JR北海道が新たな観光列車として「赤い星」「青い星」を投入します。デザインは水戸岡鋭治氏。同氏が「最後の仕事」と位置づける集大成になりそうです。 開拓使のシンボルJR北海道は、2026年春から新たな観光列車として「赤い星」「青い星」を運行すると発表しました。既存のキハ143形一般形気動車を改造し、「赤い星」「青い星」を各4両で1編成ずつ投入します。 「赤い星」のおもな走行区間は釧網線(釧路~網走)です。北海道開拓使のシンボル「赤い五稜星」の赤星をイメージした深紅の外観。ラグジュアリークラスの設定で、定員は100名に絞ります。1車両平均25名という少なさです。 個室、セミコンパートメント、ボックス席などのほか、ラウンジや茶室、展望室などの設備を予定します。ラウンジでは飲食の提供もおこないます。 画像:JR北海道プレスリリース 画像:JR北海道プレスリリース 画像:JR北海道プレスリリース

北海道新聞電子版の12月31日付の記事「JR北海道、豪華列車運行へ 26年4月全道周遊 茶室も」によると、JR北海道は自社で初の豪華観光列車を開発し、2026年4月の運行開始をめざすという。列車名は「赤い星(仮称)」「青い星(仮称)」とし、JR九州などで観光列車を成功させた水戸岡鋭治氏がデザインを担当する。楽しみな一方で、改造の種車がキハ143形、改造費用が17億円と聞くと不安もある。成功して次のステップへ、となれば良いのだが。 キハ143形が豪華観光列車に生まれ変わる 記事はかなり具体的で、「赤い星」「青い星」ともに4両編成とのこと。「赤い星」は「豪華観光列車」として改造され、夏から秋は北海道内を周遊するクルーズトレインとして運行。冬から春は釧網本線を運行する。個室、展望席、厨房を備え、食事サービスも行う。観光列車では珍しい「茶室」も用意する。定員は100人程度。1両あたり25人だから、

玄光社は、JR九州をはじめ数々の鉄道車両のデザインを手がけてきたデザイナー・イラストレーター、水戸岡鋭治氏の仕事をまとめた書籍『水戸岡鋭治 デザイン&イラスト図鑑』を4月18日に刊行したと発表した。 実際に利用されるイメージを描いた「ななつ星 in 九州」のイラスト 水戸岡氏は1972年にドーンデザイン研究所を設立。1988年にJR九州のリゾート列車「アクアエクスプレス」のデザインを担当したことがきっかけとなり、鉄道車両デザインに進出。特徴的な「顔」や大胆なカラーリング、それまでタブーとされてきた木材や本革を使用するなど、鉄道デザインに新風を巻き起こしてきた。 『水戸岡鋭治 デザイン&イラスト図鑑』では、6つの章を立て、カテゴリーごとに水戸岡氏の作品を掲載。冒頭にイラスト入りの年表を入れ、水戸岡氏の仕事を時系列で把握できるようにした。 「ロイヤルエクスプレス」のイラスト 水戸岡氏が手がけた

JR九州は6月30日、観光列車「36ぷらす3」の月曜ルート「金の路」について、西九州新幹線開業後の新しい運行区間を博多~佐世保にすると発表した。10月3日から運行を始める。

JR西日本の長距離列車「ウエストエクスプレス銀河」が2021年07月16日から紀勢線方面へ運行を開始します。京都~新宮間の全駅時刻表など、運行詳細をご紹介します。 京都~新宮 「ウエストエクスプレス銀河」は、新快速などに使われた117系を改造した新しい長距離列車です。グリーン車指定席と、ノビノビ座席、コンパートメント、フリースペースなどの車内設備で構成します。2020年に山陰方面への運行でデビューし、次いで山陽方面への運行も実施しました。 画像:JRおでかけネットより 第3弾となるのが紀勢線方面で、2021年7月から運行を開始します。その運行詳細が発表されました。京都を起点に、紀伊半島をぐるりと回る経路です。 画像:JRおでかけネットより 「ウエストエクスプレス銀河」紀南方面時刻表 「ウエストエクスプレス銀河」の紀南方面への時刻表は、下りが京都発21時15分、新宮着09時37分。上りが新宮

