(時間がない人のための要約) 対話的開発環境であるJupyterNotebookの上に 作りっぱなしだったいろんな調査ツールをまとめたもの読書猿のワークベンチなのでMonkeyBenchと名前をつけた。 探しものの際に、自分がやってる手作業のうち、ネットやコンピュータでできそうなことをPythonにやってもらえるように短いプログラムをいろいろ使い捨てして来たが、これらをまとめてJupyterNotebookのマジックコマンドにしたものである。 コードの中身と簡単な使用例をこちらに乗っけた。 http://nbviewer.jupyter.org/gist/kurubushi--rm/231f5dff7e5c6f9a50bb709e0d234dd8 https://gist.github.com/kurubushi--rm/231f5dff7e5c6f9a50bb709e0d234dd

あることを調べようと図書館にやって来た人の多くは、そのテーマを扱った書物を探そうとする。 そして、そうした本を見つけられなければ探しものは失敗したと思う。 では、そのテーマについての書物を所蔵しない図書館はもう何もできないのか? 否、否、三たび否。 あなたが知りたいことに一冊をささげた書物はなくても、図書館にはまだできることがある。 (関連記事) ・ビギナーのための図書館サバイバル・ガイド、他ではあまり書いてないけど大切なこと読書猿Classic: between / beyond readers ・ネットでは逢えない書物に会いに行くー新入生におくるリアルワールドでの本の探し方読書猿Classic: between / beyond readers ・辞書を引くこと、図書館を使うことは「読み書き」の一部である読書猿Classic: between / beyond readers 一

翻訳家の世界では「辞書は金で買える実力」という。 今回は無料かつ合法的に手に入る実力=辞書の話を。 国立国会図書館が所蔵する明治・大正・昭和前期の資料を公開している近代デジタルライブラリー(http://kindai.ndl.go.jp)には、当然ながら、この時期に出版された多くの辞典・事典が含まれる。 半世紀以上も前につくられた辞書なんて使い物にならない、と最初から切って捨てる人もいるかもしれない。 しかし大部の辞典・事典を出版するという企画は、そもそも簡単に実行できることではない。実行したとしても完成にこぎつけるには長い時間がかかる(広辞苑程度の1冊ものの辞書ですら10年近くかかるのだ)。長い年月と膨大なマンパワーを投じれば、当然値段も高くなる。買い手は限られる。その辞書が前人未到のものであればあるだけ、それを過去のものにする辞書はなかなか(ほとんどの場合ずっと)現れないのだ。 つまり

実践女子大学図書館の公式サイトで展開していた『図書・雑誌探索ページ』を、諸般の事情で個人サイトとして運営することにしました。 これを機会に散在しているサイト管理者の個人著作、個人作成したデータベースを一つに集約して当サイトで扱う事にします。(2010年3月28日) Last up date 2010/04/04 00:01:07
図書館となら、できること/レポートの時間読書猿Classic: between / beyond readers のつづき 学生:あの、GiNiiで「燃料電池」を検索したら、何百件とか何千件もあるんですけど……。全部、読むんですか? 少年:いや、あの……ほんというと、文献を探すのって最低でも2回必要なんです。1回目はテーマを絞って固めるのに、2回目は決まったテーマに関係あるものを集めるのに。2回目のときは関係ありそうなものなら何でも集めた方がいいですけど。でも、こっちは探してるものが明確だから、周りも助けやすいんです。 学生:今は……。 少年:まだテーマが固まらないんで1回目です。2回目は関係ありそうなことはとにかく集めるから、最初にテーマは絞れるだけ絞った方がいいです。「○○について論じよ」みたいなのに、よく出てくるテーマをそのまま入れたら、大抵は何百件とか何千件ヒットすると思います。

リサーチ・ナビは、調べものに役立つ情報を紹介する国立国会図書館の調べ方案内です。 テーマや各種資料ごとに、調査のポイントや参考になる資料、便利なデータベース、使えるWebサイト、関係する機関などを紹介しています。

クマ外傷の4例 公開日: 2011/07/23 | 22 巻 5 号 p. 229-235 加藤 雅康, 林 克彦, 前田 雅人, 安藤 健一, 菅 啓治, 今井 努, 白子 隆志 日本救急医学会雑誌
読売新聞社の全国世論調査(2月25~26日実施、面接方式)で、憲法を「改正する方がよい」と答えた人は54%となり、昨年9月調査(43%)から11ポイント上昇した。 改正賛成派が半数を超えたのは2009年(52%)以来で3年ぶり。「改正しない方がよい」は30%(昨年39%)に下がった。 支持政党別でみると、改正賛成派は無党派層で55%(同40%)、民主支持層で51%(同45%)、自民支持層でも53%(同51%)に上がった。 「ねじれ国会」については、「与野党が対立する法案が成立しなかったり、遅れたりする」との否定的評価が56%(同51%)にアップし、2008年以降の計4回の調査で最高だった。
2012年3月8日に、大阪大学附属図書館が、「研究生活に役立つ図書館の使い方2012 大阪大学大学院生のための一歩進んだ図書館活用案内」を公開しています。図書館活用のヒントとして、次のような点が示されています。 1.あなたの「行きつけの図書館」を作りましょう 2.「蔵書」と「場所」だけでなく「機能」としての図書館に着目 3.図書館の参考調査部門を訪ねて相談してみましょう 4.図書館の講義・講習会に参加してみましょう 5.文献が見つからないと思っても諦めず図書館に相談してみましょう図書館活用法(大阪大学附属図書館) http://www.library.osaka-u.ac.jp/research_help/tutorial 「研究生活に役立つ図書館の使い方2012」(PDFダウンロード) http://www.library.osaka-u.ac.jp/research_help/?ac

