裁判員裁判で殺人事件の遺体の写真などを証拠として使う場合について、裁判員を選ぶ際に裁判所が事前に説明し、写真を見ることへの不安を訴える人は辞退を認める新たな運用が始まることになりました。 ことし3月に強盗殺人事件の裁判員を務めた福島県の女性が、遺体のカラー写真を見たことなどが原因で「急性ストレス障害」と診断されたことから各地の裁判所で、精神的な負担を減らすための対応を検討しています。 このうち東京地方裁判所では遺体などの写真が必要かどうかを慎重に検討した上でどうしても使う必要があると判断した場合は裁判員を選ぶ際、候補者に対して事前に説明することを決めました。 さらに、説明に対して写真を見ることへの不安を訴える人がいれば辞退も認めるということです。 最高裁判所は東京地裁がまとめた内容を1日までに全国の裁判所に伝えていて、今後、各地で同じような運用が行われるものとみられます。
こういう雑誌が出ました 評者は学生時代以来20数年ぶりにこの雑誌を買いました。 現代思想 2013年8月臨時号 総特集=フォン・ノイマンゲーム理論・量子力学・コンピュータ科学 作者: J・フォン・ノイマン,K・ゲーデル,西川アサキ,野崎昭弘,佐藤文隆,今野浩,高橋昌一郎,小島寛之,小澤正直,池上高志出版社/メーカー: 青土社発売日: 2013/07/12メディア: ムックこの商品を含むブログ (5件) を見る 総評 予告されていた人選から想像した以上にきちんと各方面から人を選べていて、今回の主役たるジョン・フォン・ノイマン*1の業績について光を当て得ている。通り一遍の「ストレンジラヴ博士」像に寄りかかった記事は、まさに「ストレンジラヴ博士」としてのフォン・ノイマンを論じた記事も含めて、皆無であったことは強調したい。 欲をいえば計算科学(数値計算、天体力学、数値流体力学、格子量子色力学等)
福島第一原子力発電所の海に近い観測用の井戸の地下水から高い濃度の放射性物質が検出されている問題で、東京電力は「地下水が海に流れ出しているとみられる」として海への流出を認める見解を初めて示しました。 海への影響については、原発の専用港の範囲にとどまっているとしています。 福島第一原発では、ことし5月以降、海側の観測用の井戸の地下水で高い濃度の放射性物質が検出され、東京電力で原因や海への影響を調べていました。 ことし1月から今月までの井戸の地下水の水位と、海の潮位、それに雨の量のデータを分析した結果、山側から海側への流れがある地下水の水位が下がった分は海に流れ出しているとみられるとして、海への流出を認める見解を初めて示しました。 この問題で国の原子力規制委員会は、今月10日、「高濃度の汚染水が地中に漏れ出したうえで海へ広がっていることが強く疑われる」と指摘しましたが、これまで東京電力はデータの
まず次のような倫理上の難問を考えて頂きたい。 鉄道のトロッコが線路を猛スピードで走っており、その先には5人の人間が線路に縛られている。あなたは線路の上に架かる橋の上でとても大柄な知らない男の後ろに立っている。5人を救うには、この知らない男を線路に突き落としてトロッコを止めるしかない。さて、あなたは男を突き落とすべきだろうか。 このとき、短時間で結論を出し、まばたきひとつせず平然と男を橋から放り投げることができるなら、あなたはサイコパス(精神病質者)かもしれない。仮にそうだとしても失望するには及ばない。本書を読めば、サイコパスは不思議な能力を有しており、それを社会に活(い)かす手段も数多くあることに気づくはずだからだ。 サイコパスは一般に良心の欠如した人間と理解されているようだ。しかし、実体はそれほど単純ではない。実際、すべてのサイコパスが刑務所に入っているわけでもない。あたかも良心がないか
はてなの利用規約について、性的な問題、(例えばセックスに関すること)は質問してはいけないのでしょうか。 質問をしたいのですが、規約のところがよくわかりません。 わかる方、ご教授ください。
ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーさんが受けた乳がんの予防を目的に乳房を切除する手術に関心が集まっていますが、日本乳癌(がん)学会は、手術の結果、乳がんで死ぬ人が減るかどうかは十分なデータがなく、今の段階では分からないとする見解をまとめました。 がんになる細胞をすべて取り除けないことなどが理由で、専門家は、手術のメリットとデメリットを慎重に考えてほしいとしています。 遺伝子検査で乳がんになるリスクが高いと判定された人を対象に、あらかじめ乳房を切除する手術は、アンジェリーナ・ジョリーさんが受けたことで関心が高まり、国内でも今後広まる見通しです。 このため、日本乳癌学会は、ことしの診療ガイドラインの改定でこの手術の効果について改めて評価し直しました。 その結果、乳がんになる危険性を減らす効果については、70%あった発症率が5%にまで下がったデータなどから予防の効果は大きいとしました。 し
はてなアイデアを7月31日に終了いたします 平素は、はてなをご利用いただきありがとうございます。長らく試験運用を続けてきた要望窓口サービス「はてなアイデア」を、2013年7月31日(水)に終了いたします。これまでご利用、ご協力ありがとうございました。はてなアイデアの終了後、不具合のご報告や機能等の要望に関しては、サービスごとのお問い合わせフォームを窓口として受け付けます。とくにご要望が集中する開発初期のサービスに関しては、フィードバックフォームや専用スペースなど、リアルタイムにレスポンスしやすい手段を用意いたします。はてなアイデアにお寄せいただくアイデアに関しては、7月31日をもって新規の投稿を停止します。既存のアイデアは引き続き公開しますが、ベットや取引、ステータス変更、アイデアポイントの送信等の機能は停止いたします。はてなアイデアの始まりと現状はてなアイデアは、2005年4月に
