▲沙東すずさん(会社員・文筆家)/ 都内で会社員として働く傍ら、文筆や、昆虫をテーマにしたクリエーターイベント「昆虫大学」の学長など、多彩な活動を行う。メレ山メレ子名義での著書に『ときめき昆虫学』(イースト・プレス)、『メメントモリ・ジャーニー』『こいわずらわしい』(ともに亜紀書房)などがある。30代でマンション購入。X:@merec0 Instagram:@merec0 玄関から廊下が延び、室内扉を経てダイニングに。キッチンとひとつづきになったここが沙東家のメインスペースであり、リビング・寝室・書斎の3つの居室すべてにアクセス可能なハブのような空間でもあります。玄関側の壁の淡いピンクと寝室側の壁の淡いブルーは、沙東さんが自ら塗装したのだそう。 「おそらくみなさん『自分で壁を塗ろう』と思わないだけで、きちんと養生すれば意外と簡単に、きれいに塗れます。もしムラが出たら二度塗りすれば問題なし。

25年ほど前、当時20代のトピ主と同じ職場に在籍していた50代のAさん。人間関係の良好な職場でしたが、トピ主は出産を機に退職。同僚だった夫もその後転職し、Aさんとは年賀状のみのやりとりになりました。数年前には本人から年賀状 終 ( じま ) いの 葉書 ( はがき ) も(ちなみに「年賀状終い」という言葉、わたしははじめて知りました。こういう終活もあるんですね……)。 しかし、最近またAさんから手紙が届くように。 怪訝 ( けげん ) に思いながら返事は出さずにいると、「今までありがとう」から「ずっと好きでした」、さらに「家に遊びに来てください」と、不審さ不穏さがエスカレートした内容の手紙が次々と(Aさんは妻も子も孫もいる身)。非常に困惑しているそうです。

▲沙東すずさん(会社員・文筆家)/ 都内で会社員として働く傍ら、文筆や、昆虫をテーマにしたクリエーターイベント「昆虫大学」の学長など、多彩な活動を行う。メレ山メレ子名義での著書に『ときめき昆虫学』(イースト・プレス)、『メメントモリ・ジャーニー』『こいわずらわしい』(ともに亜紀書房)などがある。30代でマンション購入。X:@merec0 Instagram:@merec0 家と生き方を主体的に選択する女性が増えている? 読めて探せる不動産エンターテインメントサイト「物件ファン」と、マンションプラスによるコラボ企画・第1弾。今回注目したのは、マンションを購入する女性たちです。SUUMOリサーチセンターの調査によると、2023年に首都圏の新築分譲マンションを購入した単身女性の割合は、購入世帯全体の11.0%。調査を開始した2001年の6.5%から2倍近く伸びています。 これは新築マンションにか

職場でプライベートな話をした後に、いちいち「秘密ね」「秘密にしておくね」と念押ししてくる同僚についての投稿です。投稿者は、職場では人に知られて困る話はしない主義。たとえ同僚の秘密を知ってしまっても人に言いふらすつもりはないが、「秘密ね」と言われるたびに「拘束されるような気持ちに」なるとのこと。 「秘密」は仲良くなる手段としてはおすすめできない お酒の向こうの落とし穴そんなに仲良くない女の人と、二人で飲んだことがあります。たしか、誘ってくれた人が直前に仕事でドタキャンになってしまったんだと思います。そうでもなければ、二人だけで一緒に飲みには行かないような気まずい組み合わせです。 わたしは緊張して飲みすぎた結果、あまり他人にしないような話をしてしまいました。すると向こうも「実は最近こういうことがあって……」と、あまり外聞がよくない話をしてくれて、「お互いいろいろあるよね」と意気投合。その場では

旅ブログで紹介して有名になった青森県鰺ヶ沢の秋田犬「わさお」と。 写真は2011年6月に再訪したときのもの。 会社員として働きはじめて9年目ですが、「働くこと」について考えたり語ったりするとき、実はちょっと苦い気持ちになります。今のところどうにか続いてはいるものの、自分は働くことが決して上手なほうではない、というコンプレックスがいつも心の底にあるからでしょう。 わたしは大学の法学部を卒業後、在宅で司法試験の受験勉強をしていました。しかし、実際は熱意も能力も遠く及ばず受験に見切りをつけ、ブランクを抱えて就職活動をはじめ、入社したのが今も働いている会社です。 ふたつの居場所を持つことで進んでこられた メレ山メレ子という名前で不定期に文筆活動をしていますが、会社も職種も、文章を書くことや出版・編集とはほぼ関係ありません。大学生のころからネットで文章を書いていましたが、就職ではあえて無関係な仕事を

