備蓄米の販売を開始したMEGAドン・キホーテ大森山王店を視察する小泉進次郎農相=東京都大田区で2025年6月1日午後0時17分、藤井達也撮影 小泉進次郎農相は1日、随意契約による政府備蓄米を販売する東京都内の小売店を視察した。早い店舗では5月31日から販売開始しており、当初6月上旬の店頭販売を想定していた小泉氏は「まさか5月のうちに並べることができるとは思わなかった。ものすごいスピードで応えた民間の事業者の皆さんに感謝の気持ちでいっぱいだ」と述べた。 小泉氏が視察したのは、大田区の「MEGAドン・キホーテ大森山王店」と、品川区の「イオンスタイル品川シーサイド」。イオンはこの店舗に備蓄米6200袋を用意。5キロ1980円(税抜き)で販売しており、午前8時の開店時には長蛇の列ができていた。

流通大手イオンが米国輸入のカリフォルニア産米を店頭販売する。その一報に触れた瞬間に、そんなことが脳裏をよぎった。 またしてもイオンか……。 それから滅入りそうになりながら、日本の食料事情を変えた過去を思い出していた。 高い関税をかけても国内産米よりまだ安いという米国産米イオンのカリフォルニア産米の販売が、今後の日本の食卓へ外国産米の開放を招くものだとしたら、中国産野菜の日本への流入を導いたものイオンだったからだ。 コメの価格の高止まりや国産米の品薄が続く中で、イオンが東京の米国大使館で会見を開き、ジョージ・グラス駐日大使が同席して、カリフォルニア産の「カルローズ」という品種のコメを使った新商品「かろやか」を販売すると発表したのは、5月13日のことだった。価格は4キログラムで税込み2894円。来月6日から順次販売するという。

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