初心者向け図書館講座を続けよう。図書館にあるのは書籍だけだと思うのは狭い考えだ。 とはいうものの、そう思うのは図書館や図書館を紹介してきた者にも責任がある。 今回取り上げる図書館資源は、雑誌である。 雑誌は、ともすれば、書籍よりも格下の存在と見なされてきた。 しかし知識の担い手や情報流通の観点から見れば、ほとんどすべての書籍は「セコハン(secondhand)」であり、ほとんど「二次著作物」と言っては過言であるが、言い足りないよりは言い過ぎた方がいい。本の最初や最後の方に「初出」がどうとかと書いてあるのを見たことがあるだろう。 今のような出版のしくみができた以降の書籍は、自主出版でもない限り、雑誌(学術誌などを含む)などに載ったものを元にして作られていることが多い。 書き下ろしの本は、思うよりずっと少ない。 一応は「書き下ろし」の形をとっていても、内容はその著者がどこかで書いたり、話し

調べものや図書館について何回か書いた。 もっともっとやさしいもの、初心者向けのものを書け、という声が寄せられた。本当に調べものに困って、図書館で「遭難」しているような人は、たとえば *学術論文を読めと言われ、googleに「学術 論文」と入力して検索結果を見て途方にくれたり、 *文献リストをひとつずつ図書館のOPACに入力して、書籍しか見つけられずに「半分しか見つかりませんでした」と言ってきたり *見て歩ける棚にあるのが図書館にある本のすべてだと思っていたり する。そんな人に役立つように書け、というリクエストである。 辞書の引き方だとか図書館の使い方を学校で教えていない、教えるべきじゃないか、と書いてあるのを時々見かけるが、そう書く人が代わりに何か教えてくれる訳でもないらしい。 おせっかいな気がしていたが、そういうものを少し書いてみる。 取り上げるのは「読み書き」の一部であるから、「読み

インターネット学術情報源検索システム 日本 japan インターネット学術情報インデックス(東京大学情報基盤センター電子図書館部門) 理工学系ネットワークリソース検索 (東京工業大学附属図書館) ReaD(研究開発支援総合ディレクトリ) (独立行政法人科学技術振興機構(JST)) 海 外 overseas BUBL LINK (英国 Centre for Digital Library Research, Strathclyde University) INFOMINE (米国 University of Californica Libraries) Librarians' Index to the Internet (The Library of California) The Internet Public Library (University of Michigan) SCIR
"Ask not what thenet can do for you-ask what you can do for thenet." 「一つのウェブサイトには研究者の自己紹介や著作のリスト、文献目録、テキストデータ、画像データ、催しの案内や記録など種々の情報が混在している。このような情報を細分化し、集積し、内容に応じて再編成することによって、それぞれの情報は何倍もの価値を持つことになる。このように再編成された情報はデータベースを構成することになるが、その作成には人間の判断、しかもそれぞれの分野の専門家による的確な判断を経ることが必要である」。 (後藤 斉, 「人文学研究とインターネット―ゆるやかな分散型総合学術情報システムの構築へ―」, 『人文学と情報処理』15(1997)所収) [是非、全文をお読みください→後藤さんのサイトへ]
[日本] ◎コトバンク https://kotobank.jp 朝日新聞、朝日新聞出版、講談社、小学館などの辞書から、用語を一度に検索できるサービス。 百科事典では『ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典』『百科事典マイペディア』『世界大百科事典』『日本大百科全書』、他に人名辞典(デジタル版 日本人名大辞典+Plus|講談社、朝日日本歴史人物事典|(株)朝日新聞出版など)や現代用語(知恵蔵|(株)朝日新聞出版)などを横断検索できる。 ●《和漢三才図会》(1715) 医師であった寺島良安が、明の王圻の『三才図会』の形式により全体を96類に分類した図説。伝説を信ぜず、合理的、実証的で、異説も注記しており、現代にも通用する。 (引ける訳ではないが、「九州大学デジタルライブラリー」で見ることはできる。http://record.museum.kyushu-u.ac.jp/wakan/) ●《古事類苑

