(本件に関する詳しいお問い合わせはTwitterのDMか、→のプロフィールにあるメールアドレスにどうぞ。)Twitter見てたらこんな記事が流れてきたんですよ コロナ禍が終わり、店の入り口にある温度計の中古品が安く出回り始めた。 で、買った。 pic.twitter.com/708olhpSjN — 林 雄司 (@yaginome) April 30,2023 変なもの投げ売りに興味のある私、早速メルカリで見てみると、それなりの安い値段で売っていたので、また値段が上がる前にと思って早速一台買ったんですよ。 ある意味有名な、しかしなぜか業界標準の体表温度計サーモマネージャーを買ってみた。自分への誕生日プレゼントとすることにした。尚、傷あり中古ということで定価の1/10程度で入手した。この価格で、実は大変高価な何かが採取できないかどうか気になるのである。 pic.twitter.com/j

日本企業初の制裁金か──。2022年11月初旬、欧州連合(EU)のGDPR(一般データ保護規則)に違反したとして、通信事業者であるNTTデータの海外子会社に6万4000ユーロ(約900万円)の制裁金が課せられたとの報道があった。単なる偶然ではあるが、筆者は今年中に日本企業の海外子会社や関連会社がデータプライバシー法規制の制裁対象となると予測していたため、驚きというよりは「ついにきたか」というのが率直な反応だった。今後、同様に日本企業が制裁対象になる案件が次々に出てくる可能性がある。 2021年のGDPRによる制裁件数は400件超 GDPRは2018年5月に施行されたデータプライバシーに関する規制で、個人情報の主体の権利を守るためにEUが制定したものだ。日本国内にも個人情報保護法があるが、ヨーロッパ圏内のデータプライバシーに対する「温度感」は日本人には理解し難いものかもしれない。これから佳境

(語り手)JILIS副理事長 高木 浩光 (聞き手)JILIS出版部 編集長 小泉 真由子 (撮影)宇壽山 貴久子 この1年、過去の海外文献を調査していたという高木浩光さん。これまでの研究の一部は情報法制レポート創刊号の特集として掲載されましたが、高木さんに言わせると「あれはまだ序の口」とのこと。本日お伺いする内容は近々高木さん自身が論文にされる予定とのことですが、まだ時間がかかりそうということで、急ぎ、インタビューとしてお話しいただくことになりました。なお、このインタビューは大変長くなっております。ぜひ、最後までお付き合いいただければと思いますが、時間のない方は、目次を参照していただき、気になるトピックからお読みください。 —— 今日は、高木さんがどうしても今すぐみなさんに伝えたいことがあるとのことで、インタビューでお話を聞くことになりました。 高木: はい、よろしくお願いします。話はと

「プライバシー同意」のポップアップが、法律違反に当たるので25万ユーロ(約3,300万円)支払え――そのわけとは? ベルギーのデータ保護機関(BE DPA)は2月2日、ネット広告の技術標準などを手がける米業界団体の欧州部門「IABヨーロッパ」に対し、欧州連合(EU)のプライバシー保護法制「一般データ保護規則(GDPR)」に違反していたとして、制裁金25万ユーロと、収集データの削除を命じた。 問題となったのは、「IABヨーロッパ」が策定したネット広告の自動取引のための「プライバシー同意」取得の仕様だ。 この仕様は、GDPRなどのEUのプライバシー保護法制に準拠する、とうたっていたが、ユーザーへの説明や個人データの保護措置が「不十分」と認定された。 EUでは、ターゲティング広告規制などを含む「デジタルサービス法案」が欧州議会を通過し、ユーザーによるサイトの閲覧データを分析するサービス「グーグル

プライバシー サンドボックス は、ウェブ上での利用者のプライバシーを守りつつ、パブリッシャー、クリエーターや開発者がビジネスを構築するためのツールを提供し、すべての人にとって安全で健全なウェブを守るために始まりました。Google は、広告が多くの企業にとって重要であり、そしてオンラインの無料コンテンツへのアクセスを支える不可欠な手段であることを理解しています。Google は、Interest- Based Advertising(=興味/関心に基づく広告)における新しいプライバシー サンドボックスの取り組みであるTopics を本日発表します。Topics は、これまでの FLoC の開発から得た知見とコミュニティーから寄せられたフィードバックに基づいており、FLoC に代わるものです。Topics は、ブラウザが、閲覧履歴に基づいて、たとえば「フィットネス」や「旅行」などといっ

