米やジャガイモのような炭水化物を調理、冷凍、再加熱すると、炭水化物が変化して、血糖値のコントロールを助ける難消化性でんぷんが作られる。(Photograph by Elzauer, Getty) 炭水化物を多く含んだ昼食をとったあと、午後の半ばにふいにエネルギー切れを感じたり、白米やジャガイモを食べると、いつもより早くお腹がすくように感じたりすることはないだろうか。そうした現象には理由がある。 白いパン、ジャガイモ、白米といったGI値(食後の血糖値の上昇度を示す指標)の高い炭水化物は、急速にブドウ糖(グルコース)に分解されて血糖値の急上昇を引き起こし、それが活力の急激な上昇とその後の急降下につながる。GI値が高い炭水化物を知っておけば血糖値のコントロールがしやすくなるが、ほかにも手がある。冷凍だ。 「米、パスタ、ジャガイモなどの食品は、調理してから冷凍し、その後に再加熱すると、でんぷんの構
ジャーナリズムの世界には昔から、「愛していると母親に言われても、裏を取れ」という格言がある。つまり、誰よりも信頼できる相手にさえ懐疑的にならなければいけないということだ。では、話している相手が母親ではなく、OpenAIの「ChatGPT」のような生成人工知能(AI)モデルだったらどうだろう。コンピューターは、信頼できるのだろうか。 先頃開催された、映画、音楽、インタラクティブメディアのカンファレンスである「South by Southwest」で、カーネギーメロン大学(CMU)の2人のコンピューター科学者が語った話については、どうだろう。これも同じことだ。自分で確かめよう。 テキサス州オースティンで開かれたこのカンファレンスでも、話題が集中したのはAIだった。信頼性の問題、人間の仕事の変化といったテーマについて、AIの将来の展望と全体像が専門家の間で論じられた。CMUの助教を務めるSher
コメ価格の高騰が続く中、「ふりかけ」市場が拡大している。日本食糧新聞社によると、2021年の市場規模は364億円だったが、2024年は416億円と、過去最高を更新した。 中でも、今年で発売65周年を迎えた「のりたま」を販売する丸美屋食品工業(以下、丸美屋、東京都杉並区)は25期連続増収を達成するなど好調だ。なぜ、業績を伸ばし続けられるのか。 丸美屋の売上高(2024年12月期)は、674億6800万円を記録。主力商品の業績を見ると、「ふりかけ」が259億円(前年比6%増)、「中華」が143億円(同5%増)、「釜めしの素」が58億円(同1%増)と各カテゴリーが伸びた。 堅調な業績を維持する背景には、コメ価格の高騰を含む物価上昇がある。「節約志向の高まりを受け、コストパフォーマンスの高い商品の需要が伸びている」と同社マーケティング担当の濱田洋平さんは分析する。詰め替えタイプの「ふりかけ」やおに
電卓ってまだ使う人いるの? 60周年迎えるカシオの事業展望 「着火ライター付電卓」など歴代端末はた目に語る(1/2 ページ) カシオ計算機の電卓事業が3月20日で60周年を迎えた。同社は記念イベントとして、電卓事業の今後の方針について報道向け説明会を12日に開催。スマートフォンなど、電卓に代わるICTデバイスが世にあふれる中、電卓事業で思い描くこの先の展望などを語った。 同社の2024年3月期(23年4月1日~24年3月31日)の売上高は2688億円。そのうち、電卓事業を含んでいる教育事業の売上高は618億円で構成比の約23%を占めた。同期間中、電卓の出荷台数は約4200万台となり、国内電卓シェアの約60%を占め、展開国は100カ国以上となった。 同社の電卓事業は「関数電卓」とそれ以外の「一般電卓」の2カテゴリーで構成している。海外では中等教育で関数電卓を使う場合が多く、同製品は主に海外展
高根英幸 「クルマのミライ」: 自動車業界は電動化やカーボンニュートラル、新技術の進化、消費者ニーズの変化など、さまざまな課題に直面している。変化が激しい環境の中で、求められる戦略は何か。未来を切り開くには、どうすればいいのか。本連載では、自動車業界の未来を多角的に分析・解説していく。 日産サクラの販売が伸び悩んでいる。日産にとって数少ない稼ぎ頭である軽規格EVのサクラは、2022年6月に発売され、その年は7カ月間で2万1000台の販売を記録。翌2023年は3万7000台にまで伸びた。しかし、2024年は2万3000台を下回っている。2022~23年には月販4000台を超えたこともあったが、2024年は3000台を超えたのが3月のみで、4月には910台にまで落ち込んだ。その後は1500~2500台の間で推移している。 昨年4月に販売台数が大きく落ち込んだのは、補助金の申請時期とも関係があ
本物のテキストメッセージと詐欺のメッセージは、だいたい見分けがつくかもしれない。詐欺のメッセージには無理やり支払いを迫ったり、ギフトカードでの支払いを要求したり、妙な言葉で書かれているなど、不自然な点があるからだ。でも、QRコードの場合はどうだろう? 正規のQRコードと偽物を見分けられるだろうか。 ●QRフィッシングが2024年に急増 多くの人はフィッシング詐欺(信頼できる相手を装い、悪意あるリンク先へ誘導する手口)を見かけたら警戒できるが、QRコードを使ったフィッシング——いわゆる「Quishing」や「QRishing」——は、かなり見破りにくいことがある。通常のフィッシングならURLを目視でチェックできるが、QRコードだとコードを読み込むまで正体がわからないからだ。セキュリティ企業Egressの「フィッシング脅威トレンドレポート」によると、フィッシング詐欺に占めるQRコードを利用し
