欧州連合(EU)ユーロ圏財務相会合がキプロスへの財政支援と引き換えに全ての銀行預金への課税を決めたことを受け、キプロス政府は16日、全銀行口座からの引き出しを制限する預金封鎖を開始した。ロイター通信などが報じた。 通常は土曜日も開店している小口金融機関が閉店しているほか、現金自動預払機(ATM)からの引き出しやインターネット上での資金移動も制限されている。一部銀行店舗では、早朝から預金を引き出すため預金者が列をつくる騒ぎもあった。 18日はキプロスの休日で、同国議会は銀行が営業を再開する19日までに必要な法律を可決し、課税を完了する。 預金封鎖は全預金のうち、課税対象となる10%弱の部分が対象。預金への課税はこれまでギリシャなどでも行われなかった異例の措置だ。キプロスの銀行口座保有者の半数近くはロシア人とみられており、ロシアの富裕層や犯罪組織による脱税やマネーロンダリング(資金洗浄)の可能
ギリシャやイタリアの経済危機を経済的な視点から論じている本はいくつも出ている。本書もその類かと思いきや、まったく違った。なにしろ、冒頭に登場するのはギリシャの映画監督、テオ・アンゲロプロスである。 「いまは未来が見えない。そして誰もが大きな待合室でチェスをしながら、扉が開くのを待っている。(中略)ここ地中海圏が、扉を最初に押し開こうとするだろう」。この高名な映画監督が著者に直接語ったこの言葉の詳細はわからないままだ。著者が「詳しく聞きたい」と質問を託した矢先、彼は交通事故で死んでしまったのだ。 そこから、「扉を開く」とは何か、を問う著者の旅が始まる。ギリシャ、そしてイタリアで人々と対話し、歴史家や哲学者、社会学者らの言葉に耳を傾け、扉の向こう、すなわち資本主義の先にあるものを探るのだ。 その問いは、意外にも小津安二郎に着地する。本書には経済的分析やジャーナリズムを超えた深い「人文的思考」が
12月4日、欧州疾病予防管理センターは、ギリシャでは医療従事者が手袋やガウンの着用など、最低限の疾病予防措置すら行えない状況にあり、多剤耐性感染症が増加する危険があるとの見解を示した。写真は11月、アテネで撮影(2012年 ロイター/Yorgos Karahalis) [ロンドン 4日 ロイター] 欧州疾病予防管理センター(ECDC)は、ギリシャでは医療従事者が手袋やガウンの着用など、最低限の疾病予防措置すら行えない状況にあり、多剤耐性感染症が増加する危険があるとの見解を示した。
健康・美容にいい油として注目され、欧米だけでなく日本の食卓にも浸透しているオリーブオイル。ところが今、このオリーブオイルの品質が危機に瀕している。 オリーブオイルを使ったことのある人なら、「エキストラバージン・オリーブオイル」という名前を聞いたことがあるだろう。「エキストラバージン」とは、そのオイルがオリーブオイルの最高グレードであることを表す言葉で、「エキストラバージン」であるための基準は、主要な生産国が加盟する国際オリーブ協会(IOC)によって決められている。 その基準を簡単に言うと、オリーブの実のみを原料に使い、機械的作業のみによってつくられ、酸化度(酸化しているほど質が低い)などの化学基準を満たし、風味に悪臭などの欠陥が一つもないこと。機械的作業というのは、つぶす、搾るなど原料に物理的な変化を加えることで、精製したもの(例えば加熱・化学変化を伴う処理)は「エキストラバージン」とは認
フランス南部イストル(Istres)の仏空軍基地で試験飛行を行う、仏航空機メーカー、ダッソー(Dassault)が開発した無人戦闘機の試作機「nEUROn」(2012年12月1日撮影)。(c)AFP/DASSAULT AVIATION/R. MICHELIN 【12月3日 AFP】フランス南部イストル(Istres)の仏軍基地で1日、仏航空機メーカー、ダッソー(Dassault)が開発した無人戦闘機の試作機「nEUROn」が初飛行した。 「nEUROn」は無人戦闘機の実用化を目指して製作された機体で、敵に見つかりにくくするため垂直尾翼がない。この日「nEUROn」は、テストパイロット2人が地上から見守るなか25分間飛行した。 「nEUROn」は2003年にフランスが立ち上げた無人戦闘機開発プロジェクトで、2030年ごろの欧州各国の空軍への導入を目指している。4億600万ユーロ(約435億円
[アテネ 20日 ロイター] ギリシャの首都アテネの警察当局は20日、同国の人口の約8割に当たる個人データを盗んだ容疑などで35歳の男を逮捕したと発表した。 警察の広報担当者によると、容疑者の男はコンピュータープログラマーで、住所や納税者番号、車両登録番号を含む900万人分のデータファイルを盗み出し、売却しようとした疑いがあるという。ギリシャの人口は約1100万人。ファイルは男の自宅から発見された。
