ごくわずかな時間と空間のゆがみが波のように伝わる現象「重力波」が、宇宙のあらゆる方向からやってきていることを示す証拠を捉えたと、アメリカなどの国際的な研究チームが発表しました。 研究チームは、宇宙の成り立ちの解明につながるとしています。 重力波は、ブラックホールが合体するなど、巨大な質量を持った物体が動いた際、時間と空間のゆがみが遠くまで波のように伝わる現象です。アメリカを中心とする国際研究チームは28日、ごく小さな重力波が宇宙のあらゆる方向からやってきていることを示す証拠を捉えたと、発表しました。 こうした重力波は「背景重力波」と呼ばれています。 重力波は、100年余り前にアインシュタインがその存在を理論的に示し、2015年、アメリカなどの研究チームが初めて観測することに成功しています。 このときに観測された重力波と比べると、周波数がはるかに低い「背景重力波」は観測が難しいとされていま

[2025年9月5日更新] ※9/11(木)はメンテナンス日のため、休館となります。 ※むりかぶし望遠鏡不具合のため、当面、天体観望会は屋上にある40cm望遠鏡で実施します。(屋上への段差移動があるため、車いすの方はお断りしています) ※宇宙シアターに関しまして、機材の不具合により当面の間、公開を中止させて頂く事になりました。宇宙シアター中止中の間、施設見学の最終入館を16時まで延長いたします。お客様には大変ご迷惑をお掛けいたしますが、ご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。 石垣島天文台では、施設見学、宇宙シアター(公開中止中)、天体観望会を開催しています。 施設公開は有料で、天体観望会は予約が必要です。詳細はこちらをご覧ください。 来館にあたっては「来館される方へのご案内」を是非ご一読ください。
未知の重力源ダークマターの正体が原始ブラックホールである可能性について検討している、ハーバード・スミソニアン天体物理学センター(CfA)は、矮小銀河のハロー領域にある恒星を調査することで、「ダークマター=原始ブラックホール仮説」の妥当性を検証できる可能性があると発表した。 研究論文は、英国王立天文学会誌「王立天文学会月報(MNRAS)」に掲載された。 サイズが小さく光度の低い矮小銀河を調べることで、「ダークマター=原始ブラックホール仮説」の妥当性を検証できる可能性がある。写真は矮小銀河IC1613 (出所:CfA) ダークマターは、宇宙の全質量・エネルギーの27% 程度、エネルギーを除いた全質量の84% 程度を占めているとされる未知の重力源である。観測可能な天体からの重力だけでは説明がつかないさまざまな天文観測データから、電磁波による観測ではとらえることができない大量の重力源の存在が示唆さ

【2月15日 AFP】地球がある天の川銀河(銀河系、Milky Way)の隣に位置するアンドロメダ(Andromeda)銀河(M31)は、「最近」に起きた2つのより小規模な恒星系間の巨大衝突で形成されたとする研究結果が14日、発表された。論文によると、衝突が起きたのは18億~30億年前で、この時すでに地球は存在していたという。 アンドロメダ銀河の形成時期の推定は、同銀河を構成するさまざまな恒星の年齢差が非常に大きいことから、天体物理学者らにとって大きな難題となっていた。 仏パリ天文台(ParisObservatory)の天文学者フランソワ・アメル(Francois Hammer)氏率いるフランスと中国の研究チームは今回の研究で、500キロバイトの写真200万枚に相当する約1テラバイトに及ぶデータを高速処理するために「フランスで利用可能な最高性能のコンピューター群」を使用した。 これにより

国立天文台長を発足時の1988年から6年間にわたって務められた古在由秀(こざい よしひで)国立天文台名誉教授が、2018年(平成30年)2月5日(月曜日)午後6時15分、肝不全のため逝去されました。89歳でした。 古在先生は天文学分野での世界的リーダーのおひとりで、東京天文台、国立天文台および日本と世界の天文学の発展のために力を尽くされました。1952年に東京大学東京天文台に着任、米国スミソニアン観測所客員研究員などを経て1981年に東京天文台長に就任されました。東京天文台の近代化とともに1988年の大学共同利用機関・国立天文台への改組をリードし、初代国立天文台長を1992年まで務められました。この間、口径8.2メートルのすばる望遠鏡を日本初の海外設置大型研究施設として実現し、1988年から1991年まで日本人として初めての国際天文学連合(IAU)会長を務めるなど、国際的にも広く活躍されま

