龍岸寺の超十夜法要で、宙を舞う18体のドローン仏。雲に乗った菩薩が飛来する来迎図を表現したい一心で開発し、仏像たちをプログラミングで操っている=11月30日、京都市下京区 念仏に合わせ、鮮やかな光をまとった仏像が宙を舞う-。浄土宗・龍岸(りゅうがん)寺(京都市下京区)が伝統的な宗教と最新技術を〝習合〟させたさまざまな取り組みで、現代にあった信仰の形を届けている。ドローンに仏像が乗った「ドローン仏(ぶつ)」や、メイド姿の女性らを交えた宗教カフェ…。伝えたいのは、お寺ならではの伝統の厚みだ。 ドローン仏は、仏師の三浦耀山(ようざん)さんが木彫りした仏像をスキャンし、3Dプリンターから合成樹脂を用いて生成したリズミカルに響く木魚に「なんまいだー」と繰り返す念仏、色とりどりに光るドローンで浮遊する仏像。11月、浄土宗の伝統行事「十夜法要」をリバイバルした「超十夜祭」が行われた堂内は、幻想的な雰囲気

叡山電鉄は1日、新たな展望列車「舞」の運行を始めた。出町柳駅(京都市左京区)で行われた出発式には多くの鉄道ファンが詰めかけるなかで花束贈呈などが行われ、「出発進行」のかけ声とともに同駅から発進した。 舞は2両編成で、「着物を〝まとって〟えいでんを旅する」というコンセプトで製造された。車体は四季の彩りがデザインされ、自然をモチーフにした伝統的な和柄で着物を表現。内装も座席を帯、つり革を髪飾り、握り棒をかんざしに見立てて、デザインされた。 同社はこれまでに出町柳-鞍馬間を走る展望列車「きらら」(2編成)と、出町柳-八瀬比叡山口間を走る観光列車「ひえい」などを走らせているが、9月に創業100周年を迎えたのを機に新車両の導入を決定。豊田秀明社長は「創業100周年にふさわしい車両を導入できた。叡山電鉄の顔になってほしい」と期待を寄せていた。 舞は、出町柳-鞍馬間で1時間につき1往復を運行する予定(木

京都市は31日、住民税を滞納していた男性と同姓同名で生年月日が同じ京都府外の男性に対し、預金口座を誤って差し押さえた上、住所などの個人情報も漏洩(ろうえい)していたと発表した。市は差し押さえを解除して府外の男性に謝罪し、補償などについて協議している。 市によると、取り違えたのは市税事務所納税室。住民税約52万円を滞納した市内の男性の口座を差し押さえようとしたところ、10月16日に誤って府外の男性の口座を差し押さえた。預金が引き出せなくなった府外の男性から27日に指摘を受け、同日中に差し押さえを解除した。また、市内の男性に口座の差し押さえを伝えようとして、府外の男性の住所や口座番号などが記載された書類を誤送付した。 市は「滞納者の情報と金融機関に照会した口座情報の照合や確認が不十分だった」と釈明。再発防止に向け、事務手順やチェック体制の再点検を行う。31日には市のホームページに「厳正な事務手

お盆に迎えた先祖の霊を送り出し無病息災を祈る「五山送り火」が16日夜、京都市街を囲む山々で行われる。願い事を書いた護摩木や松を燃やし「大」などの文字や形を浮かび上がらせる伝統行事で、大文字の他の文字や形は「妙法」「船形」「左大文字」「鳥居形」。 送り火は地元住民らでつくる各保存会が実施。大文字保存会によると、大文字の火床の一部が6月の大雨で崩落したため、仮設の火床で対応した。後日、本格的な復旧を始める。