わたしは4人姉妹の三女として生を享けたが、長女と次女がひとつ違いで生まれたあと、8年の空白を経てメレ山家に現れた小さき者だったので、たいへん愛された。特にわたしに懐かれたいと望んだのが、同居していた父方の祖母だった。 小学校が終わると、図書館で借りた本を持って祖母の部屋に入りこみ、窓際に置かれた昭和っぽい白いカバーシーツがかかったソファに座った。そうすると、祖母が棚からおやつを出してくる。わたしはとりわけ、今も昔も変わらない味・カルビーのポテトチップスうすしお味に耽溺していた。 子育てに責任のない祖父母が孫をベタベタに甘やかす様に親が目くじらを立てるというのはよくある話だが、わたしの家のそれはだいぶ苛烈だった。わたしは幼稚園に上がる前から、先取りして何冊ものドリルを解かされていた。勉強の時間になると、母が探しにやってくる。その際にお菓子を与えられているのが見つかるとゲンコツで怒られるのが分
※この記事は、雨宮さんがインタビューした内容を元に、 編集部でまとめたものです。 雨宮 メレ子さんは、マンションを買うって決めてから決断するまで早かったですよね。 メレ子 確かに。数年前までは、一生買わないと思ってたんだけど、母親に「こんなに家賃を払ってるんだったら買いなさい」って言われたのがきっかけで探し始めたんですよね。前に住んでいた部屋がひどかったっていうのもあるけど…。その後すぐに母親が、世田谷線沿いのリノベ済み物件をネットで見つけて「これなんていいんじゃない?」ってリンクを送ってきたの。結局、その物件は通勤に不便な場所だから候補にならなかったんだけど、なかなか素敵にリノベされたこぢんまりした部屋で、こんなのに住めるなら悪くないなと思いはじめた。 雨宮 そうやって具体的にサンプルを出されることで、家を買うことが現実的になったりするよね。 メレ子 「こういうのもあるのか」って。50平
著: メレ山メレ子 前に住んでいた街、池袋を半日かけて歩いてみることにした。 池袋にいたのは、もう10年ほど前のことだ。大学3年生から学部卒業後にかけて、2年弱という短い思い出でしかない。でも、今までの住居生活のなかでも九州の実家と同じくらい思い出深く、懐かしい場所だ。JR・東京メトロ・西武鉄道・東武鉄道が乗り入れるビッグターミナル。「不思議な不思議な池袋~ 東は西武で西・東武~」とビックカメラのCMソングにもあるとおり、東口に西武百貨店・ロフト・パルコ、西口に東武百貨店とマルイを抱えるデパート天国だ。サンシャイン通りの混雑もあって喧騒のイメージが強い街だが、少し駅から離れるといろいろな顔を見せてくれる。 1. 池袋チャイナタウンにて 池袋駅に着いたのは昼過ぎのこと。まずは腹ごしらえすることにする。 気取らずボリュームのある、東北系中華のお店「永利」。池袋といえばラーメン店が有名だが、わ

つい最近まで、女性がひとりで家をもつって ごく少数派で、ちょっと変わってると思われていた。 マイホームをもつことは、家族の幸せと考えられていた。 いったい誰がそんなことを決めたんだろう。 女性が家をもつって、あんがいあたりまえじゃない? そんな声が聞こえてきそうなほど、 今、ごくフツーの女子たちが、じぶんの家を買う時代になっています。 家というホームグラウンドを手に入れ、 これまで以上にパワフルに、イキイキと輝いてる「モチイエ女子」。 そんな新しい女性たちが増えれば、この国はもっともっと元気になるから。 なによりそんな未来が、素敵でおもしろそうに思うから。 私たちはこの「モチイエ女子project」を通し、 その生き方、あり!と宣言します。
僕はメレ子さんのキモいファンだが、勝手に東大文学部出身だと思い込んでいた。しかし、実際は日本の文系の頂点に君臨する東大法学部卒であり、僕は内心驚いてしまった。 この思い込みの理由としては、メレ子さんが文化系だということもあるが、やはりメレ子さんが女性だからというものも大きい。 ここでいくつかの情報を提示する。 ・東大で一番女性の比率が高いのは文学部である。 ・東大で一番偏差値が低いのは文学部である。 ・同じく文化系アルファブロガーで似た趣味を持つココロ社さんは東大文学部出身である。 ・有名人の有村悠さんも東大文学部7年在籍して中退している。 つまり、女性だから文学部だと決め付けるのは差別かもしれないし、また、女性だから文学部=偏差値が低いまで考えるのなら、これは明らかに女性を劣性に見ている悪質な女性差別主義者と言える。 だが、ココロ社さんのイメージから文学部を想像していたなら、これは差別と