米Googleは1月25日(現地時間)、2021年3月に発表したサードパーティーcookieに代わる技術「FLoC」(Federated Learning of Cohorts)の開発を停止し、新たに「Topics」と呼ぶ技術のテストを年内に開始すると発表した。 同社は、ユーザーのWebプライバシーを改善しつつ適切な広告を表示するための取り組み「Privacy Sandbox」の技術としてFLoCを開発してきたが、ユーザーを特定できてしまう可能性を指摘されたり、この取り組みが独禁法に違反する可能性があるとされたりと、批判が高まっていた。Googleは「Topicsは、FLoCのテストからの学習と幅広いコミュニティからのフィードバックに基づいて、FLoCに代わるものとして開発する」と語った。Topicsの大まかな仕組みはこうだ。Webブラウザが、ユーザーのWeb閲覧履歴に基づいて、そのユ

Electronic Frontier Foundation 2020年8月23日にジェイコブ・ブレイクが警察に射殺された事件を受けて、数百人の抗議者がウィスコンシン州ケノーシャの街をデモ行進した。だがそのデモ参加者の位置情報を、連邦警察が収集していたことが判明した。アルコール・タバコ・火器局(ATF)は「ジオフェンス令状」を用いて、器物破損事件が発生した場所周辺――ただし、その範囲はサッカー場1面分にも相当する――にいた人々の情報をGoogleに開示させたのだ。この令状は抗議の権利を脅かすものであり、(訳注:不合理な捜査押収を禁止する)憲法修正第4条に違反するものである。 ジオフェンス令状は、ある時点にある地理的範囲にあるすべての電子機器の情報を提供するよう企業に要請する。ATFは、Googleに発行された少なくとも12件のジオフェンス令状を使用して、ケノーシャでのデモ活動中に参加者の位
![人権と表現の自由を脅かす“ジオフェンス令状” | p2ptk[.]org](/image.pl?url=https%3a%2f%2fcdn-ak-scissors.b.st-hatena.com%2fimage%2fsquare%2fd8284eb5a581916b9193811fb8f3e1c7b5acbc32%2fheight%3d288%3bversion%3d1%3bwidth%3d512%2fhttps%253A%252F%252Fp2ptk.org%252Fwp-content%252Fuploads%252F2021%252F09%252Fchris-barbalis-7H6_jhXCbkQ-unsplash_e.jpg&f=jpg&w=240)
外側から見るということ:エンド・ツー・エンド暗号化システムにおけるコンテンツ・モデレーションのアプローチ投稿者: heatwave_p2p 投稿日: 2021/8/30 以下の文章は、民主主義と技術のためのセンター(CDT)の「Outside Looking In: Approaches to Content Moderation in End-to-End Encrypted Systems」という、エンド・ツー・エンド暗号化システムにおけるコンテンツ・モデレーションのアプローチに関する調査レポートの概要記事を翻訳したものである。興味を持った方はレポート全文(pdf)をご覧いただきたい。 暗号戦争は、コンテンツ・モデレーションという新たな領域に戦線拡大している。1990年代、米国や欧州での暗号化に関する政策は、一般市民や諸外国による暗号化技術の使用のメリットとリスクを中心に議論された。世
![外側から見るということ:エンド・ツー・エンド暗号化システムにおけるコンテンツ・モデレーションのアプローチ » p2ptk[.]org](/image.pl?url=https%3a%2f%2fcdn-ak-scissors.b.st-hatena.com%2fimage%2fsquare%2f83dd1b1831308d3e8ec7d990c78f0c5934b08657%2fheight%3d288%3bversion%3d1%3bwidth%3d512%2fhttps%253A%252F%252Fp2ptk.org%252Fwp-content%252Fuploads%252F2021%252F08%252Fcdt-e2ee-social-cover-sm-1024x536-1.png&f=jpg&w=240)
Electronic Frontier Foundation 大規模監視(監視社会)は、どれほどの善意に基づくものであろうとも、犯罪撲滅戦略として容認できるものではない。Appleは先日、次期iOSですべてのiPhoneに監視ソフトウェアをインストールすると発表した。その内容に怒りを覚えている方は、ぜひ声を上げてほしい。 請願書に署名する 昨年、EFFの支援者たちは、オンライン上のすべてのメッセージをスキャン可能にしようとする政府のEARNIT法案を阻止した。我々はこのときと同じくらい大きな声で、すべてのiPhoneで写真のスキャンを可能にするというAppleの計画を容認できないと伝えなければならない。Appleは、すべてのiPhoneに2つのスキャンシステムをインストールしようとしている。1つはiCloudにアップロードされた写真をスキャンし、全米行方不明・被搾取児童センター(NCM
![Appleの監視社会化計画にNOの声をあげよう » p2ptk[.]org](/image.pl?url=https%3a%2f%2fcdn-ak-scissors.b.st-hatena.com%2fimage%2fsquare%2fb3bd160405561fde849af52e6ddf65093be21c88%2fheight%3d288%3bversion%3d1%3bwidth%3d512%2fhttps%253A%252F%252Fp2ptk.org%252Fwp-content%252Fuploads%252F2021%252F08%252Fapple_is_watching_you.png&f=jpg&w=240)
1. はじめにGoogle がChrome/89よりトライアルを開始しているFLoC (Federated Learning of Cohorts)技術に対して、現在多くの批判が集まっています。 批判の内容は様々な観点からのものが多いですが、以前よりPrivacy Sandbox に対して否定的な見解を示してきたEFFの批判「Google Is TestingIts Controversial New Ad TargetingTech in Millions of Browsers. Here’s What We Know.」が一番まとまっているものだと思います。 これまでPrivacy Sandbox技術に関わってきた身としては、各種提案の中でFLoCは特にユーザへの注意が最も必要なものだと思っていました。しかし、これまでのド直球なGoogleの進め方によって、FLoCのトラ