JR九州の新型観光列車「36ぷらす3」の“短所を生かす”工夫 都市間移動を楽しくする仕掛けとは:杉山淳一の「週刊鉄道経済」(1/5 ページ)JR九州について、たのしい列車の話をする前に報告がある。本連載の2020年6月5日付「副業の優等生、JR九州が放置した『傾斜マンション』の罪」で取り上げたマンション「ベルヴィ香椎六番館」については建て替えが決定した。 朝日新聞によると、7月21日に販売側のJR九州と若築建設、福岡商事の企業共同体3者が住民に直接謝罪し、対応策を示すと約束した。共同通信によると、11月8日に住民による管理組合が臨時総会を開いて建て替えを決議した。該当する建物で9割、8棟全体で8割の承認が必要だった。多くの人々に理解されて良かった。 企業共同体はこの決定を受け、21年4月に工事着手、工期は22カ月というから、23年2月頃には建て替えが完了する。ベルヴィ香椎は8棟で構成され

和歌山県紀南地方の7市町村と和歌山県は10月7日、「WEST EXPRESS 銀河」の誘致要望書をJR西日本和歌山支社に提出した。7市町村は紀勢本線沿線の新宮市、すさみ町、那智勝浦町、太地町、古座川町、北山村、串本町だ。テレビ和歌山の報道によると、新宮市の田岡実千年市長が代表してJR西日本和歌山支社を訪れ、冨本直樹支社長に要望書を手渡したという。 「WEST EXPRESS 銀河」にJR西日本管内各地から運行要請があるという 紀伊民報の10月8日付の記事「観光列車『銀河』を紀南へ 7市町村がJRに要望」では、「7市町村と県は2年前から、鉄道を活用した観光活性化について勉強会や意見交換会を開き『銀河』誘致を議論してきた」と報じている。新宮市の田岡市長は、「魅力ある観光メニューを開発し、山陰に負けないおもてなしをしっかりと用意したい」と伝え、冨本支社長も、「銀河が紀南を走る日の実現に向け、とも

JR九州は29日、新D&S列車「36ぷらす3」の完成披露報道公開を実施した。九州各地で活躍する特急形電車787系の1編成(6両編成)を改造し、同社初の電車によるD&S列車として、10月16日の運行開始を予定している。JR九州の新D&S列車「36ぷらす3」が報道関係者らにお披露目された 787系は1992(平成4)年デビューの特急「つばめ」を皮切りに、現在も「かもめ」「きらめき」「にちりん」「きりしま」などの特急列車で活躍中。新D&S列車「36ぷらす3」は、787系の面影を残しつつ、「九州のすべてが、ぎゅーっとつまった“走る九州”といえる列車」のコンセプトを体現する列車に生まれ変わった。外観は黒メタリックの仕様とし、各所にゴールドのアクセントを加えた。JR九州の特急車両に使用される「AROUND THE KYUSHU」のロゴをベースに、「36+3」とデザインしたオリジナルロゴも車体に掲出し

その理由は「お手頃価格のクルーズトレイン」という企画趣旨にある。観光列車群の中では高めだけど、高級クルーズトレインより格段に安い。どちらも新しい魅力を提案しているから格上、格下感はなく、新しい列車として受け止められたようだ。 この2つの列車のコンセプトと価格帯が、今後の観光列車ビジネスに変化を与えそうだ。 新時代の夜行列車「WEST EXPRESS 銀河」JR西日本が運行する「WEST EXPRESS 銀河」は、京阪神~山陰間に設定された夜行特急列車だ。世界的観光地の京都と、女性の人気が高い出雲大社を結ぶ。観光目的の列車としては最強の組み合わせだ。東京~出雲市間の夜行特急「サンライズ出雲」も人気が高く、近畿圏発の夜行列車も需要は多かったはず。しかし夜行列車廃止施策の影響で1994年に寝台急行「だいせん」が廃止されて以来、ベッド付きの列車は26年間も空白となっていた。 「WEST EXPR

9月11日、JR西日本の新たな長距離列車「WEST EXPRESS 銀河」がついにデビューしました! 当初、5月8日にデビューする予定でしたが、社会情勢などにより、約4カ月遅れでデビューしました。当記事ではデビューから1週間が経った9月18日の京都駅の模様をお伝えします。 「WEST EXPRESS 銀河」とは? 「WEST EXPRESS 銀河」はJR西日本が運行する新たな長距離列車です。種車は1979年に京阪神エリアの看板列車「新快速」向けにつくられた117系です。「WEST EXPRESS 銀河」のデビューにあたり、内外装ともに大きく改造されました。 「WEST EXPRESS 銀河」は6両から構成されています。出雲市方1号車は「グリーン車指定席」で2人掛けシートが並んでおり、背ずりを倒すとベッドになります。2号車は普通車指定席(女性席)となり、2列+2列のリクライニングシートとノビ