缶ビールの主要ブランドを見ると、135ml、250ml、350ml、500mlの4種類が販売されています。人気のサイズはどれでしょうか。 キリンビールの担当者に聞くと、「一番搾り」の場合、350mlが圧倒的なトップ。次いで500mlだそうですが、小さなサイズの135mlと250mlはどちらが売れているのでしょうか。 答えは「同じ割合」。一番搾りの売り上げ構成比を見ると、どちらも「1%」でした。 一般的に135mlのことは「ミニ缶」と呼ばれていますが、キリンがこのサイズを投入したのは1984年のこと(キリン缶生ビールとして発売)。当時、多くの清涼飲料水がワンコイン(100円)で売られていたこともあって、ミニ缶も100円で販売していました。 では、キリン以外の競合他社はどのような動きをしていたのでしょうか。実は、大手4社が同じ年にミニ缶を販売していて、これは業界では珍しい動きでした。この市場に
回転ずしチェーンの「かっぱ寿司」が、食べ放題を本格的に復活させている。コロナ禍などの影響で、関西の一部店舗を除いて食べ放題を休止していたが、2025年2月に9店舗へと拡大。さらに、3月6日から3月26日には全国200店舗で期間限定の食べ放題が実施されることになった。 メニューの変遷は後述するが、大きく変わった点として挙げられるのが価格だ。2020年9月に食べ放題を休止したときの最低価格(税込)は「男性1848円、女性1738円」だったが、現在は「メニュータイプA店舗3890円、メニュータイプB店舗4190円」と定められている。 価格だけを単純比較すると以前の2倍以上だ。マルハニチロが実施した「回転寿司に関する消費者実態調査 2024」によると、回転ずし店の平均支払額(1人あたり)は1804円だ。もし「元」を取ろうと考えた場合、普段の2倍以上の量を食べないといけないことになる。 実際に、かっ
スーパーマーケット「ロピア」などを展開するOICグループ(神奈川県川崎市)は4月11日、都市型バーベキュー施設「グリルピア ヨドバシ博多」(福岡市)をオープンする。ヨドバシ博多の屋上に位置し、4階にあるロピアで購入した食材を持ち込み、調理できるのが特徴だ。今後は、全国の主要都市で「グリルピア」の展開を目指す。
最新の研究によれば、ビーガン、ベジタリアン、雑食にかかわらず、腸内微生物叢のバランスを保つには、さまざまな植物性食品を食べることが最も効果的だという。(PHOTOGRAPH BY BRIAN FINKE, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 腸内環境を改善する秘訣の一つは、あなたが考えているよりシンプルかもしれない。さまざまな植物性食品を食べると、腸内微生物叢(そう)(マイクロバイオーム)に多様な善玉菌がすみ着きやすくなることが、学術誌「Nature Microbiology」に2025年1月6日付けで発表された大規模な研究で示された。また、肉は悪玉菌と関連付けられているが、肉をたまに食べる場合も、さまざまな植物性食品を食べれば腸内環境を改善できる。 この研究では、米国、英国、イタリアの2万1000人以上が、日常的に食べているものに関する詳細なアンケートにアプリで回答した。
「遊んでないで勉強しなさい」とは、よく聞く言葉だ。日本では長らく「遊び」と「学び」は対立概念として捉えられてきたが、その認識に一石を投じる企業がある。「あそぶことは生きること」という考えのもと、あそび場づくりの開発と運営を行うボーネルンド(東京都渋谷区)だ。 同社には企業や自治体を含め、年間250件前後の依頼が舞い込んでいる。なぜ、ボーネルンドの「あそび場」は注目され、求められるのか。
日本共産党所属で東京都調布市議会の田村ゆう子市議は3月15日、市議会議員用クラウドサービスのログイン情報を第三者に伝えたとしたとして、自身のXアカウントで謝罪した。田村市議を巡っては同日、読売新聞が、現職議員や一部の市職員による閲覧が許されているクラウドサービスに、共産党市議団で元市議の男性が不正ログインし、行政情報を閲覧したと報道。原因は田村市議がID・パスワードを男性に伝えたためだったとしている。 田村市議は報道を事実と認め「軽率な行為であったと深く反省をしております。13日の幹事長会でも謝罪したところですが、市民の皆さま、関係者の皆さまにあらためておわび申し上げます」と投稿した。 読売新聞によれば、12日の本会議中、田村市議のアカウントから、全議員・市職員に、クラウド上の文書を見るように求める通知がなされた。議会事務局職員が意図を尋ねたところ、田村市議は自身の操作でないと説明するとと
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