クアルコムは、Armとのチップライセンスをめぐる訴訟で重要な勝利を収めたとロイター通信が報じました。 米デラウェア州の連邦裁判所で行われた陪審員裁判で、クアルコムのプロセッサがArmとのライセンス契約に基づいて適切に使用されていることが認められたそうです。 この判決により、クアルコムはノートPC市場への参入に向けた開発を継続できることになります。特にAIを活用したPCの実現に向けて、競合のNVIDIA、AMD、MediaTekなどと同様にArm系プロセッサの開発を進めていくことが可能になりました。 今回の訴訟は、クアルコムが2021年に14億ドル(約2000億円)で買収したスタートアップ企業Nuviaのライセンス契約をめぐって争われていました。陪審員団は、クアルコムがNuviaの技術を用いて開発したチップについて、自社のArm契約下で適切にライセンスされていると判断しました。 ただし、Nu
チップ設計企業のArmが、長年のパートナーであるQualcommに対し、同社の知的財産権(IP)ライセンスを60日以内に取り消すと警告した。Bloombergの報道によると、Armは既にQualcommに対して正式な通知文書を送付しているという。 ArmとQualcommの紛争の背景 この動きは、2022年から続く両社の法的紛争が新たな段階に突入したことを示している。争いの核心は、QualcommがArmのライセンシーであったNuvia社を2021年に買収した際の契約解釈の違いにある。Armは、Nuviaが保有していたライセンスはQualcommには譲渡されないと主張している。 この問題が特に深刻なのは、Qualcommが最近発表したOryonカスタムCPUコアを採用した製品への影響である。OryanコアはNuviaの技術を基に開発され、現在Microsoft Copilot+PC向けの
11月21日、米半導体大手エヌビディアは、アップルにはできない中国を巡る懸念の払拭が可能だ。米カリフォルニア州サンタクララのエヌビディア本社で2022年5月撮影。同社提供(2023年 ロイター) [23日 ロイター] -人工知能(AI)向け半導体で圧倒的シェアを誇る米エヌビディア(NVDA.O), opens new tabが、これまで米インテル(INTC.O), opens new tabの牙城だったパソコン(PC)用半導体市場に挑もうとしている。 事情に詳しい2人の関係者はロイターに、エヌビディアがマイクロソフト(MSFT.O), opens new tabの基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」を動かすCPUの設計をひそかに開始し、そこには英半導体設計大手アーム(O9Ty.F), opens new tabの技術が使われると明かした。 マイクロソフトは、半導体メーカー各社がウィンドウズ
Apple M1/M2対抗の「Oryon」はWindows on Armの流れを変えるか:鈴木淳也の「Windows」フロントライン(1/2 ページ) 「Windows on Arm(WoA)」あるいは「Windows on Snapdragon」は、10年来Microsoftがチャレンジしている「ArmプロセッサをPC分野に適用させる」という目標において、いまだ市場の支持を得られていない取り組み中の課題だ。 Xboxしかり、Microsoftは一度決めた目標を簡単には曲げない「あきらめの悪い会社」として知られているが、過去に同社が目標としていた「タブレットPC」が現在ではごく当たり前のものとなりつつあるように、WoAについてもまた「これが我々の正しい道」とばかりに、開発を続けている。 同社にとって最初のWoAと呼べる「Surface RT」が市場投入されたのは、Windows 8が発表さ
【シリコンバレー=白石武志】スマートフォン(スマホ)向け通信半導体の知的財産をめぐり米国内外で訴訟合戦を繰り広げていた米アップルと米半導体大手クアルコムは16日、全ての訴訟を取り下げることで和解したと発表した。次世代通信規格「5G」の開発を主導してきたクアルコムとの関係修復によって、ライバルに出遅れていた「iPhone」の5G対応が前進することになる。【関連記事】・アップル、クアルコムと知財紛争で和解 3つのポイント・米インテル、5Gスマホの通信半導体から撤退
欧州連合(EU)の行政機能を担う欧州委員会は24日、米半導体大手クアルコムに対し、EU競争法(独占禁止法)違反で、9億9700万ユーロ(約1345億円)の制裁金を科したと発表した。クアルコムは米アップルに対し、自社の部品だけを使う見返りに、数十億ドルの報奨金を払っていたとしている。 欧州委によると、両社は2011年、アップルのiPhone(アイフォーン)などの半導体にクアルコム製品だけを使う代わり、クアルコムが報奨金をアップルに支払うことで合意した。合意は13年に16年末まで延長されたという。 欧州委は、携帯端末向け半導体で高いシェアを持つクアルコムが市場での独占的な地位を利用し、こうした合意を結んだと指摘。アップルが他社の部品を使うことを不正に妨害し、技術革新を妨げたと結論づけている。(ハーグ=津阪直樹)
SnapdragonTech Summitで、米マイクロソフトとクアルコムがArm版Windows 10を発表。米マイクロソフト(以下マイクロソフト)と半導体メーカーのクアルコム(Qualcomm)は、プライベートイベント「SnapdragonTech Summit」の基調講演で、両社が共同で開発を進めてきたArm版Windows 10を搭載した「Always ConnectedPC」を発表した。 Arm版Windows 10とは、スマートフォン向けの省電力なプロセッサで動くWindows 10だ。発表に合わせてHPがENVY x2というタブレットPCを発表した他、ASUSがNovaGoという360度回転型2-in-1デバイスを発表した。 現在タブレット市場では、依然としてタブレットのトップシェアを誇るアップルのiPad Pro、マイクロソフトのSurfaceシリーズなど、いわゆる“
[Phoronix] Qualcomm DMCA Notice Takes Down 100+ Git Repositories QualcommがGitHubの100件以上ものレポジトリのファイルに対して、DMCA取り下げ通知を発行したそうだ。 まあ、それが実際に著作権侵害なのであればいいのだが、どうやら報告によると、単にQualcommの著作権表記の文字列だけを検索して機械的に通知を出したと思われる節があるらしい。多くのファイルは、公に公開されているリファレンスコードやサンプルコードだ。まあ、これはまだ著作権を主張するのもわかるが、androidカーネルのソースファイルと同等のものも取り下げられたらしい。ソースファイルには"Qualcomm Confidential and Proprietary"と書いてあるものの、すでにLinux財団の管理下にあるはずのソースコードだという。 Qu
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