JR西日本は11日、京都駅にて「WEST EXPRESS 銀河」の出発式を実施した。初運行となった下り列車は京都駅を21時15分に発車し、山陽本線・伯備線・山陰本線経由で翌朝、終点の出雲市駅へ。9月12~13日に出雲市発大阪行の上り列車が運行される。 京都駅長の合図とともに「WEST EXPRESS 銀河」が発車(写真はすべてJR西日本提供) 近郊形電車117系1編成(6両編成)を改造した新たな長距離列車「WEST EXPRESS 銀河」は当初、2020年5月8日の運行開始を予定していたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大などの影響を受け、運行開始時期が延期に。空気清浄機の搭載、抗ウイルス・抗菌加工の実施、自動換気装置による車内換気など感染症対策を施した上で運行開始することが決まり、9~11月は山陰方面、12月以降は山陽方面へ運行すると発表されていた。 「WEST EXPRESS 銀河」

緊急事態宣言が解除されました。しかし、まだまだ予断を許さない状況です。旅に出たい気持ちをグッとこらえて、今回も旅の思い出に浸ります。 梅雨の空、雨の車窓のオススメはどこかと言えば、南海電鉄の観光列車「天空」の旅です。ぜひ今年も、とオススメしたいところですが、残念ながら2020年6月15日現在、「天空」は感染症拡大対策のため運休しています。今回は机上でお楽しみください。 高野線の絶景を楽しむ列車「天空」 南海高野線は大阪の中心、難波駅から極楽橋まで延長64.5キロの路線です。有料特急「こうや」に乗って極楽橋へ行き、ケーブルカーに乗り継いで高野山へ上がる。これが高野山参詣の代表的なルートです。 南海電鉄は2009年、このルートに新たな旅を提案しました。世界遺産・高野山へ向かう道のりを楽しんでもらいたい。「こうや花鉄道プロジェクト」です。南海電鉄と地域の人々が参加し、協働する取り組みです。 具体

JR九州は29日、新たなD&S列車「36ぷらす3」に使用する787系の改造工事などを報道関係者らに公開した。「36ぷらす3」は787系の面影を残しつつ、「九州のすべてが、ぎゅーっとつまった“走る九州”といえる列車」のコンセプトを体現する新たな列車として、2020年秋の運行開始を予定している。 新たなD&S列車「36ぷらす3」は787系1編成(6両編成)を使用。改造工事の様子が報道公開された 使用車両の特急形電車787系は1992(平成4)年に登場し、博多~西鹿児島(現・鹿児島中央)間の特急「つばめ」を中心に活躍。水戸岡鋭治氏が車両デザインを担当し、ダークグレーの外観と落ち着いた車内空間、モダンかつ機能的なデザインで好評を博した。九州新幹線の全線開業後、787系は九州内の各地へ活躍の場を移し、現在も特急「かもめ」「きらめき」「にちりん」「きりしま」などの列車で使用されている。 「36ぷらす3

JR九州は20日、同社では初という電車によるD&S列車「36ぷらす3」の車内レイアウトについて発表した。「36ぷらす3」は2020年秋に運行を開始する。JR九州のD&S列車「36ぷらす3」。2020年秋の運行開始を予定している 「36ぷらす3」は、1992年に特急「つばめ」として登場し、現在も特急「かもめ」「にちりん」など九州各地で活躍している特急形電車787系を使用したD&S列車。「九州のすべてが、ぎゅーっとつまった“走る九州”といえる列車」をコンセプトに、「世界で36番目に大きい島」である九州の全県を巡る新たな5つのルートを運行する。 車両レイアウトは、6両編成の1~3号車が個室、5・6号車が座席タイプの客室に。3号車にはJR九州の列車として17年ぶりにビュッフェが復活。4号車は車内での体験イベントなどに活用されるマルチカーとなる。 車両レイアウト 1号車グリーン個室(定員4人)完成

