アメリカ海軍は新たに建造するイージス艦に、日本とアメリカの親善に尽くし去年亡くなった日系のダニエル・イノウエ上院議員の名前をつけることを決めました。アメリカ国防総省が23日発表したところによりますと、アメリカ海軍は新たに建造するアーレイ・バーク級のイージス駆逐艦に、去年12月に88歳で亡くなったイノウエ上院議員の名前をとって「ダニエル・イノウエ」と名付けることを決めたということです。 イノウエ氏は1962年に日系アメリカ人として初めて連邦議会の上院議員に当選して以来、50年にわたって上院議員を務め、民主党の重鎮として日米の親善に尽くしました。 また、第二次世界大戦では日系人部隊の一員として、ヨーロッパ戦線で右腕を失う大けがをしながら勇敢に戦ったことで知られ、アメリカ政府から最高位の勲章である「名誉勲章」を贈られています。アメリカ海軍のメイバス長官は「アメリカの真の英雄に敬意を表すること
米国防総省は14日、テキサス州フォートフッド陸軍基地で性犯罪防止を担当していた1等軍曹が部下に性的暴行を加えた疑いがあり、米軍が捜査を始めたと発表した。米メディアによると、部下に売春を強要した容疑も浮上している。 米軍では性犯罪が深刻化、空軍の性犯罪対策部門の責任者だった中佐(41)が性的暴行容疑で逮捕されていたことが先週発覚したばかり。オバマ大統領は「絶対に許さない」と述べ、綱紀粛正を指示していた。 国防総省は1等軍曹の氏名や年齢、性別は公表していない。米メディアによると、部下2人に性的暴行を加えたほか、売春組織を運用、部下1人に売春を強要した疑いが持たれている。(共同)
「無人機勲章」見送りに=退役軍人ら反発−米国 「無人機勲章」見送りに=退役軍人ら反発−米国 【ワシントン時事】米国防総省が、無人攻撃機の運用やサイバー戦での功績をたたえるメダル(勲章)の創設を見送った。無人機を多用する戦場の実態に即して勲章制度を修正しようとの試みだったが、命懸けで戦ったわけでもないのに格が高すぎると集中砲火を浴び、撤回に追い込まれた。 問題になったのは「殊勲戦闘章」。パネッタ前国防長官が退任直前の2月、「(無人機運用などで)傑出した働きをした人間は評価されるべきだ」として、創設を認めたことを明らかにした。 しかし、殊勲戦闘章を、戦死傷者に贈られる「パープル・ハート」などより格上のメダルと位置付けたことから、議会や退役軍人が猛反発。退役軍人団体は3月、「兵士の士気に多大な影響をもたらす」として、オバマ大統領に同章の格付けを見直すよう求める書簡を送った。 このため、パネ
米英軍主導の侵攻から20日で10年を迎えるイラクや国際部隊の駐留が続くアフガニスタンに派遣された米女性兵士延べ28万人の3割以上が、上官らから性的な暴行を受けていたことが分かり、米国内で「見えない戦争」と問題視されている。連邦上院の軍事委員会で13日、「軍内性的トラウマ(MST)」と呼ばれる心的ストレスに関する公聴会が初めて開かれた。新たな被害を恐れ沈黙を余儀なくされてきた被害者は「風穴が開いた」と歓迎している。 カリフォルニア州図書館調査局が昨年9月に発表した実態調査によると、イラクとアフガニスタンに派遣された女性兵士の33.5%が米軍内でレイプされ、63.8%が性的いやがらせを受けたと回答した。国防総省も問題を認めている。軍内での性的暴力は2010年だけで、男性の被害も含め推計1万9000件にのぼる。 上院公聴会で議長を務めたバーバラ・ボクサー議員は「被害申告が出ているのは17%に
米紙ワシントン・ポスト(電子版)は27日、米国防総省が中国の脅威などを念頭に「サイバー司令部」を強化、現在約900人の要員を今後数年間で5倍以上の約4900人に増やす計画だと報じた。 重要コンピューターシステムの防衛に加え、外国の敵対勢力に対する攻撃能力の向上が狙い。国防予算の大幅カットが見込まれる中での増強は、サイバー戦争を現実の脅威と捉える危機感の表れと言えそうだ。 計画では、2010年に始動した同司令部の下に(1)発電所や送電網など経済活動に重要なインフラを守る部隊(2)海外での軍事作戦を支援する戦闘部隊(3)国防総省のネットワークを守る部隊-を創設する。 「守り」主体からの脱却を目指し、通常攻撃の前に相手の指揮命令系統の無力化を図る役割などを想定。地域ごとに担当チームを配し脅威に備えるという。(共同)
