結論: アマゾンの「バックオーダー発注」廃止は、流通改善に名目を借りた正味戦争の宣戦布告である。この戦争に敗北し、多くの出版社が個別直接取引(e託)に応じてアマゾンのみに特恵条件を与えることは、破壊的な状況をもたらす。 また、直接取引をしたところで流通が改善するという保証はない。アマゾン依存度が上がるほどに、苛烈な「ご提案」に逆らえない状態となる。 在庫ステータス管理の問題は、業界が抱えつづける課題ではあるが、このアマゾンの施策とはほぼ関係ない。 長くなってしまったので、結論を先に書いた。これに納得できた人は、この先は読まなくてもいい。そうでない人、「僕と契約してe託出版社になってよ」と囁く声に揺れている人に向けてこれを書く。 その提案書には、いくつもの重要な点が省かれているからだ。 取引正味の現状 現在、出版業界の正味標準は以下のようになっている。 出版社から取次への引渡
もやしもん10巻 3/25(金)発売です! 通常版570円 限定版300円です 限定版は予約制です 予約の締め切りは2/28 お近くの書店さんにてご予約くださいませ! 多くの方からメールをいただきました ありがとうございます 「300円は誤表記ではないのか?」というご指摘です 限定版は高いもの そういうイメージありますよね 3000円とか でも今回は300円 誤表記ではありません 安い限定版です そもそも限定版とは感謝を伝えるものであると考えます 雑誌で連載を追いかけてくれて 単行本の発売日をチェックしてくれて指折り楽しみにしてくれて 発売日には書店さんに急いでくれる そんな読者さんにお礼の形を現したいというのが始まりです おそらくどんなジャンルのどんな商品もそういう意志で始めたんだと思うんですが 現状では様々な原因が乗っかって高価になり更に転売がありなど なかなかこちらの意図が伝わりにく

『ブックビジネス2.0』が発売されましたね! ブックビジネス2.0 - ウェブ時代の新しい本の生態系 作者: 岡本真,仲俣暁生,津田大介,橋本大也,長尾真,野口祐子,渡辺智暁,金正勲出版社/メーカー: 実業之日本社発売日: 2010/07/16メディア: 単行本購入: 21人 クリック: 562回この商品を含むブログ (53件) を見る 自分も遅ればせながら本日、購入してきました(まだ読んでいません(汗))。 この本に限らず何かと電子書籍・電子図書館が話題になることが最近多いですが、今月の三田図書館・情報学会の月例会も角川書店の新名さん、『出版流通合理化構想の検証』等の著書でも知られる湯浅先生のお二人を招いての、電子書籍関連のテーマについての会でした。 演題:再編される出版コンテンツ市場と図書館の役割 概要: 新しい電子書籍リーダーの発売が多くの関心を集めています。また,文芸書の新刊が電子

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