「違う冬のぼくら」×「都市伝説解体センター」クリエイター&パブリッシャ対談。個人開発とチーム開発,それを支える出版系パブリッシャの話 編集部:Junpoco 編集部:だび 千葉・幕張メッセにて2025年9月25日から28日まで開催された「東京ゲームショウ2025」。今年も各社が多彩な出展を行うなか,講談社ゲームラボと集英社ゲームズという大手出版社系のパブリッシャも強い存在感を示した。 講談社ゲームラボは世界累計売上本数が100万本を突破した「違う冬のぼくら」やセンス・オブ・ワンダー ナイト 2025で3つの部門を受賞した「ダレカレ」など計28タイトルを出展。集英社ゲームズは,日本初の体験デモとなる「OPUS: Prism Peak」や事前登録受付中の「unVEIL the world -アンベイル ザ ワールド-」などを中心に,独創的なインディー作品から大型タイトルまで幅広いラインナップを

『 尚武のこころ 』 三島由紀夫対談集 「 守るべきものの価値 」 われわれは何を選択するか 石原慎太郎 (作家・参議院議員) 月刊ペン 昭和44年11月号 ・ 昭和49年 (1974年 ) 8月8日 二十歳の私が購読したものである 三島 石原さん、 今日は 「 守るべきものの価値 」 に就いて話をするわけだけど、 あなたは何を守ってる ? 石原 戦後の日本の政治形態があいまいだから、守るに値するものが見失われてきているけど、 ぼくはやはり自分で守るべきものは、あるいは社会が守らなければならないのは、自由だと思いますね。 自由は、なにも民主主義によって保証されているものではないんで、 ある場合には、全然違った政治形態によって保証されるものかもしれない。 しかし、われわれはどんな形の下であろうと、自由というものを守ればいい。 僕のいう自由というのは、戦後日本人が膾炙 (カイシャ) して

矢部太郎さん(撮影・新潮社) 矢部 お待たせしてしまってすみません! 自宅の最寄り駅からなぜか逆方向の地下鉄に乗ってしまって……。窓から見える景色に「あれ!?」となって、慌てて次の駅で降りました。 萩尾 いえいえ、時間ぴったりでしたよ。 矢部 憧れの萩尾先生と対談させて頂けるということで、緊張はもちろんですが、心が浮き立ってしまい……。今日はこれを持ってきました。 萩尾 わぁ、赤い表紙の『ポーの一族』ですね。 矢部 中学生の時に、所沢のプロペ通りにある芳林堂で買って、すぐに近くのマクドナルドで読みました。その頃、主人公のエドガーは自分より年上でしかも吸血鬼、舞台はヨーロッパで、エドガーもその仲間のアランも幸せそうなのにずっと寂しそうで……。それまで読んできたどの漫画とも違って、とにかく「すごいなぁ」と圧倒されたんです。 萩尾 かなり年の離れた矢部さんがそんなふうに読んで下さったとは、恥ずか

2021/4/20 登 大遊 行政情報システム研究所さん主催のイベントhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000049028.html で、オードリー・タン氏に色々とヘンな質問をさせていただいた際のメモを書きました。 ※ 走り書きのため、間違いがありましたら申し訳ございません。 ※ 以下はごく一部で、これの 3 倍くらい色々な知見を共有いただきました。台湾のDXプロジェクトの話 (冒頭プレゼン)台湾の店頭でのマスク販売、在庫管理システムを短期間で構築した際の話等の、写真を多用したプレゼン。個人の識別を容易くするために、納税システムと連携したりしました。色々な能力者に協力してもらって実現しました。たとえば、台湾の納税システムは、Java アプレット (!) が表示されるような、使いづらいシステムでしたが、これを頑張ってモダン化したとい

このところ、ゲームセンターを取り巻く空気が重苦しいものとなっている。新宿西口の「GAME SPOT 21」をはじめ、全国各地の名だたるゲームセンターの閉店が相次ぐなか、セガ エンタテインメントの株式譲渡によって、セガグループがゲームセンターの直営事業からの撤退を発表。さらにバンダイナムコも、北米におけるアミューズメント施設事業からの撤退を発表した。ゲームを巡る環境の変化に加えて、長期に渡るコロナ禍がゲームセンターの経営を圧迫しており、既存のゲームセンターはどこも苦戦している状況だ。 そんななか、セガグループ設立60周年プロジェクトのひとつとして、2020年12月に「アストロシティミニ」が発売された。セガのゲームセンターに並んでいたアーケード筐体「アストロシティ」をミニチュア化したハードの中に、1980〜90年代のアーケードを彩った、セガの名作ゲーム37作品が収録されている。その中には、社会

