ドナルド・トランプとイーロン・マスクが米国の金融市場を振り回すなか、フィッチ・レーティングス、ムーディーズ、S&Pグローバルの本社ではどんな議論が交わされているのか、できるものなら聞いてみたいものだ。 ここアジアで政策立案者や企業経営者、投資家と話をしていると、米国の信用格付けが驚くほど頻繁に話題に出てくる。トランプ米大統領と、「政府効率化省(DOGE=ドージ)」を率いるマスクを筆頭とするテック系ビリオネアの側近らが米国をひっくり返しているというのに、格付け会社の反応が薄いのはアジアから見れば不思議に感じる。 米国の政府高官たちは何十年もの間、アジア諸国の政府に対して、安定性、透明性、そして説明責任について散々説教してきた。それらが当の米国でリアルタイムで失われつつあるではないか。また、トランプとマスクのタッグが米国際開発局(USAID)を絞め殺そうとしていることは、「トランプ1.0」政権
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