村山悟郎Goro Murayama @goromurayama 美大で教えていると、現代の芸術表現の在り方が難しい局面にあることを感じざるをえない。端的に言うと、極めて私的なモチーフからしか表現を出発できない学生が増えている。 (以下、ツリーで書きます) 2025-12-03 11:30:51 村山悟郎Goro Murayama @goromurayama 芸術は、科学のように普遍一般の真理を探究するのではなく、個別具体と普遍一般の複合領域に存在する。だから必ずしも私的なモチーフから出発するのが悪いわけではないが、そのモチーフを接続しうる普遍一般の美術理論・批評・社会状況がもはや見定められず(細分化と分断)、 2025-12-03 11:31:41 村山悟郎Goro Murayama @goromurayama 強いてあげればメディア環境(インターネット・SNS・AI)くらいである。

チームラボよ、どこへ行く?published: 2025-05-29 last modified: 2025-05-30 この文章は私のチームラボに関する回顧録と現在のチームラボに対する私の意見を綴ったものだ。 筆を取ったきっかけとなったのは、チームラボのアブダビでの大規模常設展で発表された新作のムービングライト作品がメディアアートユニットであるKimchi and Chipsの作品に似ていると言う議論をInstagramで読んだことである。 https://www.instagram.com/p/DJY9BL6qv9k/ Light Barrier(2014)。プロジェクターの光を多数の球面鏡で意図的に散乱させ、反射光のパスを制御して3Dの光の輪を空間上に作り出す。 HALO(2018)。Light Barrierをさらに発展させ、屋外で太陽光を稼働するミラーで正確に反射させ空間に光の輪

札幌会場限定企画の情報を更新しました。 グッズ物販サイトに関する情報を更新しました。 参加アーティストに下田ひかりさんの情報を更新しました。 モバオク企画サイト(モバオク登録キャンペーン等)に関する情報を更新しました。ファッションブランドコラボ「× Ground Y」に関する情報を更新しました。 SPONSORに関する情報を更新しました。

この記事は2022年12月に執筆したものの、非公開にしていた記事を2023年12月の目線で修正し、公開するものである。一部情報が古くなっているところもある旨をご了承いただきたい。 著作権をめぐっての訴訟2022年の4月、チームラボはアメリカのMuseum of Dream Space(以下MODS)を訴えた。 チームラボはMODSが作品の盗用、そして自社の作品の写真をSNSでの拡散に利用されたとして訴えている。 後者は本当だとすれば論外なので是非法の裁きを受けて欲しいところだが、自分が興味を持ったのは前者、つまり作品の盗用と主張している話題だ。 盗用されたと主張される作品は2つ。 1つは「Crystal Universe」。数珠状にLEDが連なった帯を鏡張りの空間中に垂らした作品だ。 www.teamlab.artより抜粋もう1つは「Universe of Water Particles,

昨年6月6日、膵臓癌により島武実(作詞家、テクノポップバンド「PLASTICS」のリズムボックス&キーボード担当)は享年72歳で逝去した。彼が運営していた下北沢にあるアートギャラリー『Prefab Gallery & Things』では、生前から企画されていた立花ハジメ氏(「PLASTICS」のギターリスト)の個展『sa・sa・ca・na』が7月5日から1ヶ月間ほど開催されたのは未だ記憶に新しい。 立花ハジメ氏の展覧会で代表的なものといえば1995年から翌年にかけて全国で開催された個展『APPLICATION TOUR』であろう。その展覧会における展示作品を制作したツールが《信用ベータ》である。 《信用ベータ(SiNYO Beta)》とは、Macintosh用グラフィックソフト「Adobe illustrator 5.0」のプラグインモジュールとして立花ハジメ氏が開発したアプリケーション・
2023年10月、アーティストの草間彌生は、過去に人種差別発言をしたことを謝罪した。 価値観を時代にあわせてアップデートする過程で、かつての過ちを認めることは大切だろう。だが、それによって「キャンセル」されることは必ずしも正しいのだろうか──英メディア「アンハード」が論じる。 美術界の大御所が排斥の危機に 「人は生命の美と同じように恐怖も描くべきだと、私はずっと前に心に決めた」 芸術家はいかに怪物を創り出すか──あるいは、いかに怪物になるか。これを主題にしたH.P.ラヴクラフトの短編小説『ピックマンのモデル』の主人公はそう語る。 ピックマンの描いた絵は悪夢そのもので、語り手を務める友人かつ芸術家仲間は、ひと目見るのも堪えられないほどだ。語り手は身震いしてこう語る。

