「脳神経、生殖細胞は制限を」=移植用臓器、動物で作る研究−政府調査会指針改定へ 「脳神経、生殖細胞は制限を」=移植用臓器、動物で作る研究−政府調査会指針改定へ 人工多能性幹細胞(iPS細胞)などを利用し、難病患者への移植に使う人間の臓器をブタなど動物の体内で作る研究について、政府の総合科学技術会議の生命倫理専門調査会は1日、条件付きで容認する見解をまとめた。 動物の胚(受精卵)にiPSなどのヒト細胞を注入した「動物性集合胚」を作り、動物の胎内に移植して子として誕生させる研究を解禁する。 しかし、動物体内でヒトの脳神経細胞や精子・卵子の生殖細胞を作ったり、霊長類の体内でヒト臓器を生み出したりする研究は、人間か動物かはっきりしない生物の誕生につながる恐れがあり、禁止するか一定の制限を設ける。 この見解を受け、文部科学省が慎重に具体策を検討した上で、クローン技術規制法に基づく特定胚の指針を
理系女子なぜ少ない? 東北大院・大隅教授が米研究書翻訳 大隅さんが翻訳を手掛けた「なぜ理系に進む女性は少ないのか?」 東北大大学院医学系研究科の大隅典子教授(52)=発生発達神経学=が、自然科学の分野に女性が少ない理由について欧米の科学者らが検証した洋書を翻訳した。理系の女性がまだまだ少ないのは日本も同様で、大隅さんは「国内でも本格的な検証が必要ではないか」と指摘している。 大隅さんが訳したのは「なぜ理系に進む女性は少ないのか? トップ研究者による15の論争」で、米心理学協会が2007年に発刊した。 論争は05年、当時の米ハーバード大学長による「数学と科学において最も高いレベルの脳力を示すのは男性」との問題発言に端を発する。同国の発達心理学者であるS・J・セシ氏とW・M・ウイリアムス氏が編さんに当たった。 欧米の認知科学、発達心理学、行動神経内分泌学などの専門家による15編の考察を収
大手製薬会社ノバルティスファーマの高血圧の薬の臨床研究に、この会社の当時の社員が関与し、データが操作された疑いが出ている問題で、複数の大学の調査委員会が、社員への聞き取りを求めたところ、会社は「すでに退職していて連絡が取れない」などと答え、真相解明に向けた調査が行えなくなっていることが分かりました。 この問題は、ノバルティスファーマが販売する高血圧の治療薬「ディオバン」の効果を調べた京都府立医科大学の臨床研究に、この会社の当時の社員が関与し、データが操作された疑いが出ているもので、大学の調査委員会は、12日、ほかの薬より脳卒中や狭心症を減らせるとした臨床研究の結果には誤りがあった可能性が高いとする調査結果を発表しました。 この問題を巡り、京都府立医科大学や論文に肩書として名前が出た大阪市立大学の調査委員会は社員に直接、聞き取りをしたいとノバルティスファーマに求めましたが、大学によりますと会
妖怪学の祖 井上圓了 [著]菊地章太 近年、井上圓了といえば、妖怪の研究者で、漫画家水木しげるの大先輩のような人だと考えられている。が、彼は明治初期、井上哲次郎と並ぶ哲学者であった。そして、彼が「妖怪学」という講座を開いたのは、哲学を民衆に説く方便として、である。妖怪といっても、今なら人が幻想と呼ぶものに相当する。たとえば、国家は共同幻想だというかわりに、国家は妖怪だというようなものだ。 とはいえ、圓了は文字通り、さまざまな妖怪現象を調査し、それが幻想であることを人々に説いてまわった。その意味で、彼は啓蒙(けいもう)主義者であった。したがって、妖怪について書いた民俗学者柳田国男は、先行世代の圓了を嫌った。ロマン主義的な柳田にとって、妖怪は消滅しつつあるフォークロア(民俗)の一種として重視すべきものであったから。しかし、実際には、圓了は柳田に劣らず全国を歩いて妖怪について調べ、それを文学的装
パリ(Paris)郊外サン・ドニ(Saint Denis)にあるデラフォンテーヌ(Delafontaine)病院の新生児集中医療棟に入院している未熟児(2013年3月19日撮影、資料写真)。(c)AFP/JOEL SAGET 【6月29日 AFP】3人の親のDNAから胚を作る新たな体外受精の方法の実用化を、英国政府が検討する方針であることが28日、明らかになった。筋ジストロフィーや心臓障害など母親から受け継ぐ深刻なミトコンドリア病の予防を目的として、体外受精(IVF)に新技術の導入を認める方向で研究を支援しており、来年にも議会で審議を行う。承認され、実用化されれば世界初となる。 ミトコンドリアは細胞内にあり、食物などから得たエネルギーを身体が利用できる形態に変化させる働きを持つ。新たに開発された技術は、母親の不健康なミトコンドリアDNAの一部を「3人目の親」の健康なDNAと交換するというも