【ローマ=末続哲也】ギリシャからの報道によると、アテネ地裁は1日、スイスの銀行に預金口座を持つ、脱税疑惑のあるギリシャ人約2000人の極秘名簿を報道して個人情報保護法違反に問われたジャーナリスト、コスタス・バクセバニス氏(46)に無罪判決を言い渡した。 バクセバニス氏が自身の発行する雑誌で10月27日に報じた名簿は、フランス政府が2010年に脱税捜査用の資料としてギリシャ政府に提供していたもので、著名財界人や政治家の名が含まれている。しかし、ギリシャ政府は最近まで本格捜査を行ってこなかった。バクセバニス氏への無罪判決を受け、政府の姿勢を追及する動きにも拍車がかかりそうだ。 司法当局はすでに判決を前に、名簿を握りつぶしてきた歴代財務相の責任の調査を議会に求めている。
ギリシャ・アテネ(Athens)で新内閣の初閣議に出席するバシリオス・ラパノス(Vassilis Rapanos)次期財務相(2012年6月21日撮影)。(c)AFP/LOUISAGOULIAMAKI 【6月23日 AFP】ギリシャの次期財務相に決定したバシリオス・ラパノス(Vassilis Rapanos)氏(65)が22日、就任宣誓の数時間前に腹痛や目まいなどを訴え、アテネ(Athens)市内の病院に入院した。同国政府が発表した。メディアでは、ラパノス氏が失神したとの未確認情報も報じられている。 病院の発表によれば、ラパノス氏は強い腹痛、目まい、吐き気、発汗や疲労といった症状を訴えていたが、現在は安定しており、医師らによる検査が行われているという。 アテネ通信(Athens News Agency)は、ラパノス氏が取締役会議長を務めるギリシャ・ナショナル銀行(NationalBan
トップ > 国際 > 速報ニュース一覧 > 記事 【国際】 ギリシャ暫定首相、名前は「つらい」 2012年5月17日 09時09分 ギリシャの暫定首相に正式に就任したピクラメノス氏=14日(ロイター=共同) 【アテネ共同】6月の再選挙実施が決まったギリシャで、パプリアス大統領に選挙管理内閣の暫定首相に任命されたピクラメノス氏が16日夜、大統領官邸で宣誓式を行い、正式に就任した。他の閣僚は17日朝に宣誓式に臨む予定。 同氏は行政事件の最上級審となる国家評議会のトップ。ピクラメノスはギリシャ語で「つらい」や「悲嘆にくれた」などを意味する。同氏は宣誓式前の大統領との会談で「(財政危機に直面したギリシャの現状を考えると)私はこの役目にぴったりですね」と冗談を飛ばしていた。 ピクラメノス氏は宣誓式の後、パパデモス前首相との引き継ぎを行った。 この記事を印刷する PR情報 Ads byYahoo!
1時間3200円で警官派遣=財政危機で苦肉の策−ギリシャ 1時間3200円で警官派遣=財政危機で苦肉の策−ギリシャ 【ジュネーブ時事】警察官は1時間30ユーロ(約3200円)、パトカーは同40ユーロ(約4300円)−。財政赤字に苦しむギリシャの国民保護省は8日、警察官を個人向けに派遣する「サイドビジネス」を始めると発表した。予算カットは警察も例外でなく、派遣で得た収入で警察官の装備品を賄うという。AFP通信などが伝えた。 私的な危険物や芸術作品の輸送時の警備などはこれまで「例外的に」警察が無料で請け負ってきた。しかし国家の厳しい台所事情を踏まえ、今後は警察犬派遣は1時間50ユーロ、ヘリを使った警備は同1500ユーロを徴収する。1日を超える場合の「割引」も用意した。 新ビジネスは、個人警備や現金輸送などでのニーズを想定。警察業務に支障がない範囲で対応するという。(2012/04/09-0
ギリシャのイオニア諸島 ザキントス島には、アニメ「紅の豚」にでてくる、あの海岸のシーンを彷彿とさせるとても青く美しい海岸があるという。 アーチ状の海岸にはぽつりと赤茶けた難破船が鎮座し、その青と赤、動と静のコントラストがかなり絶景であると人気のスポットなのだそうだ。 The Most Beautiful Place on Earth:Shipwreck Cove on Zakynthos Islan ここに鎮座する難破船は、1980年、密輸業者船「パナギオティス」で、トルコからタバコを密輸する際、ギリシアの海軍に追われ、悪天候も重なり、この海岸に乗り上げたもので、乗組員たちは船をここに置き去りにし逃げ去っていったという。グーグルマップでみる難破船のある海岸 View LargerMap 映像で見る難破船のある海岸 Shipwreck Beach Navagio Zante Zakynt
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