通った専門家でも。 と、いうことについての本が『専門家の予測はサルにも劣る』(ダン・ガードナー、飛鳥新社、2012年5月)。 正田が「歯切れのわるい女」であることへの言い訳として丁度よかったです。 この本の中核をなすのがカリフ

ちょっとまえ、面白い記事をツイッターで拝見した。 企業の採用担当が、面接時に見ているポイントを端的に表現したものだ。 曰く、「事実と意見を分けて説明できるかは圧倒的に重要で、これができない人はかなり厳しい。」とのこと。 クローズな勉強会などで話をしたら好評だったのでブログに書きました / 面接時に見ているポイント – VOYAGE GROUPtechlog https://t.co/64ehNAYLAi — Masanori KOGA (@makoga) October 29, 2019 彼がこれを重視する理由としては 「事実と意見を分けて説明するのがうまい人が書いた障害報告書は読みやすい」とある。 確かに読みやすい文章を書く人は、知的能力が高い事が多いので、採用の精度は良いのではないかと推測する。 ただ、この文章を読んで感じるのは、 「なぜ「事実」と「意見」を区別して話せない人がいるの

作家・演出家の鴻上尚史氏が、あなたのお悩みにおこたえします! 夫婦、家族、職場、学校、恋愛、友人、親戚、社会人サークル、孤独……。皆さまのお悩みをぜひ、ご投稿ください(https://publications.asahi.com/kokami/)。採用された方には、本連載にて鴻上尚史氏が心底真剣に、そしてポジティブにおこたえします(撮影/写真部・小山幸佑)この記事の写真をすべて見る 写真はイメージです(iStock) 鴻上尚史の人生相談。高校時代、趣味のアニメグッズを母親に勝手に捨てられた恨みがいまだに消えず、優しくできないという53歳の男性。老い行く両親への怒りをなくしたいという相談者に鴻上尚史が勧めた、恨みを相対化できる唯一の方法。 【相談32】親への長年の怒りがおさまりません(53歳 男性 薫ラバー) 僕は小学生ぐらいからアニメが大好きなアニメオタクです。基本は2次元の世界が大好きで

チャーリーです。 「ビジネスモデル2.0図鑑」を出版してからちょうど半年が経ち、紙と電子版あわせて6万部達成しました。いろいろな方に、実際にビジネスモデル図解をしてみていただく機会が増えた中で、図にする上でもっとも重要なポイントについて、コツを図にしてみたいと思います。 追記:ビジネスモデル図解のつくりかたをまとめた一冊の本を出版したので(この記事に書いた内容を含めて)、こちらの記事を読まれた方にはぜひ見ていただきたいです。スマート新書で、お手に取りやすくなっているので、ぜひ。 ここから図解です。 ※ これはビジネスモデル2.0図鑑にもほぼ同内容を掲載した、ビジネスモデル図解の3×3のルールとステップを示した図 ビジネスモデルを図解する上で、これまでもっともむずかしかった部分が、図の左右の重要な主体をかきだすことだった 左には「利用者は何にお金を出している?」に答えられるものを入れる。これ

ゲームは1日1時間!デートも1日1時間!結婚物語。仲人Tです。 ドラマはじこいが終わり、ピアノの森も残り2話となり意気消沈していた私ですが、 「昨日何食べた?」を西島さんがやると聞いて気力を取り戻しました!思い立って4巻のだし巻き卵にチャレンジした結果がこちらになります。 今日はね、本当に、 男子をしばいていく回です! ものすごいしばいていきます! もう鼻の骨折れるくらいボコボコにしていきますので男子は覚悟してください! (ハイジのテーマで) あの女子はなぜ〜 死んだ目をしているの〜 あの女子もなぜ〜 時計を見てるの〜 教えて〜仲人さん〜 教えて〜仲人さん〜 教えて〜結婚〜物語〜♫ お前のデートが長過ぎるからや! き、き、君らはホンマに! 君らはホンマ、 何回、何回言うたら、 女子が2回目 会ってくれたからといって、 恋人になったわけでも、 べた惚れされてる訳でもないってことを、 分