注「食分」とは欠け具合を表す数値です。食分0.5とは、月の見かけの直径の50パーセントが欠けることを意味します。食分が1.0以上になると、月が完全に欠けて皆既食となります。 表へ戻る 皆既食中の月は、真っ暗になって見えなくなるわけではなく、「赤銅(しゃくどう)色」と呼ばれる赤黒い色になります。普段見ることのない神秘的な色になる月を楽しみましょう。 月食中の月の位置については以下をご覧ください。 画像サイズ:中解像度(2000 x 1265) 高解像度(5500 x 3480) 各地での月食中の月の位置や欠ける方向は、暦計算室の「月食各地予報」で調べることができます。 前回、次回の月食 前回日本で見ることのできた皆既月食は2015年4月4日に起こりました。このときも、日本全国で部分食の始めから終わりまでを観察できる現象でした。ただし、皆既食の継続時間はわずか12分間と、今回よりもかなり短いも

粉々になった系外彗星と太陽よりも大きな恒星「KIC8462852」の想像図(2018年1月3日提供)。(c)AFP PHOTO /NASA/JPL-CALTECH/HANDOUT 【1月4日 AFP】明るさの変化パターンが異常なため「宇宙で最も神秘的な星」と呼ばれる太陽よりも大きな恒星「KIC8462852」。この謎の星をめぐってはこれまで、宇宙人が構築した何らかの巨大構造物がその周りを回っている可能性も示唆されていたが、星の観測を続けてきた科学者100人以上のチームが3日、宇宙人説を沈静化させる研究論文を発表した。 論文の主執筆者で、米ルイジアナ州立大学(Louisiana State University)のタベサ・ボヤジャン(Tabetha Boyajian)助教(物理学・天文学)は「この星の光が暗くなったり明るくなったりするように見える原因は、塵(ちり)である可能性が最も高い」と

Solar System Astronomers Spot First-Known Interstellar "Comet" By: J. Kelly Beatty October 25, 2017 15 By submitting this form, you are consenting to receive marketingemails from: American Astronomical Society, 1667 K Street NW, Washington, DC, 20006, https://aas.org/. You can revoke your consent to receiveemails at any time by using the SafeUnsubscribe® link, found at the bottom of everyemail.

アインシュタインが約100年前に存在を予言した「重力波」の観測に成功したと28日、イタリアなどの国際共同研究チームが発表した。重力波は2年前に米国で初観測され、今回が4回目。欧州で観測されたのは初めて。 重力波は、非常に重い天体が高速で運動すると、より強く発生する。今回の観測は8月14日。2015年に初めて重力波をとらえた米国2カ所にある観測施設「LIGO(ライゴ)」に加え、欧州の観測施設「Virgo(バーゴ)」でも同時に観測された。地球から18億光年離れた場所で太陽の31倍と25倍の重さの二つのブラックホールが、互いの周囲を回りながら合体して発生したとみられる。 Virgoは長さ3キロのパイプをL字形に直交させ、内部に通したレーザー光を使って重力波をとらえる巨大な装置。フランス、イタリアなど欧州の20カ国が参加してイタリアのピサ近郊に設置。観測開始からわずか2週間後に重力波をとらえた。

ケプラー宇宙望遠鏡が奇妙な星を発見した。「ボヤジアン星」と呼ばれるこの星は20%もの減光が散発的に発生するほか,100年ほど前から徐々に暗くなっているらしい。原因として,ガスと塵の円盤,恒星間を漂う星間物質,彗星の大群,ブラックホールまで様々な可能性が考えられているものの,いずれでも説明は難しい。高度な文明を持つ宇宙人の活動の反映であるとするセンセーショナルな説まである。 再録:別冊日経サイエンス275『太陽系の外に生命を探す』 著者Kimberly Cartier / Jason T. Wright カルティエはペンシルベニア州立大学の大学院博士課程で天文学・天体物理学を専攻。専門は系外惑星とその親星の研究。科学コミュニケーション活動にも力を入れている。ライトは同大学の系外惑星・ハビタブル天体センターの天文学・天体物理学の准教授で,地球外知的生命体の探索にも関わる。系外惑星とそれらが回る

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