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水道インフラの劣化が原因とみられる事故がまた起きた。京都市の国道1号交差点で30日に起きた大規模な冠水。原因となった上水道管は敷設から65年以上が経過し、腐食などの老朽化が進んでいた可能性が高い。埼玉県八潮市の道路陥没は下水道管の腐食が原因とみられるが、上水道管の方が老朽化がより進んでいるとのデータもある。全国の上水道管路の総延長は約74万キロに及び、漏水事故は毎年2万件前後発生。上・下水道管問わず管の老朽化は深刻で、対応は急務といえる。 現状の倍の更新スピード必要冠水は30日午前3時半ごろに発生。8車線が通る国道1号の交差点一帯が水浸しとなり、交通規制による渋滞なども発生。大型連休でにぎわう古都が騒然となった。 京都市上下水道局の説明によると、破損した上水道管は昭和34年に深さ約1・5メートルの場所に敷設された直径30センチの鋳鉄管。同局が確認したところ、縦横それぞれ30センチ以上の大き

見た目はシンプルなグリルチキン。でもナイフを入れると中からほかほかのピラフがあふれ出し、驚きとともに食欲を刺激します。 さらに、チキンの皮はオーブンで焼かれ、カリカリの食感。ビターなデミグラスソースと合わせることで、より大人向けの奥深い味わいが完成します。 一度食べたら忘れられない、究極のバランス ピラフの優しい味わい、香ばしいチキンの食感、コク深いデミグラスソース、この三位一体が生み出す絶妙なハーモニーは、他では味わえません。 口に運ぶたびに、新たな驚きが広がる。「こんなチキンライス、初めて!」と心が震えること間違いなし。 まとめ『SALAO』は、京都市役所前駅9番出口より徒歩6分の好立地。観光の合間のランチにもピッタリ。 「大人のチキンライス」は、ここでしか食べられない唯一無二のメニュー。京都旅行のランチ選びで迷ったら、ぜひ訪れてみてください!

大阪と京都・伏見を結ぶ淀川の「伏見航路」が62年ぶりに復活し、航路復活を祝う式典が大阪府枚方市の淀川河川公園で開かれた。 伏見航路は、古くから人や物資の輸送手段として重要な役割を果たしてきたが、陸上交通網の発達に伴い昭和37年に途絶えた。しかし外国人観光客の急増や2025年大阪・関西万博に向けた観光振興の観点から再び注目が集まり、周辺自治体や近畿地方整備局でつくる協議会の活動によって万博開幕まで半年となった13日に復活。万博期間中の運航も期待されている。 式典には長谷川朋弘・同局長や関係自治体の首長、経済団体の役員ら約20人が出席。長谷川局長は「国や自治体、事業者が一体となり、万博に向けて弾みをつけたい」と連携強化を訴えた。その後、会場近くの船着き場から伏見に向かう観光船が出航した。

淀川水系宇治川の天ケ瀬ダム(京都府宇治市)で13日、地域振興を目的とした初めての観光放流が行われた。ダムの中央にあるゲートから毎秒約18立方メートルの水が勢いよく噴き出し、川下りの参加者らが間近で放流を楽しんだ。 国土交通省は、治水機能の強化と発電量の増強に加え、ダムがある地域の振興を両立させる「ハイブリッドダム」の取り組みを推進。天ケ瀬ダムでは今後も観光放流を続ける。 同ダムでは同日、淀川沿いの各地で開催されたイベント「淀川クルーズフェスティバル」(淀川舟運活性化協議会主催)の一環として「Eボート川下り&とっておき体験」出発式が開かれた。式では、淀川ダム統合管理事務所の善本隆典所長が「記念すべき放流が、天ケ瀬ダムの歴史の一ページとなる」とあいさつ。参加者は京都市伏見区の船着き場を目指して手こぎボートで宇治川を下っていった。

大阪と京都・伏見を結ぶ淀川の「伏見航路」が13日、62年ぶりに復活し、観光船が航行する。古くから人や物資の輸送手段として重要な役割を果たしてきたが、陸上交通網の発展により途絶えた同航路。しかし外国人観光客の急増や2025年大阪・関西万博に向けた観光振興の観点から、淀川の舟運に再び注目が集まっており、将来の定期便の運航も期待されている。 平安時代に記された土佐日記にも記載があるなど、古くから発展してきた淀川の舟運。江戸時代には、現在の枚方市周辺を行き交う船に飲食物を販売する「くらわんか舟」が集まり、人流の増加とともに沿岸の街も栄えてきた。 しかし、昭和初期を境に鉄道や自動車など陸上交通網に取って代わられ、次第に衰退。昭和37年に貨物輸送が終了し、航路の歴史は途絶えた。 一方、平成7年の阪神大震災や30年の大阪北部地震では、船舶を活用した復旧工事、輸送手段としての重要性が再評価され、近畿地方整

