――先日、十襲年を記念して、池袋・Mixalive TOKYOで上映会がありましたね。 今石 その上映会で1本、好きなエピソードを選ぶことになって、ちょこちょこと見返したんです。そうするとやっぱり「こんなのはもう作れないな」みたいな気持ちになりました。どの作品を作っても毎回思うことではあるんですけど、「あの当時だからこそ、作れたんだな」と。あまり計算していないというか――『天元突破グレンラガン』のときよりは計算しているつもりなんですけど、それでもまだ、当時のスタジオ(TRIGGER)の体力と作品がやろうとしていることが釣り合っていないっていう(笑)。当時の現場でできる量が10だとしたら、倍の20くらい発注している感じがある。まあ、だからこそ成長できたところはあるんですけど。 ――ちなみに今石監督は、上映会でどのエピソードを選んだんですか? 今石 いつもなら「ベストエピソードを選んでください

1980年代に入るとビデオデッキが一般家庭に広く普及するようになり、同時に、アニメ業界にも大きな変化が生まれます。それまで子供向けだと思われてきたアニメが『宇宙戦艦ヤマト』や『機動戦士ガンダム』などの登場を経て、大人のファンが付くようになったのです。こうした層は既存のアニメには飽き足らず、もっと刺激的な作品を求めるようになります。一方、アニメ制作に携わっていたクリエーターたちも子供向けの作品だけでなく、自分たちが真に作りたいものを手がけたいという欲求が高まってきます。しかし、当時は深夜アニメなどない時代です。大衆向けの番組が求められる夕方やゴールデンタイムのテレビでそのようなマニアックな作品を作るわけにはいきません。映画という手もありますが、劇場用アニメを作るには莫大な製作費が必要となり、無理をして作っても資金回収の目途が立たないというのが現実でした。そこで、目を付けたのがビデオソフトです

33年前の2月4日は放送開始日ということで、ツイッターではエルガイムの話題がこの日前後にハッシュタグ付きで散見されました。 ぼくのイメージでエルガイムは、当初は若手が自由に作っていたけれど、そのうちに富野が本格的に介入してシリアスに傾き・後半は富野の意識が『Z』に向いてパワーダウンしていく、という印象がありました。 富野の視線が後半『Z』に向いていたのは永野さんが後年何回か言っていましたね。 というか富野本人が、『アニメック』85年5月号のインタビューで、「エルガイムの後半については、にっちもさっちもいかない状態だったんです。はっきりいって、『今度のガンダムをどうしようか?』で頭が一杯でしたし、時間的な制約もありましたから帳尻合わせをするだけで手一杯だったんです」と明言しているし。 ぼくの中で『ザブングル』とごっちゃになっているけれど、富野は早期から『エルガイム』に関わっていたはずです。

#SLAMDUNK #スラムダンク#slamdunkmovie映画『THE FIRST SLAM DUNK』2022.12.3 公開 Long Feature Film "THE FIRST SLAM DUNK" Release in Japan: December 32022 【作品情報】 原作・脚本・監督:井上雄彦 演出:宮原直樹 北田勝彦 大橋聡雄 元田康弘 菅沼芙実彦 鎌谷悠 キャラクターデザイン:井上雄彦 江原康之 CGディレクター:中沢大樹 作画監督:江原康之 美術監督:小倉一男 色彩設計:古性史織 撮影監督:中村俊介 編集:瀧田隆一 音響演出:笠松広司 アニメーションプロデューサー:西川和宏 プロデューサー:松井俊之 声:仲村宗悟 笠間淳 神尾晋一郎 木村昴 三宅健太 オープニング主題歌:The Birthday(UNIVERSAL SIGMA) エン

