将棋のプロ棋士とコンピューターの五番勝負「電王戦FINAL(ファイナル)」第2局が21日、高知市の高知城追手門で指され、永瀬拓矢六段(22)がコンピューターソフト「Selene(セレネ)」に勝った。永瀬六段が成れる角をあえて成らずに王手をかける「奇手」を指したのに対し、Seleneがプログラムの不備でその王手を放置して別の手を指す反則を犯した。コンピューターの反則負けは電王戦では初めて。 対局は若手棋士の登竜門「新人王戦」「加古川青流戦」で優勝した実績を持つ永瀬六段とコンピューターとの力勝負に。永瀬六段が勝ちを読み切り、攻勢に出たとき、「事件」が起きた。 終局後、永瀬六段は奇手を指した理由を「練習段階でコンピューターが『不成(ならず)』にうまく対応出来ない場合があるのは知っていた。自分に勝ち筋が多い局面になったこともあり、時間を使ってくれるなら、と思って指した」と話した。Selene開発者
駅ビルを展開する「ルミネ」がYouTubeで公開したCM動画が、ネット上で物議をかもしています。 描かれているのは職場における「女の需要」? 渦中の「働く女性たちを応援するスペシャルムービー」シリーズ第1話では、冒頭で主人公の会社勤めの女性に対して、上司と思われる男性が彼女の容姿をけなすシーンが描かれます。その後、いかにも女子力が高そうなビジュアルをした別の女性社員を横目に男性上司が「需要が違う」と言い放ちます。そして「需要」の用語解説として、「この場合、職場の華ではないという揶揄」というテロップが映し出されるのです。 一方、第2話では、会社の飲み会で他の男性社員と歴史好きという共通点で意気投合し、良い雰囲気になるシーンも描かれているので、シリーズを通して主人公の女性が恋をして服装から変身していくのではないかとも思われるのですが、第1話の「需要」というキーワードに対してネットでは非難が起こ
STAP細胞の問題で、万能細胞作製の決定的証拠とされた緑色に光り出す細胞について、小保方晴子元研究員が去年11月、STAPと判断するための確認が十分できていなかったという内容の証言を調査委員会にしていたことが分かりました。 緑色に光り出す細胞は、体の細胞が、万能細胞に変わったものだとされ小保方元研究員らが去年1月の記者会見でもSTAP細胞が出来た決定的な証拠だと映像などを発表しました。 これに対して、多くの専門家からは細胞が死んだ時に光る「自家蛍光」という現象でSTAP現象とは関係がないという指摘が出ましたが、小保方元研究員は、4月の記者会見で自家蛍光ではないことを確認していると否定していました。 ところが、NHKが去年11月に小保方元研究委員が調査委員会に証言した内容を入手したところ「自家蛍光なんじゃないかとかそこまで思ってなかった」と話し、委員から「調べれば簡単に分かりますよね」と尋ね
今日3月20日、あの地下鉄サリン事件から20年を迎えた。前年に起こった松本サリン事件と合わせると死傷者は約7000人。いまだに後遺症に苦しむ人々も多い。子供がオウムに入信してしまった親たちは、一連のオウム事件への罪の意識を抱えながら、いまだ戻らぬ子供たちの身を案じ続けている。オウム真理教の後継組織のひとつ「アレフ」は、教祖・麻原彰晃への回帰を強めていると言われ、反省に乏しい実態が比較的見えやすい。しかしアレフばかりに目を奪われて、上祐氏が“文化人”化していく状況を見逃してはならない。上祐氏もまた、後継団体「ひかりの輪」を存続させ、親元にも社会にも戻らない信者たちとともに群れているのだ。 ■「被害者」をダシに自己正当化 ひかりの輪の上祐代表は、教団を率いる理由のひとつに、サリン被害者への賠償を挙げる。しかし賠償なら宗教団体でなくてもできる。宗教活動ではなく賠償を目的とした団体でもかまわないは
この画像を大きなサイズで見る 南米チリ、ブエノスアイレス地域のバルパライソ周辺で今月13日、大規模な山火事が発生した。当局は周辺地域に非常事態を宣言し、住民らに警戒を呼び掛けていたが、そんな中、野良犬の親子がこの火災に巻き込まれた。 母犬は、9匹の子犬を守るため、必死に穴を掘り、その中に子犬たちを埋めた。子犬たちの上には焼け爛れたおびただしい瓦礫の山が出来上がったが、救助隊の手によって全員無事救出されたそうだ。Emotivo rescate de cachorros tras incendio en Valparaiso 子犬たちはいずれも生後2週間ほどとみられており、火災現場で救出活動を行っていた救助隊が、母犬を探す子犬の鳴き声に気が付いた。声のする瓦礫の下を掘り進めたところ、そこから9匹の子犬たちが発見されたという。 追記:なお、別のニュースではこの母犬が炎から離れたところに子犬たち
