24歳の時に初代シーマを購入した伊藤かずえさん。それから25年間乗り続け、走行距離はなんと25万㎞超え! 地球を6周したことになるんだとかーー。 【参照】自動車業界“評論家の親分”が語る一生後悔しないクルマの選び方 ■サイズ感がピッタリ! シーマを買うまでは、4ドアハードトップのローレルが好きだったので、次も同じのを…と思って日産のディーラーに行き、シーマと運命的な出会いをしました。 走りは最高です。京都で撮影がある時に自分で運転したんですが、クルーズコントロールがついているから高速も快適。3000㏄のV6ツインカムターボは加速がいいし、電子制御のエアサスペンションをスポーツモードにすると車高がググッと下がって、どっしりと走れる。それがまたいい感じなんです(笑)。 バブル絶頂期のクルマだからでしょう。高級な素材が使われていて、細部までこだわりが詰まっています。25年前のクルマなのに、

やっぱり、電気グルーヴみたいなグループ、他のどこを探してもいない。3年半ぶりの新作アルバム『人間と動物』を聴くと、改めてそう痛感させられる。全曲歌モノ、80年代ニューウェーブ感満載のサウンド、ナンセンスな歌詞――。しかし、そうやって要素を並べてみても、その音の格好良さ、ふつふつとこみ上げてくる面白さは、上手く説明できない感がある。「『WIRE』を主宰し日本のテクノシーンを牽引する石野卓球」「CMやバラエティ番組、映画でも活躍するピエール瀧」というプロフィールこそ知られていても、それだけでは二人が電気グルーヴとして集まったときに生まれる不思議な爆発力を伝えられないような気もする。5年ぶりの全国ツアー『ツアーパンダ』も始まった今、改めて「電気グルーヴとは一体何なのか?」、そして「今の10代に電気グルーヴのヤバさを伝えるとしたら、果たしてどうすればいいか?」というテーマのもと、臨んだインタビュー

私は『太陽の牙ダグラム』が好きだった。ちょうど私の予備校生時代から大学二年にかけて放送されていた。おもちゃが売れたため異例の延長になったが、アニメ評論家の間ではひどく評判が悪いという、『ガンダム』や『イデオン』とは逆の結果となった連続アニメだった。 これは、地球連邦からの独立戦争を描いたもので、主人公の少年は、連邦評議会議長の息子でありながら、独立軍に身を投じるという役回り。ヘルムート・ラコックという冷徹な政治家が悪役で出てきたが、これはいいキャラだった。他の戦争ものロボットアニメに比べて、「政治」が描かれる比重が高かったのも、私が気に入った理由だが、それも当時の評論家からは、大人が見ても感心するほどには描かれていないなどと散々に言われていた。しかし富野アニメの、未来社会なのに一族が王族のように軍事司令官をやっているというファンタジー的な設定に比べて『ダグラム』はよりリアルで、言いがかりで
昨日のエントリは反響がありました。ありがとうございました。コメント掲示板にもさまざまなご意見や証言が多数寄せられていますが、俺のmixi日記にもオタク第一世代の同業者から貴重な意見が寄せられました。そのうちアニメ評論家のロト(氷川竜介)さんと某大手出版編集者のボタQさんの証言を、本人の了承が出ましたので転載したいと思います。 ●氷川竜介(ロト)さんの証言(アニメ評論家) 《 70年代中盤~末、80年代初頭の話を聞かれていると思うので、自分なりの体験を。 基本的にオタクの源流になったのは1974年の「宇宙戦艦ヤマト」TV放送、1977年の劇場公開です。74年時にはヤマトの視聴率が悪いと知った年明け以後、高校で友だちとつるんで「みんなでヤマトを見よう!」的な紙を貼ったりしました。まあ、奇異な目で見られていたと思いますが、校風が幸いしてそれでいじめられるということはなかったと思います。 つまりそ
以前から疑問に思っていたのですが、最近それが再び話題になり、みなさんに聞きたいこともあってエントリしてみます。 それは「オタクは本当に差別されていたのか?」「差別されていたなら、それはいつ頃からか?」という疑問であります。 こないだの月曜日にやったロフトのイベントで、会場の参加者から壇上の我々に向かって質問がありました。どういう発言だったかディティールを忘れましたが、オタク差別に関する内容でした。どなたか補足してくだされば幸甚です。 それを受けて東浩紀君が 「確かにオタクは差別されていた。それは認めよう。でもオタク差別といっても、女性差別や人種差別のような差別とは違う。よくオタク遺伝子というものがあって、世界のどこへ行ってもオタクはすぐにわかるという議論があるけど、本当にそんな遺伝子なんてあるのか」 というような発言をしたんですよ(※記憶で書いてます。間違いがあれば訂正します)。 「オタク
無名の遺跡15 建物が解体された土地を訪れると、時々、塀やコンクリートの基礎などが撤去されずに放置されているのを見かける。 このような過去の痕跡が残されている空き地を、本ブログでは"無名の遺跡"と呼んでいる。 無名の遺跡が生み出される原因の多くは、解体や撤去費用を抑え…