連載「ハイテクの地政学」では、日本、台湾のテクノロジー業界に精通する杉本りうこ氏による最前線レポートをお届けします2024年2月、JASM開所式におけるTSMC創業者のモリス・チャン氏。中国との地政学的緊張に揺れる台湾にとって、TSMCは今や「シリコン・シールド」になっている(撮影:石阪友貴) 米中対立で今や「硝煙なき戦場」と化したハイテクセクター。アメリカや日本の安全保障を考慮した産業政策が、企業経営のチャンスにもリスクにもなっている。そこには当然、世界中の投資家の熱い視線も注がれる。本連載では、地政学リスクの高まる世界における利害対立の最前線を追っていく。 半導体受託製造(ファウンドリー)の世界最大手、台湾TSMC(TSM)は日本で2つの工場建設を進めている。これらに加え、検討が進みつつあるのが3つ目の工場である。この第3工場の立地が、熊本県以外で検討されることが、台湾と日本双方の政策

生搾りオレンジジュースの自動販売機をよく見かけるが、その搾りかすが京都の山奥でアロマオイルや石鹸になっている。ガスも電気も使わないカーボンニュートラルな製品だ。 4年前、小川まこと氏は福知山市下佐々木という限界集落の耕作放棄地を譲り受け、ぶどう農園を始めたのだが、日陰を作るヒノキを伐採しなければならず、ぶどうを育てながらその活用法を考えていた。そして、かつてはワサビ栽培にも使われていた地元のきれいな水を使い、ヒノキのエッセンシャルオイルの精油作りを開始した。伐採したヒノキと地元の水を原料に、ヒノキの薪で窯を焚いて蒸留し、廃棄物はぶどう農園の堆肥になるという、カーボンニュートラルな循環が実現している。 小川氏は、2020年にアルヴェアーレ / 京都・森の製油所を創業しエッセンシャルオイルの製造を行っているが、このほどオレンジの皮を使った「魔女の休息」という無添加石鹸とボディ&ヘアオイルミスト

本誌「ムー」における、屈指のミステリーのひとつ。ピラミッド日本列島発祥説。列島各地に存在するピラミッドと超古代文明の謎を徹底ガイド! 古社が祀る禁足地 京都府福知山市大江町にある元伊勢内宮皇大神社は、美しいピラミッド形をした日室ヶ嶽(岩戸山)を御神体として祀る古社だ。 ちなみに元伊勢とは、天照大御神が宮中を出てから現在の伊勢神宮に祀られるまでの間、すなわち崇神天皇の御代から垂仁天皇の御代まで、一時的に遷座された土地を指す。 こうしたこともあってか、日室ヶ嶽は禁足地とされており、原生林に覆われている。頂上には磐座と思われる巨石も確認されていて、もともと元伊勢内宮皇大神社はこの山頂にあったという伝承もある。 同社のHPによれば、冬至の日に丹後の与謝の石鳥居(元伊勢籠神社)から東南東を望むと、大江山千丈ヶ嶽(与謝の大山)、日室ヶ嶽、元伊勢内宮(吉佐宮)、伊勢両宮が一直線で結ばれるという。これは古

京阪ホールディングス(HD)は19日、同社グループが運営する京都タワーについて、モーター大手のニデック(旧日本電産)と命名権契約を結んだと発表した。4月1日から「ニデック京都タワー」となる。 京都タワーは昭和39年に開業したが、企業の名称を冠するのは初。京阪HDは令和12年度以降に京都タワーの再整備を計画しており、ニデックとの協力を通じて、再整備に向けて周辺地域や、京都タワーそのものの盛り上げにつなげていきたいとしている。

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