http://d.hatena.ne.jp/finalvent/20080817/1218965606 「トリアージとナチズムが比較できるものなのか」という点で。 私はトリアージというのはウィキペディアの記載されている以上はわからない。その程度の知識。 ここでいうナチズムはホロコーストのことで、ホロコーストはジェノサイドのことだと理解して。 以上が私の前提。 ま、自分で前提を設定して議論をされるのは自由なんだけど、またややこしい展開になっても面倒なので「それは私の前提ではない」ということだけははっきりさせておく。もちろん「ホロコーストはジェノサイドではない」という意味ではなく、ジェノサイドならどの事例でもかまわないという文脈でホロコーストに言及したのではない、という意味で。したがって とすると、通り魔殺人や死刑も同じ共通点になるのでしょうね。その理路では。 という「理路」は hokusyu
歴史歴史問題と政治問題の憂鬱な関係、あるいは、歴史的修正主義について - negative_dialektikはてな村出張所史上最大のタブーに挑戦すること、あるいは、今世紀最大の知的冒険 - negative_dialektikはてな村出張所粛々と虎の尾を踏み続ける……orz - negative_dialektikはてな村出張所 id:negative_dialektikさんの上記エントリーを取り上げさせていただきます。まずはアドルノに関係した部分について。 アドルノは、ユダヤ人として、ナチスドイツから迫害され、大学の職を奪われ、やむなくイギリスへ、そしてアメリカへと不本意な亡命生活を余儀なくされました。 彼はその後、徹底したホロコースト批判の思想を展開しますが、彼にとっては、「ホロコースト」は歴史的事実であり、疑い得ない前提でした。そこには、彼の生きた時代の限界が刻印されていると
これを読んで,何だか気の毒になってきた。 私自身は、未だ明確に、自身を「修正主義者」だと考えているわけではないですが(「はてな村」では既にそうだと決め付けられていますが)、ルドルフも言うとおり、何十年も「ホロコースト正史」に何の疑いもなく生きてきました。ごく普通の生育暦です。ところが、そんな平和な常識を根底から覆す「修正主義」の学説に触れれば、「え? どういうこと?」と思って、好奇心が沸き起こり、その学説を夢中で読みふけったとしても、人間の好奇心のありようとして、いかにも自然だと思います。むしろ、自分が常識として知っていることを書いてある書物を夢中で読む人がいたら、ちょっと変わっているんじゃないでしょうか。むろん、「正史」と、それへの批判を、比較検討するのであれば、両者の見解を調べる必要があるのは自明です。 でも、とりあえず、「修正主義」の学説が、好奇心をそそるので、そっちから読みます。幸
イカリングさんの「ブログ漂流」村上春樹の弁明に、 ナチスがホロコーストでユダヤ人を「石鹸」にしたなんていうデマはとうの大昔に具体的事実によって覆されています。 という記述がありました。 このエントリーの村上春樹批判に関してはもっともだと私は思っていますが、その論拠のひとつ(というか、話の枕?)として「石鹸話」があげられていたことには、首をかしげてしまいました。 ホロコースト否定派(歴史修正主義者)は、この「石鹸話」を足掛かりの一つとして、ホロコースト全体をなかっことにしようとしており、それを村上春樹批判のなかに織り交ぜることは、議論をいたずらに混乱させる役割しか果たさないと考えます。 「石鹸話」について調べるために、えらく消耗しました。ネットで検索して見つかるのは、ほとんどがホロコースト否定派のものばかり。 信用に足るものとしては、次のような記述くらいでしょうか。 ●「人間の脂肪で作られた
本館の掲示板でEzoWolfさんからご教示をいただいたので、『正論』最新号の「製作日誌」を立ち読みしてきたのですが、以前アイリス・チャンの「自殺」の背後に陰謀ありと臭わせたのに続いて、今回は南京防衛軍司令官唐生智が共産党のスパイだった、と主張されております。映画のシナリオにも採用されるのかな? 陰謀論としても非常におおらか粗雑なもので、「中共の陰謀で南京の国民党軍が全滅して共産党政府ができた」みたいな図式になってます。こんなもの、まともに相手する必要もないわけですけど、「後付け陰謀論」の特徴がよくあらわれていて興味深いですね。中国共産党が「国民党軍と日本軍の共倒れ」を願った、というのは別に問題ないわけですが、そのためにはどっちかが早々に壊滅しちゃってはダメなわけです。だとすれば南京防衛戦で中国軍が壊滅的な打撃を被るというのは、別に共産党にとって好ましいことではないわけで。結果を知ってるから
1リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く