The interview is also available inJapanese and German. As is so often the case these days, we meet with our discussion partners virtually, via video chat. We’re connected with Naohiro Ukawa,Japanese artist and founder of DOMMUNE, which is a platform that opened in 2010 as the first live streaming studio in Japan, and Gerfried Stocker, the artistic director of Ars Electronica. And although both a
*1 佐世保小6女児殺害事件に関する大月隆寛氏のルポルタージュは、あの事件に対しての多くのメディアの視点いわゆるネット、チャット、『バトル・ロワイヤル』(高見広春の小説。'00年に映画化)というものとは違い、彼女の生まれ育った場所と置かれた環境から、パソコン的日常が彼女の心性にどう作用し、事件に至ったかを読み解こうとするもので、これは“いなか、の、じけん”だととらえた氏の慧眼には、なるほどと感心しました。またアニメもそこに含まれるらしい“サブカルチャー”なるものに対する大月氏の考えもお伺いしたく、対談をお願いしました。文化庁が音頭をとって、アニメ、マンガなどのオタク文化を日本を代表するカルチャーとして世界に広げようとしている。笑うしかないようなこの現実は、一体どうとらえるべきなのでしょうか。*2 富野 大月さんは雑誌『諸君!』でお書きになられたルポの中で佐世保小六女児殺害事件を“いなか、の

以下の原稿は、『冤罪File』2019年冬号(希の樹出版)の企画の1つとして、和歌山市で行われた対談の内容をまとめたものです。誌面の都合で掲載できなかったため、対談者2人に承諾を得て、ここで紹介させてもらいました。 今から22年前に起きた和歌山カレー事件では、犯人とされている死刑囚の林眞須美さん(58)=大阪拘置所に収容中=の冤罪を疑う声が年々増えています。そんな中、「和歌山カレー事件長男」こと林さんの長男氏(32)は数年前からメディア対応を始めていましたが、昨年になってツイッターを開設sするなど事件や家族の情報をより積極的に発信するようになっています。 そこで、林さんの無実を確信しているという布川事件の冤罪犠牲者・桜井昌司氏(73)と語り合ってもらったのがこの対談です。 ※対談者2人のプロフィールは末尾にあります。 【和歌山カレー事件とは】 1998年7月25日、和歌山市園部で住民らが開

J-POPとは、果たして何か? それはどう変化してきたのか。 そういう問いに対して、音楽産業の構造や、メディアの変遷、聴き方の変化から論じる本は少なくない。また、ヒット曲の歌詞に描かれる情景や心象風景を分析するアプローチも一般的だ。 対して、気鋭の批評家であるimdkm(イミヂクモ)さんが初の著書として上梓した『リズムから考えるJ-POP史』は、そのタイトルの通り「リズム」を軸にJ-POPの変遷を辿る意欲的な一冊だ。小室哲哉、宇多田ヒカル、中田ヤスタカ、三浦大知など数々のアーティストの楽曲がどう新しかったのか、どう時代を変えたのかを、画期的な手法で論考し解き明かしている。 そこで本記事では、J-POPにおける「リズムの革新」について、音楽家、音楽プロデューサーであり『ナイトフライ 録音芸術の作法と鑑賞法』などの著書も持つ冨田恵一さんとimdkmさんとの対談を行った。 いわく、2010年代は

新鋭忍法浪漫活劇『地獄楽』と古豪の一大大河ダークファンタジー『ベルセルク』がついに相見える!!! 『地獄楽』の5巻発売を記念し、まさに“地獄”の和洋折衷がここに実現! 賀来ゆうじ先生が自身の原体験だと語る、三浦建太郎先生への憧れと愛がもたらしたこの企画。 過酷な世界を生き抜くそれぞれの主人公の共演イラストとともに、 幻想世界の語り部の対談をご堪能ください! 三浦:先生おいくつなんですか? 賀来:今33…歳ですよね?(※担当編集のS氏を見やる。後日、先生のご年齢は34歳と判明。) 三浦:話にうかがったところ、昔編集者をやられてたんですよね。 賀来:はい、やっていました。期間は短いんですが…。 三浦:「漫画家になりたかったけど先に編集を」って感じだったんですか? 賀来:そうですね…。漫画が大好きだったので、本当に子供が持つ夢のようなイメージで、少し漫画を描いてはいました。でも大学とか学校に通っ