私が発行しているオンラインジャーナル「むしマガ」の特集として、人気ブログ「メレンゲが腐るほど恋したい」を運営するアルファブロガー・メレ山メレ子さんのインタビューを本日から掲載する。4時間弱に及ぶインタビューからは、こちらも勉強になるような気付きがたくさん得られた。 メレ子さんとは彼女が座長を務めたニコニコ学会βのむしむし生放送に登壇者として呼んでいただいたことで、縁ができた。ネット上で大きなプレゼンスをもつメレ子さんに対して、最初は「もし高飛車な人だったらどうしよう」とビクビクしていたのだが、そんな心配は杞憂に終わった。実際のメレ子さんは物腰柔らかく、細かい気配りを忘れない才色兼備の方だった。彼女のおかげで、むしむし生放送では余計なことに神経を使わずにすみ、プレゼンに集中することができた。 メレ子さんは平日は会社員としてフルタイムの勤務をこなしながら、むしむし生放送や昨年行われた昆虫大学な

先月、東京カルチャーカルチャーにてライブインタビュー「顔の見えるインターネットナイト! 104人目&105人目の『中の人』登場!」が行なわれた(Ustreamでアーカイブを見る)。その内容をもとに、顔の見えるインターネット“特別編”として、取材記事を2回にわたって掲載していきたい。まず1回目の今回は、『メレンゲが腐るほど恋したい』のメレ山メレ子氏だ。 メレ山メレ子氏は、ユニークな旅行記の書き手として知られるブロガーだ。旅先で出会った景色や生物、出来事などを独特の視点でユーモラスに書きつづり、選り抜きの写真とセットでアウトプットしている。 「虫をわしづかみにする程度のちょっとしたワイルドさや不思議ちゃんっぽさを売りにしていると見せかけて、その実態は非常に躾のいきとどいた社畜ですのでご安心ください」というプロフィール欄の記述からも分かるとおり、虫マニアであると同時に、自身の見られ方を俯瞰して利

そろそろ忘年会シーズン! いいこと悪いこと、思い出したり忘れたりする忘年会、すでに予定は決まっていますか? 忘年会も新年会も大変なのが幹事仕事。参加者を集め、店を決め、連絡して……。でも直前まで予定は決まらないし、このシーズンは店も混雑していて予約しにくいもの。はてなのマーケなどを担当するid:kiyoheroこと私も宴会の幹事は苦手意識があります。そんな中、ぐるなびの「スーパーらくらく幹事さん(スーらく)」というサービスがいいと聞きました。その模様をお届けします。記事の終わりには、5000円分のギフトカードプレゼントのお知らせもありますよ! (※この記事は株式会社ぐるなびの提供によるPR記事です) ご好評につきデジカメもプレゼント! 忘年会や新年会での撮影にぴったりのコンパクトデジカメ「PowerShot S100」を、この記事で紹介しているキャンペーンのプレゼント賞品に追加しました。応

撮りだめた写真、どうしていますか?PCの中に眠ったまま……という人は、「フォトブック」を作ってみてはいかがでしょう。今回は、きれいな写真と楽しい文章で人気の旅ブロガー、メレ子さんに、「フォトブック作り」に挑戦していただきました。記事の終わりには、メレ子さんが作ったフォトブックのプレゼント情報もありますよ! (※この記事はDNPドリームページの提供によるPR記事です) フォトブック・フォトアルバム・写真集の作成 | DreamPages ――旅ブログ『メレンゲが腐るほど恋したい』でおなじみのブロガー、メレ子さんとともに、DNPドリームページさんのオフィスにお邪魔しております。 メレ子 わたくし、旅ブログを書いている「メレ山メレ子▼」と申します。はてなダイアリーで、かれこれ5年くらい書いています。 ――自己紹介ありがとうございます。最近はどんなところに行かれましたか? メレ子 先日、青森に行

ブサ犬「わさお」の名付け親は、昆虫写真もプロ級 1/6 伝説のブロガー ブサ犬わさお(左、メレ山メレ子さん提供)。 待ち合わせ場所に現れたメレ子さん(右) 「メレ山メレ子」さんは、ブログ「メレンゲが腐るほど恋したい」でブサカワ(不細工過ぎてかわいい)犬「わさお」を世に出した伝説のブロガーとして知られる。しかし、彼女のプロフィールを飾る「虫をわしづかみにするワイルドさ」という側面も、要注意だ。大物昆虫写真家が、彼女のベトナム旅行記に触発されて撮影に出かけたという話も聞いた。 メレ子さんは、増殖しつつある「虫ガール」たちのあこがれの存在であり、著名な虫おじさんたちからも注目される若手昆虫写真家・随筆家・ブロガーでもあるのだ。 メレ子さんのカメラにも蝶が メレ子さんには独特の視線がある。常人が気付かずに通り過ぎるようなものの中に、面白さを見つける才能がある。青森県鯵ヶ沢で出会った白い毛がモジャモ
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