技術的な魔法とも言える驚くべき偉業として、プログラマーの Dmitry Grinberg が Intel の初の商用マイクロプロセッサ、1971年製の 4004 でLinux を起動することに成功しました。この画期的な成果は、ビンテージハードウェアの可能性の限界を押し広げましたが、その処理速度は極めて緩慢なものでした。 最初の商用マイクロプロセッサーである Intel 4004CPU を搭載したヴィンテージコンピューターのセットアップ。現在ではLinux を実行可能 50年前のチップと現代のソフトウェアの出会い 半世紀以上前にリリースされた Intel 4004 は、もともと複雑な現代のオペレーティングシステムを実行するようには設計されていませんでした。わずか2,600個のトランジスタと740 kHzのクロック速度を持つこの4ビットプロセッサは、当初は電卓用に作られたものでした。これ
Linux DailyTopics Hector Martin、AsahiLinuxプロジェクトリーダーも辞任 AsahiLinuxのプロジェクを立ち上げ、プロジェクトリーダー(リードデベロッパ)を務めてきたHector Martinは2月14日、プロジェクトリーダーを辞任することを明らかにした。既報の通り、Martinは2月7日付けでAppleシリコンコードのアップストリームメンテナーを辞任したが、その1週間後にはみずからがローンチしたプロジェクトからも離れることとなった。 Resigning as AsahiLinux project lead -marcan.st Passing the torch on AsahiLinux -AsahiLinux 今後、AsahiLinuxはMartinからアップストリームメンテナーを引き継いだSven PeterとJanne
Linux DailyTopics AsahiLinuxのリードデベロッパがアップストリームメンテナーを辞任、背景に“C vs.Rust”対立に端を発したブリゲーディング 僕はもう、カーネル開発プロセスやコミュニティ管理アプローチになんの信頼も置いていない(I no longer have any faith left in the kernel development process or community management approach.)―2020年のプロジェクトローンチ以来、AsahiLinuxのリードデベロッパを務めてきたHector Martinは2月7日、Appleシリコン(ARM)コードのアップストリームカーネルメンテナーを辞任する意向をLinux開発者メーリングリストで表明した。突然の辞任の背景には、Cベースの古参メンテナーとRustコード推進派の対
2月6日、海外の技術メディアThe Registerが「MixingRust and C inLinux likened to cancer by maintainer」と題した記事を公開した。この記事では、LinuxカーネルにRustコードを導入しようとする開発者と、C言語での統一を重視するカーネルメンテナとの意見の対立について詳しく紹介されている。 2月6日、海外の技術メディアThe Registerが「MixingRust and C inLinux likened to cancer by maintainer」と題した記事を公開した。この記事では、LinuxカーネルにRustコードを導入しようとする開発者と、C言語での統一を重視するカーネルメンテナとの意見の対立について詳しく紹介されている。 以下に、その内容を紹介する。 記事によると、LinuxカーネルでRustを利用す
Operating System in 1,000Lines Hey there! In this book, we'regoing tobuild a small operating system fromscratch, step by step. You might get intimidated when you hear OS or kernel development, the basic functions of an OS (especially the kernel) are surprisinglysimple. EvenLinux, which is often cited as a huge open-source software, was only 8,413lines in version 0.01. Today'sLinux kernel
今まではmacOSやLinuxをずっと好んで使ってきましたが、今年は全面的にWindowsに移行をしました。家のデスクトップPCも、持ち歩いているノートPCも、どちらも今ではWindowsです。2006年にIntelMacに移行して以来、実に18年ぶりのWindowsです。2006年はまだWindows Vistaが最新のWindowsでした。そこから一気にWindows 11にジャンプしたことになります。Windows 11に移行してからすでに半年が経過していますが、普段の開発作業含め、めっちゃ快適になりました。クリスマスを意識する時期ですので、僕のWindowsはすっかり冬になっています。IntelliJ IDEAは赤と緑な感じでほっこりします。WindowsTerminalは、どんなにエラーが出ても、それもクリスマスプレゼントに思えてきてしまうほどです。macOSを使わなく
Jeffry Alvarado @jalva_devLinuxの開発者であるリーナス・トーバルズ氏が、ふとしたきっかけで数行のコードを調整したところ、Linuxのパフォーマンスが2.6%向上しました。数百万台のサーバーで稼働するLinuxにとって、この2.6%の向上は非常に大きな成果です。参考までに、Metaのような企業では、サーバパフォーマンスが2.6%向上するだけでエネルギーコストが数百万ドルも節約できると言われています。 2024-11-12 19:00:43 Jeffry Alvarado @jalva_dev このパフォーマンス向上は、次のLinux 6.12パッチで反映される予定です。詳細はPhoronixの記事で確認できます。 phoronix.com/news/Linus-2.6… また、これだけの改善がどれほど少ない変更で実現されたか興味がある方は、GitHubのコミッ