アフガニスタンのカンダハル空軍基地(KandaharAir Field)近くで夜間の任務に就く米兵(2012年9月6日撮影、資料写真)。(c)AFP/Tony KARUMBA 【12月24日 AFP】アフガニスタンで米海軍の特殊部隊「シールズ(SEALs)」指揮官が自殺とみられる死を遂げたことについて米海軍が調査を進めていると米CNNが23日に報じた。 国防総省によると死亡したのはジョブ・プライス(Job Price)中佐(42)。米ペンシルベニア(Pennsylvania)州ポッツタウン(Pottstown)出身のプライス中佐はアフガニスタンのウルズガン(Uruzgan)州で安定化作戦の支援任務にあたっていたところ、非戦闘関連の負傷を負い、22日に死亡したという。国防総省によるとプライス中佐は米バージニア(Virginia)州バージニアビーチ(Virginia Beach)の米海軍特殊
日米両政府が11月に予定していた沖縄県の無人島を使った離島奪還訓練を断念したのに関連して、防衛省が一時、訓練場所の別の島への変更を検討していたことが23日、分かった。ただ、最終的には別の島での訓練実施も断念したことで、地元自治体の反対への配慮のみならず、沖縄県・尖閣諸島の国有化に反発する中国に配慮したとも受け取られかねない。 離島奪還訓練は11月上旬から中旬にかけ実施する日米共同統合演習(実動)の目玉だった。国内の離島での共同奪還訓練は初めてだからだ。那覇の西北約60キロにある無人島で米軍が射爆撃場として使用している「入砂島(いりすなじま)」(渡名喜村(となきそん))を訓練場所に予定していた。 両政府内には当初から慎重論もあった。防衛省と米国防総省は「淡々と行うべきだ」との立場だったが、外務省と米国務省には日中関係に与える影響を懸念する声も多く、国務省は一時、訓練中止も主張していた。 この
防衛省は26日、モロッコと米フロリダ州で起きた米軍垂直離着陸輸送機オスプレイの墜落事故について、米国防総省から受けた説明内容を公表した。両事故とも、プロペラをヘリモードから固定翼モードに転換する途中に発生しており、オスプレイ特有の事故だったことが判明した。フロリダでは低空飛行中に、モロッコでは追い風を受けた際にそれぞれ墜落したという。 調査は継続中で、森本敏防衛相は26日の記者会見で「もう少し地元が納得できる情報が必要だ」と述べ、米側に引き続き情報提供を求める姿勢を強調した。しかし、米側は機体の安全性に問題はないとして、海兵隊のMV22オスプレイを計画通り7月下旬に米軍岩国基地(山口県岩国市)で試験飛行し、8月中旬までに米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に配備する方針だ。 米側の説明では、今月13日にフロリダで墜落したCV22オスプレイのパイロットは、2572時間以上の飛行経験があるベテラ
防衛省は26日、モロッコと米フロリダ州で起きた米軍垂直離着陸輸送機オスプレイの墜落事故について、米国防総省から受けた説明内容を公表した。両事故とも、プロペラをヘリモードから固定翼モードに転換する途中に発生しており、オスプレイ特有の事故だったことが判明した。フロリダでは低空飛行中に、モロッコでは追い風を受けた際にそれぞれ墜落したという。 調査は継続中で、森本敏防衛相は26日の記者会見で「もう少し地元が納得できる情報が必要だ」と述べ、米側に引き続き情報提供を求める姿勢を強調した。しかし、米側は機体の安全性に問題はないとして、海兵隊のMV22オスプレイを計画通り7月下旬に米軍岩国基地(山口県岩国市)で試験飛行し、8月中旬までに米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に配備する方針だ。 米側の説明では、今月13日にフロリダで墜落したCV22オスプレイのパイロットは、2572時間以上の飛行経験があるベテラ
【ワシントン=竹内洋一】米紙ワシントン・ポストは八日、アフガニスタンとイラクで戦死した米兵二百七十四人以上の遺灰が、二〇〇四~〇八年にかけてワシントン近郊のごみ捨て場に投棄されていたと報じた。米空軍は事実関係を認めた。 同紙によると、米空軍は、遺族が引き取りを求めなかったり、身元が判明しなかった米兵の遺体の断片を火葬した上で、医療廃棄物として民間の廃棄物処理業者に引き渡していた。業者は遺灰をバージニア州のごみ捨て場に処分していた。 空軍は〇四年から遺灰処理の記録を残しており、海に散骨する方法に改められる〇八年五月までに、二百七十四人の遺体の一部九百七十六片と身元不明の千七百六十二片がこの方法で処分された。遺族は、遺体の断片を「威厳と敬意のある方法」で処理することに同意していたが、処理方法までは知らされていなかった。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く