アメリカ海軍は、アジアへの配備を最優先に開発してきた最新鋭の無人偵察機の配備を1年前倒ししたうえで、アジアではなく中東に最初に配備する計画を進めていることが分かり、アメリカの国防戦略のなかで、混乱が続く中東地域が占める比重が増しつつあることの表れだとみられています。アメリカ海軍は、オバマ大統領が打ち出したアジア重視の国防戦略に基づいて開発中の無人偵察機、MQ4Cトライトンを3年後の2016年後半にも、アジア太平洋地域で運用するためグアムに最初に配備する計画でした。 ところがアメリカ海軍関係者によりますと、シリアやエジプトで内戦や混乱が拡大しイランが核開発を推進するなど、中東情勢が混迷の度を深めるなかアメリカ海軍は当初の計画を見直し、この無人偵察機の実戦配備を1年前倒しして、再来年の後半にも、バーレーンを拠点に中東地域を管轄する第5艦隊に最初に配備する計画を進めているということです。 トラ
エジプトのアリ文化財担当国務相は11日、大ピラミッドの建造で有名なクフ王(在位・紀元前2589~同2566年)の時代に使われた港の跡を発見したと明らかにした。エジプトで見つかった港としては最古のものとしている。 アリ氏は、現地でクフ王時代の日常生活の詳細が記されたパピルス40巻も発見されたと発表。この港での月々の労働者数なども記録されており、重要な史料という。 港の跡はエジプトとフランスの合同チームが調査、北東部スエズの南方約180キロの紅海沿岸で見つかった。港は商業用で、銅などをシナイ半島から運び出すのに使われていたとみられる。(共同) 2013年04月12日 15時52分
火によって [著]ターハル・ベン=ジェッルーン モロッコ出身にしてフランス語で書く作家、ターハル・ベン=ジェッルーンは11冊もの日本語訳を持つ、人気のある文学者だ。 夢幻的でエキゾチックなアラブの物語を紡ぎながら、著者はもう一方でフランスでの移民差別をノンフィクションとしてえぐるなど、社会的な視線も保持してきた。 そのふたつの志向の延長線がまさに激しい火を散らして交わったのが、本書『火によって』というきわめて短く強い物語と言える。 主人公はムハンマドという、アラブで典型的な名の青年。大学を出たが家の貧しさを変えることは出来ず、亡父のように荷車を引いてその日の稼ぎを得ようとする。 だが、賄賂を払わない人間、もしくは学があって社会運動に身を染めた過去を持つ者を警官は徹底してマークし、気分次第でいじめ抜く。 これ以上、筋書きを追うことはやめよう。いたってシンプルだから。ともかく物語の根底には、2
関連トピックスエジプトエリック・ホブズボーム氏=AP エリック・ホブズボームさん(英歴史家)英BBCによると、1日、ロンドンの病院で死去。95歳。 1917年、エジプトでユダヤ系家庭に生まれた。少年期を過ごしたベルリンで共産主義に傾倒し、ナチスの迫害を逃れて英国へ移住。ケンブリッジ大学で学び、ロンドン大学で教えた。19世紀の歴史を広い視野で描いた「市民革命と産業革命」「資本の時代」「帝国の時代」の三部作は傑作として名高く、「20世紀の歴史 極端な時代」は約40カ国語に翻訳された。 マルクス主義歴史家として知られ、英労働党にも影響を与えた。同党のミリバンド党首は「歴史を象牙の塔から出し、人々に身近なものにした」とたたえた。(マンチェスター)
「ドクター・デス」の死亡確認=強制収容所で人体実験−独裁判所 「ドクター・デス」の死亡確認=強制収容所で人体実験−独裁判所 【ベルリンAFP=時事】第2次世界大戦中、ナチス・ドイツ強制収容所でユダヤ人ら囚人に対して残忍な人体実験を加え、多数を虐殺したとして行方を追われていたオーストリア出身の医師アリベルト・ハイム容疑者は1992年にエジプト・カイロで78歳で病死していたことが確定的となった。ハイム容疑者の捜査を担当しているドイツ南西部バーデンバーデンの裁判所が21日、「容疑者の死亡には疑いがない」とする声明を発表し、捜査の打ち切りを明らかにした。 大戦中、ハイム容疑者はオーストリアに建設されたマウトハウゼン強制収容所に勤務し、不必要な手術や薬物注射などによっておびただしい数の囚人を虐殺した。「ドクター・デス」(死の医師)の異名を持ち、「死の天使」と恐れられたアウシュビッツ収容所の医師ヨー
海外FX業者を利用する上で、ボーナスは絶対に欠かせません。口座を新規開設するだけでもらえる「口座開設ボーナス」、入金時にもらえる「入金ボーナス」、その他にもキャッシュバックなど、様々なボーナスがもらえます。 受け取ったボーナスはそのまま取引に使え、利益が出た時は出金することも可能です。お得はあっても損はないボーナスなので、海外FX業者を選ぶ際には必ず比較しておきたいところです。 そこでこの記事では、海外FXボーナス(口座開設ボーナス・入金ボーナスキャンペーン)全195社を徹底的に研究した上で、おすすめ完全比較ランキングにまとめました。日本人に人気のFX業者だけでなく、マイナーの海外FX業者や注意点なども詳しく解説していきます。 「海外FXボーナスが豪華な業者をすぐに知りたい」という方向けに、海外FXボーナス選びに役立つカオスマップを作成したのでこちらも併せて参考にしてください。 「どのFX