by TED Conference 2024年10月20日にリリースされたLinux 6.12-rc4カーネルで、Linuxのカーネルメンテナーからロシア人あるいはロシアと関連するアカウントを削除する提案がマージされ、Linuxコミュニティで激しい議論が巻き起こったため、Linuxカーネルの優しい終身の独裁者を務めるリーナス・トーバルズ氏がこの件について説明しました。 Re: [PATCH] Revert "MAINTAINERS: Remove some entries due to various compliance requirements." -Linus Torvalds https://lore.kernel.org/all/CAHk-=whNGNVnYHHSXUAsWds_MoZ-iEgRMQMxZZ0z-jY4uHT+Gg@mail.gmail.com/Linus T
IT部門が頭を抱える「CentOS終了問題」 なぜ企業は後継OSに「AlmaLinux」を選ぶのか:移行先の検討で留意すべきこと 無償のLinuxディストリビューションである「CentOS」の更新が2024年6月に終了した。そのまま使い続けるとセキュリティリスクになるが、有償の「Red Hat EnterpriseLinux」への移行は検証も含め、コスト面で課題があるケースも多い。日本語サポートも欲しいところだ。現実的な移行先を解説する。 無償のLinuxディストリビューションとして普及している「CentOS」を利用する企業が今、岐路に立たされている。「CentOSLinux 8」はアップデートが2021年末に打ち切られ、「CentOSLinux 7」の更新が2024年6月に終了した。今後もセキュリティパッチを適用して安全に使うためには、ベンダーが有償で提供しているCentOSの延長
Steven J. Vaughan-Nichols (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 川村インターナショナル 2024-09-20 07:00 ウィーン発--「Linux」の生みの親であるLinus Torvalds氏は、TheLinux Foundationの「Open Source SummitEurope」の基調講演で、カーネル開発や「Rust」の統合、オープンソースの未来について、自身の考えを率直に語った。Torvalds氏の友人でVerizonのオープンソースプログラムオフィスの責任者を務めるDirk Hohndel氏が、Linuxエコシステムに関する基調講演の司会を担当した。 Torvalds氏は、先頃公開された「Linux 6.11」カーネルなどのリリースが面白みに欠けるのは意図的だ、と強調した。「約15年間にわたり、非常に規則正しいリリースを行
Steven J. Vaughan-Nichols (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 川村インターナショナル 2024-08-30 07:30 香港発--Linus Torvalds氏と、その友人でVerizonのオープンソースプログラムオフィスの責任者を務めるDirk Hohndel氏が、TheLinux Foundationのカンファレンス「KubeCon + CloudNativeCon + Open Source Summit China」で再び対談し、「Linux」開発とそれに関連する問題について語り合い、聴衆を沸かせた。 両氏はいつものように、Linuxカーネルの現状と今後について語った。具体的には、リリースプロセス、セキュリティ、「Rust」のLinux統合、ソフトウェア開発におけるAIの役割など、Linux開発のさまざまな側面に言及した。 Torv
Microsoftは2024年8月14日に、セキュリティ更新プログラムやバグ修正が配信されるWindows Updateを行いました。このアップデートによりWindowsとLinuxの両方を実行するように構成されたデバイスが起動できなくなっていることが報告されています。Microsoftbreaks someLinux dual-boots in a recentWindows update | GamingOnLinux https://www.gamingonlinux.com/2024/08/microsoft-breaks-some-linux-dual-boots-in-a-recent-windows-update/ An update made to fix a vulnerability broke dual-bootWindows-LinuxPCs - Neo
systemdのバージョン256に /homeディレクトリ以下のファイルを削除してしまうバグがあったそうで,修正版の 256.1 がリリースされています.systemdのissuesによると,一時ファイルを一括削除するsystemd-tmpfiles --purge コマンドが /home以下を不要ファイルと誤判定して削除するそうです tmpファイルを消すだけのコマンドと見せかけて,home以下も消すという邪悪なバグなので注意が必要です. 心配な人はsystemd のバージョンを確認しておきましょうsystemdのバージョンの確認方法 以下のコマンドを実行してsystemdのバージョンを確認します $ systemctl --version バグ有り,/homeが消える可能性がある場合 1行目にsystemd 256 (256-1)と表示されます.バグあり版です.何かの拍子に/ho