のっけから結論へ行く。 この本は便利だ。 430種類の百科事典や専門事典それに便覧(Handbook、Companionの類)の索引をたった1冊(1582ページ)にまとめてある。 索引なので、この項目はどの事典(やハンドブックなど)の何巻の何ページに載っていると分かるだけだが、百科事典に載ってないようなことを調べる場合に、すごぶる役に立つ。 430の事典をすべてひっくり返して探すことを考えれば、その有益さが想像できよう。 便覧(Handbook、companionの類)から拾っているところもポイントが高い。事典では探しにくい(探せない)ことが便覧で見つかることも多いからだ。 かように便利なものだが、意外と知られていないという。 理由は思いつく。 First stopは一冊だが、これだけでは役に立たない。 First stopが参照している事典たちが、いっしょに揃っていることが条件になる。

0 記録(ログ)をとる 老若男女を問わず、ビギナーはメモをとらない。 だから、ものを考えることができない。 思考は、たとえば紙と脳の間を往復するところに生じるのだ。 メモをとらないと勿論、書名や請求記号の記憶も不正確になる。 そして、どういう訳か、覚えの悪い者ほどメモを取らない。 レファレンス・カウンターで聞いたばかりのNDCを間違えて、「おまえの言った書棚へ行ったが、探している本はなかった」と怒って戻ってくる人が本当にいる。 しかし、戻ってくる人はまだ動機づけが高い。 おそらく少なくない人がもう一度聞きなおす度胸がなくて、本棚の間をさまよう羽目になる。 知ったばかりの日本十進分類コードは、無味乾燥な数字に過ぎない。本棚までたどり着いて、その本の並びを眺め、本を何冊か引きぬいて見て、ようやく覚えるに足りる何かが手に入る。 覚えておく方が無理なのだ。 だからメモれ。 特に数字や固有名詞は必

・NDC 日本十進分類。 キーワード検索→百科事典→参考文献→OPACと経ることで、自分の知りたいことがコード化される。しかも、そのコード体系は日本中の図書館で使われている。図書館の棚の間を歩くことは、このコード・システムの腹の中を歩くことである。本を見つけるだけでは「点」を検索するにすぎなかったのが、NDCコード化することで鳥瞰的/Bird View的な文献捜索が可能になる。 すなわち、文献の参照ネットワークをひたすら手繰る「いもずる式」とは別の、文献へのアプローチを手に入れたことになる。 ・『日本の参考図書』 レファレンス・ツールなので、普通の値段ではないが、手元に置くと、文献検索をいつも「5合目」から始められる。毎回、「ふもと」から歩くのも悪くないが、毎日富士山を登っている常連なら「5合目」まではバスで来る。 もう少し普通の本の値段で手に入るものなら『情報源としてのレファレンス』(

予備調査 1. 主題についての概観を得る。 (1)百科事典 ・Yahoo!百科事典(『日本大百科全書』小学館がベース) http://100.yahoo.co.jp/ ・ネットで百科@Home(『世界大百科事典』平凡社がベース) http://www.mypaedia.jp/netencyhome/ ・辞典横断検索 Metapedia(ウィキペディア日本語版、エンカルタ百科事典ダイジェスト(MSN)、kotobankを含む551サイトの辞書・辞典・用語集を一括検索) http://metapedia.jp/ (有料) ・ジャパンナレッジ(日本大百科全書、日本国語大辞典、国史大辞典、日本歴史地名大系、日本人名大辞典、集英社世界文学大事典、東洋文庫、新編 日本古典文学全集など) http://www.japanknowledge.com ・ブリタニカ・オンライン・ジャパン(ブリタニカ国際大百科

検索オプションや演算子の紹介や「辞典になる」「電卓になる」みたいな機能紹介は省く(これについては、googleのヘルプか、たとえばここhttp://search.web-sun.com/g_help.htmlを参照)。 以下では、基本の考え方と、それを受けて、では具体的にどう検索するかを、いくつかの事例をつかって簡単に説明する。 どれも知っている人には当たり前のことばかりだが、このあたりのことをまとめたものは意外に少ないようなので、メモ代わりになるようにまとめてみた。 まとめたのは最低限のものであって、取り上げるべき事項は他にもいろいろあるだろうが、簡素なのがウリということで。 考え方は、googleで検索するときだけでなく、調べもの全般に用いることができると思う。 1.(基本)「○○について××が知りたい」→検索語「○○ ××」 [例]富士山の高さが知りたい (考え方) →富士山の高さが

君を誰かが呼んでいる。 振り返ると、クラスメイトの少女が、小さな体をめいっぱい大きくみせるようにして怒ってる。 「今日は委員会の日でしょ!」 「……ああ、そうだっけ」 「もう!どうしてこんなぼんやりした人と!」 クラス委員をやらなきゃならないのか? と君は彼女が飲み込んだ言葉を推測する。 確かに「柄」じゃない。小学校では、こんなこと一度も無かったのに。 面倒という言葉が、君の頭の中を占拠する。 だが、それが口から漏れたら最後、彼女の怒りは天井を突き破るかもしれない。 「委員なら、図書委員がよかったな……」 「だったら立候補すれば良かったじゃない!」 「立候補も何も、真っ先に指名されてクラス委員に決まってた。他の委員はその後、決めたんだ」 「だから! クラス委員に指名された時に、他にやりたい委員があるから、って辞退すればよかったんでしょ、まったく!」 「断るのも、なんか面倒で……」 「あなた

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