JR西日本が、特急「ウエストエクスプレス銀河」の運行開始日を、2020年5月8日と発表しました。当初は京都~出雲市間で運行。寝台料金不要の破格の夜行特急です。 駅の窓口できっぷが買える 「ウエストエクスプレス銀河」は、JR西日本が新たに運転する観光列車の列車名です。運転エリアの西日本を宇宙に、各地の魅力的な地域を星になぞらえ、それらの地域を結ぶ列車という意味を「銀河」に込めました。 車両は「新快速」などで活躍した117系6両編成を改造したもの。車両デザイナーは、川西康之氏です。これまでに、えちごトキめき鉄道のリゾート列車「雪月花(せつげっか)」の設計デザインや、土佐くろしお鉄道中村駅のリノベーションなどを手がけてきました。 車内設備は、グリーン車指定席と、ノビノビ座席、コンパートメント、フリースペースなどで構成します。「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」と違い、駅の窓口できっぷが買え

JR九州が新しい観光列車の導入を発表しました。787系特急電車を改造するもので、手軽に乗れる列車になりそうです。 2020年秋運行開始JR九州が発表した新列車の名称は「36ぷらす3」。1992年に特急「つばめ」でデビューし、現在も特急「かもめ」「にちりん」などで活躍している787系電車を改造した6両編成を使います。 運行開始予定は2020年秋で、同社としては、2017年3月の「かわせみ やませみ」以来3年半ぶりの観光列車となります。 「36ぷらす3」とは奇抜な名称ですが、「36」は九州が世界で36番目に大きい島という意味。「ぷらす3」は、「お客さま、地域の皆さま、私たち」でひとつになって、39(サンキュー!)=「感謝」の輪を広げていく、という想いが込められているそうです。 画像:JR九州 全席グリーン車 車両は全てグリーン車で、定員は100人程度。787系のデビュー時に人気を博したビュッ

JR九州の特急形電車787系を改造し、2020年度から九州周遊の新観光列車を運行すると報じられた。10月30日付の日本経済新聞電子版の記事によると、「ななつ星 in 九州」より低価格で、列車の運行はおもに日中とし、車内に宿泊設備はないとのこと。デザインはJR九州のD&S列車などを多数手がけた水戸岡鋭治氏が担当する。朝日新聞電子版の記事によると、「旅行会社のツアーや個人での利用を想定している」という。JR九州の特急形電車787系を改造し、九州周遊の新観光列車を運行すると報道された 787系は1992年に登場した交流電化区間専用の特急形電車。九州新幹線開業前の鹿児島本線で、最速の看板列車だった特急「つばめ」に投入された。後に鹿児島本線の特急「有明」、日豊本線の特急「にちりんシーガイア」、長崎本線の特急「かもめ」などでも活躍。2004年に九州新幹線新八代~鹿児島中央間が開業すると、「つばめ」の

JR東日本は5月8日、2020年春に東京・新宿~伊豆急下田間で運行を開始する予定としている、新しい伊豆エリアへの観光特急の名称を『サフィール踊り子』に決定したと発表した。 【画像全9枚】 この名称は英語の「サファイヤ」がフランス語では「サフィール」と呼ばれることが由来で、「宝石のサファイヤのような青く輝く美しい伊豆の海と空をイメージさせ、上質・高級で優雅な旅を楽しんでもらいたいという願い」を込めたという。 『サフィール踊り子』の運行に際しては、「大人のIZU本物のIZU」をコンセプトとしたE261系8両編成2本が新造されることになっており、1号車は座席配置が1+1列となる「プレミアムグリーン車」、2・3号車は「グリーン個室」、4号車は「ヌードルバー」、5~8号車は座席配置が2+1列となる「グリーン車」となる。 《佐藤正樹(キハユニ工房)》

富士急行は15日から、フランスの人気キャラクター「リサとガスパール」の絵本の世界を再現した特別車両「リサとガスパールトレイン」を富士急行線で運行開始している。 富士急行線で運行される「リサとガスパールトレイン」 同社は2013年、世界で初めて「リサとガスパール」のテーマエリア「リサとガスパールタウン」を富士急ハイランドにオープン。富士五湖エリアを訪れる観光客に「リサとガスパール」の魅力を発信してきた。「リサとガスパール」誕生20周年を迎える今年、これまで以上に多くの人々に「リサとガスパール」を知って好きになってもらいたいとの思いから、「リサとガスパールトレイン」を運行することになったという。 特別車両「リサとガスパールトレイン」は同社の6000系1編成(3両編成)を使用し、富士急行線大月~河口湖間で運行される。 「リサとガスパールトレイン」の車内・外観 絵本と同じ油絵タッチの赤をベースに、

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