劇中、ネオ・ジオン総帥となったシャア・アズナブルと、その部下にして恋人ナナイ・ミゲルが、シャアの私邸?で会話するシーンにこんなやりとりがある。 ナナイ「クェス、よろしいんですね?」 シャア「あれ以上の強化は、必要ないと思うが?」 ナナイ「はい。あの子はサイコフレームを使わなくとも、ファンネルをコントロールできるニュータイプです」 シャア「そうだろうな」 このすれ違い! このすれ違い会話がいつ見てもたまらない。 ナナイの質問は明らかに複数の意味を込めている。 だから、シャアの回答でも間違いではない。 間違いではないが、コミュニケーションとしては完全にすれ違っている。 はたしてナナイは何を確認したかったのか? 今回は映画『逆襲のシャア』から、ナナイとシャア、大人の男女2人がお酒を飲むこのシーンだけに絞り、公私ともにパートナーであるはずの2人がする、すれ違いの会話を丁寧に追ってみたい。 なのでモ
ソニックや仲間たちが活躍するショートアニメ『SONIC & FRIENDS』公式サイトオープン 2025-10-31 リリース提供: 株式会社セガ アニメの“現場”を体感する特別講座、開催決定!「特別講座 アニメをつくるチカラ ~未来へつなぐ9つのレッスン~」 2025-10-31 リリース提供:AJA シリーズ累計発行部数450万部突破の 異世界王道ファンタジーが2026年1月放送開始!! TVアニメ『勇者パーティを追い出された器用貧乏』 キービジュアル、メインPV、追加キャストを公開! オープニングテーマは、初のアニメタイアップとなるVTuber常闇トワが担当! 2025-10-29 リリース提供:株式会社バンダイナムコフィルムワークス
※本コンテンツはアキバ総研が制作した独自コンテンツです。また本コンテンツでは掲載するECサイト等から購入実績などに基づいて手数料をいただくことがあります。 女子ゴルフをモチーフにしたオリジナルTVアニメとして2022年4月から放送を開始した本作「BIRDIE WING -Golf Girls' Story-(バーディーウイング ゴルフガールズストーリー)」(以下、「BIRDIE WING」)は、監督に「ジュエルペット サンシャイン」「タイムボカン24」などを手がけた稲垣隆行氏、シリーズ構成に「機動戦士ガンダム00」をはじめ多数の人気作品を生み出してきた黒田洋介氏を起用。 賭けゴルフで生計を立てていたイヴと、大企業の令嬢でエリートゴルファーである天鷲葵が織りなす物語は、ドラマティックなストーリー展開、熱い必殺ショット、衝撃的な演出、小ネタの妙が相まって、毎回小気味いい楽しさと興奮にあふれてい

日本のアニメはたびたびハリウッドで実写化されてきたが、ことごとくうまくいかないと言っても過言ではない。ハリウッドが見落としている日本のアニメの「真の魅力」とはなんなのだろうか? ネットフリックスで公開中の実写版『カウボーイビバップ』を例に、米誌「アトランティック」が解説する。 【動画】原作へのリスペクトが込められた実写版『カウボーイビバップ』 ほとんどが批評的・商業的に失敗この数十年、ハリウッドは日本のアニメの実写化に悪戦苦闘してきた。アニメには独特の映像スタイルがあり──たとえば美麗な背景画、滑らかなカメラ移動、デフォルメされた表情──生身の俳優を使って実写にすると妙な感じになってしまうのだ。 また、日本のアニメの物語展開では、登場人物が徐々に変化していく様を物語の中心に据えることが多いのだが、これも内的・外的な葛藤や争い、そしてその解決を基本とするハリウッド式のプロット構成には必ずしも

67万超の再生回数 「緊張しつつ何度も…」 PART6へ高まる期待 放映開始から今年で50周年を迎える名作アニメシリーズ「ルパン三世」。この節目の年に、これまでの全てのOPとEDを集めたクリップ集がYouTubeにアップロードされました。公式チャンネルが自ら無料公開した、アイキャッチまで網羅したファン垂涎の動画。違法アップロードを駆逐する勢いの公式の英断に称賛が集まっています。(北林慎也) 50周年の国民的アニメ 「ルパン三世」は、モンキー・パンチ原作の国民的アニメ。1971~72年放映のPART1以来、PART5までのTVシリーズのほか、宮崎駿監督が手がけた映画版「カリオストロの城」(79年)やTV特番が継続的に制作され、世代を超えて愛されています。 PART1の旧・東京ムービーから一貫して、制作会社のトムス・エンタテインメント(TMS)が手掛けています。

Film by Shingo TamagawaMusic by Steve Reich “MALLET QUARTET:1 FAST” 何かが大きく変容しようとしている それを私達は目撃することしかできない。 Something is about to change drastically We can only be witnesses toit. 情報などはこちらで発信しております。 https://twitter.com/ShingoTamagawa https://www.instagram.com/shingo_tamagawa/ mail↓ numa.unagi3@gmail.com

gundam-hathaway.net 『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の映画版をふと、見に行きたくなったので見に行った。 『閃光のハサウェイ』は、もちろん小説版が出た頃に読んでいる。つまらなかったわけではないけども深い印象は残らなかった。そもそも小説版のガンダムは、だいたいアニメ版に比べてネットリしていて自分の口に合わない。 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ 文庫 1-3巻セット (角川文庫―スニーカー文庫) (角川スニーカー文庫) 作者:富野 由悠季角川書店(角川グループパブリッシング)Amazon だから映画『閃光のハサウェイ』には別に期待していなかった。ところがツイッターでちょっと気になる文章が目に留まった。 ウワァァーーーーーーーーーー閃光のハサウェイめちゃめちゃ良かった!!! びっくりした!!! こんなにいいんだ!— マシーナリーとも子@サイボーグVTuber (@ba