2017年のまとめとして好評を得た放談記事に引き続き、2018年も電ファミに連載中の開発者の皆さん+編集長TAITAIという、ゲームに一家言ある(めんどくさい)オトナたちによる大放談を開催。 2019年の1月も終わりとなってようやくまとまりました……。なにせ話題はとっ散らかるわ、盛り上がりっぱなしだわで、その収録時間は6時間超。収録は2018年の12月22日に行っています。 その12月の上旬にロサンゼルスで催されたThe Game Awards 2018(ゲームアワード)にノミネートされた、『モンスターハンター:ワールド』、『ゴッド・オブ・ウォー』、『Marvel’s Spider-Man』、『レッド・デッド・リデンプション2』のようなAAAタイトルに始まり、各人が気になったタイトルに至るまで作品を挙げて討議。 各論が軸ではありますが、そこから展開される概論やエピソード、そして漏れ出ずる裏

『テイルズ オブ』シリーズや『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』のキャラクターを手掛けるいのまたむつみ氏が、2018年で画業40周年を迎えた。 これを記念して、『ファイブスター物語』の作者である永野護氏との対談を実施する運びになった。ふたりの共通点として真っ先に思い浮かぶのは、いのまた氏と永野氏がメインデザインを担当したTVアニメ『ブレンパワード』だろう。 だが、今回のテーマはそうではない──本稿で語られるのは、『バーチャファイター』(以下、『バーチャ』)についてだ。 『バーチャファイター2』 (画像はVirtua Fighter2 | ソフトウェアカタログ | プレイステーション® オフィシャルサイトより) 改めて、企画趣旨を説明しよう。7月13日から8月3日まで東京・有楽町マルイにていのまた氏の画業40周年を記念した展示会「いのまたむつみ展」が開催され、今後も全国を巡っていくのだが、本

電ファミニコゲーマーでは、この「PROJECT Re FANTASY」のプロデュースとディレクションを手がける橋野桂氏による、連載シリーズをスタートさせている。 「ファンタジーをよく知らないからこそ、あえてそれに挑む」と言う橋野氏が、ゲーム、小説、コミックなど、日本の第一線で活躍するファンタジーの“達人”たちと語り合い、ファンタジーについての意見を交換するという企画だ。 【『ロードス島戦記』水野良×『ペルソナ5』橋野桂:対談】 ゴブリンを倒していた若者が最終的に世界を救う話は、ファンタジーならではの“純化”である【新生・王道ファンタジーを求めて①】 前回はその第1弾として、『ロードス島戦記』【※】の作者である水野良氏と、橋野氏による対談をお届けした。そこでは本格的な西洋ファンタジーの世界観や用語が『ロードス島戦記』を通じて、日本のゲームや小説、コミックの世界にどのように定着していったのか、

2人の人気評論家による3万字超えロング対談「BEST OF THE YEAR 田中宗一郎と宇野維正がナビゲートする2017~2018年の洋楽カルチャー」。前編に引き続き、求められるプロデューサー像の変化や、カルヴィン・ハリスとベックの関係、エド・シーランとUKアンダーグラウンドの活況など、こちらの後編も話題は多岐に及んだ。また、まもなく来日公演が実現するファーザー・ジョン・ミスティとチャーリーXCXにまつわるくだりは、webのみのエクスクルーシブ(初出)となっている。 ※この対談記事は昨年12月24日発売の「Rolling Stone JAPAN vol.01』に掲載されたものです。 テイラー・スウィフトの新作は、あまりにも自己言及的すぎて悩ましい。(田中) ─RSのランキングに再び目を向けると、ロードが2位と大健闘しています。NMEだと彼女が1位でした。 宇野 最初のアルバムは大好きだっ

2017年にトラップ旋風を巻き起こしたミーゴス(Photo by Kevin Mazur/Getty Images for Philymack) 昨年12月に新創刊した『Rolling Stone JAPAN vol.01』における特集記事のなかでも、とりわけ反響が大きかった「BEST OF THE YEAR 田中宗一郎と宇野維正がナビゲートする2017~2018年の洋楽カルチャー」。2人の人気評論家による3万字超えロング対談を、webでは前後編のノーカット版で掲載する。音楽へのアクセスが容易になっていく反面、リスナーがどこから聴くべきか分からない状況を打破するため、Rolling Stone US版が発表した最新ランキングを参照しつつ、独自の視点&鋭い語り口で2017年を総括。ここにはもちろん、2018年現在の洋楽シーンを知るためのヒントもたくさん散りばめられている。 ※この対談記