blog.tinect.jpプロジェクトマネージャーの話らしく、抽象的な課題を具体的に落とし込むことができればそれだけで食っていける。転職の際はそこを強くアピールしたほうがいい。その能力を積むには実践と経験しかない。それはそのとおりかと。 でもこの記事には他に 「タスクをきちんと落とし込める人材が少ない。育たない。面接採用でもその能力は見抜けない。」というふわっとした課題がそこに発生している。主題ではないとしても「実践と経験つむしかない」は課題解決として弱い。 この記事で理想的な人は元スクエニCTO 橋本善久 が思い浮かぶ。 ロンチ大失敗したFF14を1から作り直した大黒柱の一人。 下のプレゼンは様々なタスク管理をコントロールする術が書かれている。 http://www.jp.square-enix.com/tech/openconference/library/2011/dldata/
うまく言語化できないんだけど、カッコを多用するのはやめたほうがいいと思ってる。言語化できていない以上自分の感覚による好みでしかないのだけれど、雑に考えをまとめておきたい。 どういう文章かというとこういうやつ。 カッコを多用するのはやめたほうがいいと思ってる(もちろん例外はあるが)。言語化できていない以上自分の感覚による好みでしかないのだけれど、雑に考えをまとめておきたい(言語化には時間がかかるのでまだ整理ができていない)。Twitterでは文字数上限と空気感のせいかあんまりいなくて、特にFBの投稿に多い印象ある。 なんでよくないと思うかというと説明が難しいのだけど、なんか文章が練られていないような印象を与えるんだよな。言い訳がましいというかいちいち面倒くさいというか。雑に例えると、対面で話しているときに「その時にミッちゃんがね、あっミッちゃんっていうのは仲いい友達なんだけど〜」みたいな感
若手ビジネスマンや、逆に40歳50歳で職歴がない人とかから相談をされることがたまにあるのですが、だいたいのみんなが「スキルを身につける」話をするんですよね。 スキルを身につけるといろいろな世界が広がるので基本的には賛成です。たくさん勉強するといいことがあります。 一方で、今自分の持っている武器を最大限活かしていない人が、やたらとスキルを身に着けても無駄になったりすることも多いんですよね。ゲームでいうと、戦士という職業なのに、攻撃系呪文の弱いやつを覚えるみたいなもんで、「それ使いみちなくない?」みたいなことがあったりするわけです。 というわけで、スキルを身につける前にしたほうがいいんじゃないかということを書いてみます。 --- ✂ --- 僕は、基本的には世の中のほぼ全員が「武器を持っている」状態だと思っています。 「職歴がない50歳です。私には何もありません・・・」みたいな人もいるんですが

(訳注:2008年に急逝したアメリカの作家David Foster Wallaceが2005年にKenyon大学でした卒業スピーチです。個人的には同年のStanfordでのSteve Jobsの卒業スピーチより、遥かに奥深く、かつタメになると思うのですが、あまり知られていないようですし、訳されていないので、自分でやることにしました。以下が拙訳です。) もし発汗1したい人がいるなら、どうぞお好きなようにしてくださいな。多分ぼくもします。てかする...こんにちはーおめでとーKenyon大学2005年度の卒業生のみなさん。2匹の若いサカナが泳いでおり、逆方向に泳ぐ年上のサカナに会いました。すれ違い様、年上のサカナはこう言いました。「おはよう少年たち。今日の水はどうかね。」2匹のサカナは特に気にもとめず、しばらく泳いでから、顔を見合わせて言いました。「てか水って何?」 今の話は、米国の卒業スピーチ

このテストがFacebookで流れてきたので、ふと思い出したことを。 あなたは右脳派? 左脳派? テストしてみましょう! 何か新しいことをやろうとするとき、たいがいの場合、アドバイスを周りに求めますよね。 で、そのときの回答で人間にはやはり2つのタイプがいるなと。 物事を処理していくにあたって、論理で判断するタイプと感性で判断するタイプ。 左脳と右脳 ロジックと感覚 まー、なんでもいいのですが。 論理派がよく使う言葉は、 ◯最も確率が高い選択肢はどれか? ◯最も効率的なのは? ◯最も投資対効果が高いものは? 常に最適な解を追求し、基本的には失敗を回避しようとする。 全ての事柄をなるべく自分の想定の範囲に置こうとします。 一方、感性派が使う言葉は、 ◯最も面白そうな選択肢はどれか? ◯最もチャレンジングなものは? ◯最もインパクトが大きいものは? 常に自分の想定や能力を超えるものを求め、失敗

