深緑野分の公式アカウント(告知用) @fukamidori6小説家・深緑野分の告知用アカウントです(本人不在)。中の人が告知情報などをつぶやきます!代表作:『オーブランの少女』『戦場のコックたち』『ベルリンは晴れているか』『この本を盗む者は』『スタッフロール』など。ご依頼などは info.fukamidori@gmail.com までおねがいいたします。 https://t.co/LFSh60b4Cr 深緑野分(※本人に代わり『告知の人』が運用中) @fukamidori6 #読書週間におすすめしたい本 ということでチャート作ってみたよ!!!5時間くらいかかったよ!!! みんな遊んでみてね!!! 画像なのでALT付けたいんですがチャートを文字数内に入れられなかったので、少し後で読み取れるよう文章化しますね。twitter.com/fukamidori6/st… pic.twitter.

ラヴクラフト・カントリー (創元推理文庫) 作者:マット・ラフ東京創元社Amazonこの『ラヴクラフト・カントリー』はファンタジーや幻想系の作品で知られるマット・ラフによるホラー・幻想の連作短篇集となる。まだ黒人差別が色濃く残る1950年代を舞台に、黒人中心の登場人物らが次々と差別と魔術的騒動に直面する様を、連作短篇形式の長篇で、時に情緒的に、時にコミカルに描き出していく。本作は書名にも「ラヴクラフト」と入っているように、明確にクトゥルー神話の産みの親、H・P・ラヴクラフトとその著作が関係してくるが、それは(文庫解説にもあるように)シンプルにリスペクトだけがこめられているわけではない。ラヴクラフトには人種差別的な傾向が存在することが指摘されており、そうである以上本作(『ラヴクラフト・カントリー』)でも無批判に取り上げられていくわけではないのだ。 「黒人差別の歴史を描き出している〜」などと

「学び」の構造 作者:佐伯 胖東洋館出版社AmazonTwitterのTLで見かけた、佐伯 胖さんの書かれた『学びの構造』という本が気になって読んでみた。 昭和50年に発行されて、今年になっても増刷されている歴史ある1冊。 元々、学校教育の現場の人向けに書かれている本みたいだけど、「学ぶことを指導する立場」の人であれば必ず刺さる内容ばかりだった。 特に第二章の”「おぼえる」ことと「わかる」こと”で語られている、「わかる」の定義は必読。 「わかる」とは「わからないところがわかる」ことだと定義し、そこから「わからない部分」に行き当たると「疑問がわき」、それが全体を統合する働きをする、という流れは非常に納得感が有った。 そう、確かに分かっていないと疑問にも思わないし、質問も出てこない。そして「分かった気になって」、やろうとしても実は理解していないから「手順通りのこと」はできても、その先ができな

早川書房の1600作品が最大50%割引という大型の電子書籍セールが来たので、僕が読了済みのものからオススメを紹介しよう。早川書房は定期的にこの規模のセールをやることで知られているが、そのたびにラインナップが異なる。特に、前回のセール時には刊行間もなかった作品なども今回は多数セールに入っているので、今回は主に2022年1月〜以降に刊行されたセール品を中心にオススメを紹介していこう。Amazon.co.jp: [プライムデー]Kindle本最大70%OFF:早川書房タイトル:Kindleストア まずは目玉のSFから紹介していこう。 早川書房公式ページの刊行年月リストから一個一個セールになっているかな……と確認していったのだが(Kindleページの検索機能が劣悪なので)、今回は特に小説が豊作だった印象。たとえば、最初に紹介しておきたいのは春暮康一の『法治の獣』 法治の獣 (ハヤカワ文庫JA

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