【テヘラン=酒井圭吾】エジプトのモルシ大統領は30日、同日始まった非同盟諸国首脳会議に出席するため、テヘランに到着した。 エジプト大統領によるイラン訪問は、両国が1979年のイラン革命直後に断交して以来初めて。 モルシ大統領は同日、アフマディネジャド・イラン大統領と会談した。イラン外務省は「2国間関係の強化が話し合われた」と会談の成果を強調した。内戦状態にあるシリア情勢も議題にのぼり、両国にサウジアラビア、トルコを加えた「4か国委員会」の設置問題が話し合われたとみられる。 両国はイランが1979年のイスラム革命で反米・反イスラエル路線に転換し、エジプトが同年、イスラエルと平和条約を締結したため、国交を断絶した。中東の地域大国である両国の関係改善は、双方にとって利益が大きい。米欧の経済制裁やシリア問題で孤立を深めるイランにとってエジプトとの関係改善は、イランの核開発や軍備拡張への懸念を強める
ナポレオンのエジプト 東方遠征に同行した科学者たちが遺したもの 著者:ニナ・バーリー 出版社:白揚社 ジャンル:歴史・地理・民俗 ナポレオンのエジプト 東方遠征に同行した科学者たちが遺(のこ)したもの [著]ニナ・バーリー ナポレオン東方遠征の成果をまとめた『エジプト誌』は出版史上の偉業だが、一方同じ時期に、この遠征隊を海上封鎖したイギリスでも、ナポレオン探検団のバカげた行動を揶揄(やゆ)するジェイムズ・ギルレイの辛辣(しんらつ)な漫画が多数出版された。なぜならネルソン率いるイギリス艦隊は、敵側から出る公文書や内密な私信を傍受し、それを逆宣伝のネタに活用したからだった。本書は、戦争と学術の両面を持つこの遠征に参加した科学者たちの体験を、ギルレイの風刺漫画以上に人間臭く描きだす。目的も行き先も明かされず夢だけ吹き込まれた若い学者が、古代最高の文化都市アレクサンドリアに到着してみれば、有名な
【カイロ=田尾茂樹】エジプトの選挙管理委員会は28日、大統領選(23、24日投票)の開票結果を発表した。 有効投票の過半数を獲得した候補者はおらず、首位のイスラム主義組織ムスリム同胞団のムハンマド・モルシ氏(60)と2位の元首相アフマド・シャフィク氏(70)が6月16、17両日に行われる決選投票に進むことが正式に決まった。 ロイター通信によると、モルシ氏は得票率24・4%、シャフィク氏は同23・3%。3位は活動家ハムディーン・サバヒ氏(57)、4位は同胞団元幹部アブドルモネイム・アブルフトゥーハ氏(60)、5位は元外相アムル・ムーサ氏(75)だった。不正投票があったとして、サバヒ氏らが申し立てていた異議は、すべて却下された。
【カイロ=大内清】エジプトの人口の約1割を占めるとされるキリスト教の一派コプト正教の教皇シュヌーダ3世が17日、肝臓疾患などで死去した。88歳だった。教皇は長らくイスラム勢力の伸長に危機感を強める信徒らを穏健姿勢で統率した。正教会の精神的支柱が失われたことで、抑えられていた教徒の反イスラム感情が高まり、宗教間の反目が強まる恐れもある。 シュヌーダ3世は1971年、コプト正教会の117代教皇(アレクサンドリア総主教)に就任。81年には、サダト元大統領が権力基盤強化のためにイスラム勢力を後押ししたのを批判したことなどから、幽閉状態に置かれた。 85年にムバラク前大統領により幽閉を解除されてからは、政権とおおむね良好な関係を維持。ムバラク氏退陣につながった昨年の反政府デモでは、政権に融和姿勢をとったとして、批判を浴びたこともあった。 エジプトではムバラク政権崩壊後、イスラム教の原点回帰を唱えるサ
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リビアのムアマル・カダフィ大佐が、生まれ故郷シルトの穴蔵(排水溝)に潜んでいたことを知るとき、我々はもう一人のアラブ独裁者を思い浮かべる。8年前に権力の座を追われたイラクのサダム・フセイン元大統領(1937~2006年)だ。彼も、バグダッド陥落(2003年4月)後、姿を消し、最後は故郷ティクリート近郊の穴蔵に隠れた。 ただフセイン氏が若い米兵によって穴蔵から引きずり出されたのに対し、カダフィ大佐を発見したのはリビア人だった。フセイン政権を倒したのは米国の軍事力だったが、カダフィ政権を打倒したのは、「アラブの春」に触発されたリビア人である。欧米の軍事支援を受けながらもアラブ人自身が独裁者を葬ったことに、この間のアラブ地域の地殻変動をみることができる。 カダフィ大佐の死亡は、第二次世界大戦後の中東で拡大したアラブ民族主義(汎アラブ主義)の完全な終わりを意味している。 国境を超え民族の連帯を訴え
9・11同時多発テロから、11日でちょうど10年を迎えた。 9・11以降の国際政治最大の教訓は、主観的にいかに崇高かつ使命感にあふれていても、文明論的な価値観を別の世界に武力で強制できないという真実である。 イラクのアブグレイブ刑務所や、キューバのグアンタナモ米軍基地での捕虜尋問の様子は、2008年の金融危機による米国型経済モデルの魅力失墜とあいまって、米国の自由と民主主義、人権尊重の社会の魅力を色あせたものにした。 この10年は、米国による自由と民主化の“文明戦争”の不毛さだけでなく、内戦やテロによってイスラム共同体の“理想”を政教一致国家として実現するアルカーイダなどイスラム原理主義過激派のおぞましさも白日のもとにさらした。いずれにも共通するのは、軍事力の過信である。 オバマ大統領は、もはやコストのかかる新たな軍事的任務を引き受けないと明言した。中東における現代史の教訓は、戦争が必ず各
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