東京大学「80年代地下文化論」講義作者: 宮沢章夫出版社/メーカー: 白夜書房発売日: 2006/07/18メディア: 単行本僕は基本的に宮沢章夫さんリスペクトなんだけど、はっきり言ってこの『東京大学「80年代地下文化論」講義』はひどいと思った。データが少なすぎる、誤解が多い、論旨がよくわからない。普段はそういったことをいちがいに悪いとも思わないのだけど、この本のテーマが「おたく史観では無いオルタネイティブな80年代論」という、僕にとって非常に魅力的と思えるものであっただけに、この中途半端さは残念すぎる。なによりこの本のキーワードともいえる日本初のクラブ、ピテカントロプス・エレクトス('82〜'84、以下ピテカン)のデータがもっともっと欲しかった。それに宮沢さんはクリエーターとしては、あまりにおたく文化に無知すぎるのが明らかになってしまった。ちなみに僕だっておたく文化のことはよくわからない
死に舞 - センス競争は悪か? http://d.hatena.ne.jp/shinimai/20060304/p2 基本的にあらゆる文化の価値観は人を馬鹿にすることでなりたっていると自分は思ってる。 死に舞さんの記事を読んで、そういえば去年死に舞さんの記事に触れようと書きかけの文章があったのを思い出したのでサルベージ。 死に舞 - 鰻ナウ! 中二病、高ニ病へのレクイエム1 http://d.hatena.ne.jp/shinimai/20050419#p1 まあなんにしろ全体にいえるのは、文化を感性的な側面以外で評価する、つまり文脈的な差異などを強調して評価する態度を「病」と括ることで脱臼させているのだ。そしてそこにあるのは結局、素朴で「無難な」、「(漫画でもアニメでもハリウッドでも洋楽でもJ−POPもアニソンでもフランス映画でも文学でもライトノベルでも、その形式的な差異はともかく)内容

■[comic][etc]美少年症候群'80 昨日のエントリに対するはてぶコメントに、なぜ『マカロニほうれん荘』の沖田そうじさんは、美少年なのに反感を持たれず少年マンガの主役が務まったのかを書くように、というのがあったので書きます。 橋本治センセイの出世作『花咲く乙女たちのキンピラゴボウ』を読んでください。余すところ無く書いてあります。おわり。 だとあまりにも不親切なのでワタクシの拙い言葉で言い直してみる。その昔、というか『マカロニ〜』以前は「男は顔じゃない」「男は見た目じゃない」というテーゼが、世の中を強く支配していた。まあ世の中というか、少なくともマンガの設定としてはそうだった。 しかし『マカロニ〜』は違う。沖田そうじさんはこれといって他人より秀でた部分は無いが、顔はかわいく服装もなかなかオシャレである。そしてモーレツにモテる。ひざかた歳三さんは高校を10回落第して25才なのに高校に通
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