東京電力福島第一原子力発電所で行われている、レントゲン写真のように建屋を透視して溶け落ちた核燃料を捜す調査で、1号機ではほとんどの核燃料が原子炉の底を突き抜け、格納容器に溶け落ちている可能性が強まりました。 核燃料の取り出しの難しさを改めて示す結果で、東京電力は今後ロボットを使って位置を調べ具体的な取り出し計画を立てることにしています。 高エネルギー加速器研究機構などのグループは、先月から、さまざまな物質を通り抜ける性質がある「ミューオン」と呼ばれる素粒子を捉える特殊な装置でレントゲン写真のように原子炉建屋を透視し、核燃料の在りかを突き止めようという調査を進めてきました。 その結果、1号機では、使用済み燃料プールにある核燃料は確認できましたが、原子炉の中には核燃料が見当たらず、ほとんどが原子炉の底を突き抜け、格納容器に溶け落ちている可能性が強まりました。 これまでのコンピューターシミュレー
東京五輪が開催される二〇二〇年、世界文化遺産の富士山をライトアップする-発光ダイオード(LED)を使った照明装置を手掛けるベンチャー企業・パイフォトニクス(浜松市東区)の池田貴裕社長(39)が提唱し、協力の輪を広げようと取り組んでいる。雪をかぶった山頂付近を裾野から遠隔照明システムで照らし、夜空に浮かび上がらせる壮大なプロジェクトだ。「過去に富士山をライトアップしたという記録はない。年末までに実験を始めたい」と意欲をみせる。 富士山ライトアップは、同社が二〇一二年十一月に県ニュービジネス大賞を受賞した際の講演で初めて披露した。その後、専門家らのアドバイスを得て経済波及効果などのデータを加え、計画の骨子を固めた。
東京電力福島第一原子力発電所で行われている、レントゲン写真のように建屋を透視して溶け落ちた核燃料を捜す調査で、1号機では原子炉の中に核燃料が見当たらないことが分かりました。ほとんどの核燃料が原子炉の底を突き抜け、格納容器に溶け落ちている可能性が強まり、廃炉の厳しい現実を改めて示す形となっています。 今回の調査を行った高エネルギー加速器研究機構の高崎史彦名誉教授は「原子炉の中で核燃料があるべきところに何も確認できなかったので、おそらく1号機は核燃料がすべて溶け落ちたのではないか。原子炉の底にも燃料の塊らしい形が見られないので、原子炉を突き抜けて格納容器の底に落ちてたまっているのではないか」と話しています。そのうえで、「今回の調査で、格納容器や原子炉、使用済み燃料プールなど、原子炉建屋の内部が外から透視できたことは大きな意味がある。今後、調査の範囲を広げて核燃料がある場所を特定できれば、福島第
端正な語り口で知られる上方落語の第一人者で、人間国宝の桂米朝さんが、19日夜、肺炎のため亡くなりました。89歳でした。
調理師やプログラマーといった専門技術を持つ人材の育成を強化するため、職業教育にしぼった新しい大学が創設される。文部科学省の有識者会議が18日に案をまとめた。既存の大学や短大とは別の、新たな種類の学校とする。専門学校や短大、大学の一部が移行することを想定している。 近く文科相から諮問される中央教育審議会で具体的な制度設計を議論する。開学するまでには4年以上はかかるとみられる。 これまで実践的な職業教育は専門学校が中心に担ってきた。だが、大学のように教育内容の質を保証する制度がなく質がまちまちなうえ、学位がとれないという課題もあった。大学や短大は哲学や古典などの教養も学ぶ必要があり、研究機関の側面もある。このため、職業を中心にした教育ができなかった。 新大学は、実習やインターンを… こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有料会員限定記事です。有料会員
