喫煙者には朝1本目のタバコを吸うまで目が覚めた気がしないという人も多いと思いますが、その起き抜けの1本が肺がんのリスクを高めているかもしれません。1日に吸うタバコの本数にかかわらず、目覚めてから1本目のタバコまでの時間が短い人では血中コチニン(肺がんリスクに関連づけられるニコチンの代謝生成物)濃度が高くなっていることが明らかになりました。 逆に言えば、完全に禁煙する気はないという人もタバコを吸うタイミングに気を遣うと健康リスクを多少軽減することができるのかもしれません。 詳細は以下から。Smoking Soon After Waking Could Increase Your Risk Of Lung Cancer Penn State College of Medicine(ペンシルベニア州立大学医学部)の公衆衛生科学の教授Joshua E Muscat博士らによるこの研究はCancer


まず、「がん」という言葉について。 ちょっと分かりにくいでしょうが(医者でもよく理解していない人もいるくらいなので・・・)勘弁して読んでください。 悪性腫瘍のうち、「上皮組織」由来のものを「がん(carcinoma)」といいます。 「上皮組織」というのは、人体の「表面」を形作る組織のことで、皮膚・消化管(消化管も人体にとっては「表面」です)・肺や生殖器(もともと人体の表面がくぼんで形作られたものです)の内腔などがこれにあたります。 これに対し、心臓は発生学的には「中胚葉」由来の臓器で、組織学的にはすべて非上皮組織からなります。 よって「がん」が心臓から発生することはありません。 非上皮組織から発生する悪性腫瘍は「肉腫(sarcoma)」と呼ぶ約束になっていますので、たとえば心臓の筋肉から発生する悪性腫瘍は「心臓肉腫」といいます。 きわめてまれな病気ですが、実際に存在します。 このように、悪



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