1.筋道を立てて、論理を展開するA「ねえねえ。風が吹くと、桶屋が儲かるんだよ。知ってた?」 B「はい?何で風が吹くと桶屋が儲かるんだよ?!話が飛躍していて良くわからんよ。」 A「OK。論理的に説明しよう。 風が吹くと砂が舞う砂が舞うと、人の目に入る目に入った砂が原因で目が見えなくなる盲人は三味線を買う(昔は盲人の仕事として、三味線弾きがあった)三味線の材料になる猫皮を集めるために、猫が捕獲される捕食者である猫が減ると、ネズミが増える増殖したネズミが、沢山の桶をかじる新しい桶が必要になるから、桶屋が儲かる というわけさ!」 B「わけさ!って…。話の筋はわかったけど、何だか納得はできないな~。」 論理とはそもそも「論理」にはどんな意味があるのでしょうか。論理は以下の2つの要素から成り立っています。 ・筋道がはっきりしていること ・筋道に妥当性があること 「風が吹けば桶屋が儲かる」だと、唐突過ぎ

昨年から小林秀雄にハマっている私ですが、年末年始に「人間の建設」を読み、小林秀雄の対談相手である岡潔にも興味を持ち始めました。 岡潔は日本最高の数学者と呼ばれた人なので、学生時代あまり数学が得意ではなかった私はなんとなく近寄りがたく、それが理由で「人間の建設」も読めずにいたのでした。 しかし、小林秀雄との対談を読んでみると、非常に哲学的で情緒や感性を重視していることがわかり、これまでもっていたイメージが一変しました。 特に印象的だったのは、「数学的に矛盾がないというのは突き詰めると感情の問題である」という話です。 「矛盾がないというのは、矛盾がないと感ずることですね。感情なのです。そしてその感情に満足を与えるためには、知性がどんなにこの二つの仮定には矛盾がないのだと説いて聞かしたって無力なんです。」数学者というと、とにかく理論的ですべてを合理的に考える人のようなイメージだったのですが、結局

先日、こばかなさんと意思決定の話をした。その話のまとめメモ。 意思決定の遅さや、先延ばしに巻き込まれて、チャンスを逃すケースが非常に多い。私生活でも仕事でも。 でも、実は意思決定で悩むケースは、この世にはほとんど無いんじゃないかなと思う。多くの場合、物事の選択はざっくり「ポリシーの問題」「セオリー」「不変の法則」の3種類のレイヤーに分類できるのではないかと思う。あらゆる意思決定をこの3レイヤーに分類することで、悩むシナリオを最小化できる。 ポリシーの問題この卵を「目玉焼きにする」か「卵焼きにする」か「ゆで卵にする」か。些細なこと、完全に等価なこと、要素が複雑すぎて分析不能な問題。ポリシーの問題は悩むだけ無駄。シンプルに好みや生き様で、決めてしまえばよい。 どちらかというと、明快な「生き様」や「ポリシー」など、行動規範を持っているかどうかが重要。本人が行動規範を持っていれば、何も悩むことはな

結論から言うと、経験は買える。 適切なタイミングで適切な本と出会うことで、しなくてもいい経験や、身につけておくべき知恵を”買う”ことができる。今「おっさん」である私から、20年前の「若者」だった私に、いい仕事をする上で読んで欲しい本を選んだ。 20年前は、炎上プロジェクトに飛び降りて、鎮火しつつ撤退する「しんがり」役を仰せつかっていた。負けることは決まっているが、死なないように生きることばかり考えていた。将来に漠然とした不安を感じていたものの、とにかく目の前の障壁をクリアすることが先決だと思っていた。 今はかなり違う。 身をもって得た経験や教訓はあるが、代償は大きく、もっと効率よく結果につなげることができたはず。この「効率」とは要するに時間だ。莫大な時を費やして手に入れた経験は確かに得難いが、そんなことをしなくても積むことはできた。どうすれば可能か、今なら分かる。 それは本を読むことだ。本

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