「日本が建国以来、大切にしてきた価値観、八紘一宇(はっこういちう)」――。三原じゅん子・自民党参院議員(50)の発言は唐突だった。戦後70年の国会で、かつての戦争遂行のスローガンがなぜ? 16日の参院予算委員会。三原氏は国際的な租税回避問題についての質問で、八紘一宇とは「世界が一家族のようにむつみ合うこと」だとし、グローバル経済の中で日本がどう振る舞うべきかは「八紘一宇という根本原理の中に示されている」と語った。 そもそもどんな意味なのか。田中卓・皇学館大元学長(日本古代史)によれば、由来は日本書紀にある。神武天皇が大和橿原に都を定めた時に「八紘(あめのした)をおおいて宇(いえ)に為(せ)んこと、またよからずや」と語った。地の果てまで一つの家とすることは良いことではないか、との意だ。 ここから「八紘一宇」を造語したのが、国家主義的な宗教団体「国柱会」の創設者、田中智学だった。 大谷栄一・佛
ことし1月に襲撃を受けたフランスの新聞「シャルリ・エブド」は、18日に発売した最新号で、東京電力福島第一原子力発電所を題材にしたとみられる風刺画を掲載しました。 そして、黒みがかり、煙が立ち上る福島第一原発とみられる建物の前で、防護服を着た2人が巨大化した鳥の足跡を見て「ことし最初のツバメだ」と話しています。 これについてフランスの日本大使館は、「事実関係を確認のうえ、大使館としてどのような対応を取るか検討している」とコメントしています。 「シャルリ・エブド」は時事問題を風刺を利かせた漫画や記事で伝えることで知られ、ことし1月には新聞社で2人組の男が銃を乱射して、編集長や風刺画家など12人が殺害されました。 フランスでは2年前にも、新聞「カナール・アンシェネ」が福島第一原発に絡めて、腕や足が3本ある力士が土俵で立ち合っている風刺画を掲載し、日本大使館が抗議しています。
愛知県小牧市、春日井市、豊山町にまたがる航空自衛隊小牧基地が15日の航空祭で曲技飛行チーム「ブルーインパルス」の編隊飛行を実施したことに対し、春日井市やその市民などで作る市飛行場周辺対策市民協議会は17日、「長年にわたり築き上げてきた基地との信頼関係を一瞬にして崩壊させた」と抗議した。 協議会は「住民の理解を得ないまま強行した。今後ブルーインパルスの飛来、利用を行わないよう断固申し入れる」とした。同基地の高垣康二副司令は今回の飛行について「子どもたちに夢を持ってもらい、地域活性化にもつながると考えた」と取材に話した。
米ロサンゼルス近郊で撮影された日食(2014年10月撮影、資料写真)。(c)AFP/Frederic J. BROWN 【3月18日 AFP】欧州では、20日に起きる日食によって太陽光発電が一時的にほぼ全て停止する見込みで、電力各社はこの「前例のない」試練への備えを進めている。 欧州送電系統運用者ネットワーク(EuropeanNetwork of Transmission System Operators for Electricity、ENTSO-E)はこのほど、「問題が起きるリスクを完全には排除できない」と発表。現在の太陽光発電量は、欧州で最後に日食が観測された1999年当時の発電量の100倍に達している。 ENTSO-Eは「日食は以前にも起きているが、光起発電設備の導入増加を受け、適切な対応策を取らなければ問題発生リスクが深刻化する恐れがある」「欧州電力システムの安定した運用に、日
農林水産省は17日に原案をまとめた「食料・農業・農村基本計画」で食料自給率目標(カロリーベース)を50%から45%に下げる一方、日本の食料生産力を示す新たな指標を示した。もし食料の輸入が止まっても、国内農業をイモ中心に切り替えれば必要なカロリーを確保できるという。 基本計画は、今後10年の農業政策の方針を示すもので、今月中の閣議決定を目指す。これまではカロリーベースの食料自給率を重要視してきたが、生産力や、「売れる」農産物をどれだけ作っているかを重要視する政策に転換する。 新たな指標は、いざという時に国産でどれだけの食料を供給できるかを示す「食料自給力」だ。戦争などで輸入が止まった場合に、国内で国民1人に対して1日にどれだけのカロリーを提供できるかを示す。 体重を保つために人が1日あたり必要なカロリーを2147キロカロリーとし、どんな作付けでどの程度のカロリーを供給できるか、4パターンの試
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