丸山です。 先日、ウェリントンのビクトリア大学で「Light Sculpture」プロジェクトを紹介する機会を得ました。技術的な内容が多かったのですが、思いのほか好評でしたので、内容を一部整理して、こちらでもご紹介したいと思います。 水を撮ることの難しさ、面白さを感じていただければ幸いです。 Light SculptureHave You Ever Really Seen a Rainbow? As I zoomed in, I realized what was there. The sunlight in the water droplets warps, reflects, and disperses, showing us the rainbow. Light Sculpture #22, 2019 Edition 3 + AP2 125” x177” [318cm x 450c

有名なアーティストが反応したことでまた「ラッセン」が賑わって‥‥と思ったらニュースになっていた。 「ラッセンとファンが同じ」 奈良美智が関係者発言に怒りまくる:j-CASTニュース 「ラッセン」で検索して上位に出てきた記事を適当に繋ぎ合わせたような内容。*1 これがTwitterでやたら広まっていたが、今度はその記事についての「考察」記事が出た。 奈良美智氏「ラッセン大嫌い」事件を考察してみる(ふじい りょう) - 個人 -Yahoo!ニュース 内容は既にTwitterで多くの人が書いているようなことで新味はなく、この件についての何が「考察」されているのかわからなかった。おそらくこのライターの人は、ラッセン本はもちろん元のUstreamも聞いていないのではないかという気がした。聞いていたら「ここで奈良氏の名前が出てくるのはあまりに唐突で、「??」となるのが正直な感想になる」とは書かないと
スイスにある自らのスタジオで取材に応じたW・ベルトラッキ氏と妻のヘレン氏/Vera Hartmann/13 Photo/Reduxドイツのベルトラッキ夫妻は、数十年にわたって贋作(がんさく)を描き、証拠を改ざんし、念入りに証拠を隠ぺいしてきたが、たった一つの不注意な行動により、彼らの偽造が明るみに出た。 夫のウォルフガング・ベルトラッキ氏は、絵画の偽造用の白色の絵の具に使用する亜鉛を切らしたため、代用品としてオランダのメーカーから亜鉛顔料を購入した。しかし、そのメーカーはその顔料にチタンが含まれていることを開示していなかった。 翌年、ウォルフガング氏が描いた贋作のひとつがオークションにかけられ、280万ユーロ(現在のレートで約4億円)という記録的な高額で落札された。「Red Picture with Horses」と題されたこの絵は、表現派の画家ハインリヒ・カンペンドンクの作品とされてい

わざわざ家にやってきた先生 1浪、2浪するも…… 自分の得意分野は「絵」 「お前は才能があるから、美術部に入って美大を目指せ」。高校1年生のとき、美術部の顧問に背中を押された男性。美大への夢はかないませんでしたが、50代になった今でも「絵を描くことが好きなのは、先生のおかげかもしれない」と感じています。 「寂しげ」が自分らしい 青い空、青い海、ぽつんとたたずむ1匹の黒猫。 福島県に住むごまらーめんさん(@gomaramen888)は、気の向くままツイッターに水彩画を投稿しています。その多くは、青を基調に1匹の黒猫が登場する作品です。 「寂しげなほうが落ち着くというか、描いていて自分らしい感じがするんですよ」 幼い頃からよく新聞広告の裏に絵を描いて遊び、高校時代は美術部に入っていました。「青を使うことや、ひとりでぽつんとしているような絵は昔から多かったですね」と話します。