米カリフォルニア(California)州ロサンゼルス(Los Angeles)で行われた映画の上映会で拍手する観客(2013年6月17日撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP/Getty Images for The Weinstein Company/Michael Buckner 【6月20日 AFP】ひそかに「くだらない」と思いながら見ていた芝居が終わった時、他の皆がアンコールを求めてもあなたはじっと黙っている?──恐らく、それはないだろう。 19日付けの英国王立協会(British Royal Society)の学術誌「Journal of the Royal Society Interface」に、それを示す調査結果が発表された。 心理学実験と数学的な解析の双方を使い、漠然とした「個人の行動がいかに集団力学(グループダイナミックス)の影響を受けるか」という「社会的感染」の
■樋口陽一 東京大・東北大名誉教授 改憲発議要件を国会議員の3分の2から過半数に改めようとする安倍政権の憲法96条改正への反対を掲げ、アカデミズムを代表する学者らが「96条の会」を結成した。代表は東大・東北大名誉教授の樋口陽一(78)。憲法学の長老を駆り立てたものは何か、尋ねた。 ◇ 安倍晋三首相が、政権に就く前の昨年9月に講演でこう話したと報道されました。 「たった3分の1を超える反対で(改憲を)発議できないのはおかしい。そういう横柄な議員には選挙で退場してもらいたい」 憲法96条が国会に厳しい発議要件を課すのは、様々な意見をぶつけ合い、論点が煮詰まる過程を国民に示した上で、国民投票で誤りない判断をしてもらうためです。そもそも国会とは議論を尽くす所です。 だがそうした議会観に立たないことを「横柄」発言は映し出しています。 96条という外堀を埋めた後、憲法前文や各条文という内堀、立憲主義と
先週末のことである。これまで子どもと関わる仕事を続けてきて、街なかでも子どもの姿にはよく注意を向けてきたつもりだったが、「リード」をつけられて歩く子どもをはじめて見た。 リードとか「ハーネス」とか言うらしい。Amazonで調べてみると、幼児用にけっこうたくさんの商品が出てくるから、需要は高いのだろう。「迷子ひも」なんて呼び名もあるようだ。リュックサックにヒモがついたようなものもある。自分が見たのは、リュックなどがついていないために、もう本当に「ヒモでつながれている」感じが目立つものだった。ヒモ部分も1メートルぐらいはあり、親子の身長差を補うというレベルでもない。 そのようなものを使うことがあるらしい、と聞いたことはあった。ネット上で調べると、実際に活用している親によるコメントも簡単に見つけられた。その内容はと言えば、想像通りで、「虐待だと説教された」「嫌味を言われた」など、周囲から否定的に
東京地検は5月29日、伊勢神宮の爆破予告などの2件で、片山祐輔氏を起訴。これで、起訴事件は7件となった。すでに、公判前整理手続きが始まっているが、検察側は今なお、事件と片山氏を結びつける主張をせず、「罪証隠滅のおそれ」があるとして、肝心の証拠の開示に応じていない。裁判所もこの事態を「異常、異例」と言ったものの、弁護側の主張は聞き入れず、検察に証拠開示を働きかけるなどの様子はうかがえない。 片山氏の逮捕以後、裁判所は一貫して検察側の主張を受け入れてきた。弁護側は、何度も片山氏の勾留決定に対する異議申し立てをしてきたが、裁判所は「罪証を隠滅すると疑うに足りる相当な理由がある」「逃亡すると疑うに足りる相当な理由」があるなどとして認めなかった。さらに、裁判所によって、片山氏が弁護士以外とは面会できない接見禁止の指定がなされた。弁護人が、母親との面会を認めるように求めたが、検察側はそれが「罪証隠滅」
チャンスを得た三浦、リードを狙う先制攻撃をかけることを、将棋用語で「仕掛ける」という。電王戦第5局は序盤戦を得意の展開に持ち込んだ三浦弘行八段が、いつ、どう仕掛けるかに注目が集まっていた。 だが、先に仕掛けたのはGPS将棋のほうだった。 「変な手、来たね……」 控え室で戦況を見守る棋士たちから、戸惑いの声が上がる。それは、見るからに違和感がある仕掛けだった。プロでなくても将棋を熱心に学んだことがある者なら、このような仕掛けはうまく行かないと直観的に捨ててしまう類の手順だ。 終盤戦での、玉が詰むかどうかという読みでは、人間はすでにコンピュータの敵ではない。目的が明確なときの演算能力こそコンピュータの最大の強みだ。 しかし、まだ目的が漠然としていて読みを絞れない序盤から中盤にかけては、人間にアドバンテージがあるとされている。経験によって培われた直観、すなわち大局観が、考え方の方向を教えてくれる
レポート 泥にまみれた塚田九段が譲れなかったもの -『将棋電王戦』第四局 "棋士の意地"すら超えた、勝負への壮絶な執念 人間対コンピュータの戦い。このレポートも4回目を迎えるが、今回の戦いほど異様な勝負はこれまでの将棋界では見たことがないものだった。筆者は第三局のレポートの結びで「意地の勝負なら塚田九段はきっとやってくれる」と予想したが、塚田九段が見せたのは「棋士の意地」の範疇をすら超えた、勝負への壮絶な執念だった。泥にまみれることすらいとわない、なりふり構わぬ戦いぶりに対しては賛否両論もあるだろう。しかし、この戦いを称えるのか非難するのか、それは勝負を見た人間がそれぞれに決めればいい。ここでは、この日の盤上とそれを取り巻く人たちの間で何が起こっていたのか、その真実に迫ってみたい。 「第2回将棋電王戦」は、日本将棋連盟に所属する現役プロ棋士5人と、第22回世界コンピュータ将棋選手権で上位に
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