2021年4月9日に、「マクロス」シリーズとして知られるロボットアニメに関する日米3社の合意が発表されました。これが歴史的な出来事として、日米のアニメ関係者から注目を浴びました。 発表は“ビックウエスト、スタジオぬえ及びHarmonyGoldUSA 全世界的なマクロス及びRobotechの未来に関する包括的合意を発表”としています。 日本で人気の高い「マクロス」シリーズと、米国で人気の高い「ロボテック」シリーズのそれぞれの今後の国際展開で各社が協力するというものです。 合意内容は、こちらの記事と発表を参考にしてください。 「マクロス」「ロボテック」、それぞれの国際展開で協力 日米企業が合意 http://animationbusiness.info/archives/11178 ビックウエスト、スタジオぬえ及びHarmonyGoldUSA 全世界的なマクロス及びRobotechの未

HipHopとアニメの関係は意外と深い。何かとラッパーはアニメのキャラを引用したり、アニオタ的な振る舞いを好んで行う傾向にある。Denzel CurryやJuice Wrldがドラゴンボールに影響を受けていたのは有名な話だし、Lil Peepは自身のブランドからONEPIECEをオマージュしたTシャツを販売していた。Lil Uzi VertはNARUTOの綱手からインスピレーションを受け、現在24億円もするピンクダイヤを自分の額に埋め込む手術を計画していると聞く。 それにしても、何故これほどまでにラッパーはアニメを好むのだろう。日本にいる自分からすると、彼らの文化圏においてどの様にアニメは受容されているのかイマイチピンとこない所がある。 その因果関係を考えるに当たって、ある面白い考察をRedditで発見した。 スレッドのタイトルは「HipHopとアニメとの関係性について議論しよう」というも

アニメーター大塚康生さんを送る~多彩な才能で業界を牽引した巨人 叶精二 映像研究家、亜細亜大学・大正大学・女子美術大学・東京造形大学・東京工学院講師 職人であり研究者、そして教育者 3月15日午前7時30分、日本を代表するアニメーター大塚康生さんが死去された。享年89歳。その功績は余りに深く広い。 大塚さんは、日本のアニメーションの礎を築いた先駆者であり、長年にわたって「速く上手に大量に」を実践したアニメーターの鏡鑑であり、技術を開発・探求し続けた研究者であり、多数の優れた才能を見抜き育てた指導者でもあった。大塚さんが多方面に刻んだ膨大な足跡の上に、現在の日本のアニメーションが成立していることは疑いがない。 けれども、その偉大な業績にもかかわらず、大塚さんには相手に緊張感を強いる高圧的態度が全く見られなかった。誰もが親しみを込めて「大塚さん」と呼ぶことが許されていた。親子どころか孫の世代か

〈マチ アソビ Vol.29〉出展情報 [2025/10/17] 2025年10月18日(土)・19日(日)に徳島県徳島市で開催される〈マチ アソビ Vol.29〉にコスパブースの出展が決定! 皆様のご来場をお待ちしております。
好評のうちに全12話の放送を終えたアニメ「映像研には手を出すな!」を手がけた湯浅政明監督に、どういったスタンスで作品制作に挑んだのか、あのマンガをどのようにアニメに変換していったのか、オオルタイチさんの音楽とはどう合わせていったのかなど、放送が終わったからこそまとめて出せるような話をいろいろと伺ってきました。 TVアニメ『映像研には手を出すな!』公式サイト http://eizouken-anime.com/ なお、インタビューは3月に実施したもので、湯浅監督には撮影のタイミングでマスクを外してもらっています。 Q: 湯浅監督は原作をもともとご存じであるという話がありました。 湯浅政明監督(以下、湯浅): はい。エゴサで…… Q: エゴサ(笑) 湯浅: 「湯浅がアニメ化するといいんじゃないか」みたいな話を見たので、原作を買って読んでみたら面白かった。それで「サイエンスSARUでアニメ化でき

日本アニメは衰退の岐路にあるーー。世界を席巻するアニメ人気からは信じられないような危機感を抱くアニメ監督がいる。長年、業界に携わり、海外の動向にも詳しい片渕須直監督(59)だ。輝きを失いかけているという日本アニメの現状について、衝撃の告白を聞いた。(聞き手・山本大輔) 【関連記事】世界で急成長の日本アニメ、海外勢が猛追 輝き続けるカギは? 片渕監督の眼 【関連記事】なぜ日本アニメは世界で愛される ディズニーとは対極の「ガラパゴスの力」 ――日本のアニメには、見ている人が自分自身の人生と重ねて入り込める、共有できるストーリーが多いと、海外のアニメファンの多くが言っていた。だからこそ、国籍に関係なく、様々な国で受け入れられるのではないでしょうか。 えっとね、違うかもしれないんだけども、ある意味、日本のアニメーションがティーンエージャーより上の世代に向けて特化していった、対象年齢を特化していった

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