厚生労働省の審査委員会は26日、理化学研究所などが申請していたiPS細胞を使う臨床研究計画を了承した。臨床研究は失明の恐れがある「加齢黄斑変性」という目の難病が対象で、2014年夏をメドにiPS細胞を使った世界初の治療が始まる。京都大学の山中伸弥教授が人のiPS細胞を開発してから6年あまりで、同細胞を使う再生医療が実現に向けて大きく動き出した。臨床研究は理研の高橋政代プロジェクトリーダーと先端
【ベルファスト=永沢毅】安倍晋三首相は17日、英国のロックアーンでキャメロン英首相と約50分間会談し、軍事機密など秘密情報の保護協定の締結で合意した。防衛装備品の共同開発では、第1弾として有害物質から身を守る化学防護服の性能評価に関する研究を進める方針を確認した。情報保護協定の締結は米国、オーストラリア、フランス、北大西洋条約機構(NATO)に続いて5件目で、軍事に絡む機密情報をやり取りする際
iPS細胞などの研究成果を早期に臨床応用して産業化につなげるため、安倍政権が成長戦略の一つにかかげた「日本版NIH」について、日本生理学会など生物学関連54学会が11日、緊急声明を出し、懸念を表明した。医療や産業応用ばかりを目指すのではなく、「多様な基礎研究が必要」としている。 日本版NIHは、医療・医学関連の研究開発の総合戦略を立て、関連予算を一元化、重点配分する「司令塔」。声明では、主に基礎研究に配分されている「科学研究費補助金」が削減され、産業応用のための研究に振り向けられる事態を懸念。科研費で支えられている研究者は10万人以上いるとし、「次世代の多様な研究人材の育成がおぼつかなくなる」と危惧した。 会見した生物科学学会連合幹事の宮島篤東京大教授は「クラゲがなぜ光るかという研究が、数十年後に医学研究を支え、ノーベル賞をとった。多様な研究をつぶしてはいけない」と述べた。財源や規模な
自然のDNAに特許認めず=人工合成は有効−米最高裁 自然のDNAに特許認めず=人工合成は有効−米最高裁 【ワシントン時事】米連邦最高裁は13日、人体から取り出され、その後手を加えていないDNAについて、特許の対象にはならないとの判断を示した。ただ、人工的に合成したDNAに関しては、特許を認めるとした。 最高裁は、自由な研究活動を支持する学者らが、乳がんと卵巣がんのリスク診断の目安となるDNAに関する七つの特許を無効とするよう求めた裁判で、判事全員一致の司法判断を提示。このうち、人間から分離されたDNAは「自然の産物」であって発明に当たらず、特許を認めることはできないと認定した。 米政府は既に、4000の人間のDNAの特許を承認。最高裁判断を受け、DNAに関連した技術の利用コストが低下し、研究の裾野拡大につながる可能性がある。乳がんなどのリスク診断の費用も下がる公算が大きい。一方、「相補
マックス・ウェーバーの日本 受容史の研究1905−1995 著者:ヴォルフガング・シュヴェントカー 出版社:みすず書房 ジャンル:社会・時事・政治・行政 マックス・ウェーバーの日本 [著]ヴォルフガング・シュヴェントカー本書は、日本のウェーバー研究の内容を、大正時代から現在にいたるまで詳細に検討するものである。実は、ウェーバーは日本で、ドイツで以上によく読まれてきた。にもかかわらず、日本人のウェーバー研究はドイツでほとんど知られていなかった。したがって、本書がドイツの読者にとって役立つことは当然であるが、日本人にとっても、いろいろと考えさせる事柄を含んでいる。 日本は、非西洋圏で唯一、近代資本主義国家となった。その理由を問うために、日本人は特に、ウェーバーの理論を必要としたといえる。しかし、ウェーバーが広く読まれるようになったのは、1930年代、天皇制ファシズムが席巻し、マルクス主義運動
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