大阪府内で「すべての土木・建設工事がストップする」という異常事態が間近に迫っている。府内で営業する生コン業者・輸送業者が全面ストライキに突入しているからだ。 すでに製造を担う生コン製造業者約90社が、7月5日までに無期限の出荷停止を宣言。工場の操業をストップさせた。これは、大阪府内の全生コン業者の7割に相当する数字だ。 さらに12日からは、生コンをミキサー車で工事現場に搬送する主要圧送業者のほぼ全社にあたる約60社までもが全面ストライキに入ると宣言した。このまま事態の打開が図られなければ、事実上、大阪府内の現場ではほとんどの工事が止まることになる。 そもそもの理由は、生コン業界の窮状にある。生コン製造業者は、メーカーからセメントを買い、水や骨材などと混ぜ合わせて生コンを製造。それを商社などを通してゼネコンに販売する。そのほとんどが中小零細企業で、地域ごとに組織された共同組合を通じて仕事の受

小松 直接的な理由を言えば、原油高に伴う商品値上げの効果ですね。ご存じの通り、昨年まで原料代は毎年のように上昇してきました。ただ、業界ではウチだけだと思うけど、原料代が上昇した分の値上げを100%取引先に認めてもらいました。下がったものは全部下げますから、上がった分は認めてください、とスーパーを説得したんだな。その値上げの効果ですね。 最近は逆に原油代が落ち着いているでしょう。だから、6月から第2次値下げを始めました。まあ、値上げの稟議を通してもらうのは大変でしたよ。ウチの取引先はイトーヨーカ堂やイオンなど売上高が数兆円規模の会社もありますし、5000億円ぐらいの売上高を誇る地方の雄もいる。そこを説得するのは簡単ではなかった。でも、トータルでは我々の方が割安で高品質なものを作っていますからね。だから値上げを認めてくれたんでしょう。 ―― 生産性の向上や技術革新も好業績の要因では。 小松 そ

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