ALL CLAMP GUESTS NON-EDIT TALK LIST 小室哲哉 | 中居正広 | 華原朋美 with Tetsuya Komuro 1995/04/12 OA : 宇都宮隆&木根尚登 1995/04/19 OA : 小林武史 1995/05/03 OA : trf 1995/05/10 OA : ASKA 1995/05/17 OA : 小沢健二 1995/05/24 OA : 桑田佳祐 1995/05/31 OA : 坂本龍一 1995/06/07 OA : PIZZICATO FIVE Wild Style 1995/06/14 OA : 稲葉浩志 1995/06/28 OA : いしだ壱成 1995/07/05 OA : 黒沢健一(L⇔R) 1995/07/12 OA : 葛城哲哉&木根尚登&浅倉大介 1995/07/19 OA : H Jungle 1995/07
砂原良徳×國崎晋(『サウンド&レコーディング・マガジン』)が語るアート・オブ・ノイズ 「ほんの一瞬のひらめきで世の中が逆転する世界」 2017年9月、アート・オブ・ノイズのメンバーであるアン・ダドリー、J.J.ジェクザリック、ゲーリー・ランガンによる来日公演が行われる。昨年リリース30周年を迎えたアート・オブ・ノイズの名盤『イン・ヴィジブル・サイレンス』のリブート・ツアー。彼らにとっても30年以上ぶりの来日ツアーとなる。今回はそんな記念すべき公演を前に、彼らのファンであることを公言する砂原良徳と、『サウンド&レコーディング・マガジン』の編集人、國崎晋の対談を企画。アート・オブ・ノイズについてたっぷりと語って貰った。砂原・國崎とも、私物のアート・オブ・ノイズのコレクションを持ち込み、話に華を咲かせた。 「フェアライト」の低ビット・サンプリングの魅力 ▲YMO『テクノデリック』 國崎:砂原さん

2016年6月からはコミック化、2017年1月からはアニメ化と急激にそのリーチを広げたこの作品は、タイトル通りに主人公こそ「幼女」(※中身は転生したオッサン)であるものの、作品全体としては政治・歴史・軍事に強く取材した重ためな展開がその魅力の一つといえる──ジャンルとしてはライトノベルの国境線のギリギリ内側くらいに存在しつつも、しばしばにしてファンからは「ヘビーノベル」と呼ばれているという現状は、作品のテイストをよく表現していると言えるだろう。 さて、そんな『幼女戦記』の作者であるカルロ・ゼン先生が、こちらのインタビューに登場するグルッペン・フューラー氏の作る一連の『Hearts of Iron 2』プレイ動画が大好きだという情報を、編集部の偉い人がキャッチ。 グルッペン・フューラー氏もカルロ・ゼン先生の作品は『幼女戦記』に限らず大好きという話を聞いていたこともあり、急遽お二人の対談をセッ

インタビュー・テキスト by 麦倉正樹 撮影:森山将人 編集:山元翔一 取材協力:ABOUT LIFE COFFEE BREWERS 現在はtoddleでボーカル&ギターを務める田渕ひさ子と、クラムボンの原田郁子が、同じ女子高に通っていた同級生であったということは、知る人ぞ知る事実。しかし、この話にはあまり語られていない背景がある。実はこの二人、高校時代の交流はほとんどなく、むしろ東京に出てきてから互いの素生を語るうちに、その偶然の再会に驚き、意気投合したのだという。 そんな近そうでいて、お互い知らない時間のほうが多いと明かす二人を招いた対談は、親密さと緊張感の入り混じる不思議な時間だった。それぞれ人生経験を積んだ二人は、20年以上の時を経て教室の隅で語り合う少女のようでもありながらも、相手への配慮を欠かさない大人の距離感を保っていた。 同じ1975年生まれの女性として、彼女たちは、どんな

三浦建太郎の「ベルセルク」が、この夏大きく動き出した。約3年ぶりの新刊となる38巻が発売され、ヤングアニマル(白泉社)で本編も連載再開。さらに新アニメ「ベルセルク」が7月よりオンエアされている。 これを記念し、白泉社は三浦と、彼のマンガ家人生に影響を与えた人物との対談を連続で実施している。1人目に指名されたのは、鳥山明や桂正和らの担当編集として活躍し、「Dr.スランプ」に登場するDr.マシリトのモデルにもなった鬼の編集者・鳥嶋和彦。2015年に白泉社の代表取締役社長に就任した鳥嶋と、三浦との対談はヤングアニマル13、14号に掲載されたが、コミックナタリーでは1万4000字のボリュームで、その完全版をお届けする。まず鳥嶋の生い立ちをじっくりと聞きたがる三浦だが、その真意とは……。2人の語りはやがて、27年にわたり描かれ続けてきた「ベルセルク」の核となる部分をあぶり出していく。 取材・文 /
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