プライバシーへの懸念からウェブサイトや広告配信においてCookieの利用が制限されていく中で、Cookieを使わずにユーザーを追跡する手法を利用したケースが増加しています。このような手法の1つであり、検出・ブロックが難しいとされる「CNAMEクローキング」を行う企業・サービスのリストを、広告ブロッカーを開発するAdGuardが発表しました。 AdGuard names 6,000+ web trackers that use CNAME chicanery: Feel free to feed them into your browser's filter • The Register https://www.theregister.com/2021/03/04/adguard_cname_tracker/ Ad-Blocker Company Releases List of 6K Tr
フィンガープリントとはブラウザフィンガープリント技術(以下、FP技術)とは、文字通り、ブラウザの指紋を使ってブラウザをサーバ側で識別する技術です。 ここでの「識別」とは、同一ブラウザからのアクセスを同一ブラウザからのアクセスと判定し、違うブラウザからのアクセスは違うと判断することを言っています(図1)。 図1 フィンガープリントの識別の概念よく誤解される方がおりますが、これはあくまでサーバ側での識別です。(追記:「Torブラウザがどのサイトへ接続しているのか?」を識別するWebサイトフィンガープリントとも違います)また、どこの誰がアクセスしているのかというように、利用者を特定しているわけでもありませんのでご注意ください。 クッキーによる識別をご存知の方には、「クッキーによるセッション管理やトラッキングでの識別と同じです」と説明した方が分かりやすいでしょうか。FP技術自体は、クッキーの代替技

Electronic Frontier Foundation サードパーティクッキーは死につつある。そしてGoogleはその代替手段を作ろうとしている。 ご承知の通り、クッキーの死を嘆く必要など微塵もない。サードパーティクッキーは20年以上に渡り、ウェブ上の不気味で胡散臭い、数十億ドル規模の広告監視産業の要であった。だが、その基盤に暗雲が立ち込めるようになったことで、最大手のプレイヤーはなんとか窮地を脱しようとしている。Googleは、サードパーティクッキーを新たなターゲティング広告テクノロジーにリプレイスするべく奔走している。その提案のいくつかは、Googleが従来の監視ビジネスモデルへの批判から正しい教訓を学んでいないことを露わにしている。本稿では、おそらく最も野心的で、最も有害な影響を及ぼしうる提案の1つであるFLoCに焦点を当てる。 FLoCは、サードパーティトラッカーが行ってい
![Googleに騙されてはいけない:FLoCは邪悪なアイデアである » p2ptk[.]org](/image.pl?url=https%3a%2f%2fcdn-ak-scissors.b.st-hatena.com%2fimage%2fsquare%2ff02299819b2ed0ae3fcca408d7dbad468b2d27a2%2fheight%3d288%3bversion%3d1%3bwidth%3d512%2fhttps%253A%252F%252Fp2ptk.org%252Fwp-content%252Fuploads%252F2021%252F03%252F5109080982_5e16ca6a30_e.jpg&f=jpg&w=240)
個人情報保護法令和 2 年改正に伴う 企業データベース事業への影響に関する検討 (提言に向けた中間整理) 2021 年 1 月 15 日 一般財団法人情報法制研究所 個人情報保護法研究 TF 企業データベース事業 WG 目次 はじめに..............................................................................................................................1 1. 令和 2 年改正のうち企業データベース事業に特に関係する規定..............................2 2. 企業データベース事業の役割と情報の流れ...............................................................4 3.
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