2024/07/20 【休業のお知らせ】7月29日(月)〜8月9日(金)の期間を店舗整理のため休業いたします。どうぞよろしくお願いいたします。 2024/04/01 【定休日変更のお知らせ】いつもありがとうございます。2024年4月より定休日を火・水・木の三日へと変更いたします。どうぞよろしくお願いいたします。2023/12/20 【年末年始の営業スケジュールについて】年末年始は12月27日(水)〜1月4日(木)の期間休業いたします。2023年も皆様に大変お世話になりました。ありがとうございました。来る2024年もどうぞよろしくお願い申し上げます。皆様どうぞ良いお年をお迎えください。KNAPFORD POSTER MARKET2022/10/14 【掲載情報】『北欧、暮らしの道具店』の記事にご掲載いただきました。ポスターの魅力、レイアウト方法などお話させていただきました。ぜひご覧くださ
![輸入ポスター専門店 KNAPFORD POSTER MARKET[ナップフォード・ポスター・マーケット]](/image.pl?url=https%3a%2f%2fcdn-ak-scissors.b.st-hatena.com%2fimage%2fsquare%2fd7884eaf84fac432d07f412b9feb50fc798526ea%2fheight%3d288%3bversion%3d1%3bwidth%3d512%2fhttps%253A%252F%252Fknapfordpostermarket.com%252Fimages%252Foffice03.png&f=jpg&w=240)
チェン氏はいま「Sky」をおよそ3年ほど運営しているところだ。その情緒的なゲームプレイによって、多くのプレイヤーを集め続けている。2022年12月9日には同作のバーチャルコンサートを開催。ノルウェーのシンガーソングライターAURORAを迎えた音楽ライブを行うなど、様々な展開でプレイヤーを楽しませている。 「Sky」は基本プレイ無料の運営型コンテンツという、極めて商業的なシーンでサービスを展開している。基本プレイ無料の形態は、ビデオゲームを未来に残す意味からもっとも遠いものでもある。そこでチェン氏が、あえてトレンドと異なる情緒的なゲームを生み出し、サービスを続けていることは異例とも言える。 そんなアプローチを達成させたチェン氏ならば、普通とは違う未来に向けたビデオゲームのあり方を考えているのではないか? このジャンルでは逃れられない商業的な要素との距離感 ジェノバ・チェン氏 「私がthatg

アート誌の編集長、環境活動家にマイクを向ける先日英国ナショナル・ギャラリーに展示されていたヴァン・ゴッホの油彩画《15本のひまわり》に缶入りのトマトスープがかけられるという事件があった。スープを投げつけたのは環境保護団体Just Stop Oil(ジャスト・ストップ・オイル)のメンバー2名。ふたりはその後、瞬間接着剤でみずからの手を絵の下の壁にひっつけ、「より価値があるのは芸術か、それとも命か?」と訴えた。 一連の様子はGardian紙の記者によって撮影され、瞬く間にSNS上で拡散されていった。この動画は現在(2022/11/20)、590万回近く再生されている。 “What is worth more, art or life? … are you more concerned about the protection of a painting or the protection of

円空は江戸時代のお坊さんです。一度見たら忘れられない、グッとくる仏像を日本各地でたくさんつくりました。 どちらかというと仏像で知られる円空ですが、いま三重県総合博物館「三重の円空展」で円空の描いた絵がズラッと展示されているのです。 それはもうゾーンに入って絵がどんどん変化していきます。 絶え間ない円空アレンジに「うおおおお!」と熱くなること間違いなしです。 最初はしっかり描いていたのにあとでがっつり減らされる登場人物、くり返される円空オリジナルはんこ、めくるめく円空の世界に酔いしれましょう。 お経の絵に円空ワールド お経にはしばしば冒頭に「見返し絵」がついています。お経の世界観をあらわす大事な絵で、言ってみれば本の扉絵のようなものです。 私がいつも美術館で目にするものは、 このようにていねいに描きこんだもの お釈迦さんと、説法を聞きに来た菩薩たちを描いた「釈迦説法図」という絵です。みんな、

Synth Evolution has introduced two new Greatest Hits of Synth posters – in royalblue and racinggreen. They call the poster “A stunning compliment to your studio and talking point in a home setting.” The new edition is silkscreened onto high quality 270gsm paper. The design features 99 of the most iconic and interesting synths of the 20th century. The design includes a selection of drummachines,

市原えつこ連載「アーティストのサバイバル術」:木村剛大弁護士に聞く、即戦力で使える法知識アーティストとして生き抜くためには、作品だけではなく、社会でサバイバルするための様々な知恵が必要。アーティストの市原えつこがひとりの作家の立場から、弁護士、税理士、ギャラリストなど、各分野の専門家に知見を授かりに行く連載がスタート。初回は日本で数少ない「Art Law」に注力する弁護士である木村剛大に、仕事の現場で即戦力で使える法律知識の基本と実践をヒアリングする。 聞き手・文・イラスト画=市原えつこ 契約書があることでトラブルを未然に回避できる──アーティストの多くは当然ながら法律のプロではないですが、契約や法務に関して現場で困ることは何かと多いです。アートをとりまく契約トラブルや裁判は、どういった争点で起きているんでしょうか? まず言えるのは、そもそも契約書がなくて契約条件が曖昧なこと。アーティスト

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