2120年の日本は、人口が江戸時代レベルまで減り、都市は激減し、栄えるのは東京と福岡だけになる――。経済学者の森知也・京都大教授らのシミュレーションが注目されている。統計予測モデルから導かれる100年後の日本社会の姿はどんなものか。いま未来に向けて何をすべきなのか。 ――100年後の日本では、人口10万人以上の都市の数が半減する。多くの地方都市が消え、大都市で人口シェアを増加させるのは東京と福岡だけ、というのは衝撃的な予測ですね。 「都市が消滅する理由は単純で、日本全体の人口が減るからです。人口減少はすごい勢いで進むが、日本ではどこかひとごとのようなところがある。一つの理由は、規模感がわからないということがあると思います」 ――総人口は、5千万人から3千万人ぐらいまでに減るという想定ですね。 「人口戦略会議では8千万人で食い止めようと様々な提案をしていますが、今の人口減少ペースでは難しそう

横浜市瀬谷、旭区にまたがる米軍上瀬谷通信施設跡地(約242ヘクタール)で、「超大型テーマパーク」開発を検討していた相鉄ホールディングス(HD)が、検討を断念した。市は相鉄線瀬谷駅付近と跡地を結ぶ新交通システムを、2027年までに開業させる方針だが、利用客の見込みが立たなくなった。 「まだ、具体的な内容はまとまっていない」 28日の横浜市議会一般質問で、平原敏英副市長がテーマパークの検討が難航していることを認めた。相鉄HDのテーマパーク断念についてはふれなかった。 市は昨年3月、跡地の半分強の約125ヘクタールに、「テーマパークを核とした複合的な集客施設」を誘致し、将来的に年間1500万人の来訪者を見込む計画を立てた。 跡地は、民間地権者と国が約45%ずつ、残りの約9%を市が所有する。テーマパークは約250人の民間地権者でつくる「まちづくり協議会」が検討。相鉄HDは「検討パートナー」としてか

大分県別府市の杉乃井ホテル(客室647室)は、14日から23日まで10日連続で全館休業にする。「働き方改革」の一環で、10連休は3年連続。従業員約1千人が一斉に休暇に取る。ホテルによると、連休設定の影響もあり、新卒採用の応募者が前年の1・5倍となる効果も出ているという。 【動画】老舗旅館、週3日休館でも売り上げ倍 目をつけたのは… ホテル業界は従業員が連休を取りづらく、同ホテルでも例年、年末年始の繁忙期を過ぎる1月中旬に5日連続の休館でしのいでいた。10日連続にすれば数億円の減収が見込まれたが、企業が有給休暇取得を推進する時勢も受け、拡大に踏み切ったという。 休暇中に従業員がホテルサービスの仕事につながる場所に行く視察旅行制度も導入した。会社が半額以上の旅費を支給。一昨年はオーストラリアやハワイ、昨年はマカオ、シンガポールなど、今年はハワイ、ラスベガス、帝国ホテルが視察先に選ばれた。 ホテ

朝日新聞SDGs ACTION!は、サステナビリティに取り組む人に伴走するメディアです。脱炭素や生物多様性、エネルギー、人権、ダイバーシティなど幅広いテーマで、企業・団体の取り組み事例やインタビュー、専門家による連載、キーワード解説などの記事を配信しています。

1号棟から15号棟までに約5,000人が住む。広場では祭りや餅つきなど様々な催しが開かれる Photo: Ikenaga Makiko, Oshima Takashi

タクシーに相乗りできる事業の実証実験が東京都内で始まって約1週間。運賃が割安になるのが魅力だが、認知度の低さもあり、浸透はまだまだ。記者が乗って使ってみると、課題も見えてきた。 実験は東京23区と武蔵野市、三鷹市で、大和自動車交通グループが649台、日本交通グループが300台でそれぞれ行っている。 大和か日交の専用アプリで乗車場所と目的地を入力すると、行き先が同じ方向の人をアプリが仲介する仕組み。運賃は走行距離に応じて乗客同士の「割り勘」になり、事前に示される。ルートや運賃に乗客が同意すれば相乗りが成立する。 相乗りできるのは大和が最大3人で、日交は2人。日交はどこでも乗車できるが、大和は乗車できる場所が限られ、同じ場所から相乗りする必要がある。大和は異性を仲介しない設定があるなど、両社のサービスには違いもある。 実験が始まった1月24日、記者も大和のアプリを使って六本木5丁目から芝公園付

1リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く