3月に入ったので、今年もまた新入生向けの記事をはじめよう。 最初は「学生のときに知りたかった」と言われた記事をまとめてみた。 1 大学はどういうところか? 文献学からはじまった → 研究する大学と専門分化した科学の起源 大学で学問研究をするという今では当たり前のことは、19世紀初頭ドイツに端を発する。 これは研究と教育とを結び付けて行う新しいタイプの大学(研究大学)によるものである。 研究大学は、ゼミナール方式を採用し成功させることで、研究と教育とを結び付けるという理念を実現した。 ゼミナールでは、参加者は知識を伝授されるのでなく、自分で研究を行いゼミナールで発表し、他の参加者から批判的吟味を受け、討論することが求められた。 このためゼミナールは研究者を育成するのに優れ、また批判的吟味の習慣から議論の厳密化や研究の実証性が追求される傾向が生まれた。 ゼミナールはまた、実験室を大学に持ち込む

学問と知識人, ネット社会と市民というわけで、東浩紀問題、または歴史修正主義問題について(開かれた学問・知識について:前編) - 日常ごっこの続きです。ネット上で講義をやれば良いじゃないか!前回僕は、従来の大学システムでは、そもそも「開かれた学問」ということ自体が不可能になっているのではないか、と論じ、それでも「開かれた学問」という理念を追求するためには、従来の大学システムに変わるオルタナティブを提示しなければならないのではないか?そう論じました。そしてそのオルタナティブがこれです!講義をネット上で行って、誰でも見れるようにする更に誰でも自由に講義ができるようにする……皆さんの言いたいことはよーく分かります。「またネット理想主義かよw」「ネットで全てが解決するなんて言えるのは小学生までだよね―www」「はいはい集合知でweb2.0でパラダイム・シフトwwwww」と。そしてすぐ戻るボタンを押
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