ドイツの州、3万台の自治体PCを「Linux」「LibreOffice」に移行すると発表:欧州委員会のGDPR違反も影響か The Document Foundationが指摘ドイツ北部のシュレースヴィヒ=ホルシュタイン州は、自治体のPC3万台で使用しているWindowsとMicrosoft OfficeをLinuxとLibreOfficeに移行すると発表した。LibreOfficeの開発元であるThe Document Foundationは、同州が移行を決めた背景として「欧州委員会のGDPR違反」を挙げている。ドイツ北部のシュレースヴィヒ=ホルシュタイン州は2024年4月4日(ドイツ時間)、自治体のPC3万台で使用しているWindowsとMicrosoft OfficeをLinuxとLibreOffice(およびその他のフリーオープンソースソフトウェア〈FOSS〉)に移行すると発表
Jack Wallen (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部 2024-04-10 07:30 「Linux」は長年にわたりクラウド上のサーバーに搭載されてきたが、クラウドが急激に拡大したこと、そしてLinuxがクラウド専用に設計されたものではないことを考慮すると、何かを変える必要があることは明らかだった。 その変化をもたらすのは、「Ingres」「PostgreSQL」「VoltDB」の開発に携わったMichael Stonebraker氏と、「Apache Spark」の生みの親でDatabriskの共同創設者/最高技術責任者(CTO)であるMatei Zaharia氏かもしれない。両氏はマサチューセッツ工科大学(MIT)のチームと協力して、「DBOS」(別名「DataBase OS」)という革新的なOSを開発した。DBOSの開発は2022年に始まった。D
Linux DailyTopics xzパッケージに仕込まれた3年がかりのバックドア、スケール直前に見つけたのはMicrosoftの開発者 “アップストリームのxzリポジトリとxz tarballsはバックドア化されている(The upstream xz repository and the xz tarballs have been backdoored)”―2024年3月29日、Microsoftに所属する開発者 Andres Freundが「Openwall.com」メーリングリストに投稿したポストは世界中のオープンソース関係者に衝撃を与えた。 backdoor in upstream xz/liblzma leading to ssh server compromise -oss-security 主要なLinuxディストリビューションにはほぼ含まれているデータ圧縮プログラ
Everything I know about the XZ backdoor stateevergreeninblogtagsopen-sourcedate3/29/2024This publication was last updated at 12:49PM EST on April 8th Recently, a backdoor was discovered in XZ, a popular library for lossless data compression. Initial research efforts were predominantly concentrated on unpacking the well-disguised attack vector, while the social aspects of the attack received only
Red HatやDebianを含むLinuxディストリビューションで広く使用されている圧縮ツール「xz」の最新版に悪意のあるバックドアが含まれていた事がわかりました(ArsTechnica)。 発見した開発者のAndres Freund氏は、xz version 5.6.0と5.6.1に悪意のあるコードが含まれていることが分かったと指摘しています。幸い、このバージョンは主要なLinuxディストリビューションの製品リリースでは使用されていませんが、Fedora 40やFedoraRawhide、Debian testing/unstable/experimentalなどのベータ版リリースには含まれていたそうです。macOSのHomebrewでは、複数のアプリがxz 5.6.1に依存している事が判明し、現在xz 5.4.6へのロールバックが行われています。 悪意のある変更は難読化され、バ
HDMIの規格策定やライセンス管理を行う業界団体「HDMI Forum」が、AMDが求めていた「オープンソースドライバ開発プロジェクトに対するHDMI 2.1の仕様開示」を拒否しました。これにより、AMDのLinux向けドライバを含むオープンソースドライバでHDMI 2.1の各種機能を実装することが実質的に不可能となりました。 4k@120hz unavailable via HDMI 2.1 (#1417) · イシュー · drm /amd ·GitLab https://gitlab.freedesktop.org/drm/amd/-/issues/1417#note_2303163 HDMI Forum Rejects Open-Source HDMI 2.1 Driver Support Sought ByAMD - Phoronix https://www.phoroni
February 25, 2024VSCode + WSL makesWindows awesome for web development I’m kinda shocked.Windows actuallygotgood for web developers. BetweenVSCode, WSL, and Intel’s latest desktop chips, I’ve been living with aPC for over a week that runs myprogramming tests faster than an M3 Max, ships with anexcellent window manager out-the-box, and generally feels like a completely viable alternative t
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